2008.08.29 (Fri)
新党「改革クラブ」の結成は二階経済産業相らによる民主党切り崩しの成果?

<民主党>渡辺秀央氏ら参院3議員が離党、新党結成へ(毎日新聞 08月28日)
メディアによれば、今回の新党「改革クラブ」の結成の動きは、自民党の二階経済産業相らによる民主党切り崩しの成果だとの見方がある。和歌山県を地盤とする二階氏と近しい関係にあった和歌山県議出身の大江康弘参院議員が、今回、自民党の意向を受けて窓口役となったのではないかと考えられる。
大江氏は、新党「改革クラブ」結成の中心となった渡辺秀央参院議員(元郵政相)が自由党の選対委員長時代に参院選で初当選しており、渡辺氏に恩があるせいか、「日銀副総裁人事の同意案件」や「道路整備費財源特例法改正案」など通常国会の法案採決時にも、「造反の常連」として渡辺氏と行動を共にすることが多かった。
渡辺氏は自民党中曽根元首相の秘書を経て、衆院議員を6期務めた後、小沢代表が率いていた自由党に参加し、98年の参院選で当選。2003年に小沢代表と一緒に民主党に合流するまでは、小沢氏の側近として知られていたが、党運営などをめぐって小沢代表と対立するようになった。このまま小沢代表に睨まれながらいいポストが望めない民主党に残るよりも、新党の代表となって自分の考えに近い元の住処、自民党に近づいた方が得と思ったのだろう。

姫井議員:不倫「ひとつのいい思い出」 告白本「姫の告白」の発売サイン会
(毎日新聞 2008年1月10日)
私としては、これから民主党が政権を握るというときに民主党から離党するこの3人は、本当に運がないというか、頭が悪いとしかいいようがない。同時に民主党の造反議員がいなくなってせいせいしている。中でも、姫井由美子議員は、参議院選挙では岡山で「姫の虎退治」をキャッチフレーズに強敵、自民党参議院幹事長の片山虎之助を破り初当選を果たし、快挙を成し遂げたと賞賛されたが、その後、「不倫」のイメージが払拭できなかったばかりか、「不倫」をいい思い出と公言した本まで出版したバカ女。民主党からいなくなった方が、民主党のクリーンなイメージを取り戻すためにもいいのではないかと思う。
【ぶって姫】民主党・姫井由美子議員、書類送検される。
植草氏も、反乱分子の民主党離脱を歓迎しているが、比例区で当選した議員は辞職してから新党に行くべきだと述べている。
植草一秀の『知られざる真実』太田農水相任命責任を問われる福田首相
民主党では反乱分子の退出が始まった。「官僚主権構造」下で「政官業外電の利権互助会」の利権維持のみを追求する「自公政権」を打倒し、「国民主権構造」下で「一般国民の幸福を実現する政権」を樹立することが次期総選挙の最大の目標だ。目標を共有しない「隠れ自公勢力」には、総選挙前に故郷「利権互助会政権」サイドに帰ってもらわなければならない。野党共闘勢力が「人の和」を得ることが勝利を得るもうひとつの大切な条件だ。
この意味で、札付き反乱分子の民主党離脱を民主党支持者は歓迎する。
最後に、「自エンドクラブ」(笑)の仲間が民主党を離党して、新党「改革クラブ」を結成することに対して、どのように考えているかを紹介したい(TB到着順)。
『国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行』イェ~イ、みんな見てる~(^_^)v 渡辺秀央新党(笑)結党へ
報道によると、民主党の3人と無所属の2人をあわせた5人が新党をつくる意向のようです。5人の議員名は以下の通り。
民主党
渡辺秀央元郵政相(全国比例・元新潟選出衆院議員)
大江康弘さん(全国比例・元和歌山県議)
姫井由美子さん(岡山選挙区選出)
無所属
荒井広幸さん(全国比例・元福島選出衆院議員)
松下新平さん(宮崎選挙区=昨夏民主党を離党)
合計5人ですから、政党要件を満たして、政党助成金を得られる見通しです。
とはいえ、この人たちは目立ちたがり屋に過ぎません。
『kojitakenの日記 』なぜ岡山の姫井由美子が新党に参加するのか?
ところが、私が驚いたのは岡山の姫井由美子が民主党を離党して新党に参加するとの報道だ。
昨年の参院選で、姫井が自民党の片山虎之助を倒した「姫の虎退治」は、民主党躍進の象徴だった。
しかも、選挙前に毎日新聞が各党の候補者を対象に実施したアンケートでは、姫井は憲法改定自体には肯定的ながら、9条改憲には反対しており、どちらかというとリベラルな候補と見られていた。
『晴天とら日和』民主党に離党届けを提出:渡辺秀央、大江康弘、姫井由美子。どうぞ、どうぞ、ご遠慮なく離党なさって下さい!
選挙じゃ生き残れない奴ばかりが民主党を離党するようです。言やぁ~、さぁ、辞めてもらってよかった連中ばかりじゃん。まぁ、これから民主党は選挙区にまともな候補を送り込めるって寸法だ。そう思う。
『ステイメンの雑記帖 』【裏切り者】渡辺、大江、姫野の3名は国民に謝罪し議員辞職せよ!【恥知らず】
今回、民主党からシロアリ与党に寝返った渡辺、大江の両名は比例代表選出でありながら、道路整備費財源特例法改正案や日銀副総裁人事案件などで党の方針に反し散々造反しまくってきた輩だ!また、姫井に至っては昨夏の参院選で選挙民の期待を受けながら当選したにも拘わらず、その直後から自らの破廉恥な不倫騒動で大迷惑を掛けまくり、ろくな活動実績を残さなかったエロエロおばはんだ!
そいつらが自公シロアリ政権による国民無視の利権談合政治に対する怨嗟の声が満ち溢れているにも拘わらず脱党という明確な利敵行為を働いたことは、KY官房長官が早速歓迎を表明したことを見ても分かるように、有権者に対する重大な裏切り行為だ!
『生き抜く力』第32回 有権者を無視して、新党を勝手に立ち上げた渡辺、大江、姫井の3議員は、即刻辞職すべきではないか
上記の「Yahoo!みんなの政治」でも述べられている通り、渡辺、大江、姫井の3議員は、民主党だから当選できたのです。投票者は、民主党に入れたのです。民主党に入れた投票者である我々は、この投票者を無視した勝手な行動を許しません。
即刻、辞職すべきだと思います。
小沢氏、菅代表代行、鳩山幹事長ら党執行部は、当面、三氏の離党届は受理せず、9月21日の臨時党大会後に発足する予定の新執行部に扱いを委ねる方針だ。鳩山氏が言うように、新党結成は大変な背信行為であり、議員辞職しないなら、離党届けは受理するべきではないと思うが、離党に先立って、議員辞職するのが政治家としての常識だろう。
民主党を離党する3議員は民主党を応援する民意を裏切ったんだから、議員辞職するのは当然だと思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

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2007.07.27 (Fri)
本日の参院選情勢:岡山は「姫のトラ退治」なるか

↑『ゆうれい・くらやみ通信』の千年虫さんから
さてさて、今日の参院選情勢はどうなっているのだろうか。
民主、勢いを維持 自民40議席割れも 参院選情勢調査(2007年07月27日)

↑参院選 獲得議席の推計
自民党参議院幹事長の片山虎之助が岡山で落選濃厚だそうだ。

↑暮野記(ぼやき)より
「姫のトラ退治」にまつわる話はとても興味深いので、Sankeiwebから引用する。
【2007参院選】怨念渦巻く岡山 「姫のトラ退治」 (Sankeiweb)
郵政総選挙から2年、色濃く残るつめ跡
自民党が歴史的大勝を記録した郵政総選挙から2年。「郵政民営化に賛成か、反対か」の対立軸が、12日公示された参院選の選挙区にもつめ跡を残している。象徴的なのは、参院自民党のドン、片山虎之助参院幹事長(71)に民主新人の姫井由美子氏(48)が挑む岡山選挙区。片山陣営は、民営化に反対し自民を離党した平沼赳夫衆院議員(岡山3区)の陣営に協力を求める。が、離党後の仕打ちに“怨念(おんねん)”を募らせる平沼陣営には、姫井氏支援に走る動きも。生身の「感情」が交錯しながら、参院選が始まる。
復党への思い交錯…どう動く平沼陣営
「平沼代議士は『鈴木さん、姫井さんに頼まれたら(演説に)行ってやってくれ。おれは“トラ”が嫌いだ』とはっきり言いました」
公示を目前に控えた9日、平沼氏の地元、岡山県津山市内で、新党大地の鈴木宗男衆院議員が声を張り上げた。傍らには姫井氏の等身大パネル。拳をふりながら、200人を超す聴衆にムネオ節で語りかけた。
平沼後援会幹部は「(鈴木氏の言う平沼発言は)ありえない」と即座に否定。だが、鈴木氏に津山市内での演説を打診したという平沼氏の支援者はご満悦だ。「宗男さんが平沼先生の本当の気持ちを代弁してくれた。平沼先生にひどい扱いをした自民や『トラ』に、おれは絶対に投票せん」
「平沼陣営は片山のために動くのか」。岡山の参院選関係者は神経をとがらせる。
平沼陣営はこれまで、参院選では片山氏の集票に協力してきた経緯がある。平沼氏自身は6月3日、同市内で開かれた後援会幹部の会合で「片山氏を応援するのは当然。絶大な支援をお願いする」と述べた。が、この発言を額面通りに受け止める向きは少なく、「大人の対応でしょ」(関係者)がもっぱらだ。
◇
平沼氏は平成17年、郵政民営化法案に反対票を投じて離党し、衆院選では無所属で出馬。その際、自民党執行部から阿部俊子衆院議員を対立候補として送り込まれた。
さらに脳梗塞(こうそく)で闘病生活を送っていた時期に、岡山3区内のいたるところに、比例で復活当選した阿部氏と片山氏が笑顔で並ぶポスターが張り出された。「えげつないことだ」。平沼氏の後援会関係者は吐き捨てる。
平沼後援会の土居通明幹事長は6月1日、片山氏の集会で、片山氏と握手せずにまっすぐ演壇に向かった。「平沼-片山の不協和音」を示す光景だったが、土居氏は「私は議員バッジをつけていないから、握手をしたら失礼と思った。会釈をした」と釈明した。しかし、平沼支援者は「よくやった」。片山支援者は「侮辱的な行為」。
片山陣営は表面上、「平沼先生は信念を貫く政治家。その先生が片山支援を明言されたのだから、間違いない」(片山氏秘書)と静観の姿勢だ。しかし、ある後援会幹部は「開票したとき、3区でどれだけ得票しているかを見なければ」と不信感を募らせる。
◇
「姫のトラ退治」。姫井氏のもとには、鈴木氏のほか、国民新党の亀井静香衆院議員らが続々と応援に駆けつけ、そう連呼する。民主党の小沢一郎代表は公示日の第一声の場に、平沼氏のおひざ元の一つ、岡山県新庄村を選んだ。片山氏という大物に挑むこの選挙区を、いかに重視しているかが伝わってくる。
知名度で圧倒的に後れを取る姫井氏は、「姫のトラ退治」のキャッチコピーを多用することで、片山氏の知名度に乗り、自らの名前を県内に浸透させる作戦だ。
年金問題などの追い風に加え、姫井陣営は片山、平沼両陣営の“確執”につけこみたい考えだ。姫井選対本部は「平沼票を奪うチャンス」(江田洋一事務局長)と意欲を隠さない。実際、平沼氏の支援者らが作る「姫井由美子を育てる会」が今月初旬、津山市中心部に事務所を開設し、もくろみ通りの動きも出始めている。
一方で平沼陣営は、参院選後に、片山氏が平沼氏の自民復党に尽力することを期待する。「平沼さんの復党を促進する」。片山氏は8日、津山市内の演説で、平沼陣営に配慮をみせたが、その場にはかつての“刺客”だった阿部氏も応援に駆けつけていた。
「その瞬間、阿部さんの顔を直視できなかったな」。平沼陣営はニンマリ。“怨念”と“利害”があちこちで交錯する。
政治の舞台裏とは、怨みや私欲が複雑にからんだお芝居のようなもので、今回の参院選では片山氏が平沼陣営のあだ討ちに遭った感じだ。この選挙ではあちこちでこういったあだ討ちが繰り広げられていると見ていいだろう。しかし全ては、自民党が蒔いたタネであり、自分で投げたブーメランが戻ってきたというだけだ。国民もこれまでの怨みを全て選挙にぶつけよう!
追記:ゴンベイさんからの伝言
件名 : 投票時間繰上げで姫の虎退治が危うい
安倍の懐刀・菅総務相の策謀で全国各地で投票時間繰上げが行われている。特に岡山県備前市、姫の虎退治の足を強烈に引っ張っる程の酷さ・浅ましさである。その非を鳴らすとともに、28日(土)までの期日前投票をキッチリ呼びかけよう。
投票時間繰上げのお知らせ -岡山県備前市-
http://www.city.bizen.okayama.jp/shimin/benri/senkyo/info1902.jsp
おまけニュース:
『朝ズバッ!』の政治への影響力 “みのポリティクス”研究
(2007年7月11日 東京新聞 朝刊)
国会が終わり、各党とも参院選モード一色。そんな政界で最近、「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS月-金曜午前5時30分)の司会者・みのもんたが脚光を浴び、東大大学院の助手らが「みのポリティクス」と命名して、政治に与える影響力を研究している。番組は政策決定の場としての一役を担う半面、単純な議論展開に誘導する危うさもあるという。“みの研究”から見えてくる今の政治の姿とは-。 (安食美智子)
別に東大大学院の助手が研究しなくたって、国民ならこのくらいみんなわかっていると思うけど・・・・(苦笑)。
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