2012.01.16 (Mon)
新政党「緑の日本」設立:脱原発で日本の政治を変えよう
主催者発表によると、2日間で1万1500人が参加したという。世界のエネルギー情勢や各地の活動の様子を報告した参加者らは、日本の各地で原発再稼働を許さず、原発をなくしていくために行動していく思いを誓い合った。
とても大切な報告が数あった中で、特に今の原子力村が支配する封鎖的な日本の社会や政治を打破するために個人的に重要だと思った発表が、山本太郎氏の日本の政治を変えようという提案と中沢新一氏による新政党「緑の日本」設立の発表だった。
山本太郎 脱原発世界会議 2012.01.15
2012.01.15 (Sun)
脱原発で自然エネルギー促進
横浜の新しい学校に転校した後も福島のことが忘れられず、何か子供でもできることはないかと考えた末、「福島子どもから支援」という会をたちあげ、「福島子どもから支援 関東」というブログで福島のこどもたちを応援するメッセージを書き綴っているそうだ。
「国の偉い人達に言いたいです。大切なのは、僕たちの命ですか、それともお金ですか。僕は病気になりたくはありません。僕には将来の夢があります。科学者などの専門家になって環境にやさしいエネルギーの開発や何か人の役に立つ仕事をしたいです。その夢を叶えるため、僕は健康に暮らしたい。絶対死にたくありません。皆さん、子どもたちも原発は要らないと思います。」そうはっきりと意見を表明しておわった悠吏君の訴えには、誰もが賛同することだろう。
1月14日、15日と脱原発世界会議が神奈川県横浜市で開かれている(主催:「脱原発世界会議」実行委員会)。14日には開会イベントが開かれ、会場となったパシフィコ横浜、メインホールは満席となった。(制作=湯本雅典)
富塚悠吏君は、将来の夢として、科学者などの専門家になって環境にやさしいエネルギーの開発や何か人の役に立つ仕事をしたいと語ったが、大人になるまで待たなくても、子供でも自然エネルギーに関して画期的な発明ができることを忘れてはならない。
原発に替わる自然エネルギーとして一番有力だと思うのが、太陽エネルギーだ。先日、ニューヨークに住む13歳のエイデン ・ダウヤー君が、今までにない画期的な太陽光発電のモデルを発表して「Young Naturalist Awards」を受賞した。

エイデン君は、冬に森を歩いているとき、自然の木の枝葉が幹から効率よく太陽光を吸収するために成長する「フィボナッチ数列」と呼ばれるパターンからヒントを得た。一般的に太陽発電用のパネルは平面にできているが、彼は、木の枝葉をモチーフにした発電パネルを作成。その結果、従来型のものよりも2時間半長く太陽光を集めることができ、20パーセントも効率的に発電できるパネルを発明した。特に画期的だったのは、年間で最も日照時間の短い12月には、従来のパネルよりも50パーセント長い持間、太陽光を集めることができ、50パーセントも発電効率があがることがわかったという。



Photos from American Museum of Natural History
又、『日経ビジネス』の村沢義久氏による太陽光発電 19円/kWhの衝撃という記事によると、2012年7月には再生可能エネルギーの全量固定価格買い取り制度(FIT)がスタートし、需要者目線に立った新しい太陽光発電ビジネスの台頭で設置コストが急激に下がっているという。
最近、フジワラ(千葉県船橋市)とエイタイジャパン(千葉県鎌ケ谷市)の共同による千葉県の販売事業者グループが29万円/kW(4kWタイプ)という家庭用太陽光システムを発売した。発電コストに換算すると実に19円/kWhという驚異的な安さになり、電力会社の電気料金24円より30%も安い発電コストとなる。販売実績はまだ少ないが、今後急速な拡販を目指して体制を整備しているところだという。
これまで、太陽光発電はコストがかかりすぎ、夜間や雨天日は発電できないという理由で敬遠されていたが、充電バッテリーを普及させ、さらにエイデン君の発明を生かせば日照時間の短い冬でも、自家発電が可能となり、コストは太陽光発電の設置コスト+バッテリーだけで済むことになる。日経の記事を書いた村沢義久氏によれば、バッテリーの必要性が高まる10年後には、価格は現在の10分の1程度に下がるため、太陽光発電の設置総コストはバッテリー込みでも30万円/kWを切るようになり、発電コストも20円/kWh程度まで下げられると予想している。
エイデン君の発明を生かせば、狭い場所でも効率よく太陽光発電ができ、海外から安価な太陽光発電パネルやバッテリーを輸入して、コストを下げれば、原発に替わる自然エネルギーの使用が実現する。その他にも、風力発電、地熱発電など、日本の技術力を生かし、自然エネルギーを促進すれば、人体に被害を及ぼす原発から生産される電力など無用となるだろう。一日も早く日本が自然エネルギー大国となることを願ってやまない。
2012.01.14 (Sat)
脱原発世界会議(1日目)
プログラムはこちら。お見逃しなく。

1月14日と15日にパシフィコ横浜で開催される「脱原発世界会議」の会場から生配信。
この第1チャンネルでは、会場内に設置した特設スタジオからゲストトーク等を交えながら、2日間の会議の模様をリアルタイムでお伝えします。
他にも最大15チャンネルの配信が予定されていますので、下記リンクとあわせてご覧下さい。
脱原発世界会議 テレビ 全チャンネル
■司会:白石草(OurPlanetTV)/松元千枝(ジャーナリスト)
■リポーター:小野寺愛(ピースボート)/ 松村真澄(ピースボート)
■ゲスト:肥田舜太郎さん(医師)/金平茂紀さん(TBSニュースキャスター)/野中ともよさん(ガイアイニシアティブ)/西片嘉代子さん(キッズボイス) ほか多数
2012.01.13 (Fri)
福島原発:4号機はすでに爆発していた?
やはり、芸能界にいるので、事務所から圧力を受けたのかと思っていたのだが、先日、たまたま11月末に行われた福島みずほ氏といしだ壱成氏の対談の動画を見つけた。
2011年11月29日[1 /6]【対談】いしだ壱成×福島みずほ 今だから考えたいこと
この対談で、いしだ氏の母親の兄つまり、いしだ壱成氏の伯父が、Green Peace前事務局長の星川淳氏であることを知った。Green Peaceの事務局長だった星川氏のメッセージをこのブログでも2009年のクジラ肉横領事件のときに紹介したことがある。父親の石田純一氏もリベラルという話だし、血筋からすると、いしだ壱成氏は、筋金入りのリベラルということになる。
そのいしだ壱成氏に、例の原発ストライキ体験談をブログに書こうと思い立たせた岩上安見氏が、3日前に福島は南相馬在住のぬまゆさんこと沼内恵美子さんにインタビューを行い、ネットで話題になっている。
ぬまゆさんは、以前よりご自身のブログ『ぬまゆのブログ』で、3月11日の福島第一原発事故以降に起きた体調の変化を書かれてきた。そのインタビューで、実際に、歯が数本抜けたり、髪の毛がごそっと抜け落ちたり、肌に水泡ができたり、手がしびれたりという体調の変化を写真と共に聞かされると、普段は、めったなことに物怖じしない私にさえ衝撃が走った。
本人は、一言も原発事故で被曝したのが原因だとは口に出さなかったが、あきらかに被曝されたのだと思う。ぬまゆさんのインタビューが終わった後、岩上氏が、放射線衛生学の木村真三氏にぬまゆさんの体調の変化の原因を聞くと、放射線の影響も否定していなかったが、ストレスからくる自己免疫系疾患の疑いがあることを強調していたが、それは違うだろうと思った。第一、本人のぬまゆさんがストレスはないと言っているし、彼女の堂々とした態度から見ても、ストレスを感じるような人には見えなかったからだ。
そのぬまゆさんが、海外のメディア『ENE News(Energy News)』の 写真入り報道で、作業員の「4号機の使用済み(4号機には未使用の燃料も含まれるそうだが)燃料プールが1月1日の地震以降、空炊きになっている」という発言を暴露している。