2010.06.11 (Fri)
亀井郵政改革担当大臣の辞任で菅政権大混乱
「クリーン」なはずの新内閣が抱える荒井聡国家戦略担当相の事務所費架空計上問題が解決する前に、亀井大臣が辞任した。亀井大臣は、今国会で郵政改革法案が成立せず、見送りになった責任をとり、辞任した。
亀井大臣の辞任に関しては、亀井郵政相:法案先送りで辞任へ 国民新、連立は維持(毎日)が詳しい。
3Kによると、亀井大臣が辞任した11日未明、菅総理はぐっすり眠っており、民主党の細野豪志幹事長代理が菅首相が宿泊している紀尾井町のホテル・ニューオータニに駆けつけて、たたき起こしたという。一瞬、何事かと事態を把握できなかった菅総理も、細野氏の説明を受け、亀井大臣に電話をして辞任を慰留したが、本人は聞く耳を持たなかったそうだ。
読売によれば、国民新党の間では、連立離脱するべきとの意見が多かったようだし、亀井氏は党の代表も辞任したいと考えていたが、参院比例選に出馬予定の長谷川憲正参院議員らが説得し、閣僚辞任だけで思いとどまったようだ。
もともと亀井氏と菅氏はあまり意思疎通が上手くいっていなかったようだが、小沢氏が幹事長だったら、決してこんなことにはならなかっただろう。菅内閣執行部の混乱が見て取れる。
参院選は6月24日公示-7月11日投開票と決定したそうだが、参院選後の臨時国会に郵政改革法案を再提出するとしたことから、両党は連立維持で大筋合意したそうだが、再提出=成立とは限らない。国民新党は、同党を邪険に扱う民主党から、社民党のように連立離脱するべきではなかったのか。それとも、政権運営にも火種となりそうなギクシャクした関係を続けて、菅内閣を弱体化させるつもりか(笑)。
とらちゃんも述べていらっしゃる通り、小沢一派に国民新党+新党日本が連携してくれればいいんだけどね。
今回の亀井大臣の辞任は菅政権にとって予想外のことであり、かなりの打撃を与えたと思われる。次は、「クリーン」で「政治とカネ」に無縁である政権なら、荒井聡国家戦略担当相を辞任させるべきだろう。毎日のニュースによると、その事務所費の中には、少女コミックやパチンコの効果音の入ったCD、キャミソールの領収書が含まれていたそうだ。大人の男性、それも政治家が少女コミックを事務所費で購入したというのが信じられないが、それ以上に、キャミソールを何に使ったのかという方に興味がある。愛人用?それとも、女装趣味?
又、読売によれば、公開された領収書の中に、「荒井氏が07年3月に北海道知事選に出馬するため衆院議員を辞職後、09年8月の衆院選に当選するまでの間、現在の政策秘書が東京・中野区の自宅で仕事をした人件費として、月額25万~35万円を支払ったとするものが含まれていた。」そうだ。つまり、議員でない間の費用まで、事務所費として請求されていたわけだ。
これに対する本人の弁がこれまた他人事で、「本当(にあったの)? (担当者に)少し怒っておきます」「適切かどうかとなると少し反省しないといけないと思う。ただ、そういったものに使うのを(法律が)禁じているわけではない」とたわけたことを述べているとか。公私混同、全て他人事のこんな人物に国家戦略をまかせておいたらとんでもないことになりそうだ。
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亀井大臣の辞任に関しては、亀井郵政相:法案先送りで辞任へ 国民新、連立は維持(毎日)が詳しい。
3Kによると、亀井大臣が辞任した11日未明、菅総理はぐっすり眠っており、民主党の細野豪志幹事長代理が菅首相が宿泊している紀尾井町のホテル・ニューオータニに駆けつけて、たたき起こしたという。一瞬、何事かと事態を把握できなかった菅総理も、細野氏の説明を受け、亀井大臣に電話をして辞任を慰留したが、本人は聞く耳を持たなかったそうだ。
読売によれば、国民新党の間では、連立離脱するべきとの意見が多かったようだし、亀井氏は党の代表も辞任したいと考えていたが、参院比例選に出馬予定の長谷川憲正参院議員らが説得し、閣僚辞任だけで思いとどまったようだ。
もともと亀井氏と菅氏はあまり意思疎通が上手くいっていなかったようだが、小沢氏が幹事長だったら、決してこんなことにはならなかっただろう。菅内閣執行部の混乱が見て取れる。
参院選は6月24日公示-7月11日投開票と決定したそうだが、参院選後の臨時国会に郵政改革法案を再提出するとしたことから、両党は連立維持で大筋合意したそうだが、再提出=成立とは限らない。国民新党は、同党を邪険に扱う民主党から、社民党のように連立離脱するべきではなかったのか。それとも、政権運営にも火種となりそうなギクシャクした関係を続けて、菅内閣を弱体化させるつもりか(笑)。
とらちゃんも述べていらっしゃる通り、小沢一派に国民新党+新党日本が連携してくれればいいんだけどね。
今回の亀井大臣の辞任は菅政権にとって予想外のことであり、かなりの打撃を与えたと思われる。次は、「クリーン」で「政治とカネ」に無縁である政権なら、荒井聡国家戦略担当相を辞任させるべきだろう。毎日のニュースによると、その事務所費の中には、少女コミックやパチンコの効果音の入ったCD、キャミソールの領収書が含まれていたそうだ。大人の男性、それも政治家が少女コミックを事務所費で購入したというのが信じられないが、それ以上に、キャミソールを何に使ったのかという方に興味がある。愛人用?それとも、女装趣味?
又、読売によれば、公開された領収書の中に、「荒井氏が07年3月に北海道知事選に出馬するため衆院議員を辞職後、09年8月の衆院選に当選するまでの間、現在の政策秘書が東京・中野区の自宅で仕事をした人件費として、月額25万~35万円を支払ったとするものが含まれていた。」そうだ。つまり、議員でない間の費用まで、事務所費として請求されていたわけだ。
これに対する本人の弁がこれまた他人事で、「本当(にあったの)? (担当者に)少し怒っておきます」「適切かどうかとなると少し反省しないといけないと思う。ただ、そういったものに使うのを(法律が)禁じているわけではない」とたわけたことを述べているとか。公私混同、全て他人事のこんな人物に国家戦略をまかせておいたらとんでもないことになりそうだ。

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2010.06.09 (Wed)
荒井聡国家戦略担当相が事務所費問題で辞任か
「クリーン」で「政治とカネ」の問題は一切ないはずの菅内閣の荒井聡国家戦略担当相が実態のない事務所費を架空計上していたとの報道があった。なんでも、荒井氏の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」が、都内のマンションの知人宅を実態のない事務所として総務省に届け、政治資金収支報告書に平成15年から6年間で、約4222万円の事務所費を架空計上していたとか。
昨日のブログで菅内閣はあまり「クリーン」を強調しないほうがいいと書いた途端、このザマだ。民主党の細野豪志幹事長代理は一部の報道について否定しているが、荒井聡氏本人からはまだ何の説明もない。
これが又、よりによって、蓮舫さんが、「政治とカネの問題でもう2度とみなさま方にご懸念、ご疑念を抱かせないクリーンな政治をすることをお約束させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか!」 と公言した後だったから、あまりにもタイミングが悪すぎた。
この件について、記者から問われても、菅総理はただ「おはよう」と言っただけで何も答えていないそうだ。「透明な政治」を強調していたはずの菅内閣だが、身内からまずいことがでると、説明もせず、ただ逃げるだけ。これじゃ、国民の信頼を失うのも時間の問題だろう。荒井氏本人がよほど、うまく説明しない限り、これで、菅内閣の支持率は60%から40%くらいまで一気に下がるのではないか。
荒井聡氏がどのような人物なのかはわからないが、街頭演説のYouTube動画を見た限り、なかなか好感の持てる人物だった。
それにしても、「クリーン」で「政治とカネ」の問題は一切なし、そして、「透明な政治」を強調していたわりに、内閣発足の翌日に事務所費問題が公になるとは、なんともなさけない限りだ。植草さんが、「菅政権は対言論人官房機密費供与を透明化せよ」という記事に書かれているように、官房機密費についてはいまだに不透明なのも納得できない。
おまけに、菅内閣が目指すのが「最小不幸」とは、なんともセンスの悪いコピーのようなスローガンだ。なぜなら、最小も不幸もとてもネガティブな言葉であり、少し考えないと何を意味するのかわからない。英語で言えば、「minimum unhappiness」となるのだろうが、こんな目標を掲げる政党があったら、カナダでは誰も支持しないだろう。「最大幸福」を目指す政治の方がまだましだが、なんとなく、幸福実現党のような響きがあり、よくない。そもそも、人によって不幸と感じる度合いは違うのであり、不幸を最小限にするといっても、実にあいまいでわかりにくいではないか。その点、小沢氏の提案した「生活が第一」は、聞いた瞬間や読んだ瞬間にすぐ意味がわかり、とても好感が持てた。
いまだに、鳩山・小沢の突然のダブル辞任がなぜ行われたのか、よく理解できない人が多いのではないかと思う。小沢一郎による参院選のための選挙対策なのか。それとも、普天間飛行場の移設問題において鳩山政権がごたごたし、米国の怒りを買ったからなのか。「最低でも県外」との約束を守れずに日本国民、特に沖縄県民の怒りを買ったからなのか。
菅内閣に移ってからは、普天間問題はいつのまにか、「政治とカネ」の問題に摩り替えられてしまい、ほとんど話題にもならない。きっと普天間基地問題の迷走は、鳩山・小沢を辞任させるためのマスコミの作戦だったのだろう。
平野貞夫氏が今回の辞任劇を小沢氏に近い立場から見て書かれたコラムがあったので、紹介させていただきたい。これを読んで少しでも今回のダブル辞任劇の深層や菅直人氏の人間性を理解することに役立てばと思う。
昨日のブログで菅内閣はあまり「クリーン」を強調しないほうがいいと書いた途端、このザマだ。民主党の細野豪志幹事長代理は一部の報道について否定しているが、荒井聡氏本人からはまだ何の説明もない。
これが又、よりによって、蓮舫さんが、「政治とカネの問題でもう2度とみなさま方にご懸念、ご疑念を抱かせないクリーンな政治をすることをお約束させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか!」 と公言した後だったから、あまりにもタイミングが悪すぎた。
この件について、記者から問われても、菅総理はただ「おはよう」と言っただけで何も答えていないそうだ。「透明な政治」を強調していたはずの菅内閣だが、身内からまずいことがでると、説明もせず、ただ逃げるだけ。これじゃ、国民の信頼を失うのも時間の問題だろう。荒井氏本人がよほど、うまく説明しない限り、これで、菅内閣の支持率は60%から40%くらいまで一気に下がるのではないか。
荒井聡氏がどのような人物なのかはわからないが、街頭演説のYouTube動画を見た限り、なかなか好感の持てる人物だった。
それにしても、「クリーン」で「政治とカネ」の問題は一切なし、そして、「透明な政治」を強調していたわりに、内閣発足の翌日に事務所費問題が公になるとは、なんともなさけない限りだ。植草さんが、「菅政権は対言論人官房機密費供与を透明化せよ」という記事に書かれているように、官房機密費についてはいまだに不透明なのも納得できない。
おまけに、菅内閣が目指すのが「最小不幸」とは、なんともセンスの悪いコピーのようなスローガンだ。なぜなら、最小も不幸もとてもネガティブな言葉であり、少し考えないと何を意味するのかわからない。英語で言えば、「minimum unhappiness」となるのだろうが、こんな目標を掲げる政党があったら、カナダでは誰も支持しないだろう。「最大幸福」を目指す政治の方がまだましだが、なんとなく、幸福実現党のような響きがあり、よくない。そもそも、人によって不幸と感じる度合いは違うのであり、不幸を最小限にするといっても、実にあいまいでわかりにくいではないか。その点、小沢氏の提案した「生活が第一」は、聞いた瞬間や読んだ瞬間にすぐ意味がわかり、とても好感が持てた。
いまだに、鳩山・小沢の突然のダブル辞任がなぜ行われたのか、よく理解できない人が多いのではないかと思う。小沢一郎による参院選のための選挙対策なのか。それとも、普天間飛行場の移設問題において鳩山政権がごたごたし、米国の怒りを買ったからなのか。「最低でも県外」との約束を守れずに日本国民、特に沖縄県民の怒りを買ったからなのか。
菅内閣に移ってからは、普天間問題はいつのまにか、「政治とカネ」の問題に摩り替えられてしまい、ほとんど話題にもならない。きっと普天間基地問題の迷走は、鳩山・小沢を辞任させるためのマスコミの作戦だったのだろう。
平野貞夫氏が今回の辞任劇を小沢氏に近い立場から見て書かれたコラムがあったので、紹介させていただきたい。これを読んで少しでも今回のダブル辞任劇の深層や菅直人氏の人間性を理解することに役立てばと思う。
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