2009.01.04 (Sun)
永田寿康のように自殺する人もいれば、派遣村に救われる人もいる

生きる希望、派遣村がくれた…失業・自殺未遂から再起誓う(読売新聞 2009年1月4日)
偽メール事件は、それまで耐震偽装問題、狂牛病問題やライブドア事件で自民党を追い込んでいた民主党が、一転して国民の信用を失う原因となった事件で、永田寿康元議員が辞職、前原誠司が党代表を辞任という形で終止符を打った。しかし、今から思えば、この偽メール事件があったからこそ、今の民主党があるわけで、結果的にはよかったと思っている。
永田氏の経歴を見てみると、かなり華々しい青春時代を送ってきたようだ。
Tags : 永田寿康 |
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2008.04.13 (Sun)
衆議院補欠選挙山口第2区:平岡秀夫vs山本繁太郎(しげたろう)
によると、4月15日告示、27日投開票予定の衆議院山口2区の補選で、これまでは民主党・平岡秀夫の圧勝が予想されていたのだが、このところノーパンしゃぶしゃぶで名を馳せる自民党・山本繁太郎が猛追しているようだ。

山本繁太郎(「アパ物件・山本繁太郎住宅局長を馬渕議員追求」より)
又、 岡林信一氏が市民社会フォーラムのメーリングリストを通して転送してくださった伊達 純氏の下記の情報を読むと、山本繁太郎がいかに卑劣な奴かということがわかる。要旨は次の通り。
1.衆院補選山口2区の立候補予定者に公開質問状を送ったのに山本繁太郎からは回答がなかった。
2.「きっこのブログ」によると、イー・ホームズの藤田東吾社長が耐震偽装事件の主犯格として山本繁太郎を名指ししていることが書かれている。
「藤田社長の本の予約開始」より
そして、「耐震偽装事件」を引き起こし、拡大させ、国民を混乱に陥れた最大の主犯:山本繁太郎を必ず弾劾して、引き摺り下ろして、この事件で亡くなった方の墓前に土下座させます。
「藤田社長からのメッセージと映像」より
山本繁太郎は、国民の命を犠牲にしてまで、「耐震偽装隠蔽事件」を成功させたご褒美として国土交通審議官のポジションを与えられていました。間違い人事です!
3.山本繁太郎は、罰せられるどころか、耐震偽装事件発覚後、国土交通審議官に昇進し、さらに内閣官房内閣審議官に移り、国土交通省を去った。
山本繁太郎プロフィールより
昭和23年 11月14日 山口県生まれ
42年 山口県立柳井高校 卒
47年 東京大学法学部 卒
建設省(現国土交通省)
入省
平成14年 内閣府政策統括官
(防災担当)
16年 国土交通省住宅局長
19年 内閣官房
地域活性化
統合事務局長
4.衆議院補欠選挙山口第2区では、岩国市長選挙と同様な恫喝が行なわれている。岩国市長選挙では、『私は井原さん支持です』と言ったら、岩国で商売できないようにしてやる」という恫喝を受けた人がいたそうだが、同じようなことが山口でも行なわれているようだ。
以下市民社会フォーラムの転送記事を重複した部分を削除して転載する。
==========
伊達 純です。
複数のメーリングリストへ投稿します。重複して受け取られた方は、お許し下さい。
「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク(瀬戸内ネット)」は、4月27日(日)投票の衆院補選山口2区の立候補予定者に公開質問状を送りました。回答期限は4月3日(木)だったのですが、2人の立候補予定者のうち、平岡秀夫氏(民主党)からは回答をいただきましたが、山本繁太郎(自民党)からは回答をいただいていません。そのため平岡氏の回答だけホームページに掲載しています。
衆議院補欠選挙山口第2区立候補予定者への公開質問状の回答(Excel)
http://www.geocities.jp/setouchi_net08/shuin-hosen-koukai-answer.html
衆議院補欠選挙山口第2区立候補予定者への公開質問状の回答(html)
http://www.geocities.jp/setouchi_net08/shuin-hosen-koukai-answer1.html
「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は、岩国基地の強化に地域を越えて反対する団体・個人のネットワークです。よろしく御参加下さい。
瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク(瀬戸内ネット)ホームページ
http://www.geocities.jp/setouchi_net08/
ーーーーーーーーーーーー
私の知り合いが「山本繁太郎」をgoogleで検索すると、トップでヒットしたのが次のサイトでした。
ノーパンしゃぶしゃぶ「楼蘭」 顧客名簿
http://www.rondan.co.jp/html/news/roran/
建設省のところに「山本 繁太郎(文書課長)」の名前が出て来ます。
さすがに現在は、トップではヒットしなくなっているようですが。
現在、googleで検索してトップでヒットするのは以下のサイトです。
安晋会につながる耐震偽造の闇は晴らせるか
アパ物件・山本繁太郎住宅局長を馬渕議員追求
http://k1fighter.hp.infoseek.co.jp/AnsinkaiYami/Shugin060607.htm
また「きっこのブログ」では、山本繁太郎氏は、イー・ホームズの藤田東吾社長から耐震偽装事件の主犯格と名指しされていることが書かれています。
きっこのブログ
藤田社長の本の予約開始
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/12/post_593d.html
藤田社長からのメッセージと映像
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/11/post_5c21.html
他にも以下のような記事があります。
福田政権4・27山口2区補選でトドメ (ゲンダイネット 2008年4月1日)
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/04gendainet02036359/
はてなダイアリー 山本繁太郎
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B3%CB%DC%C8%CB%C2%C0%CF%BA
広島瀬戸内新聞
山口二区・自民党予定候補の山本繁太郎さんとは?
http://hiroseto.exblog.jp/7505904/
山本繁太郎さんとは?「検証・耐震偽装 悪いのは誰か?何か?(17)」
http://hiroseto.exblog.jp/7692720/
検証・耐震偽装 悪いのは誰か?何か?
(17)国土交通省の目まぐるしい人事(JANJAN 2007/07/20)
http://www.news.janjan.jp/living/0707/0707199338/1.php
このような人物を当選させてはならないと思います。
それに対して平岡秀夫氏は、民主党でも護憲派の「リベラルの会」に所属しており、また米軍再編に伴う厚木基地空母艦載機部隊の岩国基地への移転にも反対しています。
また共産党は独自候補の擁立を見送っています。
自民・民主の一騎打ちに 衆院山口2区補選(朝日新聞 2008年03月10日)
http://www.asahi.com/politics/update/0310/TKY200803100289.html
山口2区に知り合いのおられる方は、どうかこのことを伝えて下さい。
ーーーーーーーーーーーーー
現在、衆議院補欠選挙山口第2区では、岩国市長選挙で行なわれたような恫喝が行なわれているということです。
岩国市長選挙では、「福田(現岩国市長)陣営から応援を頼まれたが遠まわしに断っていた。あまりしつこいので『私は井原さん支持です』と言ったら、岩国で商売できないようにしてやる」という恫喝を受けたことを当事者から直接聞いたのですが、同じようなことが行なわれているようです。
牧太郎の二代目・日本魁新聞社
今、山口・岩国で起こっていること
http://www.maki-taro.net/index.cgi?e=756
補選の山口で露骨な脅しと兵糧攻め(日刊ゲンダイ 4月7日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080407-00000007-gen-ent
↓耐震偽装事件に絡んで、以下のようなウェブ・ログも見つかりました。
集まれ!伝統構法関係者
「現実離れした法に「怒り」と「困惑」の声」。
提案:山本繁太郎を建築指導課長に!
http://dentoukoho.at.webry.info/200708/article_7.html
この記事で山本繁太郎氏は、耐震偽装事件の後、国土交通審議官に昇進し、さらに内閣官房内閣審議官に移り、他の幹部も自民党から立候補したりして国土交通省から出て行ったことが書かれています。
このウェブ・ログの筆者は、この件について「国はこんな事をいつまで続けていくのだろう。誰が責任を取るのだろう」「あまりに出来すぎじゃないか?」としつつ、「山本繁太郎を建築指導課長に!」「「山本繁太郎は建築指導課長となって戻って来い」と言いたい(勿論、人間的にまっとうで有能な補佐を付けてだが)」と書いたり、国土交通省のホームページなどのリンク先に対して「リンク先への意見は、自分がその事に対してどう行動しているかを添えるようにし、ただ批判や文句にならないようにと願っています。嬉しい時にはその気持ちも伝えましょう」と書いたりしているように、至極まっとうな人のようです。しかしそれだけに、内心の怒りは大きいのではないかと考えるのは私だけでしょうか?
ところで「山本繁太郎」で検索すると事務所のホームページがトップでヒットせずに件の「ノーパンじゃぶじゃぶ「楼蘭」顧客名簿」や「安晋会につながる耐震偽造の闇は晴らせるか アパ物件・山本繁太郎住宅局長を馬渕議員追求」という記事が上位でヒットするのですが、「山本しげたろう」だと事務所のホームページがトップでヒットするようです。SEO(Search Engine Optimization 検索エンジン最適化)対策で、「山本しげたろう」とすることでノイズを排除しようとしたことがうかがえます。だからこれからはこちらも「山本しげたろう」を使用することにします。
ともあれ衆院補選山口2区の有権者の皆さんには、自らの良心と誇りにかけて、勇気をもって賢明な投票行動をとって欲しいと切に願うものです。
広島瀬戸内新聞
http://hiroseto.exblog.jp/
私のウェブログ
Dandy Jのヒロシマ日記
http://blog.goo.ne.jp/jundandy_2007
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Group URL : http://groups.yahoo.co.jp/group/civilsocietyforum21/
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・移行手続: http://rd.yahoo.co.jp/egroups/050616info/2.html
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ノーパンしゃぶしゃぶを堪能した後に、耐震偽装の主犯格として藤田氏に名指しされているような人物を当選させるのは、日本の恥だ。山口県民が恫喝に負けず、良識ある市民であることを願う。
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2006.12.28 (Thu)
気になる新書紹介
これで、全部で3回も紹介されたことになるんだけど、きっこちゃん、本当にありがとう!
偶然、今日、最近の気になる書籍紹介の記事を書くときに『きっこの日記2』を紹介しようと思っていたところだったので、ちょうどよかった。
『きっこの日記2』
定価:1365円(税込)
発行:白夜書房
発売予定日は2007年(上のサイトでは2006年になっているけど・・・汗)1月26日だけど、さっそく今日、予約しちゃったよ。楽天だと、2007年1月31日までに注文すると、送料が無料になるそうだ。前回の『きっこの日記』は、予約が殺到して、手に入れるのが難しかったほどだったので、今回はなるべく早めに予約されることをお薦めしたい。『きっこの日記』は泣かせる本だったけど、今度は笑わせる本になるのだろうか?個人的には、きっこちゃんの政治の記事がサイコーに痛快で好きなので、『きっこの日記3』は是非、政治の記事を集めたものにして欲しいなぁ~。
そして、あの、藤田東吾氏の『耐震偽装』もついに昨日発売された。
『月に響く笛 耐震偽装』
定価1890円(1800円+税90円)
12/28発売(只今予約受付中)
Amazonで買った場合は送料が340円別途にかかるということで、こちらは、imaruに直接申し込むのが一番のようだ。それにしても、安倍晋三の痴書じゃなくて、恥書じゃなくて、著書『美しい国へ』の出版元である文藝春秋から出版される予定だったのが、突然断られ、急遽、米国に本拠を置く21世紀のメディア企業imaruから出版されることになった。
藤田氏によれば、もし、今後、日本国内で、「耐震偽装」の出版に関して何かしらの妨害行為を感知したら、imairuが、米国における法廷で、「懲罰的損害賠償」の請求を行うそうだ。
また、出版されたらされたで、今度は青山ブックセンターや銀座の福屋書店などの大きな書店でも取り扱いを拒否されたようなんだけど、信じられない・・・・。そういった書店で本を買うのはやめよう(笑)。大きくて便利な所にあるから、そんなこと言っても無駄かもしれないけど・・・・。
そして、山口二郎氏が鈴木宗男氏と共著した
『「強者の政治」に対抗する!』
もお正月休みにぜひ読みたい一冊だ。
追記(1/1)
「月に響く笛 耐震偽装」の郵送料の件で、らくちんランプさんのブログに転載されていた藤田氏の文を読むと、imairu.comでは、Amazonのように国内一律の配送料価格ではないため、遠隔地の方は1冊買いなら、Amazonで買う方が安くなるそうだ。2冊以上なら、B地域はimairu、C地域でも3冊以上ならimairuが安くなるということだ。
又、「月に響く笛 耐震偽装」は、丸善の丸の内本店に売り場責任者と本を委託販売する合意が取れたので藤田社長が直接納品に行ったら、突然、具体的な理由の説明一切なしに本社の企画部の責任者の「総合的な判断」で置かないと言われてしまったそうだ。これもひどい話だよね。
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2006.12.11 (Mon)
藤田東吾氏からの安倍政権についてのメール

みにさま
おはよう御座います。
僕は、安倍さんは可哀想だと思っています。しかし、総理ですし、男ですし、可哀想だとはいえませんが・・
本人は、小泉後を引き継ぐことを躊躇したのです。僕は、慶応の島田先生の塾に入っていたので、安倍さんとそういうことについて話したことがあります。真面目な方で、ある意味、世間を知らなかったといえる結末になりそうですね。父上が、総理直前で無念にも倒れたという話を小泉から聞き、成れる時に総理になれ、と言われてなったのです。
安倍総理にはお子さんがいません。ばからこそ、父上の無念を、自分の代で晴らそうと考えたとしても、それは男気だと僕は思います。
ただ、あまりにも、小泉の後はひどかった。僕は、竹中平蔵さんに、小泉後に首相になるのは竹中氏しかいないのではないかと話したことがあります。世間ではいろいろ言われますが、竹中さんは、とてもクールで、小泉政権の本当の中枢を司りました。飯島秘書官が、政治的には魑魅魍魎でした。
小泉政権で果した郵政改革は、実質的に、竹中平蔵氏の功績です。郵政改革は、法案が審議可決されましたが、その施行は4年後目標です。これも、当初、10年が目標でした。僕は、同友会の郵政改革委員会にも入っていたので、10年もかけたら、全く骨抜きの結末になってしまうから、一刻も早い施行を行うべきだと言う話も竹中大臣にしました。有識者の方々も同じように言っていました。
郵政改革は、まだ施行されていないのです。僕は、この耐震偽装事件が生じて以降、郵政改革の展開は知りませんが、この改革は本物にする必要があると思っています。
そして、次の王手が、社会保険庁改革なのです。この流れは、僕が逮捕される以前は共通のコンセンサスでした。教育基本法や共謀罪が議論されていますが、国の財政を引っ張るリーダー達は、社会保険庁の問題をまず解決しなければなりません。
竹中平蔵氏は、とても見識のある方です。本当に優秀な方ですよ。僕は直接にお話させていただいたので、良く存じ上げています。
日本の政治には、大きな淀みがあります。
竹中氏は、ある意味、あれだけの功績を果しながらも、世間では散々に言われました。「やってられない」と思ったとしても仕方ないです。
僕は、徒に、自民党政権が悪いとは一言も言っていません。
多くの日本人は、すぐにヒステリックになって、「自民党」だとか「安倍政権」だとか「小泉純一郎」だとか「靖国」だとか「郵政改革」だとか「共謀罪」だとか「教育基本法」だとか「少子化」だとか「いじめ」だとか・・・、その言葉の真相を見つめようとも洞察しようともしないで、表面的な象徴的な言葉に簡単に踊らされて、決め付けてしまいます。
僕は、そうした国民性が変わらなければいけないと思います。
多くの世界中の人と仕事をしてきましたから、国際比較の中でも、日本人の品格や情緒観の素晴らしさは認識しています。ただ、残念なことは、単一民族がゆえに生じた、勘違いした「同一性」です。
僕は、今の時代だからこそ、多様性を受け容れるような新たな価値観をもっと多くの国民が心の中に醸成するチャンスではないかと考えています。
話が長くなってしまいましたが、以上の文責は僕にあります。転載してくださって構いません。僕も、しばらくしたら、mixiにUpします。
藤田東吾
このメールに対する私の返事。
藤田東吾さま、
人それぞれ違った思想を持っているので、藤田さまの考えについて、私がとやかく言っても始まらないのですが、私としては、今日いただいたメールはとても意外でございました。
まず、安倍晋三が総理になることを躊躇したとのことですが、本当でしょうか。私としては、躊躇するくらいだったら、総理になんてならないでいただきたかったです。確かに父親である安倍晋太郎氏がもう少しというところで、総理になれずに他界されてしまったことは、お気の毒でしたが、自民党内に、安倍晋太郎が岸信介の息子(正確には娘婿)であるということで、その頃は国民から大反対されるという良識があったのだと思います。安倍晋三が総理になったのは、確かに父親の無念を晴らすためということもあったかもしれませんが、祖父を心から尊敬し、あこがれていたからだという方が正しいのではないでしょうか。又、首相になることを小泉に強く薦められたというのは、真実でしょうが、自分でも心底総理になりたかったのだと思います。
それにしても、耐震偽装の件で、安倍総理にあそこまで無視されても、まだ彼をかばっていらっしゃるようなので驚きました。そして、小泉純一郎は嫌いでも竹中平蔵を高く評価しているというところも。竹中氏は、単に米国の経済政策を社会文化や国民の構成が全く異なる日本に適用させようとしたのが失敗だったと思います。時代錯誤もはなはだしい「聖域なき構造改革」で竹中氏は表面上は小さな政府を目指して、いろいろな改悪に手をつけましたが、どれも中途半端に終わり、結局、得をしたのは、大企業だけで、国民の給与は減少し、正社員になれないパートタイマーやニートも増加して、格差社会を拡大する結果に終わってしまいました。最近では、いくら働いても貧しいままであるワーキングプア層が社会問題になっています。又、郵政民営化、道路公団の民営化、独立行政法人の統廃合され、その穴埋めとして患者の医療費負担が増大され、さらに、首都圏と地方の格差もますます広がってしまいました。それでも、竹中平蔵氏を高く評価されるのだとしたら、もう少し、今世の中で何が起こっているのかを目を凝らして見てみる必要があると思います。
郵政改革に関しては、中途半端な形で小泉が辞任したため、今後安倍がどう対処するのか目が離せませんが、これまたいろいろな問題が議論されていますし、自民党の復党問題も槍玉にあがっていることを考えると、複雑な思いがぬぐいきれません。
そして、今日いただいたメールで一番違和感を感じたのは下記の文章です。
僕は、徒に、自民党政権が悪いとは一言も言っていません。
多くの日本人は、すぐにヒステリックになって、「自民党」だとか「安倍政権」だとか「小泉純一郎」だとか「靖国」だとか「郵政改革」だとか「共謀罪」だとか「教育基本法」だとか「少子化」だとか「いじめ」だとか・・・、その言葉の真相を見つめようとも洞察しようともしないで、表面的な象徴的な言葉に簡単に踊らされて、決め付けてしまいます。
僕は、そうした国民性が変わらなければいけないと思います。
耐震偽装問題をもたらしたのは、政府と企業の癒着を増幅させた規制緩和などの一連の「改革」を実行した自民党ではないのですか。
私達が「自民党」「安倍政権」「小泉純一郎」「靖国」「郵政改革」「共謀罪」「教育基本法」「少子化」などに反対しているのは、ただ理由もなくヒステリックになっているわけではありません。日本人はもともとあまり批判をしないような教育を受けてきたのはご存知のことと思いますが、その日本人がヒステリックになるほど、今の政治は狂っているということです。そして、『安倍晋三 - トラックバック・ピープル』にTBされた記事を最初から全て読んでいただければおわかりだと思いますが、私達がこれらのことに反対しているのには明確な理由があるからです。政府には憲法を改悪する前に、国民が納得のいくように説明する義務があると思います。それを怠って、まるで独裁国家の北朝鮮のように国民の意志を無視し、何でも政府の都合のいいように決定してしまっているから、私達は反対しているのです。
「言葉の真相を見つめようとも洞察しようともしないで、表面的な象徴的な言葉に簡単に踊らされて、決め付けてしまっている」のは、藤田氏の方ではないでしょうか。
国民は政府案をそのまま受け入れるのではなく、おかしいと思ったものは、これからもどんどん批判していくように変わらなくてはなりません。まだまだ政府のいうなりになっている国民がどれだけ多いことか。とても嘆かわしいことだと思います。
私達はとても違う意見を持っているようですが、こうして議論を交わすうちに、お互いにものごとについてもっと深く考え、問題解決ができるようになっていくのだと思います。今日は厳しいことを書いてしまいましたが、これからも、権力に立ち向かって戦っていらっしゃる藤田氏を支援する気持ちは変わりません。
これからも、いろいろと議論していきましょう。
美爾依
参考資料:
『RIETI 独立行政法人 経済産業研究所』「郵政改革の論点」

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2006.11.20 (Mon)
いよいよ耐震偽装が裁かれる日がやってきた!かも?(追記)
巨大地震「ゆっくり揺れ対策を」 学会、見直し提言(Asahi.com 2006年11月20日15時48分)
巨大地震によって発生が予測されるゆっくりとした揺れ「長周期地震動」で、高層ビルなどが現行想定以上の揺れエネルギーを受け、大きく損傷する恐れがあるとして、土木学会と日本建築学会は20日、こうした建築の耐震性見直しを求める共同提言を発表した。個別の建物ごとに安全性を検討し、必要に応じて補強することが望ましいなどともしている。大都市を中心に波紋を広げそうだ。
長周期地震動は、東海、東南海地震などの巨大地震が起こった場合、東京や大阪、名古屋などの大都市を襲うと予測されるが、その影響は詳しく分かっていなかった。両学会は、03年の十勝沖地震に伴う長周期地震動で石油タンクのふたが長時間揺れて火災を起こしたことなどをきっかけに、04年から調査と研究を進めてきた。
巨大地震が起こった際の各地の長周期地震動を予測した研究成果を集めた結果、その予測地震動により建物が受けるエネルギーは、これまでの設計で使われてきた標準的な揺れの2~4倍にもなることが分かった。
影響を受けやすい60メートル以上の高層ビルについて、建築学会が検討した範囲では、倒壊が推定されることはなかった。ただ、建物の揺れ方は、地下構造や建物の高さなどによって大きく違うため、特定の建物に大きな変形などの損傷が生じる恐れはあるという。また、長周期地震動は揺れが数分以上続き、建物に繰り返し損傷を与える恐れがあるため、累積した損傷の影響についても考える必要があるという。
現在、高層ビルの耐震性は「倒壊しないこと」「限度内の損傷」を条件に、国土交通省の指定性能評価機関が評価、審査している。
今回の提言では、個別の建物ごとに安全性の検討をして、耐震性を上げる必要があれば、補強をすることが望ましいとした。中でも現行の想定に基づいても十分な安全性の余裕がない建物については、早急な検討が必要だとしている。
浜田政則・土木学会長(早稲田大教授)は「長周期地震動も含めた巨大地震が土木構造物や建築物などの社会基盤に与える影響をさらに詳しく評価し、どう対策を立てるか政府でも検討してほしいので、中央防災会議などに提言を届け説明する」と述べた。
私は、耐震偽装と噂されるデベロッパーによって建てられたマンションの住民やそのまわりに住む方々がなぜ、いままで大きな行動を起こさなかったのかとても不思議でたまらなかった。もし、地震が起こった場合、被害を受けるのは自分たちであり、当然、自分たちの安全を脅かす偽装に対して、その真偽を明らかにするために政府やデベロッパーに訴える義務があるのではないのか?
このAsahi.comの記事が、耐震偽装問題を解決する最初のステップとなってくれたらと思う。
美人秘書の村野瀬玲奈ちゃんがさっそく衆・参の国土交通委員会の名簿を作ってくださったので、是非、政府に国民の安全の遂行を訴えよう。
衆議院 国土交通委員会 名簿 (2006年11月)
参議院 国土交通委員会 名簿 (2006年11月)
追記:
おととい書いた「『反戦の家づくり』に反論の住民さまへの提案」にもたくさんの参考になるコメントをいただいたので、ここに紹介したいと思う。
まずは、「住民」という方に対するコメントから。
この「住民(当初はアパ住民)」と称する人は、様々なブログのコメント欄に、藤田氏と彼を応援するブログの批判を書いていまして、ある日私がそのコメント欄に、「そこまであなたが被害を訴えるのならば、あなたが本当に当事者であることを証明する書類を明示して下さいませんか?誠実に応対しますので。」という趣旨で尋ねたところ、個人情報を利用される恐れがあるとの理由で、私の所に連絡をよこしませんでした。
そればかりか、この方は私のブログには一度もコメントを寄せていません。なぜか私のブログの「コメントの承認制」が気にくわない様子です。
また、イーホームズが確認検査の審査業務で見落とした理由は、いい加減な仕事をしていたからだと言っていたので、私のブログで当時の検査業務範囲を、法律を紐解いて説明したところ、その私の説明に対して、法律を曲解していると批判する始末です。
よって、私は現在、私のコメント欄に寄せてくる質問の中で、論理的に破綻している質問や、本文とは関係ない内容の質問を寄せるコメント送り主を、あらしの類だと判断して、即座に削除しています。
そして、このやらせを命令しているのは、意外と国交省関係者ではないかと思っています。細かい言葉尻を捉えて批判してきますので。「検査」と「審査」、「作業」と「業務」の違い等をしつこく批判していたからです。
う~ん、この住民という人は、本当にアパの住民なんだろうか。これを読んで、そういえば、なんとなく、トーンがアパ関係者又は、国交省関係者のような気がしてきた。本当に住民だったら、ここまで、藤田社長やきっこちゃんを責めるだろうか。きっとアパ関係者や政府関係者だからここまで責めているんじゃないか?
それで、この住民という方からも私宛ではなくて、奈央さん宛にコメントをいただいたんだけれども、簡単に言えば、この方が憤慨されているのは、同じデベロッパーによるマンションに住んでいるらしいけど、この住民さんが住んでいるところは、特に耐震偽装が立証されたわけではない。それなのに、藤田氏が危険だと煽り立てていることが腹立たしいようだ。なぜなら、マンションの価値が下がってしまったり、そこに住んでいるというだけで、子供がいじめられたりするのではないかなど、その他諸々の不安があるかららしい。
この方は、もし、安全性が立証されても、こうして騒がれた物件は価値が下がってしまうとおしゃられているが、ベンダソンさんによれば、「偽装検査の結果、偽装が無ければ偽装検査済みとして圧倒的アドバンテージが得られますので、資産価値は増します。」ということだ。私も、偽装がなければそのマンションの価値が下がるなどということはないと思うが・・・・。そして、そこに住んでいるだけでいじめを受けるとしたら、それは、その学校の風紀が乱れているということで、藤田氏を原因とするのは、全くの論外だ。
どっちにしろ、上のAsahi.comの記事によると、「現行の想定に基づいても十分な安全性の余裕がない建物については、早急な検討が必要だとしている。」と書かれているし、この報告に基づいて、国土交通省の指定性能評価機関が動き出すのではないかと期待してもいいのではないだろうか。
そして、「個別の建物ごとに安全性の検討をして、耐震性を上げる必要があれば、補強をすることが望ましい」と書いてあるが、それを補強する費用はもちろん、売主が出すんだろうね。住民が出すと言う話も聞いたことがあるような気がするが、そんなことがあっていいのだろうか?
最後に偽装や施工不良などはどのように行われているのか、専門のことを知らない私でも、わかりやすく簡単に説明してくださった方のコメントを紹介させていただく。
鉄骨抜いただけでなく、所謂「シャブコン」=コンクリートに論外な水を加えること・柔らかい生コン。で、相当数のコンクリート代が浮きます。悪い奴になるとそうやって浮いたコンクリートを横流しして儲けるわけだ!
シャブコンを使うことは建物の強度に大きな影響を及ぼします。コンクリート・水とセメントの比(W/C)は65%が上限です。今の公共事業等で強度の他にW/Cを50%代で指定する場合もあるそうです。勿論、W/Cを50%の方が強度は強いです。
コンクリートの種類にも色々あり・値段も色々あり・強度も色々あり・ここでは割愛しますが。
「シャブコン」はひびわれしやすく、耐久性に欠けるものですから、おそらく偽装物件全部(1件残らず)ひびわれ・水漏れが速いと思う。実際そうなってる物件も多いと思います。(川砂と海砂とでは塩分の含有量が全く違いますからそれによってもひびわれ・水漏れの速度が違ってきます)
偽装に関わった方たちは勿論ですが、業者の知らない訳がないのです。「今日のは鉄骨が少ないなぁ」「シャブコン」だな、って分かってるって!すっとぼけてるだけです。
購買者は絶対に業者を選択する力を養うべきです。
奈央さんのお父上様のような方・明月さんのような方とか・・・・・・
建ててる現場を見なきゃぁ~とも思うし。良心的な業者を探す方法はいくらでもあります。余裕があって家を建てられるなら別だけど、有り金はたいてとなると、何処かで予算カットになって何処かで必ず手抜きされます。何故?皆さん自家に拘るのかなぁ。
シャブコンなんて、初めて聞いたんだけど、こんなひどいごまかしをする業者もいるなんて、本当になさけない話だねぇ。大きな会社だからとか総理大臣の元・後援会副会長の会社だから安心だろうと思ったら大間違いだ。自分が本当に信頼できる人がつくる家やマンションを見極める目を持とう。

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Tags : 耐震偽装 |
2006.10.21 (Sat)
北朝鮮拉致被害者より耐震偽装被害者の数の方が多いんだよ!
今日TBしてくださった『とむ丸の夢』の記事を読んで
なるほどねと思ったんだけど、安倍はわかっているのだろうか。
北朝鮮拉致被害者より耐震偽装被害者の数の方が多いということを。
どうして、北朝鮮拉致被害者のためにはあれだけ親身になってあげられるのに、
耐震偽装被害者については無視なの?
北朝鮮問題は、政治的に利用できるから?
耐震偽装問題は、芋づる式に自分を支援してくれる建設業界の大者が
あぶりだされるから?
やっと少しづつ、マイナーなメディアで
今回の耐震偽装問題や藤田社長の官邸訪問の様子が
見られるようになってきたけど、
相変わらず、大手メディアはだんまりを決め込んでいる。
ラジオ:
TBSラジオ・ストリーム 勝谷誠彦の「コラムの花道」
ネットTV:
東京MXテレビ「耐震偽装 藤田被告が官邸に直訴へ…」
Blog TV「きっこの日記より耐震偽装問題について」
著名人ブログ:
『江川紹子ジャーナル』「フェアでない」
『まぶちすみお(馬渕澄夫)の「不易塾」日記』「東西行ったり来たりの木曜日」
↑は『Here There and Everywhere』の「藤田東吾さんmixiからのメッセージ」という記事でみつけたもの。
『勝谷誠彦の××な日々。』2006/10/20 (金) ライブドアとの関連も出るのかな安晋会は安心かい?
こうなったら好きも嫌いもないね。ウヨの勝谷誠彦は大嫌いだけど、今回はいいこと言ってるみたいなので、許す(笑)。
さてさて、明日はいよいよ補選だね。一人でも多くの人に投票して欲しいっす。


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