2006.11.13 (Mon)
天皇制廃止議論のススメ(最終回)
これ以上、この皇室維持費についてのトピックで不毛な議論をしたくないので、国民新党、社民党、共産党、民主党などの主な野党に皇室費に本当に2兆円かかっているのか調べてもらおうとメールを送ってみた。
各政党の国会議員各位殿、
国民にわかりやすい国家予算を
日本の国家予算には、一般会計と特別会計があり、特別会計の詳細は発表されないということですが、国家予算の2/3以上を占める特別会計の使い道が不透明であるということは、日本の官僚による独裁政治を野放しにすることにつながるのではないでしょうか。その特別会計の不透明な部分は官僚の天下りの企業のためなどに使われていると批判されております。又、特別会計では12兆円が不透明であり、それを消費税に立て替えれば、消費税の増税も避けられるのではないかという話もあります。
その特別会計に含まれるかどうかわかりませんが、最近、皇室23人の維持費に2兆円使われているという噂を耳にしました。もし、これが事実だとしたら、単純計算で行くと、納税者から徴収される税金のうち、一人当たり年間で*4万円が皇室維持のために支払われているということになります。
*これは、おおざっぱな数字で、2兆円を日本の労働人口5000万人(メディア・リソース(2004)より)で割ったもの。
日本の国家財政の内容を明らかにすることは、小泉改悪を引き継ぐ安倍政権のせいで、経済的に苦しくなる一方の国民にとって重要な問題であり、ぜひ、特別会計の詳細解明について、国会で取り上げて真実を追及していただきたいと思います。
美爾依
返事が来次第、ブログで紹介しようと思う。みなさまもこの件で、何か情報があったら、是非お知らせ願いたい。
ところで、今の若者が天皇制に対してどう思っているのか、「2ちゃんねる」を覗いてみた。
【皇室外交】天皇っていらんよね【270億円以上】
若者の傾向としては、天皇制は古いという考えの人も多いようだ。古い新しいということではなく、天皇制の必要性を感じなくなってきている人が多いのではないだろうか。どうしても天皇制を廃止したくないという人も多いようだが、それなら、現在の天皇陛下には引退していただき、天皇になりたいという国民が交代で「一日天皇」を務めるというのは、どうだろうか?いかに日頃の自分の生活と天皇の生活が違うかが手にとるようにわかるだろう。海外視察に行く場合もあるので、一週間交代にしてもいいかもしれない。そして、希望する者が誰でも天皇になれるのだから、差別というものはなくなる。なかなかいい考えだと思うのだが・・・・(爆)。
これとちょっぴり似た考えをロバさんからもいただいた。
皇室の民営化を
私は天皇制廃止論者です。天皇制が差別の要因になっていると言うことに共感します。
天皇制は人には生まれにより貴賎があるということを目に見える形で示しています。さらに家父長制の象徴である皇室を敬うことを強制することは、暗黙のうちに人の家族における役割を強制しています。
今話題のいじめ、相変わらず存在する弱者・少数派への差別、女性差別、ひいてはいじめともいえる北朝鮮バッシング、超大国アメリカへの無条件服従とアメリカの敵への強硬姿勢(いっそのこと日本の土木技術を駆使して日本列島をカリフォルニア沖に移設すればいいのにとおもう。)等々あげればきりがないですが、全て天皇制に関係していると思います。
我々と違うものを排除することが差別であるとすると、そもそも世の中には貴賎・序列・優劣があると教える天皇制が、あって当然、あっても仕方がない、というメンタリティーをなくさなければ差別はなくならないのでは。
しかし、共産党まで天皇制の存続に反対していない今、どうも廃止は絶望的です。
そこで一つ考えました。流行の民営化です。女系天皇にも多いに賛成して、政治家有識者が口出しするのをけしかけ、オープンな議論せざるをえない方向へ向わせましょう。雅子さんには、広い世界へ復帰して病気を治してもらいましょう。そして、皇室を縛っている法律は、民主的でないので徐々に廃止しましよう。お金も、国の予算をつけるのではなく、しかるべき土地、財産を帰属させ、もっと自由に生活してもらいましょう。
そうすれば、敬いたい人だけが敬うようになり、宗教みたいなものになるでしょう。そのうちに、代が変わり、家系もぐちゃぐちゃになり、
子孫だと言う人が、あちこちたくさんいて、そういえばむかし天皇家というものがあったな、という世界になるでしょう。
そうそう、天皇制を維持したい人だけがその費用を支払うようにするというのは、大賛成!皇室維持を何も国民の義務にしなくたっていいと思うんだけど・・・。
最後に天皇制について、より詳しい情報に興味がある方のために、コメント欄やサイトからニュースや情報をピックアップしてみた。
まずは、匿名さんから。
たしかに、大阪で国体があった時、茨木市に皇太子がくることになったのですが、「皇太子に茨木市ってきれいなところだな」と印象残してもらおうと、市長の呼びかけで、会場周辺の一斉掃除ありました。
会場になった、茨木高校は、校舎、プール。体育館の建替えしただけではなく、運動場の整備もやってました。
皇太子が、通る道は整備され、老人会が、プランタンに花を植え、道路に並べられていて、皇太子が目にするところ周辺だけは、きれいな町並みになってました。警備上とかで、周辺の通行に時間制限してました。
大人は当然と思ってた時に、子供は馬鹿な大人と思っていたんでしょうね。
ははは・・・。皇太子が行くところはたちどころに「美しい国、日本」になってしまうのですね。これって変じゃない?一般国民には汚いままの街でがまんしてもらって、皇族がくるとなると、突然きれいにするなんて。税金は本来は国民のために使われるものであり、皇族のために使われるものじゃないんだけど・・・・。
とらちゃんがいろいろな面白い情報を提供してくださった。いつもありがとね。
週刊金曜日 1998.7.3(225号)
新・傷だらけの百名山 7(最終回)
"皇太子ご一行様"の自然破壊山行 小屋もルートもアンチ・ナチュラル
それにしても、どうして検便?(冷笑)
高知県職員措置請求監査報告書
よさこい国体における行幸啓費用について書かれている。
仙台地裁平成10年04月14日判決
平成8年(行ウ)第8号・文書開示拒否処分取消請求事件
行幸啓等に際し、知事招宴等に支出した経費や、宮内庁職員・皇宮警察官等による行程の事前調査の調整のための懇談会費用について、原告である仙台市民オンブズマンらが、被告である宮城県知事らにその開示を求めた裁判だったんだけど、宮城県知事らがその開示を拒否した理由というのが、すごい!
(一)県の要請でご来県いただいた皇族の招宴に掛かった費用の詳細を公開することになると、招宴の金額や内容について議論を招き、皇室への批判につながることが危惧される。なお、皇室に関してはその性格から一般国民の関心を集めやすく、従来の報道のされかたから見ても、常に関心の対象となっており、興味本位に捉えられているものも見受けられるのであって、右招宴の金額等が開示された場合、恰好のニュースソースとなり、これらが紙面、テレビの画面を賑わすことになる。
(二)我が国では、皇室は伝統的に敬愛、尊敬の対象とされており、皇室に関する情報は、これらを傷つけないように慎重に取り扱われており、少しの批判をも浴びることのないように細心の注意が払われている。また、国民の多くも皇室に関する情報を全て公開する事を望んでいる状況にはない。このような現状の中で、宮城県が皇室に関する情報を公開することにより、万一にも批判を招くような事態になれば、皇室の権威を傷つけかねないとともに、国民の反感を買うことにもなる。
(三)宮城県が招宴などの内容等を開示する事により、その金額等が全国的な基準となり、今後各県独自の裁量で行なう招宴等の運営が制限されてしまうことが予想されるなど、他県が行う同様の行幸啓に関する事業に及ぼす影響が大きい。
(四)行幸啓に関しては、概ね二ないし三か月前に、行程、宿泊、警備計画等を確認するため、宮内庁職員・皇宮警察官等が来県し、県秘書課、県警本部の警備関係者等を加え、行幸啓当日の最終的な調整を行なうが、右事前調査を行なうこと自体警備上の観点から公にすべきでない性格のものであるから、これに付随する懇談会等についても公開すべきではない。
(五)行幸啓に係る料理等については、その提供業者の企業努力によって、相対的に安価で提供してもらっており、この情報が開示されれば、それをもとに皇族以外の人が、同じ金額で同じ料理を提供するよう要求した場合、その対応に苦慮させられることとなって、提供業者に対し営業上の不利益を与えることとなる。
こりゃ、天皇崇拝主義以外の何物でもないじゃん。証拠隠滅じゃん。皇室批判につながるほど莫大な金額が使われたんだね。こんな裁判があったなんて、ぜんぜん知らなかったよ。また、「国民の多くも皇室に関する情報を全て公開する事を望んでいる状況にはない。」なんて勝手に決め付けないで欲しいよ。税金で皇室を支えている国民には、皇室に関する全ての情報を知る権利があるんだぞ~。
<日本人が知らない 恐るべき真実>=>海外では知られている真実
天皇の蓄財①
天皇の蓄財②
天皇の蓄財③
天皇の蓄財④
安倍晋三と日本の闇
↑最後の記事は私のブログも引用して下さっている。
↓これは最近起こった出来事だったんだけど、あまり公にならなかったので、今日まで知らなかったニュース。
毎日新聞佐賀支局記者に批判の嵐…抗議メール、電話殺到 知事への質問で両陛下ご出席の行事「もったいない」
批判の嵐?いまだに洗脳された日本国民が多いということか?天皇制廃止までの道のりは遠そうだニャ~。

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