2009.09.17 (Thu)
鳩山政権発足

鳩山政権が正式に発足(民主党ウェブサイトより)
鳩山由紀夫代表は、16日に召集された特別国会の首相指名選挙で第93代総理大臣に選出され、同日夜、民主党はじめ社民、国民新の3党による鳩山連立内閣が正式に発足した。非自民政権が誕生したのは1993年の細川政権以来、16年ぶり。野党が単独過半数を得て、政権交代が実現したのは戦後初めて。まさに、国民の皆さんお一人お一人によって、歴史がつくられた。
鳩山内閣の新閣僚は皇居での任命・認証式を経て首相官邸で初閣議を開催。閣議後は新閣僚が揃って記念撮影に臨んだ。
それにしても、首相官邸のウェブサイトからあのダミ声太郎の顔が跡形もなく消えて、鳩山首相に一新したのを見たときには、なんとなく不思議な気分になった。やはり、日本の政治の歴史的激動のスタート地点に私たちが立っていると思うと、とても感慨深い。

鳩山内閣総理大臣記者会見-平成21年9月16日(YouTube動画)
せっかく新政権が発足したというのに、会見で記者から出た質問は、どれも悪意のある質問ばかり。少し前によく、2ちゃんねるあたりで民主党バッシングのスレで話題になっていたような子供手当ての財源だとか、西松建設だとか、最後には朝日の記者から個人献金の質問まで飛び足したときにはあきれて開いた口がふさがらなかったよ。新政権に向けての抱負とか、日本をどのように変えて行きたいかとかもうちょっとポジティブな質問がたくさんあっただろうに。
戦後初の単独過半数を得て、やっと新政権が誕生したというこの歴史的偉業に対しての祝福ムードを台無しにしたこいつらは、KY記者と命名してやろう。記者クラブ廃止といいながら、廃止しなかったからこんなことになるんだと思うよ。
読者のRevolutionさんが、なぜ記者クラブを廃止できなかったのかといういきさつをコメント欄で教えてくださったので、紹介しておこう。
ついに本格的な民主政権がスタートします。
午後6時からの首相会見で、これはさすがに残念だったんですが、記者クラブ連中の他に雑誌記者や外国人記者を会場に招いたんですけど、フリーランスの方々はお預けを喰らってしまったようでした。
なにやら大手メディアが恫喝まがいの脅迫電話を藤井氏や平野氏に執拗にしていたとかでやり方は某宗教団体を彷彿とさせるものなんだけど、今日の外国人記者や雑誌記者の会場入りは、今日だけの特別と言わずに、今後もずっと特例扱いでいいから入れてあげてほしいです。なんせ日本の国債はすべて特別国債。その悪しき前例に倣って『特別に』を恒常にしたところで文句を言われる筋合いはないことでしょう。なんせ『暫定』と『恒久』の意味を履き違えている自民党でしたから。
もう一つ残念だったのは農水大臣が筒井氏じゃなかったことと、国交省大臣が田中康夫氏じゃなかったこと。(沖縄北海道担当も鈴木宗男氏じゃなかったのはちょっと……)
でも国交省大臣に前原を起用したってことは、国交省はこれから冷や飯を食わされるって意味になると思えば、まあそれでもいいかなと。これまで利権を財務省に次いで貪ってきた連中だし。
何はともあれ、民主党丸の船出。
小泉、安部、福田、麻生という無能の船長たちとは一味も二味も違うところを鳩山首相には魅せてほしいです。
確かに、ネットメディアやブロガーなどのフリーランス記者を招待したら、かなり莫大な数になって会場に入れなくなってしまうという事態も発生したのかもしれないけれども、記者クラブの廃止を一度は口にしたんだから、いくら大手メディアから恫喝まがいの脅迫電話をもらったとしても、せめて、抽選で選ばれたメディアだけを招待するとか、記者クラブの奴らを優先するのではなく、メディア全員を平等に扱うべきだったと思う。
結局は自民党の息のかかったメディアから悪意のある質問を浴びせられて四苦八苦することになるのは鳩山首相なので、これからは本当に記者クラブ廃止に向かって動いて欲しい。
以下に、鳩山内閣総理大臣記者会見の全文を記録として転載しておく。
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