2010.10.30 (Sat)
スケート・カナダ:織田信成選手がショート・プログラムでトップに(YouTube動画あり)
参考:『ISU GP NHK Trophy 2010』の結果
織田トップ、村主は8位 スケートカナダ開幕
2010/10/30 10:11 【共同通信】
【キングストン(カナダ)共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダは29日、カナダのキングストンで開幕し、男子ショートプログラム(SP)は織田信成(関大)が81・37点でトップに立った。
織田は3回転半などのジャンプをすべて決め、2種類の4回転を跳んだケビン・レイノルズ(カナダ)に1・28点差をつけた。昨季の世界選手権2位のパトリック・チャン(カナダ)は4位、南里康晴(福岡ク)は61・00点で8位。
女子SPはシニアGPデビューの今井遥(東京・日本橋女学館高)が52・52点で6位、村主章枝(陽進堂)は48・17点で8位と出遅れた。シンシア・ファヌフ(カナダ)が58・24点で首位。
織田選手のすべりをさっそくYouTubeで見てみたんだけど、軽快な津軽三味線がいかにも日本的な吉田兄弟の『Storm』の音楽を選んだのが正解だった。軽快な曲に合わせて、トリプル・アクセル、トリプル・フリップ-トリプル・トゥー、トリプル・ルッツ、そして、レベル4のスピンを正確に決めた。織田選手も自分で満足のいく滑りができたようで、ジャンプやスピンにスピードがあった上に全てがパーフェクトに決められていて、まるで軽快な忍者のような演技だった。
2位には、ショート・プログラムでは史上初となる、クワドループル・ジャンプを2度決めたカナダのケビン・レイノルズ(今シーズンよりSPで2度のクワドループルの選択が可能になったため)、3位には米国のアダム・リッポンが続いている。シルバー・メダリストのパトリック・チャンは不調だったようで、4位に終わった。
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2010.02.19 (Fri)
バンクーバー・オリンピック:フィギュア男子フリー・プログラム

1位 エバン・ライサチェク (米国) 257.67
2位 エフゲニー・プルシェンコ (ロシア)256.36
3位 高橋大輔 (日本)247.23
4位 ランビエール・ステファン (スイス)246.72
5位 パトリック・チャン (カナダ)241.42
ショート・プログラム(SP)で1位だったプルシェンコ選手を抜いて、SPで2位だったライサチェク選手が僅差で1位となった。プルシェンコ選手は、高橋大輔選手が最初に転んだときは、どうなるかと思ったが、金メダルには届かなかったけれども、日本のフィギュア男子で初のメダルを獲得できたのは喜ばしいことだ。カナダのパトリック・チャン選手は、期待が大きすぎて緊張したせいかミスが続き、残念ながら入賞出来なかったが、観客の声援のおかげで、5位になることができた。ミスがなく、すばらしい演技を見せてくれたジョニー・ウィアーの得点がパトリック・チャンよりも低かったのは、あまり納得がいかなかった。
普段から毛皮を身につけたり、毛皮をコスチュームに使用しようとしたジョニー・ウィアーを批判した動物愛護団体がジャッジに圧力を与えたのか、それとも、パトリック・チャンへのカナダの観客の大きな声援があったからなのかわからないけれども、公平な評価とは言えないような気がする。
男子フィギュア(フリー)のスライド・ショウは、こちら=>Vancouver: Men's Free Skate スライド・ショウ
今回のフィギュア男子では唯一の4回転ジャンプを成功させたら、プルシェンコ選手が金メダルを獲得するのではないかという前評判があったので、4回転ジャンプを成功させたのに2位になってしまったのはなぜか。SPでは2位だったライサチェク選手がなぜ1位になれたのか。メダリストのスコアを比較、分析してみよう。
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2010.02.16 (Tue)
バンクーバー・オリンピック:フィギュア男子ショートプログラム
高橋選手は90.25点の高得点をマークし、90.30点を挙げたエバン・ライサチェク選手(米国)に次いで3位、織田信成(関大)は84.85点で4位、小塚崇彦(トヨタ自動車)は79.59点で8位だった。

各選手のエレメンツやプログラム・コンポーネンツのスコア詳細は、リンク先のチャートのScore右の「+」をクリックすると見ることができる。今回1位だったトリノ五輪の金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ選手(ロシア)と高橋大輔選手のスコアの詳細を比べると、ブルシェンコ選手は、Quad. Toeloop(4回転トゥー・ループ)とTriple Toeloop(3回転トゥー・ループ)のコンビネーションで得点を稼いだだけで、表現力やフットワークなどその他の得点においては、高橋選手の得点の方が高いことがわかる。
フリーは18日(日本時間19日)に行われる予定だ。フリーで、4回転トゥー・ループの回転不足や失敗など、ブルシェンコ選手がジャンプを失敗し、ライサチェク選手も不調に終わったら、日本勢が金、銀、銅メダルを獲得するチャンスもあるかもしれない。
カナダの期待の星パトリック・チャン選手は今日はミスも多く不調だった。やはり、カナダでの五輪で金メダルを期待されているだけにプレッシャーが大きすぎたのかもしれない。高橋選手がオリンピックに出場するのは、今大会が最後のようなので、あまりメダル獲得は気にせず、いい思い出となるように楽しみながら滑って欲しい。

写真:フィギュアスケート男子(毎日)
【フィギュア男子】ショートプログラムで演技を終え、笑顔を見せる高橋大輔=パシフィックコロシアムで2010年2月16日、須賀川理撮影
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