2008.12.02 (Tue)
『カナダde日本語』11月アクセス解析

5ヶ月になるミニーちゃんは、3キロになった。
これがよく食べるんだな。おかげさまでお腹はプクプクリン。
毎朝まぶたを舐めて起こしてくれるのはいいんだけど、
猫の舌はザラザラしててとっても痛いのね。
月に一度のアクセス解析なんだけど、サラッとやっちまおうと思う。11月の初めには米国で大統領選があったので、その関係で今月のトータルアクセス数は、20万件台に達し、これまでで最も多かった。ユニークアクセス数も10万件に達し、今年最高となった。記事数が増えていることも要因と思われる。5月の連休には日本に行ったため、記事数が少なく、アクセス数も減ってしまった。【 】内は記事数。(UA=ユニークアクセス;TA=トータルアクセス)
Tags : アクセス解析 |
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2008.10.31 (Fri)
米国大統領選:アメリカン・アイドルを越える視聴率を記録したオバマのキャンペーン用30分番組
米カリフォルニアで、ハロウィン用の飾り付けとして、今月の初めから、サラ・ペイリンの等身大「首つり」人形が道路に面した住宅の屋根からつり下げられていたそうだ。これと共に、屋根の煙突には、ジョン・マケインらしき人形が赤い紙で作られた炎で燃やされていたらしい。これに近隣の住民からの苦情が1000通以上も市に殺到し、市長がこれらの人形を設置したチャド・マイケル・モリセットさんに撤去を求め、チャドさんは撤去することにしたそうだ。

ペイリン氏の「首つり人形」、市長が撤去説得 カリフォルニア
2008.10.30 Web posted at: 20:27 JST Updated - CNN/AP
いくらハロウィンが子供を怖がらせる日と言っても、これはちょっとやり過ぎだろう。あまりにも悪趣味すぎる。特に等身大ということだから、遠くからみたら、本物に見えるかもしれないし。近所から苦情が殺到するのも当然だ。
ハロウィン前夜の昨晩、9時から30分間、「全米が泣いた」オバマ氏の大統領選挙用キャンペーン番組が放映された。米国の中間層に属する人々の日常生活を追いながら、彼らが直面する経済問題や雇用問題や医療保険問題などについて、オバマが彼の政策を説明するという設定で、さまざまな市民の話を熱心に聞いて、ざっくばらんに市民と話し合うオバマの姿がとても感動的だった。この番組を見た視聴者のほとんどが、オバマが大統領になれば、米国は必ず変わるだろうと確信したに違いない。
ニールセン・メディア・リサーチの発表によると、オバマ氏の番組は、NBCとCBS、FOX、ユニビジョンなどの主要ネットワークやケーブル局など、合計7局で放送され、3350万人以上が視聴したそうだ。今回の番組を放映した費用は、5億円と言われている。
北米で最も人気の高いテレビ番組であるアメリカン・アイドルの昨シーズンの週間視聴者数が、平均2800万人超だったということだから、それを上回る視聴率だったことになる。
英語がわからなくても、気持ちは伝わると思うので、みなさまにもぜひご覧いただきたいと思う。

米大統領選、オバマ氏の番組を3350万人が視聴 (ロイター)
埋め込みできないが、下のリンクが動画へのリンクとなっている。
アメリカの物語、アメリカの解決法:30分スペシャル
特に日本の政治家の方々に、人種問題というハンディキャップを乗り越えて、オバマがどのように米国民の心を掴んだのか、見ていただけたらと思う。
最後にオバマはこの動画の中で、省エネの車をこれまでは輸入していたが、これからは、アメリカ国内で作って行きたいと言っていた。これは、日本の自動車産業にとって悪いニュースで、これより先、北米市場は期待薄かもしれない。
逆に、オバマは戦争に嫌悪感を持つ平和派なので、日本での米軍キャンプの撤退や縮小などは訴えようによれば、可能かもしれない。
日本にとっては、いい面も悪い面も両方あるだろうが、とにかく、オバマが大統領になれば、米国は劇的に変わるだろう。
米国のように日本の政治も劇的に変えたいと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

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2008.09.08 (Mon)
サラ・ビッチ・ペイリンをアメリカ副大統領にしてはならない
ネットを見ると、彼女への批判が目立つ。例えば、自分の17歳の娘の性教育もろくすぽできない奴がどうして、アメリカをよくすることができるだろうかと下のYouTube動画は訴えている。全くその通りで、性交のときに、男性にコンドームを必ずつけさせる、又は事前に避妊ピルを女性が飲むなど、妊娠は簡単なことで避けられたはず。そんな簡単な性教育もできない女にアメリカの副大統領の職を任せるべきではないと言っている。
Don't let this bitch become a vice president of USA
そして、今度は、共和党が使用許可なしで、米有名バンド『ハート(Heart)』の 1977年に全米ビルボード11位になった大ヒット曲「バラクーダ (Barracuda)」をサラ・ペイリン副大統領候補の非公式なテーマソングに使用したとしてバンドメンバーのウィルソン姉妹が憤りを訴えている。
米国出身の『ハート』は、バンドの男性メンバーが1970年代前半にベトナム戦争に徴兵されるのを避けてカナダのバンクーバに移ったが、1973年に共和党のニクソン大統領がベトナム戦争の終結を発表(しかしその後も4年間戦争は続いた)し、1977年に民主党の大統領にジミー・カーターが選出された時、ベトナム戦争の徴兵を避けて海外に逃亡した人々を罰しないことを宣言したため米国に戻った。民主党のケネディ大統領がベトナム戦争を悪化させたということは考慮すべきだろうが、『ハート』のメンバーを救ったのは民主党の大統領ということもあり、彼らは民主党支持者なのではないだろうか。
リップ・スティックを塗ったピットブルのサラ・ペイリンは、高校時代にもバスケットボール・コートで攻撃的であったことから、別名「サラ・バラクーダ」と呼ばれていた。この高校時代のあだ名から、3日のセントポールでの共和党大会でハートの「バラクーダ」を使用した。

Barracuda (Wikipedia英語)(日本語:カマス )
これに対し、『Heart』のアン・ウィルソンとナンシー・ウィルソンは、「共和党は曲の使用許可を求めなかったし、許可は与えられていない」と、共和党に曲の使用停止を求めた。二人がメディアに送ったメールは次の通り。
Exclusive: Heart's Nancy Wilson responds to McCain campaign's use of 'Barracuda' at Republican convention (EW.com Sept. 5)より
サラ・ペイリンの意見や価値観はアメリカ人女性としての私たちの意見を代表していません。彼女のイメージを促進するために私達の歌「バラクーダ」を使わないで欲しいです。「バラクーダ」は特に女性に非情な音楽界を厳しく非難するために70年代に書いたものです(バラクーダとは、ビジネスを意味します)。『ハート』が共和党大会での曲の使用を許可していないのにもかかわらず、使われてしまったことに、皮肉を感じます。
一方、共和党側は、マケイン・キャンペーンは知的所有権を尊重しているので、前もって曲の使用許可は取ったとしている。でも、曲の使用権を保持している本人が許可しないと言っているんだから、おかしいよね。
「バラクーダ」の共同ライターの一人で、元『ハート』のギタリスト、ロジャー・フィッシャーは、この曲が共和党大会で使われたのを知ったとき興奮したそうだが、彼は民主党支持者なので、曲の使用料が支払われたら、オバマに献金するそうだ。つまり、共和党が曲の使用料を払う事で、オバマを支援することになると述べた。
最後に『Heart』の「Barracuda 」を。今見ても、かなりかっこいいウィルソン姉妹にしびれちゃう。
Heart - Barracuda (Remastered) (HQ)
30年前のアン(左)とナンシー(右)ウィルソン姉妹。

でも、さすがに30年たつと、ナンシーは当時の面影があるけど、
アンはおデブさんになっちゃったりして、ちょっぴり残念。

参考記事:
Heart sisters' Palin song anger(BBC 7 September 2008 16:03 UK)
Heart (band) Wikipedia(英語)
Barracuda (song) Wikipedia(英語)
米バンド「ハート」、ヒット曲の無断使用で共和党にクレーム(ロイター 9月7日)
Jimmy Carter (wikipedia 英語)
関連記事:
『Black Cherry』人の曲を勝手に使うな
『カナダde日本語』過去ログ:
9月7日 オバマを酷評するサラ・ペイリン
9月4日 サラ・ペイリンのヌードや水着写真など
9月3日 米国大統領選:サラ・ペイリンのスキャンダル
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2008.09.07 (Sun)
オバマを酷評するサラ・ペイリン
Sarah Palin Slams Obama at the Republican Convention
(共和党大会でオバマを酷評するサラ・ペイリン)
3日の共和党大会では当然、盛り上がりを見せていたサラ・ペイリンのスピーチだが、かなり長くて、アラスカ訛りの下品な米語が耳障りだったため、途中で見るのをやめてしまった。毎週土曜日に発信されるJMMの冷泉 彰彦氏のfrom 911/USAレポート のMLを購読している方はそのMLをお読みになられたことだろうと思うが、冷泉 彰彦氏がサラ・ペイリンのスピーチの内容やその時の様子を詳細に報告していたので、MLを購読していないけど興味のある方はぜひ来週の月曜日にバックナンバーが追加されたら、読んで欲しい。
サラ・ペイリンのスピーチの大まかな内容は次の通り。(『from 911/USAレポート』第372回「二つのハリケーン、グスタフとペイリン」MLより)
(1)マケインへの賛辞
(2)オバマへの批判、とりわけ自分の行政官としての実績を強調してオバマの「経験のなさ」を攻撃
(3)アラスカの石油掘削推進
(4)州政府でのリストラ、石油産業との対決など「改革者」としての自分のアピール
(5)家族一人一人と、自分の来歴の紹介
冷泉 彰彦氏によれば、このスピーチは、スピーチライターが練った原稿だったため、一部、いわゆる「保守レトリック」の部分で、明らかに文字上の語勢と喋りがズレた部分があり「自分の言葉ではない」のが分かってしまっていたそうだ。ちなみに、オバマは彼のスピーチは必ず自分で書いている。
(2)のオバマへの批判では、彼女はかなりいやらしい皮肉を込めてオバマを批判していた。その1つに「相手は、私の経験不足を批判しているけど、アラスカ州知事になる前に小さな町の市長だった私だって、いわゆる(オバマと同じように)「コミュニティー・オーガナイザー」だった。違いは、私の市長としての仕事の方が責任が重かったということ。」とコミュニティー・オーガナイザーの仕事を侮辱している。
このスピーチを聞いて、サラ・ペイリンを批判するためにYouTubeやネットに意見をアップした人々も多い。その1つ、Obama Community Organizer:What Is A Community Organizer?(オバマ コミュニティ・オーガナイザー:コミュニティ・オーガナイザーって何?)を紹介しよう。
コミュニティ・オーガナイザーとは、オバマ氏がシカゴの貧しい通りで働いていた社会的に恵まれない人々を向上させる仕事です。サラ・ペイリンはこの偉大なる国で、コミュニティ・オーガナイザーとして働く全ての人を侮辱しました。コミュニティ・オーガナイザーは、小さな町から大きな都市までさまざまな場所から来た人々を助ける仕事です。コミュニティ・オーガナイザーは、失業したり家を失ったり、倒産したり、社会の不公平に直面している人々を支援します。コミュニティ・オーガナイザーは、あくどい大家、不公平な政治、人種差別、米国の貧困層を黙らせようとする人々と闘うために存在します。コミュニティ・オーガナイザーは、非営利組織で働いているから、これらの助けが必要な人々のために闘えるのです。コミュニティ・オーガナイザーは、政治的な提携は何もなく、ただ単に人々を援助します。
しかし、2008年の大統領選挙に、オバマという元コミュニティ・オーガナイザーが出馬しました。彼がシカゴで貧しく助けが必要な人々のために闘ったように、アメリカ人のために闘って欲しいです。
もちろん、オバマ自身もサラ・ペイリンがコミュニティ・オーガナイザーを侮辱したことについてコミュニティ・オーガナイザーは大統領の役割と関連した立派な仕事と反論している。
Barack Obama on Community Organizing
おまけ:
サラ・ペイリンの演説中にダウン症の弟トリグ君を抱きながら彼の髪の毛をつばをつけてととのえる7歳の三女パイパーちゃんが注目をあびた。
Little Palin Puts a Spit Shine on Brother Trig's Head CNN Sarah Palin RNC 09.03.08
関連記事:
『vanacoralの日記』 「恥辱の殿堂」こもりんがまたもや捏造を
『カナダde日本語』過去ログ:
9月3日 米国大統領選:サラ・ペイリンのスキャンダル
9月4日 サラ・ペイリンのヌードや水着写真など


サラ・ペイリンは口紅をつけたピットブルそのものだと思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

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2008.03.23 (Sun)
米国大統領選に見る「左右の対立、新旧の対立」by冷泉彰彦
これまではオバマ氏に有利な展開だったのが、一転してオバマ氏が20年来とても親しくしているジェレミー・ライトという黒人教会の牧師が「過激反米発言」をしたことが明らかになるにつれ、こういった人物と親密な関係にあるオバマを軽蔑する動きがでてきた。
この牧師の過激発言は、何度も何度もテレビで繰り返されて放映された。例えば、「金持ちの白人によって米国の黒人は支配されている」9・11のテロに際して、「アメリカが世界へ向けて行ってきた暴力の報いだ」「米国が広島や長崎に原爆を落として何十万人という人々を殺したことは全く気にしていないくせに、NYの9・11のテロで3000人が殺されたことを騒いでいる」「ゲイや黒人を殺すために政府がエイズを発明した」「政府はイラクの大量破壊兵器について嘘をついている」「ヒラリーは決してニガーと呼ばれたことがない」「ヒラリーはオバマのように貧しい家庭で片親によって育てられていないから庶民の気持ちがわからない」「ビル・クリントンは、3つの重罪を犯したら終身刑になる3ストライクス・ローを作り、多くの黒人が終身刑になった」「ビル・クリントンは米国人に対して、モニカ・ルインスキーにしたと同じ事をした」など、反米感情というか、反米政府感情丸出しで、黒人の白人に対する憎しみを強調しており、これから世代を超えた新しい政治を始めようとしているオバマが、実はこういった古い偏質的な考えも持ち合わせているのではないかと若者を中心とした人々の不審を買った。
それでは、ライト牧師がどれだけ過激かという映像をyoutubeでお楽しみ下さい(笑)。
Barack Obama Pastor Jeremiah Wright is anti American Racist
しかしながら、オバマ氏は、18日の火曜日にフィラデルフィアで行った演説の中で見事にダメージコントロールに成功している。ライト牧師との親密な関係は認めつつも、彼の人種の分断を招く彼の発言には反対の意思をはっきりと表明した。そうする中で、今とは違って60年代には確かに人種隔離が現実だったとライト牧師の擁護もしている。
いやあ、過激なんてもんじゃないね。この牧師。でも、黒人や貧しい人にとっては、なんか引きずり込まれちゃうようなカリスマ性も確かにあるかも。日本人にとっても広島、長崎のくだりは、なかなか全うなことを言っていると思う人も多いだろう。オバマ氏はうまく対処したと思うが、この牧師のおかげでかなりの打撃を受けたのは確実だ。
ところで、先日もこのブログでも触れたニューヨーク州のスピッツァー知事による買春辞任騒ぎだけど、冷泉氏によると、民主党にとっては大事件だったけれども、ヒラリーにとってはスピッツァーというのはある種、切り捨てても良い存在だったため、ダメージどころか心の中では喜んでいるのではないかと推測している。
というのも、2006年11月にヒラリーとスピッツァーがそれぞれNY州の上院議員と知事に当選したときに二人とも「不法移民にも運転免許を交付すべき」という公約を掲げて当選した。しかし、その後、大統領選が進む中、ヒラリーは「不法移民への免許証交付」という公約を取り下げたのだ。なぜかというと、中西部の中間層を取り込みたいからで。他人の人権より自分の安全を中心の発想法が支配する中西部では、人権がアピールする東北部とは違い、この政策に反感を抱く人が多いだろうという判断からだった。それと同時にNYで不法移民に運転免許を与えたら、NYの犯罪が増え、治安も悪くなるだろうという世論も広まっていった。
スピッツァーは、強靭にもヒラリーにも、そうした世論にも屈しない態度をとっていたけれども、結局は断念せざるを得なかった。この前後の経緯については、オバマや右派がこのヒラリーの「変節」を批判しており、ヒラリーとしては「変節」前の盟友で今は自分の政治的お荷物となったスピッツァーの存在が邪魔だったのではないかと。だから、今回のスピッツァーの辞任騒動はヒラリーにとって渡りに船といったところだろうと冷泉氏は予想している。
ちなみにオバマ氏は一貫して「不法移民への免許証交付」には賛成で、そのせいかどうかわからないけれども、長年クリントン一家の政治的盟友であったリチャードソン、ニュー・メキシコ州知事は、すでに免許の交付を実施していることがあるのかどうかわからないけれども、オバマ氏支持に切り替えている。
なんとも複雑な米国大統領選だが、冷泉氏の解説によって細かい事情が手に取るようにわかり、興味を持つ人も多いのではないだろうか。この他にもディズニーなどの映画の紹介を兼ねて、左右、新旧の対立について鋭くメスを入れている。読む人を惹き付ける文章が書ける少ない作家のひとりだと思う。
みなさま、本日もランキングの応援、宜しくお願いします♪

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2008.02.27 (Wed)
米国大統領選:ああ、ややこしや~。どっちがオバマでどっちがビン・ラディン?
これは、9・11テロ事件で指名手配されている
ウサマ・ピン・ラディン。

そして、これが、今最も有力な米国大統領候補者と言われている
バラック・オバマ。

え~と、こっちがウサマで

こっちがオバマ

オバマ と ウサマ?
???
もぉ~
ああ、ややこしや~♪ ややこしや~♪
(この動画はフジTVによってすでに削除されてしまった。)
オバマにビン・ラディン風のターバンを巻かせたこんな写真が今ネット上をにぎわせている。というのも、ヒラリーのスタッフが卑怯な手を使ってオバマのイメージを悪くさせようと必死なのだ。その卑怯な手というのが、米国で最も嫌われているウサマ・ビン・ラディンとオバマ上院議員のイメージをダブらせて、オバマのイメージを悪くしようとしているようなのだ。ただ、この作戦はオバマよりもかえってヒラリーの方にダメージを与えたかもしれない。3月の第一火曜日に行われるテキサスとオハイオでの予備選の結果が楽しみだ。
実際にヒラリーのスタッフがばらまいたと言われているのが、下の写真。オバマが父親の故郷を訪ねたときに民族衣装を身につけたものだが、こんな写真が後々大きな波紋を呼ぶ事になるとは、本人は想像もできなかっただろう。
しかしながら、ヒラリーはヒラリーのスタッフがこの写真をばらまいた張本人であることは否定している。

遠くからだとあまり誰なのかよくわからない。
しかし、ズームしてみると

おお~!やっぱりオ~バマ~イ~ガッド!。オバマ~だ~。
でも、それが何か?
関連記事:
米大統領選:オバマ氏に「フセイン」連呼 個人攻撃目立つ(毎日jp 2月27日)
参考記事:
Clinton aides claim Obama photo wasn't intended as a smear (英語)
イギリス政治についてのグループブログ。民主党や共和党にとって第三者的存在。
Drudge Report
保守派のMLで、ヒラリーやビル・クリントンやブッシュが民族衣装を着た写真も見られるよ♪
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2008.02.23 (Sat)
米国大統領選: オバマ 対ヒラリー ネットの結果がリアルの結果に
ヒラリー vs オバマ,ネット戦では決着しているのだが
ネットのサポーターの数によれば、スーパーチューズデーの時点で、すでにオバマ氏が圧倒的にヒラリーをリードしていたという。
その後、オバマ氏はワシントンDCやウィスコンシン州、在外投票などで連勝し、獲得代議員数でもヒラリーに差をつけている。
そして今日、テキサス州予備選を3月4日に控え、オバマ対ヒラリーの討論会がテキサスで行われた。この時の様子をCNNでは次のように伝えている。
イラク、不法移民、経済などの主要な問題で両氏の立場に大きな隔たりはなく、この日の討論会は全体として穏やかな雰囲気の中で進行したが、クリントン氏がオバマ氏への攻撃を試みる場面も何度かみられた。
クリントン氏はまず、テレビ局のインタビューに答えたオバマ氏の支持者が、同氏の業績をひとつも挙げられなかったことを指摘。「言葉は重要だが、行動の方がもっと重要だ」と述べた。これに対しオバマ氏は、「あなたは有権者に『現実的になろう』と呼び掛けているようだが、私を支持してくれる人々が妄想に取りつかれていると言いたいのか」と切り返した。
これだけ読むと、オバマ氏がかなり怒っているような印象を受けるが、下の動画にあるように実際は
How we bring about the change we seek
確かにオバマの演説を聞いていると、あまりの出来過ぎた内容にどこまで信用していいのかわからなくなる時がある。それでも彼は、高所得者層が払う税金をアップすることによって可能だと言う。確かに米国の高所得者層から税金を巻き上げれば、どんなことでも可能かもしれない。それによって格差をなくそうとする彼の政策は妥当と言えよう。
CNNの続き:
クリントン氏はまた、オバマ氏の演説の一部が、パトリック・マサチューセッツ州知事の過去の演説に酷似しているとされた問題にも言及。「コピーされた言葉で『変化』を唱えられても信用できない」などと語ったが、これには会場の一部からブーイングが起きた。一方、オバマ氏は「互いの中傷に時間を費やしている場合ではない。米国を良くするために時間を使おう」と呼び掛けて拍手を浴びた。
しかし、クリントン氏は討論会の最後に、「この争いがどう展開しようと、私はオバマ氏と並んでここにいることを光栄に思っている」と述べ、これには会場から喝采がわいた。
演説のコピー疑惑に対して、オバマ氏はパトリック・マサチューセッツ州知事は民主党を支持する身内であり、仲間の言葉を借りる事を普通はコピーとは言わないと反論している。確かにそれを言ったら、オバマ氏の"Change"をヒラリーも使っているのだから、人のことは言えないと思う。同じ民主党候補者で共有することは許されると暗黙の了解があってのことではないか。
とにかく、ここまで負けてしまうと、ヒラリーは自分でも大統領になるのは無理だと思っているようだし、次のオハイオ州討論会後には、大統領レースから降りる事を発表するのではないかと思われる。
一方、ここにきて、共和党のマケイン氏に不利な報道が急浮上してきた。彼が2000年の大統領選に出馬した際に美人ロビーイストと恋愛関係にあり、その女性が努めていた企業に何らかの利益を与えていたという疑惑が大きな話題になっている。本人は否定しているようだが、あんなに美人で若い妻がいながら、他の女性と浮気とはマケイン氏の信用を失いかねない疑惑である。

マケイン氏と恋愛関係にあったとされるVicki Iseman(40)
写真:Will "bombshell" hurt McCain, or the New York Times?
関連記事:The New York Times (February 21, 2008)
THE LONG RUN
For McCain, Self-Confidence on Ethics Poses Its Own Risk(英語)
どうやら、ネット人気が予測したように、オバマ氏が米国の次期大統領になるような状況になってきた。日米のネットの影響の差を改めて思い知る。それには、Facebookなど海外のSNSに比べて日本のSNSの質の低さ、そして、日本人、特に若者の政治への興味の低さが原因しているのだろうと思う。
Facebookの日本語版はいつ頃できるのだろうか。
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2008.02.06 (Wed)
2008米国大統領選:スーパーチューズデーの結果

今日の北米のテレビは朝から晩までスーパーチューズデーの話題で持ち切りだった。
スーパーボウル、スーパーマン、スーパー・モデル、スーパーマーケットとなんでもスーパーづくしの米国らしいスーパーチューズデーの選挙だった。
数日前のエントリーでも書いたけど、この日は、大統領選のクライマックスで、一日で全州で50州あるうちの約半分となる24州で両党の予備選や党員集会が実施された。民主党は22州で、共和党21州で選挙が行われたが、19州で両党が同時に選挙を行ったことになる。

アメリカ大陸の州別地図
選挙結果は下のサイトで見られるけど、一応、日本語でまとめてみた。
Primaries and Caucuses
RESULTS: February 5 - SUPER TUESDAY (CNN)
民主党は、クリントンがオバマをリードした。ヒラリーは主に東北部などの8州で、オバマは南部を中心とした13州で票を集めた。オバマ氏の方が州の数は多いが、クリントン氏の方が代議員の数の多い大きな都市で票を集めたため、クリントン氏がわずかに優勢だ。
クリントン:ニューヨーク、アーカンソー、オクラホマ、テネシー、ニュージャージー、マサチューセッツ、アリゾナ、カリフォルニア
オバマ:イリノイ、ミネソタ、ノースダコタ、アラバマ、ジョージア、デラウェア、カンザス、コネティカット、コロラド、アイダホ、ユタ、アラスカ、ミズーリ
共和党は、マケイン氏が優勢を保ち、その後に、ロムニー氏、ハッカビー氏と続いた。残念ながら、誰かの大好きなポール氏は惨敗した(笑)。
マケイン: ニューヨーク、ニュージャージー、コネティカット、イリノイ、デラウェア、オクラホマ、アリゾナ、ミズーリ、カリフォルニア
ロムニー:マサチューセッツ、ユタ、ノースダコタ、ミネソタ、モンタナ、コロラド
ハッカビー:アーカンソー、ウェストバージニア、アラバマ、ジョージア、テネシー
民主党ではクリントンとオバマは引き続き、しばらくの間、ホワイトハウス目指してレースを継続するだろう。共和党からは、ポール氏がこのレースを降りる可能性が高くなって来たが、マケイン、ロムニー、ハッカビーはそのままレースを続けるだろう。
テレビを見ていて感じたことは、とにかくヒラリーが結果を見て嬉しそうだった事だ。これまで彼女がこんなに嬉しそうに笑ったところを見た事がない。その満面の笑顔で原稿をときどき見ながら行った彼女のスーパーチューズデーの投票が終わった後(カリフォルニアを除く)のスピーチはすばらしかった。
Hillary's Remarks on Super Tuesday(英語)
どうもありがとう。
今晩、米国全土から国民の声を聞いています。
全ての年齢や人種、あらゆる運命や人生を歩いている方々。日勤、夜勤、泣き叫ぶ赤ちゃんを抱えながら遅出で働く人々。子供の為によりよい社会を望むママやパパたち。機会に恵まれた世界がふさわしい若者達。これ以外にもいつも米国が息づく中でストーリーを書いて来た人々。
Thank you so much.
Tonight, we are hearing the voices of people across America.
People of all ages and of all colors, all faiths and all walks of life. People on the day shift, the night shift, the late shift with the crying baby. Moms and dads who want a better world for our children. Young people who deserve a world of opportunity. All those who aren't in the headlines, but have always written America's story.
と言った感じで、庶民に直接語りかけるように始まるこのスピーチでヒラリーは自分のことよりも、社会の底辺で働く国民に対して暖かいおもいやりの言葉を投げかけている。これまでヒラリーを単に計算高い女と見て来た人々の印象を180度返るようなスピーチだった。
これに対して、オバマ氏も奮闘した。過去2回の大統領選挙で、これまで共和党の州だったアラバマやジョージアで大勝利を収めた。又、比較的投票者数の少ないアラスカ、アイダホ、ユタ、カンザスなどもこれまでは共和党が勢力をふるっていたが、今回はオバマ氏が多くの支持を得た。
又、オバマ氏はスピーチがとてもわかりやすくて力強いというので評判だが、同じフレーズを何度も繰り返したり、聞く人も一緒に”Yes, we can."と相づちを入れる場面が何度もあり、聞く人も一緒にスピーチを行っている錯覚に陥るほど、聴衆が深く引き込まれるスピーチだった。
対する共和党でいまのところ先頭を走り続けるマケイン氏だが、ヒラリーやオバマに比べてスピーチもいまひとつカリスマ的魅力に欠ける。マケイン氏は片時も放さず夫人をすぐ横に侍らせているのだが、この夫人がとても若くて美人なのだ。実際の年齢は53歳くらいなのだが、とても50代には見えず、本当に非の打ち所がないほど完璧な美しさを保った人だ。私も彼女のような美しく気品あふれる50代目指してがんばろうと思う(笑)。
スーパーチューズデー関連のサイト(日本語):
特集大統領選(CNN.co.jp)
『晴天とら日和』 スーパーチューズデー 開票始まる+橋下大阪府新知事17重点事業をシッカリやって貰いまひょか。ふふふン~♪
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2008.02.05 (Tue)
カナダがアフガン駐留軍を撤退?

今日は相変わらずどんよりとした天気だったけれども、
気温が4℃ととても暖かく、先日の雪嵐で積もった雪がほとんど解けてしまった。

寒いのが嫌いなティガーでさえも気温が0℃以上の日たいてい外に出るので、
ティガーが外に出るかどうかでその日の気温が0℃以上かどうかがわかる(笑)。

昨日の岩国市長選の記事で世界は戦争から平和に向かって流れているって書いたけど、その動きがカナダでもみられるようなAFP BB newsの記事があったので、一瞬喜んだのだが、でも、実はこの記事にはなんだかなぁと思うようなところがあったのだ。
カナダ首相、アフガン駐留軍の撤退示唆 2008年01月31日 16:58 発信地:オタワ/カナダ(AFP BB news)
【1月31日 AFP】カナダのスティーブン・ハーパー(Stephen Harper)首相は30日、オタワ(Ottawa)入りしたジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領と会談し、アフガニスタン支援活動について協議した。ハーパー首相は会談で、北大西洋条約機構(NATO)の支援強化がなければ、カナダ軍を同国から撤退させる方針をブッシュ大統領に伝えた。両政府の報道官が同日明らかにした。
この記事のタイトルだけを見て、ほほう、ハーパー首相もついにアフガン撤退を決めたか。やっぱり世界は平和に向かって進んでいるのだ。とぬか喜びをしたのだが、内容を読んでみると、この記事には、ジョージ・ブッシュが1月30日にオタワでハーパー首相に会ったと書いてある。しかし、カナダのネットを見ても、テレビでもブッシュ訪問については一切触れてない。2004年にブッシュがオタワに来たときにプロテストがあったので、今回は極秘でカナダに来たのか、又は、そういった事実は全くないのに、まるでブッシュがオタワを訪問したように間違って書かれたのだろうか。
そこで、Bush, Canada, Visitで検索をかけてみると、最近の記事で、ブッシュのカナダ訪問を書いた記事は全くなかった。まがりなりにも、ブッシュって世界でも大国の一つの米国の大統領だよね。まず、その大統領がカナダを訪問するのに予告もなしに来るわけないし、来たら来たで、ニュースや新聞で報じられるはずだ。それが全くなかった。それじゃ、上のAFPの記事は何なのかって話になる。
今度は、Canada, Harper, Nato, Afgan, Troops で英語の記事を検索したら、こんな写真と共に、これに関連した記事があった。

Harper to Bush: Canada needs more combat aid (CTV.ca on Jan 30th)
この写真は2007年にケベック州のモンテベローでサミットが開かれた時の写真で、ハーパー首相が到着するとブッシュが腕をまわして迎えたと写真の注釈に書いてある。だから、それが1月30日に書かれた記事でも、この写真が1月30日に撮られた写真ではないことはその注釈を読めば一目瞭然だ。そして、1月30日付けのCTVのその記事には、ハーパーとブッシュは電話でアフガンへのカナダ軍への今後について語ったと書いてある。
もしかして、注釈や記事を読まずに、この写真だけ見て、ブッシュが1月30日にオタワでハーパーと会ったと勘違いして、記事を書いたのだろうか。写真の簡単な注釈を見ただけでもそれが2007年のことだとわかるはずなのに。
又、AFP日本語の記事を読むと、あたかもハーパーがカナダ軍をアフガンから撤退させるような感じで書かれているが、AFPの英語の記事などを読むと、実際には、NATOにあと1000人の戦闘部隊やより多くの兵器や飛行機やヘリコプターなどの戦闘機を追加してくれなかったら、契約が切れる2009年2月以降、カナダ軍をアフガンから撤退させるけど、追加してくれたら、もちろんそのままカナダ軍はアフガンに送り続けると言っており、NATOはアフガンでも最も危険な地域であるカンダールでのカナダ軍の重要性は承知しているので、もちろん、ハーパーの要請に応じるようだ。
ただ、2009年の2月までには、新しい大統領が決まり、今の米国の雰囲気では、この前3500人へ意志を増員したばかりで、大ブーイングが起こっているし、兵士をあと1000人増員するとしたら、もちろん反対されるであろうから、ハーパーがブッシュにおねだりした条件が満たないことは十分アリエールだろう。その時は、めでたくカナダ軍はアフガンから撤退することになる。だから、この記事のタイトルは、「カナダ首相、NATOの支援がなければ、アフガン駐留軍の撤退示唆」にするべきだろう。私がその記者だったら、「ハーパー首相、アフガンにカナダ軍残留のために、NATOに追加支援おねだり」にしちゃうだろうけど(笑)。
日本だって、国内であれほど揉めた給油支援なのだから、NATOの支援がなければ廃止すると言えばよかったのに、なぜ言えなかったのだろうか。日本の外交能力は本当に低くて、それが日本に不利益をもたらしていることにいつ気がつくのだろうか。
そんなわけで、米国の大統領選挙でも、イラク・アフガン戦争に強く反対するオバマ氏や共和党の中でも最もリベラルなマケイン氏の人気が高いことから、少なくとも米国民達は戦争にはもううんざりしており、みんなが平和を求めていることはまちがいないだろう。そして、カナダでも、アフガン・ミッションを見直して、兵士をカンダールのような危険な場所で戦闘を行う部隊ではなく、アフガン復興のためのトレーニングや教育などに支援活動の形態を変えようという動きも出て来ている。それでも、ブッシュ-ハーパー政権が健在であるうちは大きな動きはないだろうと思うけど、オバマ氏辺りが大統領になったら、早いうちにイラク、アフガン撤退が実現するのではないだろうか。
現在、スーパー・チューズデーの開票真っ最中で、クリントンとオバマは大接戦となっている。なんとなく、クリントンが微妙に優位のようだ。多分、オバマが大統領になることはないかもしれない。この後、引き続き、別のエントリーでスーパー・チューズデーの開票結果を報告しよう。
関連記事(英語):
Canada may pull Afghan troops unless NATO boosts support(yahoo! news on Jan 29,2008)
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