2009.09.21 (Mon)
「小泉進次郎」総裁de自民党消滅

この記事について、二つのブログがとても対照的な意見を書いていて、面白かったので紹介したい。
写真右:『財団法人 日本将棋連盟HP』 棋士紹介 米長 邦雄(よねなが くにお) 永世棋聖より
まずは、さすがは竹を拡散波動砲で原子単位まで破壊したような性格だけあって、いつもとても鋭い視点で書かれている浪人さんの『或る浪人の手記』 発狂した惨景珍聞から。
wwwwwwww
これは酷い、酷過ぎるwwwwww
こんなん、野牛スパムくんのオモシロ作文とレベルが変わらないぢゃないかwwwwww
仮にも全国紙ともあろうものが、こんな低レベルな、小学生でも鼻で笑うしかない代物を載せて、それも「正論」とか言っちゃうなんて、本当にそれでいいのか?
カスゴミが紡ぎ出すバカ作文は数え切れない程にあったけれど、ここまで酷いのは、アカピーのバカ宮くんの作文くらいしか思い付かない。
で、誰が書いてるのかと思えば、永世棋聖(笑)の米長邦雄大センセイぢゃあーりませんか。
あんたわよ、将棋は確かに強いかも知れないが、それ以外は一般人どころかキムチにも劣る低劣な人格の持ち主なんだから、世間様の前に将棋以外で出てくんなよ。
あ、そうか、だから同じく低劣極まりない存在である小泉ジュニアと気が合うのか、納得。
まあいいや、久々に名前見たから、手持ちの資料からこんなのを転載しておいてやるw
Tags : 米長邦雄 |
小泉進次郎 |
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正論 |
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2009.08.16 (Sun)
自エンドまであと13日:注目の山口4区と石川2区と東京8区で逆転なるか
しかしながら、小泉純一郎や安倍晋三のように全く映画の内容が理解できない輩は懲りずに今年も靖国神社を参拝した。また、現職閣僚では唯一、野田聖子消費者行政担当相が参拝した。野田としては選挙前の宣伝のためだったのかもしれないが、あまりの無神経さにもほどがある。
映画『靖国』のことや、靖国問題について興味のある方は、カテゴリー:靖国問題を読んでいただければと思う。
ここ終盤に来て、自民党は民主党にますます追い込まれているようだ。上述の稲田朋美は福井4区から出馬するが、すでに民主党の笹木竜三議員に追い込まれている。
第45回衆議院議員選挙 福井1区より

又、保守地盤の山口4区でも安倍晋三が民主党の戸倉多香子議員に追い討ちをかけられている。
第45回衆議院議員選挙 山口4区

岐阜一区の野田聖子も、おなじく民主党の柴橋正直議員に猛追されている。
そして、気になる石川2区の姫のサメ退治や東京8区の保坂vs石原はどんな情勢なのだろうか。

写真:森元首相 必死 「牙城」で田中さん勢い(中日新聞 2009年8月11日)
中日新聞によると、同紙の世論調査では石川2区で河村たかし市長の応援で田中美絵子氏が勢いをつけ、接線となっているそうだ。そのせいか、森センセは最近では報道関係者にもブチ切れていると『日刊ゲンダイ』が伝えている。これまでは猛追していたが、今では横一線に並んだ状態だと言う。姫のサメ退治は着々と進んでいるようだ。
東京8区の保坂vs石原に関しても、『スポーツ報知』によれば、これまでは東京8区で無敵の強さを誇っていた石原伸晃氏が、野党連合から推薦を受ける保坂氏の猛追を受け、東京3区の宏高氏は、宿敵・松原氏に苦戦を強いられているそうだ。
とらちゃんも保坂さんの動画も含めてたくさんの情報を集めて下さっている。
保坂展人Vs石原伸晃。只今、大接戦らしいけれど、。。。
Tags : 靖国参拝 |
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2008.05.21 (Wed)
映画『靖国』を見ての感想

すでに『靖国』を見た人も多いと思う。Mixiの『映画「靖国」を観よう!』というコミュでもすでに60件以上の感想が寄せられている。
もう観た人!感想欄
私もいろいろな感想を読んだが、中でも『きまぐれな日々』がすばらしい映画評を書かれていたので紹介したい。
『靖国 YASUKUNI』 映画評(上)
『靖国 YASUKUNI』 映画評(下)
実は私も初日にシネ・アミューズで見たんだけど、靖国神社のあり方を再確認させるいい映画だったと思う。『靖国』のオフィシャルサイトで予告を見たときは、なんだかものすごく怖い映画のようだったのであまり見たいとは思わなかった。右翼議員があれだけ難色を見せるということは、多分、百人斬りを再現する場面がたくさん出てきたり、南京虐殺の写真もふんだんに使われてかなり残酷な映画なのではないかという予感がしたからだ。しかし、実際は私の予測を裏切るもので、残酷とは程遠い映画だった。
簡単に言えば、この映画は、現役最後の刀匠、刈谷直治氏が刀を鋳造する工程をところどころに交えながら、8100振りの日本刀が作られたと言われている靖国神社を訪れる人々にカメラを回しつつ、靖国刀がもたらした意味を次第に明らかにしていく映画。そんな映像の中にこの映画に登場する人々の感情がタペストリーのように複雑に編みこまれている。
李監督が10年間の年を費やしてこのドキュメンタリーフィルムを制作したそうだが、執念がなければできることではない。それだけ長い年月を経て続けられた取材だけあって、8月15日という一年で一日の出来事を中心に、たえず靖国神社で起こる大きな問題が浮き彫りにされていた。
いつもは静粛な靖国神社だが、その日だけは過去と未来が入り混じった不思議な空気に包まれる。当時の軍服を着て列をなし戦死者を英霊として弔う者もいれば、境内で星条旗を掲げ、小泉首相を支持しますなどと訳のわからないことを言うアメリカ人もいる。社務所を訪れて抗議の声を上げる韓国や台湾の遺族たちもいる。
靖国神社の公式サイトを見てみると、5月1日付けで二次通知書が映画作成者や監督宛てに送付されており、撮影許可をめぐっていまだにもめているようだ。
映画「靖国」に関する再通知について(5月1日)
映画「靖国」に関する回答について(4月25日)
映画制作会社の弁護士ら(杉浦ひとみ氏も含む)からの回答を受けて、靖国が特に問題としているのは、この映画の中でのクライマックスと思われる部分で神社の社務所で職員から止められても李監督がカメラを回し続けたシーンだ。
このシーンでは、合祀解除を求める浄土真宗の僧侶・菅原龍憲氏と台湾原住民(タイヤル族)女性の高金素梅(民族名チワス・アリ)氏が感情的に訴えるのだが、特に日本軍のために戦って戦死した父親を勝手に靖国に祀られたことを感情的に訴える高金素梅氏の姿と同時に彼女の切なる声を、迫力のある大阪弁に的確に翻訳していた男性が印象的だった。その感情的な訴えの後に僧侶だった父親までも戦争に駆り出されたことを静かに語る菅原龍憲氏はとても対照的であり、心を揺さぶられた。
この場面は『靖国 YASUKUNI』 映画評(下)にも詳しく書かれているので参考にして欲しい。
上述の『きまぐれな日々』のエントリーで『靖国』のエンディングに用いられた「悲歌のシンフォニー」の作曲家グレツキがホロコーストが行われたアウシュヴィッツの近くで生まれ、この曲が死者の魂を鎮めるレクイエムだったことを知る。ベルリンでこの映画が好評だったのもうなずける。
「悲歌のシンフォニー」
お母さま、どうか泣かないでください。
天のいと清らかな女王さま、
どうかわたしをいつも助けてくださるよう。
アヴェ・マリア。
[ナチス・ドイツ秘密警察の本部があったザコパネの「パレス」で、第3独房の第3壁に刻み込まれた祈り。その下に、ヘレナ・ヴァンダ・ブワジュシャクヴナの署名があり、18歳、1944年9月25日より投獄される、と書かれている]
(歌詞対訳:沼野充義)
『きまぐれな日々』より転載
Gorecki Symphony of Sorrowful Songs Rebecca Evans
稲田朋美の天皇の靖国参拝を求める演説の後、君が代を歌っているときに小泉首相の靖国訪問反対を訴える青年が乱入したとき、右翼らしき人物が何度も「中国へ帰れ!」と怒鳴るシーンがあった。その青年は中国人とは限らなかった。日本人に「中国へ帰れ!」と言われても別に何も感じないが、当然その声は中国人である李監督にはとても暴力的な言葉として響いたに違いない。李監督が、このような日本の反中国感情を踏まえた上でこの映画を制作した目的は単に『靖国』の真の姿を暴くことだけではなかったはずだ。
最後にはグレツキの「悲歌のシンフォニー」をアジアのホロコーストと呼ばれる南京大虐殺で亡くなられた方々と徴兵されて戦死した日中兵士、ホロコーストで殺された人々など、戦争の被害者に捧げる意味でエンディングに使ったのだろうが、この曲がエンディングに流れた途端安らかな気持ちになった。
李監督が言いたかったのは、日本による中国侵略をいつまでも怨んでいても何にも生まれない。これからは、お互いをよく知った上で過去の悪は許し合い、いいところは褒めあって仲良くやっていこうじゃないか。もう決して戦争だけはよそう。ということだったのではないだろうか。李監督の懐の深さが感じられる映画だった。
映画が終わった後、ぴあの出口調査に協力させられた。私はこの映画の評価を点数で表すと、全体的な評価は80点と答えたんだけど、ネットで見ると平均点が83.7点ということで、ほとんどの人がこの映画を評価していたのではないかと思う。
ぴあ映画満足度ランキング
この映画構成などはすばらしかったと思うけど、映像のブレや音声が聞き取りにくかったことなどがマイナス点となったのでは?もっともドキュメンタリーではどんな映画にもつきものの弱点なんだろうけども。
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2008.04.11 (Fri)
有村治子の映画『靖国YASUKUNI』出演者への圧力を許していいのか
真実は何処にある?
http://203.139.202.230/?&nwSrl=225477&nwIW=1&nwVt=knd
映画「靖国 YASUKUNI」をめぐって、中国人の李纓(リイン)監督が「自民党国会議員が出演者に圧力をかけた」と反発している問題で、映画の中心的な登場人物で圧力がかかったと指摘されている県内在住の刀匠の男性(90)と その妻(83)が十日、高知新聞社の取材に応じ、男性は「出演場面と名前を(映画から)切ってほしい」と現在の心境を語った。 夫妻は平成十七年十月に監督側から送られてきた手紙を示し、「映画は(刀作りの)技術的な内容と思っていた」と強調。 監督側に対し、「信用できない」「だまされた」などと強い不信感もにじませた。
真実はここ↓にありますよ、お先真っ暗さん。
自民議員が出演者聴取 “靖国”監督が反発 (西日本新聞 4月10日)
映画「靖国 YASUKUNI」の中心的出演者で刀匠の刈谷直治さん(90)夫妻=高知県在住=から有村治子参院議員(自民、比例)が事情を聴き「刈谷さんらは出演シーンの削除を希望している」と主張していることが分かった。李纓監督(44)は9日、共同通信のインタビューで「出演を納得してくれていた夫妻を変心させた。許せない介入だ」と訴えた。
映画は「靖国刀」を作り続ける刈谷さんの姿と靖国神社をめぐる動きを描いたドキュメンタリーで、上映中止が相次いだ。シーンの削除になれば作品の成立自体を左右しそうだ。
有村議員は9日夜「(監督の主張を)刈谷さんに電話で確かめたが、わたしの話で気持ちが変わったことはないということだった。監督の話は事実無根だ」と反論した。
有村議員によると、「刈谷さんが困惑している」との情報があったため、3月25日、刈谷さん夫妻と電話で話し、削除希望を聞いたという。
これに対し李監督は「(削除希望は)信じられない。どうして政治家がそこまで介入するのか」と反発している。
それにしてもひどい話だ。李纓監督は、去年の春に刈谷氏が出演する場面の撮影が終わってからその映像を刈谷氏に見せて納得してもらっていたはずだ。もしその時に刈谷氏が削除を希望していたら、李纓監督は、他の出演者を使ったことだろう。それなのに、映画が完成してから、有村の口車にうまく載せられて、自分の出演シーンの削除を希望するとは。
例えば、自分が主演女優で映画に出演し、映画を試写したときはOKで、全国で上映が決まってから、やっぱり自分の出演シーンをカットして欲しいなんて言ったら、監督はその主演女優を訴えるだろう。そんな身勝手なことが許されていいわけがない。有村がなんと言って説得させたか知らないが、刈谷氏は突然そんなことを言い出すとは、あまりにも優柔不断すぎないか。
2,3日前に『晴天のとら日和』のとらちゃんが
江川紹子ブログ(暴力には屈しない)+映画『靖国』に関する緊急記者会見(映像・ノーカットで!是非ご覧頂きたい。)+稲田朋美&有村治子を落選させないと日本の将来真っ暗闇じゃん!<追記アリ>
という記事の中で4月9日に放映された緊急記者会見オンデマンドを紹介してくれた。映画『靖国』の上映中止に向けて、国内のジャーナリスト・映画監督・メディア関係者がボランティアで「OurPlanet-TV」を通して緊急アピールをライブ配信してくれたんだけど、どうして、こういう大切な議論がテレビ中継されないのか。そして、稲田や有村のような害虫議員は嘘のような給料をもらっているというのに、こうして右翼化や世界から孤立する日本を救おうとアピールしてくれる人は無料で出演しなくてはならないのかとても不思議に思った。
しかしながら、この稲田や有村の圧力に対して、会見に参加してくれた知識人たちのような人がまだ日本にいるということがわかっただけでもほっとした気分。
この記者会見の中で、李纓監督は、これまでの刈谷氏とのいきさつを詳しく述べてくれているし、記者会見の参加者たちは、誰もが李纓監督を支持する意見を述べていた。特に、石坂啓氏と斎藤貴男氏の意見はすばらしかった。二人の会見の様子は、下の動画で見られるので、一人でも多くの方に是非見ていただきたい。
田原総一朗さん/野中章弘さん/石坂啓さん
是枝裕和さん/斎藤貴男さん/坂本衛さん
この会見を見た後、すぐだと思うけど、有村はあわてて自分のブログで反論している。

今日4月9日の報道をうけて、今晩(4月9日21時に)私が直接、刈谷さんご夫妻に2度目となるお電話をして、「李纓監督が、有村の電話によって、刈谷さんの気持ちを変心させたと主張されているので、それが真実かどうかお話ください」と事情を報告し、刈谷さんご夫妻からは、この李纓監督のご主張が事実に反する旨の明確な回答を得ています。加えて、今晩の電話での会話を公開することにも了承をいただいており、今後の展開によっては、この証拠となる音声・映像ビデオを公開する用意もあります。
つまり、有村が映画出演者である刈谷氏の気持ちを変えたのではないということを刈谷氏に
ここまで言論の自由が奪われる日本に誰がしたのかとなると、斎藤貴男氏が主張していたように、こういったクズを国会議員として当選させた国民だ。日本をここまでひどい状況にしたのは、自民党による悪政を批判もせずになんとなく許してきた国民の責任なのだ。いつまでも自民党に政権を握らせていたら、国民の生活は苦しくなる一方で、言論の自由を奪われ、憲法は改悪され、健康保険もいつのまにか国民のためではなく、政府に無駄遣いさせるため、税金や年金も癒着した政官業を潤すためだけに全て吸い取られるようになるだろう。口では愛国心だなんて言っているが、実際は国民から摂取した税金を米国に貢いでいる反日政党の自民党。
民主党は信用できないとか、民主党に政権はまかせられないと言う人がいるが、そういう人に限って「では、誰なら政権をまかせられるのか。」という質問には全く答えられない。誰かが政権を握らなければならないのであり、今一番有力なのは民主党なのだ。うかうかしていると、「せんたく」というとんでもない新自由主義の極右団体に政権をのっとられる可能性もある。それでもいいのだろうか?
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2008.04.07 (Mon)
映画『靖国 Yasukuni』:これまでのいきさつとその背景(備忘録)
映画『靖国』をめぐるこれまでのいきさつは、
「靖国」上映中止 何が起きた「靖国」派の圧力 手貸した文化庁
(2008年4月5日「しんぶん赤旗」)
にとても詳しく書かれているので、その記事から引用させていただきたい(文型など多少短く変更)。
異例の国会議員試写会
ことの発端は、昨年末、『週刊新潮』が、この映画に政府出資の芸術文化振興基金から助成金が出ていることを疑問視する記事を掲載。それを受け二月、自民党の稲田朋美衆院議員らが、文化庁を通じ、製作者に映画を見たいと要請し、三月十二日に異例の国会議員試写会が開かれた。
対応した配給協力・宣伝会社のアルゴ・ピクチャーズらは、協議のすえ、特定の議員に限定せず、全国会議員を対象にした試写会をアルゴ主催で開くことを決定し、文化庁の要請で国会議員のみを対象とした極めて異例の試写会が開かれた。
当日は約八十人の議員らが出席。稲田議員は試写後、「靖国神社が国民を侵略戦争に駆り立てる装置だったという政治的メッセージを感じた」と感想を述べ、翌日には、自身が会長を務める「伝統と創造の会」と、「平和靖国議連」のメンバーで文化庁を呼び、公的助成は不当だと声をあげた。両団体とも、日本の侵略戦争を正当化する議員の集まり。
上映予定だった新宿バルト9が、今後起こりうるトラブルや他のテナントへの迷惑を懸念し、上映中止を決定したのは、この試写会の後。ほかの東京・大阪の四館も、これに続き上映中止を決めた。
助成口実に国会質問
試写後、自民党の水落敏栄参院議員、有村治子参院議員が、この映画が助成対象にふさわしくないとして、映画への公的助成の返還を求める国会質問をした。
水落議員の理由:
●監督が中国人で、スタッフにも中国人が多い。
●タイトルに「YASUKUNI」と英語表記がある。
「靖国」は日中合作の映画だが、「基金」は一定の条件のもとで、合作映画も助成対象になると規定している。
ほかに、製作者が「映画の製作活動を行うことを主たる目的とする団体」であり「日本映画を製作した実績」があることなどが、助成を受ける条件だが、同映画は当然、いずれの条件も満たしているからこそ、審査を通過した。文化庁も審査は「所定の手続き」で審査されたと説明している。
*有村議員の理由:
●靖国神社とは「本来、御霊(みたま)と静かに向き合う場所」で「イデオロギー論争の場であり続けるのは、極めて御霊や御遺族に対して不遜(ふそん)」。
映画を助成した「文化行政の過失は決して小さくない」と述べ、助成審査の中身をただし、審査の具体的内容を書面で提出するよう文化庁に求めた。
会場手配・資料も提供
見過ごせないのは、映画の内容に介入しようとする議員らに、文化庁が手を貸し、公開前に、事前試写や資料提供の協力を図ったことだ。
文化庁は、稲田議員らの「見たい」との要求にこたえ、製作・配給側に繰り返し話を持ちかけました。製作・配給側は当初、特定議員にだけ見せることはできないと主張。それでも文化庁は食い下がり、製作・配給側も次善の策として、全議員むけの試写会を開くことに合意した。
もとは、文化庁が稲田議員らのためにおさえていた会場を使い、費用も文化庁負担で進められていた話だったが、試写の対象が、一部議員から全議員に変わったことで、文化庁は製作・配給側に費用負担を求めてきた。
文化庁はまた、「靖国」の製作者が助成を受けるため、基金に提出した交付要望書などを、議員の求めに応じて提供。国会質問も、それらの書類をもとに、審査過程を問題にしている。
*その他、有村議員の意見は、前編・映画「靖国」上映中止と参院内閣委での有村議員の質問(read moreにも有村議員インタビュー部分を転載)を参考にしていただきたいのだが、とにかく自分の偏った思想や考えを尾山文化部長に有無を言わせずに押し付ける言葉の暴力はまるでヤクザの脅しのようで、知性のかけらも感じられない。彼らがいかに中国を差別しているか、偏見を抱いているか、又いかに誤った歴史認識の上に暴論を重ねているかがよくわかるインタビューである。
Sohyaさまに教えていただいたDoblogの『悪口雑言罵詈讒謗ブログ』の稲田朋美という議員という記事では、稲田の過去について詳しく書かれている。この記事で稲田朋美が「安倍親衛隊」の一人であったことを知る。
(前略)
そして、この記事を書く下調べをしているときに“出会った”のが稲田朋美衆院議員である。稲田は2005年の9.11「郵政」総選挙の際、安倍晋三の要請を受け、郵政民営化法案に反対した自民党議員への「刺客」として福井県第1区から出馬して当選した議員である。
そして2006年2月には自民党の初当選組の半数を集めて「伝統と創造の会」というグループを立ち上げ、その会長に就任している。このグループは同年8月の自民党総裁選では安倍晋三の応援団役を務め、“安倍親衛隊”とも呼ばれていた。稲田議員は、総裁選予定者討論会の後、「一番感慨深く聴いたのは、安倍官房長官が政策として戦後体制の是正と自主憲法の制定をまっさきに掲げられたことです。誰もできなかったことに安倍官房長官は挑戦しようとされているのです」と述べ、安倍晋三を絶賛している。
稲田議員はまた、同年8月15日の福井新聞に掲載された加藤紘一氏との対談では、「(靖国神社問題は)憲法改正に伴いこれから自衛戦争や国際協力戦争で亡くなった人が出たら、どこで慰霊するのかも含めて議論が必要」と述べており、月刊誌「WiLL」の同年9月号では、「靖国神社というのは不戦の誓いをするところではなくて、『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけないんです」と語っている。さらに、同年8月29日に開かれたシンポジウム「新政権に何を期待するか?」においては、「教育基本法に愛国心を盛り込むべきだ」と強調したかと思えば、次のようなことも語っている。
「真のエリートの条件は2つあって、ひとつは芸術や文学など幅広い教養を身に付けて大局観で物事を判断することができる。もうひとつは、いざというときに祖国のために命をささげる覚悟があることと言っている。そういう真のエリートを育てる教育をしなければならない」
さて、このような“香ばしい”発言を繰り返す稲田議員が所属するグループは「伝統と創造の会」だけではない。それ以外にも以下のような団体に所属している。
・ 自由主義史観研究会・日本「南京」学会会員
・ 中国の抗日記念館から不当な写真の撤廃を求める国会議員の会事務局長
・ 日本会議国会議員懇談会事務局次長
・ 正しい日本を創る会会員
・ みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会
・ 神道政治連盟国会議員懇談会
スバラシイではないか!(笑) 極右団体にはすべて顔を出しているわけである。さらに、Wikipediaによれば、彼女は「南京大虐殺否定派」であり、弁護士としては、靖国神社参拝関連訴訟の国側の弁護を手がけるほか、「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判の原告側弁護人」(大阪地方裁判所で原告の敗訴)や「南京百人斬り競争名誉毀損裁判の原告側弁護人」(最高裁判所で原告の敗訴)を務めているそうだ。
(後略)
鈴木邦男をぶっとばせ!:靖国が危ない!
鈴木邦男氏というのは、コメント欄でやっしゃんに教えていただいて初めて知ったのだが、政治活動家、新右翼団体「一水会」顧問でいらっしゃるそうだ。こういった右翼の方でも今回の靖国を国民に見せないことに対しては、意義を唱えている。一水会(いっすいかい)は、ウィキペディァによると、「1972年に創設された民族派政治団体。所謂新右翼といわれる政治団体の一つ。発足当時、それまでの右翼団体とは一線を画す、「理論派右翼」であるとして警察(公安)からマークされた」そうだ。
⑤「国民に見せない」のは、よくない
又もや、映画「靖国」だ。実は、内容についての反対は余りない。8.15の左右の集会、靖国刀をつくる刀鍛冶の仕事が紹介されて、貴重なドキュメントだ。文句のつけようがない。ただ、ラストに、南京事件の「写真」が出る。数十秒か、数分か。「それがけしからん」と言う。それと日本芸術文化振興会から750万円が出てるという。「反日映画に金を出すとは何事か!」というのだ。
しかし、多くの映画に出している。こうした真面目なドキュメントに金を出すのはいいことだ。たとえ、日本に対し批判的だろうと、(そんなことはないのだが)、それに金を出すなんて、日本の寛容さを示すことだ。いいことだ。世界に誇るべきことだ。
又、最後に「ニセ写真」を流したというが、まだ論議されている写真があるのなら、その点をクレジットで付けたらどうですかと、監督に言った。しかし、「確信があります」と言う。それ以上は、こちらも言えない。あとは公開した後に皆で話し合ったらいい。又、そのための〈場〉を作ったらいい。何度も言うように国民に見せないで、「上映中止しろ!」はおかしい。
又、新聞、テレビもだらしがない。こんな大きな騒ぎがあるのだ。ちゃんと関係者に取材して報道すべきだ。街宣をかける右翼の言い分も聞けばいい。映画制作側の言い分も聞けばいい。右翼が恐くて上映をやめた映画館の言い分も聞けばいい。そして、堂々と、討論させたらいい。今は、吉野VS浪人会の大正時代よりも、ずーっと言論が不自由になっている。勇気がない。
いや、平成の時代になってからでも、少しは自由な報道があった。嘘だと思うなら、ネットの「You Tube」を見たらいい。かつてTVで放映された右翼の映像が随分と流されている。「曲がり角に立つ平成の右翼」とか、「密着・少年右翼」などだ。又、右翼が車に火をつけて首相官邸に突っ込む衝撃の映像も流されている。島田紳介にインタビューされて私が答えている。又、一水会の若き活動家・徳弘三十四が街宣をやって人々を引き付けている様子も映っている。これを見て、「おーっ、右翼は立派だ」と思う人もいるだろう。又、「右翼は横暴だ」と思う人がいてもいい。見る人の自由だ。そして、多くの人に考えさせたらいい。
映画「靖国」の中でも、右翼の活動はかなり紹介されている。これだけでも、多くの人に見てもらう価値はあるだろう。
今の日本は、稲田朋美、水落敏栄、有村治子のような極右と言われる思想の偏った者が政治権力を握り、映画などの芸術を通しての表現の自由が奪われたり、国民が見たい映画を鑑賞する権利まで奪われる状況になってしまった。もっと恐ろしいのは、旧日本軍の行いを反省することなく、愛国心を教育の場で子供に押し付けたり、祖国のために命をささげる覚悟があるものこそが真のエリートであるなどと恥ずかしげもなく語る政治家が言論の自由を規制していることだ。
あまりにも右翼化してしまった日本。嘆くべき現実である。
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2008.04.03 (Thu)
映画『靖国YASUKUNI』中止は遺憾と言うが何の対策もとらない福田
というエントリーで
『江川紹子ジャーナル』の「この萎縮現象は、表現の自由の自殺行為だ」
と共にこのブログの「稲田朋美によって検閲された映画『靖国』」を紹介していただきました♪
きっこちゃん、ありがとう~。
![]() | きっこの日記R 好き?好き?嫌い?編 (2008/02/14) きっこ 商品詳細を見る |
きっこちゃんが『きっこの日記R』で対談された江川紹子氏の上述の記事は、直接映画館に電話して聞いた結果が書かれており、この事態を嘆くだけでなく、「それでは映画を上映するにはどうしたらいいか」と一歩踏み込んだ提案を示している。江川紹子氏のこの映画をぜひ上映したいという切実な気持ちが伝わって来て、とても感動した。
報道でも、この映画『靖国』の上映が中止になったことがだんだん大きな騒ぎとなってきたようで、今日は暫定税率期限切れで何故か国民に謝罪した福田首相までが、
「もし、嫌がらせなどが原因で上映が中止になるというのであれば、誠に遺憾なことだ」(毎日新聞)
とのコメントを記者団に告げた。しかしながら、これも昨日の町村のコメントと一緒で心の中では舌を出しながら言っているような感がある。江川紹子氏のように、だからどうするという問題を解決しようとする志は全く感じられない。いつもながら、まるで他人事なのだ。
一つだけいいニュースも。Mixiのコミュ、映画「靖国」を観よう!(今日現在メンバー数:332人)で、知ったのだが、5月10日から大阪の 第七藝術劇場で『靖国』が上映されるそうだ。こういう映画館がこの先増えてくれることを願いたい。
最後にTBP自エンドへTB下さった中から関連記事を紹介しよう(日時順)。
稲田朋美らの「試写会要求」が映画上映中止を招いた(4月3日)
ゆるさん!稲田朋美!(4月3日)
みずほタン記者会見で「靖国」自主上映を検討すると語る+稲田朋美の圧力で上映中止になった「靖国 YASUKUNI」⇔稲田朋美には「選挙」で、「落選」して頂いて、「政治」の場から、「ご退場」願いましょう!(4月2日)
読売の社説がひどい なんで櫻井よしこ? (4月2日)
映画「靖国 YASUKUNI 」(3月23日)
実際にこの映画を見た方の感想が書かれている。
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2008.04.01 (Tue)
稲田朋美によって検閲された映画『靖国 Yasukuni』が全国上映中止に

『反戦の家づくり』「右翼の暴力が支配する国 日本」
という記事で知ったのだが、まさか、いくらなんでも、海外でこれだけ評判の高い映画を日本で上映中止にするとは自民党+右翼の言論規制もここまできたかと驚いた。これで日本も北朝鮮並みの思想統一国家に成り下がったわけだ。
映画館がこの映画の上映を中止した理由は、プリンスホテルと同じで「右翼の宣伝カー」が来て、まわりに迷惑をかけるからとのことらしいが、そんな理由が通ったら、日本は「右翼の宣伝カー」に支配される右翼支配国家になってしまうじゃないか。しかし、もちろん、その「右翼の宣伝カー」の裏には政治家がからんでいるはずである。上映を中止したこれらの3つの映画館にも右翼からの圧力(怒鳴り込みのしつこい電話など)の他に政治家からの圧力などもあったに違いない。
この映画『靖国Yasukuni』を一番最初に検閲すると言い出した稲田朋美だが、「小泉チルドレン」の一人として知られている。恐らく、稲田を裏で操っているのは小泉純一郎ではないか。

小泉チルドレン,83会名簿
(「まぁ皆さん聞いてください」より)
↑売国議員稲田朋美
そういえば、少し前に『反戦な家づくり』で、同じく小泉チルドレンの一人である渡嘉敷奈緒美衆議院議員の公設秘書が,高校生に暴行を加えたことについての記事をアップしていたが、なんでも渡嘉敷奈緒美が,例の「つくる会」教科書を採用したファシストの山田宏杉並区長とドロドロの不倫騒動をおこし,東京にいられなくなって大阪に左遷されたという話が書かれていた。詳しくは、下の記事で。

売国議員渡嘉敷奈緒美⇒
福田内閣が終焉を迎えた後、次にくるのは、民主党なのだろうか。
それとも「せんたく」のような極右集団が新政党に化けるのか。
『FACTAonline』永田町に「せんたく新党」の烈風
小泉チルドレンも熱い視線。「超党派議員連合」の発起人は再編志向の曲者ぞろいだ。
2008年3月号
は、「自民、民主両党の垣根を超えた新たな「超党派議員連合」が永田町を揺るがす日が迫っている。」という出だしで始まり、郵政選挙で突風に乗って当選したチルドレンの大半は次の衆院選に勝つ自信がなく、選挙に有利な動きなら藁にもすがりたい気持ちで、「せんたく」に熱い視線を送ると続く。ここには、小泉チルドレンの「生みの親」はもはや当てにならないとあるが、実際、せんたくの黒幕は小泉ではないかと私は見ている。
以下、前述の『FACTAonline』より転載する。
「せんたく」への片思いとも言える期待と警戒の強さ。それは衆参ねじれ現象で政策決定が停滞するのをよそに、首相・福田康夫と民主党代表・小沢一郎が互いにもたれあい、ダラダラと延命を続ける今の「クリンチ政局」の行き詰まり感の裏返しだ。
福田は首相として何をやりたいのかもはっきりしない「マニフェスト不在」。衆院解散は封印してひたすら政権にしがみついている。小沢も解散に追い込む策略などもはやなく、求心力が低下。もう一度大連立工作を仕掛けるくらいしか手がない。
「せんたく」が勢いに乗って「そのまんま新党」へと発展し、政界再編の起爆剤となる動きでも出なければ、この閉塞状況になかなか風穴が開かない――。そんな「自民でも民主でもない第三極」を渇望するマグマのうねりには当の北川も戸惑うほどだ。
それでも、もし、「せんたく」が政権をとるようなことになり、そのまんま東総理が誕生すれば、日本の右翼化はますます進み、今よりもっと住みにくい社会になるのではないか。そんな予感がするのは私だけではないと思う。今から日本脱出作戦を考えておいた方がよさそうである。
追記:
『晴天とら日和』「稲田朋美は独裁者にしか見えない!ドキュメンタリー映画『靖国 YASUKUNI』上映予定映画館がすべて中止になる。」2008年04月01日
とらちゃんが、稲田朋美のインタビュー記事を始め、映画が中止になったことに関する多くの記事を集めてくれた。
その中でも私が特に注目したのは、janjanのインタビューで稲田朋美は次のようなトンデモ発言をしている。
「この映画が上映されることや公開されることについて口をはさむつもりはまったくなく、また、映画が公開される前に試写を求めたという事実もない。この映画はすでにいろんなところで試写が行われており、国際的にも評価の高い映画であると聞いている。あくまでも日本の税金を使った助成金の使い方を問うものであり、映画の公開を問題視するものではないことを強調したい。」
この映画を検閲したくせに、試写を求めたという事実がないなんてよく抜けぬけと嘘つけるな。口ではうまいこと言っているが、もし、中国で作られたことだけが問題なら、助成金を取りやめにすれば済む問題じゃないの?何も、上映中止にまでしなくたっていいじゃないか。又、助成金だけの問題であり、内容は問題視していないと言いながら、内容についてかなり踏み込んだ見解を示しており、問題があるようなことを言っている。
「裁判で原告側が一貫して主張していたのは「靖国神社は国民が死ねば神になるとだまして、侵略戦争に赴かせ、天皇のために死ぬ国民をつくるための装置であった」というメッセージであった。南京虐殺にまつわる真偽不明の写真を数多く羅列し、その合間に靖国参拝をする昭和天皇や国民の姿を入れ、巧みに裁判の原告のメッセージを伝えている。」
「南京虐殺にまつわる真偽不明の写真」って、その写真が真実ではないと証明できるのか。「南京虐殺はなかった。写真はニセモノだ。」というのが、ネトウヨがよく掲示板やコメントなどで工作活動に使われている文句だが、何の証拠も示さずに、自分の妄想で判断しているとしか思いようがないのだが。証拠があればぜひ見せて欲しいものだ。
「靖国刀をつくっている「刀匠」のメッセージ性について、南京虐殺の象徴として語られている、いわゆる百人斬り競争をしたことを理由に戦犯として処刑された少尉の遺族が、新聞社などを名誉毀損で訴えた裁判で、遺族に対する人格権侵害は認められなかったが、判決の理由の中で百人斬りの記事の内容を信用することはできず甚だ疑わしい。映画はこの百人斬りを事実として報道した新聞記事を事実として紹介し、「靖国刀匠」をクローズアップして日本刀で残虐行為を行ったというメッセージを伝えている。」
はあ?事実を伝えて何が悪い?「百人斬りの記事の内容を信用することはできず甚だ疑わしい」ってすでに裁判では認められている事実なのに、何を根拠にこんな暴言を吐いてるの?「百人斬り訴訟」の結果が気に喰わなかったからって、政治家の立場を利用して、自分の感情を元に、映画を検閲していいと思っているの?
私の勉強会「伝統と創造の会」が取り上げたのは、週刊誌の記事がきっかけだった。表現の自由について大騒ぎをしたのは、むしろあなたがた(マスコミ)。反日的映画だから政治家が反対したと騒いでいるのは、私と私の勉強会以外の勢力であると思う。日本は非常に人権が守られている国です。表現の自由が守られている国です。
ええ?私と私の勉強会以外の勢力って、自分たちが一番騒いでいただろうが。人のせいにするんじゃないよ。それに、日本は、非情に人権や表現の自由を制限されている国だよ!こうして、この映画も上映中止になったじゃないか。何たわけたことぬかしてるのじゃ、おぬし。日本の現状何も知らないこんなのが衆議院議員?多くの官僚や政治家がそうなように、全く違う世界に住んでいるのだろう。こんな極右議員は、もう、どんどん落選させちゃいましょっ。
関連記事:
『きまぐれな日々』 稲田朋美の恫喝に屈して、映画「靖国」上映を全館が中止
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2008.03.27 (Thu)
映画『靖国 YASUKUNI 』を見に行こうよ

映画『靖国 YASUKUNI』にでてくる靖国神社
少し前に自民党の稲田朋美衆議院議員が映画『靖国 YASUKUNI』に規制をかけようと提案した。
自民党の有志でつくる「伝統と創造の会」(稲田朋美会長)と「平和靖国議連」(今津寛会長)が都内で意見交換会を開き、映画の内容や助成金が支出された経緯をめぐって激しい質疑応答が交わされた。政府が大半を出資する文化庁所管の独立行政法人「日本芸術文化振興会」の芸術文化振興基金から七百五十万円の助成金が靖国神社を題材にした中国人の李纓(Li Ying)監督のドキュメンタリー映画「靖国YASUKUNI」に支出されているのだが、それに右翼自民党員が不満を持ったためだ。
映画は4月12日から都内と大阪の計5館で公開予定だったが、実際には東京の3カ所のみで放映されるのみのようだ。昨年12月にマスコミ向け試写があったわりには、この映画については全く話題になっていない。映画の中で南京事件の写真が使われていることなどから、週刊新潮(2007年12月20日号)や神社新報社などが「反日的」「反靖國プロパガンダ映画」「偏ったメッセージがある」などと批判しているそうだが、反日で偏っているのはどっちだよと思わず叫びたくなった。日本の歴史を直視できない日本政府自民党右翼は、慰安婦の強制と同じく、南京大虐殺はなかったことにしたいから、南京で何が起こったのかをストレートに語るこういった映画は完全に無視するつもりだろう。
尚、この映画は、ベルリン映画祭で絶賛の評価を得ており、香港映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞している。

稲田朋美(49)
それでは、稲田朋美がなぜ、この映画に反対したのか稲田朋美が「伝統と創造の会」会員に送った映画試写会や意見交換会のお知らせを読んでみよう。
伝統と創造の会 会長通信 No33
平成20年2月26日
会員各位
会長 稲田朋美
会員のみなさま おひさしぶりです。
昨年は、参議院選の大敗、安倍総理の突然の辞任、福田政権誕生とさまざまな出来事がおきました。みなさまも日々次の選挙にむけて、地元で頑張っておられることと存じます。私も大変厳しい状況ですが、一歩一歩地元後援会組織を立ち上げて、あせらず、諦めず、前向きに取り組んでいます。
さて、今日は、3月12日に伝創会で上映会を予定しています映画『靖国』についてご説明します。この映画は中国人監督により作られた映画で、靖国神社をテーマにしたものですが、なかに「靖国刀」をクローズアップして、「百人斬り」の新聞記事や真偽不明の南京事件の写真を使って、反日映画になっているようです。
問題はこの映画に対して、文科省所管の日本芸術文化振興会から「記録映画」として助成金750万円が交付されていることです。
私事で恐縮ですが、平成17年8月15日、靖国神社で私を執拗にカメラで追っている中国の映画監督がいました。ちょうど「百人斬り訴訟」の一審判決の直前であり、そのことについてコメントがほしいということでしたが、断りました。この日、靖国神社内で開催された国民集会で私は決議文を読んだのですが、その様子が映画のなかででてくるようです。
週刊新潮でも神社新報でもこの助成金の交付が妥当であったのかという問題提起がされており、伝創会でもこの問題をとりあげることにしました。
3月12日は、映画を見たあとで文化庁の担当者と意見交換をする予定にしておりますので、どうか多くの会員のみなさまの参加を期待しています。
(後略)
稲田朋美のはちゃめちゃぶりに関しては、稲田の天敵、kojitaken氏の下記の記事が詳しい(笑)。
テロを肯定する女・稲田朋美が今度は映画を検閲しようとした
そして、映画を検閲しようとした今回の件も、いかにも稲田らしいというほかない。稲田は衆議院福井1区選出の議員だそうだが、次の総選挙では稲田を落とすべく、福井1区の有権者には良識を求めたいし、野党には強力な対立候補を立ててもらいたい。
靖国参拝に酔いしれていた元総理小泉が、靖国を参拝して右翼から罵声を浴びせられる貴重な動画を私の親愛なるピンクの美女ビジョ宇宙戦士きっこタンに教えていただいた(笑)。私はてっきり小泉って右翼から好かれていると思ったんだけど、中道や左翼からだけでなく、右翼からも嫌われていたんだね~。
最後に、『靖国 Yasukuni』オフィシャルHPでこの映画への著名人コメント(盗作作家も一人まぎれ込んでいるようだが・・・・汗)が紹介されているので、興味のある方は、ご一読をオススメする。(ブログ記事が長すぎてしまったので、転載部分は削除した。)
著名人コメント
これだけすばらしいコメントをもらっている上に、ベルリン映画祭でも大絶賛を受けたにんもかかわらず、映画館の上映情報 - 靖国 YASUKUNIを見てみると、全国でも映画が上映されるのは、東京だけで、それも、外人の多い銀座、渋谷、六本木のみってどういうこと?すでに4月から上映予定だった新宿バルト9では上映拒否されてしまっている。その理由は、「問題が起きると、映画館が入居するビルのテナントに迷惑を掛ける可能性もあり、総合的に判断した。」ということだ。なんかプリンスホテルの言い訳と似たような言い訳してるんだけど、やはり問題って右翼の宣伝カーが来て混乱を招くこと?もしそうだとしたら、日本は右翼のやり放題になっちゃうよ。
プレミアなどでこの映画を見た方がいらっしゃったら、この映画を見た感想をこのコメント欄に書いていただけたらと思う。そして私もこの春に日本に帰国することがあったら、プチ怖そうな映画だけど、是非、見てみたいと思う。『靖国 YASUKUNI』は世界中で上映されるので、かなり話題になるだろう。知らないのは日本人だけということになるかもしれない(笑)。
映画を見る前に、ちょっと予告編だけでも見てみようか。
靖国 YASUKUNI Trailer
参考記事:
『戦争を語り継ごうブログ』映画「靖国 YASUKUNI」
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