2010.09.07 (Tue)
押尾学初公判をも小沢総理誕生阻止に利用しようとする菅内閣閣僚たち
元俳優、押尾学被告(32)の裁判員裁判の初公判が3日、東京地裁(山口裕之裁判長)で始まった。民主党代表選が注目を集める中、選挙から国民の目をそらす為の公判の報道合戦が口火を切った。
押尾学被告は、合成麻薬MDMAを飲まされて容体が急変した元銀座クラブホステス、田中香織さんを死亡させたとして、4つの罪に問われている。その4つの罪とは、
1. 09年7月に泉田勇介受刑者からMDMAを譲り受けた麻薬取締法違反
2. 同日に別の合成麻薬TFMPPを所持した同法違反
3. 事件当日に田中さんにMDMAを譲り渡した同法違反
4. 容体が急変した田中さんを放置して死亡させたとされる保護責任者遺棄致死
押尾はすでに1.のMDMAを譲り受けた件は認めているが(2.のTFMPPも?)、押尾の弁護側は3.のMDMA譲渡と4.の遺棄致死の2罪について無罪を主張する方針だ。しかし、過去に押尾学とドラッグセックスをした経験のある女性2人の証言では、2人ともMDMAを押尾から譲渡されたと言っており、田中さんに送ったメールで用いた「あれ、いる?」という全く同じ表現のメールをもらった1人の女性は、「あれ」はクスリを意味していたと指摘したことなどから、3.MDMA譲渡において、押尾は非常に不利な局面にたたされている様子が伺える。4.の遺棄致死で、有罪になるか、無罪になるかが、争点になるだろう。
密室での出来事であり、被害者の田中さんはすでに亡くなられているので、証言はできない。裁判官が押尾の「救命処置をした」という証言を信じるか否かで結果が変わってくるだろう。田中さんの容体が急変したときに、早急に救急車を呼んでいれば助かったとされる検察側の主張と、田中さんの容態が変化してから死亡までは10分程度しかなく、容体が変化したときに救急車を呼んでも、到着するまでに40分ほどかかるので、どっちみち間に合わなかったとする弁護側の主張に大きな違いがあるが、これまでの押尾氏の言動から、保身のために田中さんを見殺しにしたことは間違いないだろう。
人工呼吸や心臓マッサージなど蘇生処置を試みたと押尾本人は言っているが、それも、果たして田中さんが亡くなる前に押尾がやったのか、マネージャーらが到着した後に、彼らがやったのかわからない。
何よりも驚いたのは、公判詳細を読んでも、この公判には、19人もの証人が出廷した中で、押尾にこの事件の現場となったヒルズの2307号室や4201号室への出入りを自由に許していた肝心のピーチジョンの
逆に、証人として立った元政治家というのは、米津等史氏だった。2010年9月7日に更新されたというか、作られたばかりの米津等史氏のウィキペディアには、小沢氏との関係が書かれているが、これは、なんでも官僚のいいなりになる菅直人の首相続投を望む政治家や官僚やメディア関係者によって仕組まれた罠であろう。ウィキペディアは建前では誰でも出編集できることになっているが、実際に編集できるのは、官僚、記者、政治家などのごく限られた人々なのだ。
米津等史(ウィキペディア)
米津 等史(よねつ ひとし、1959年(昭和34年)2月24日 - )は、日本の政治家。
衆議院議員(1期)を務めた。
概要
幼少の頃から極真空手創始者大山倍達に非常に可愛がられた。1981年東海大学政経学部卒業(東海大高輪台出身)。
弁護士である養父が顧問を務めていた資生堂の総務部を経て、小沢一郎の要請で1996年第41回衆議院議員総選挙で新進党から比例区南関東1位で初出馬初当選。新進党分党後は自由党結成参加し同山梨県連会長。
2000年体調不良を理由に第42回衆議院議員総選挙不出馬。
養父が弁護士であるということから、この罠をしかけた張本人として、同じく弁護士の仙谷官房長官が浮かぶ。自分の地位を守るためなら、どんなに汚い手段を使おうがかまわないというところか。
『spysee』の相関図を見ると、米津等史元衆院議員は、小沢氏の天敵だった藤井裕久元財務大臣と親しいのがわかる。藤井元財務相は、岡田や前原とも仲がいい。これらの人々が小沢氏の評判を落とすために米津氏を押尾の初公判へと証人として送り込んだものと思われる。菅内閣閣僚や法務省は、有名芸能人の裁判さえも、小沢総理誕生阻止に使おうとしているのである。全くあきれてしまう。

米津等史の相関図
小沢氏の「政治とカネ」の件では、その手法に厳しい批判を浴び、著しく信用を失った検察と検察審査会だが、その名誉挽回を図るかのように、民主党代表選直前に持ち込まれた今回の公判劇にはうんざりさせられる。押尾氏が、過去にドラッグセックスの関係をもった女性に自信ありげに、「周りの人たちを知ってるから(刑務所に)入ってもすぐに出してやる」と話していたそうだが、「周りの人たち」とは誰を意味していたのか。
又、もしそれが本当なら、押尾自身の罪も軽くなるはずである。押尾裁判は、権力側に有利なようにあらかじめ作られた裁判である可能性が高い。権力側とのコネがあるかないかによって罪が重くなったり軽くなったりする日本の偏執的な司法制度は、根本から改善されねばならない。
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