2010.11.14 (Sun)
アウン・サン・スー・チーさんが7年半ぶりに解放され民衆から歓喜の声 (動画あり)
下の動画は,スー・チー女史が自宅の前に集まる数千人の支持者に手を振りながら笑顔を見せるところ。
民衆の中からスー・チー女史に手渡しで届いた花束の花をスー・チー女史が髪に結ぶところが印象的だった。無言で「ミャンマーの民主化に向けて一緒にがんばりましょう。」と言っているようだった。他の動画では、スー・チー女史の解放の喜びに涙する民衆の姿もあった。
ミャンマー軍政権、スー・チー氏を解放
2010年 11月 13日 21:14 JST
ミャンマー軍事政権は13日、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏(65)を解放した。2003年に国家防御法違反罪に問われ、自宅軟禁となっていたスー・チー氏は7年ぶりに自由の身となった。
AP
スー・チー氏の解放はミャンマーの政治情勢を大きく変えるものにはならないとみられている。ノーベル平和賞受賞者のスー・チー氏は民主化運動に多大な影響を及ぼしてきたが、ミャンマー軍事政権が中国や他のアジア諸国との関係を強めるなか、ここ数年、氏の影響力は急速に弱まりつつあった。
スー・チー氏の自宅軟禁は13日までとされていたため、数週間前から同氏の解放は近い可能性もあると見られていた。同日午後4時ごろ、スー・チー氏の自宅前の鉄条網が撤去され、解放命令書が読み上げられた。その後、AP通信によると、同氏は自宅前に集まった数千人の支持者の前に姿を見せた。目撃者によると、スー・チー氏は支持者らに、同氏が率いる国民民主連盟(NLD)本部で14日に会うことを約束し、自宅に戻ったという。
ミャンマーは7日、20年ぶりの総選挙を行った。米国など国際社会からは、選挙は軍部に有利な仕組みになっており、民主主義的改革とはいえないとの強い批判が噴出している。
この先、スー・チー女史が自由に政治活動できるかどうかはいまのところ不透明で誰にもわからないが、彼女のこれからの活躍を期待したい。
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2009.05.21 (Thu)
「ビルマ・グローバル署名キャンペーン」のお知らせ
おかげさまで、5月20日現在で、40万を超える署名が集まりました。目標は、88万8,888件の署名を集めることですので、あと、約50万件の署名が必要です。
名前とE-メールを書くだけで簡単にできる署名なので、5月24日(日)の締め切りまでに、お1人でも多くの方にご協力していただけたらと思います。ぜひ、みなさまのブログやメールなどでもご紹介下さいね。
ブラッド・ピットやデヴィッド・ベッカム、ジョージ・クルー二、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ、メリル・ストリープらも署名に協力しています。
ビルマ・グローバル署名キャンペーン
―888,888の署名を集めよう!―
今すぐビルマの政治囚の釈放を!
FREE BURMA’S POLITICAL PRISONERS NOW!
2009年3月13日、「ビルマ人権の日」に当たるこの日、署名キャンペーン「Free Burma’s Political Prisoners Now!」が始まりました(5月24日まで)。4月21日現在、世界5大陸32カ国で199の在外ビルマ人団体やビルマの民主化を求めるグループが参加しています。
これは、国連の播其文事務総長に対して、ビルマ軍政に全ての政治囚を釈放させることを事務総長自身が最重要課題とするよう、求めるものです。
キャンペーンでは、今年2009年5月24日(アウンサンスーチー氏の自宅軟禁をこれ以上延長できない、とビルマの法律上定められた期限)までに888,888筆の署名を集めることを目標にしています。“888888”という数字は、ビルマで過去最大の民主化運動が燃え上がり、そして軍事政権によって弾圧された1988年8月8日(ビルマ人にとっては忘れられない日です)を象徴したものです。
軍事政権が長く続くビルマでは、人権の抑圧が激しく、政治活動の自由や表現の自由はほとんどありません。その結果、現在2,100人以上の政治囚がビルマ各地の刑務所に捕らわれています。軍事政権は、昨年5月の「憲法草案に対する国民投票」など、「見せかけの民主化」プロセスを進めていますが、アウンサンスーチー氏も指摘するとおり、全ての政治囚の即時・無条件釈放がなければ、本当の民主化プロセスとはいえません。
ビルマ(ミャンマー)の人権状況・政治囚について
日本では、在日ビルマ人各団体のほか、ビルマの民主化を目指して活動するNGOが協力して、この署名キャンペーンに取り組んでいます。
政治囚の釈放には、皆さん一人ひとりの力が必要です。ビルマの民主化と政治囚の釈放を願う世界中の人びと共に、ぜひ声を上げていただきますよう、皆さまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
オンライン署名に参加する
署名用紙による参加もできます
キャンペーンの詳細
期間: 2009年3月13日~5月24日
お問合せ先: fbppn.japan@gmail.com
キャンペーン本部: Free Burma’s Political Prisoners Now!(英語)
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2009.05.17 (Sun)
スー・チー女史が追訴された理由

写真左:5月14日に裁判所に出廷したスー・チーさんとメイドの1人The Washington Post
事の詳細はまだよくわかっていないが、イエットー氏は、英雄についての「奉仕活動の本」を書いていると言われている。5月初旬にタイとビルマを観光ビザで訪問し、タイでスー・チー氏の支援者らに会った。ビルマへは5月2日に入国し、翌日、サンダルに足ひれをつけて、インヤ湖畔にあるスー・チー氏の自宅に1.6キロ泳いでたどりつくための準備をしたと言う。

写真上は、民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏のヤンゴン自宅に侵入し、スー・チーさん訴追の原因となった米国籍のジョン・ウィリアム・イエットー氏とサンダルにつけられた足ひれ
Aung San Suu Kyi intruder is Mormon and Vietnam vet ( May 14, guardian.co.uk)
イエットー氏がスー・チー氏宅で発見されたとき、家から出るように命じられたにもかかわらず、長い距離を泳いで疲れきってしまったと訴え、結局、家の一階で寝てしまった。彼は2日目の夜もそのまま居座り、その後湖を泳いで帰ろうとしたところを当局に拘束された。
ビルマの法律では、個人宅に外国人が滞在するのを禁じているらしい。スー・キー氏は自宅軟禁中のため、認可されていない訪問者を迎えることは許可されていなかった。
あと2週間でスー・チー氏が自宅軟禁から開放されるというときに、起こった悲劇だけに、ビルマ政府による陰謀ではないかという声もある。この件で、スー・チーさんは、先週初めに逮捕され、イエットー氏を自宅に滞在させた罪で、5年の禁固刑が言い渡された。裁判は5月18日に始まる。ビルマ政府にスー・チー氏をあと5年間拘束する機会を与えてしまったイエットー氏だが、なぜこの時期にスー・チー氏を訪ねたのか理由は不明なままだ。
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