2012.01.13 (Fri)
福島原発:4号機はすでに爆発していた?
やはり、芸能界にいるので、事務所から圧力を受けたのかと思っていたのだが、先日、たまたま11月末に行われた福島みずほ氏といしだ壱成氏の対談の動画を見つけた。
2011年11月29日[1 /6]【対談】いしだ壱成×福島みずほ 今だから考えたいこと
この対談で、いしだ氏の母親の兄つまり、いしだ壱成氏の伯父が、Green Peace前事務局長の星川淳氏であることを知った。Green Peaceの事務局長だった星川氏のメッセージをこのブログでも2009年のクジラ肉横領事件のときに紹介したことがある。父親の石田純一氏もリベラルという話だし、血筋からすると、いしだ壱成氏は、筋金入りのリベラルということになる。
そのいしだ壱成氏に、例の原発ストライキ体験談をブログに書こうと思い立たせた岩上安見氏が、3日前に福島は南相馬在住のぬまゆさんこと沼内恵美子さんにインタビューを行い、ネットで話題になっている。
ぬまゆさんは、以前よりご自身のブログ『ぬまゆのブログ』で、3月11日の福島第一原発事故以降に起きた体調の変化を書かれてきた。そのインタビューで、実際に、歯が数本抜けたり、髪の毛がごそっと抜け落ちたり、肌に水泡ができたり、手がしびれたりという体調の変化を写真と共に聞かされると、普段は、めったなことに物怖じしない私にさえ衝撃が走った。
本人は、一言も原発事故で被曝したのが原因だとは口に出さなかったが、あきらかに被曝されたのだと思う。ぬまゆさんのインタビューが終わった後、岩上氏が、放射線衛生学の木村真三氏にぬまゆさんの体調の変化の原因を聞くと、放射線の影響も否定していなかったが、ストレスからくる自己免疫系疾患の疑いがあることを強調していたが、それは違うだろうと思った。第一、本人のぬまゆさんがストレスはないと言っているし、彼女の堂々とした態度から見ても、ストレスを感じるような人には見えなかったからだ。
そのぬまゆさんが、海外のメディア『ENE News(Energy News)』の 写真入り報道で、作業員の「4号機の使用済み(4号機には未使用の燃料も含まれるそうだが)燃料プールが1月1日の地震以降、空炊きになっている」という発言を暴露している。
2011.03.15 (Tue)
福島原発2号機爆発で放射性物質漏れ
さて、福島原発1号機、3号機の爆発に次いで、今日は、2号機の格納容器が損傷し、大量の放射性物質が漏れる事故と、4号機の火災が相次いだ。スリーマイル島原子力発電所事故を上回る被害が予想されている。

福島原発2号機で、格納容器が損傷、大量の放射性物質漏れ
2011.3.15 10:02

人体と放射線の関係
原子力資料情報室と元原子炉格納容器設計者の後藤政志氏が、放射能の人体への影響、3号機にプルトニウムが含まれていたことや、現在の福島原発は、格納容器がすでに損傷しており、スリーマイル島の被害を超えた状態で、被害が収まることはなくても、これからどんどん広がっていくであろうことなど、とても正直に話されている。
元原子炉格納容器設計者の後藤政志氏が公でこのような発言を始めたということは、政府もやはり、もうこれ以上、国民に嘘をつきとおせないと観念したのだろう。なら、なぜもっと早くこういった情報を公開しなかったのか。知識のない枝野などに国民がパニックに陥らないように嘘の情報を流させても、ただ国民を不安にさせるだけだ。
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原子力資料情報室(CNIC)
原子力資料情報室 : 原子力資料情報室からのUstream中継について
投稿者: 原子力資料情報室 投稿日時: 2011/3/15 11:19:00 (10578 ヒット)
原子力資料情報室からのUstream中継について
状況に応じて下記チャンネルより中継します
http://www.ustream.tv/channel/cnic-news
※随時中継しておりますが休憩時間には音声を消しております。
状況に応じ断続的に開始しますが、事前に開始時間をお知らせすることが困難な状況ですので中継画面( http://www.ustream.tv/channel/cnic-news )でご確認ください。
サーバーが込み合っており、つながりにくいとのご連絡もいただいております。申し訳ございません。終了済みのものの録画をアーカイブからご覧いただけます。
→アーカイブ
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1018#archive
また、情報収集、各対応に現在スタッフ関係者追われている状況です。
個別のお問合せへの対応、十分な情報の発信が遅れておりますことをお詫び申し上げます。
さらに、都内で、よう素、セシウムが確認されたということで、福島原発の放射線が風に乗ってすでに東京や神奈川まで到達したという。関東地方にお住まいのみなさんは、しばらくは、外出を控えたほうがよさそうだ。
放射性物質漏れた場合の注意
原子力災害が起きて施設の外に放射性物質が漏れ出た場合、何に注意すればよいでしょうか。原子力発電所から放出される放射性物質は、ヨウ素や希ガスといった気体の状態で出るため、まずは、これらから出る放射線からの被ばくを防ぐ必要があります。そのため、
▽室内にいる場合は、ドアや窓を閉めたうえで、換気扇やエアコンなどを止めること、
▽一方、屋外にいたり避難で移動したりする場合は、マスクをしたりタオルやハンカチを水でぬらして口や鼻を覆うと放射性物質の吸い込みを防ぐ効果があります。また、
▽服装は皮膚の露出をできるだけ抑えることが大切です。さらに、
▽呼吸や食べ物によって体内に放射性物質を取り込む「内部被ばく」も防がなければなりません。「内部被ばく」では、体内に放射性物質が蓄積されると、長期間にわたって放射線の影響を受けることになります。一方、
▽屋外から自宅へ戻った場合は、衣服を着替えたうえで顔や手を洗うことが必要です。
▽水道の水や井戸水、それに屋外に放置されていた食べ物などはなるべく口にしないように気をつけることも必要です。
2011.03.14 (Mon)
プルトニウムが含まれた福島原発3号機爆発で危険なメルトダウンが始まった
それよりも、問題なのが、現在、福島原子力発電所の三号機のメルトダウンだ。すでに三号機は、一号機と同じように、水素爆発を起こしたそうだが、三号機には、一号機には含まれていなかったプルトニウムも含まれ、一号機の爆発よりもさらに深刻な問題が発生するのではないかとCTVは伝えている。

土曜日の爆発で吹き飛ばされた福島第一原子力発電所第一号機(左)の原子炉建屋上部の壁。同じ様子が、水素爆発を起こすであろう三号機でも見られる可能性は高い。(AP / Kyodo News, Masaru Nishimoto)
Japanese authorities race to control nuclear crisis
CTV.ca News Staff
Date: Sun. Mar. 13 2011 3:58 PM ET
地震と津波が日本の北東部沿岸を揺らした後、炉心溶融の恐れと周辺に住む20万人の人々が避難するという現実に襲われ、日曜日に日本の政府は核による危機をなんとか抑止しようと賢明な努力を続けた。
核設備操作員は、一連の原子炉の中で、少なくとも、過熱する寸前の一機だけでも一定の温度を保つために苦戦していた。
枝野幸男官房長官は日曜日に、福島第一原子力発電所の部分的にメルトダウンを起こしている三号機が、12日に起きた一号機と同じような水素爆発を起こす可能性があると伝えた。
枝野官房長官は、福島第一原子力発電所は、三号機の圧力を減らすように努力しているが、部分的なメルトダウンは避けられない状態だと述べた。
枝野官房長官によれば、「原子炉内を直接見ることができないので、はっきりしたことは言えないが、部分的なメルトダウンが起こっている可能性が予測される。」とレポーターに語った。
予測されたように、三号機は爆発した。しかし、一号機が水素爆発だけだったので白っぽい煙が上がっていただけであったのに対し、三号機には、核兵器などに使われるプルトニウムが燃料として含まれていたためかどうかはわからないが、上部の煙は黒く、まるで、長崎の原爆のようにきのこ状になっているのが下の動画からわかる。原発の専門家の間では、3号機の爆発は、水素爆発ではなく、核爆発だったと言われている。
核爆発だった!福島第一原発3号機
CTVニュースの動画で見たCNNR(Canadian Coalition for Nuclear Responsibility)のGordon Edwards (ゴードン・エドワーズ)代表取締役社長によると、原子炉を止めたからといって、温度が下がるわけではなく、原子炉は核反応をおこしながら、どんどん気温を上昇させていくという。気温の上昇と共に、冷却水は蒸発し、冷却水から突出した燃料棒頭部から溶解を初める。完全に冷却水がなくなると、燃料棒自体が完全になくなるまで溶解し続けるそうだ。
このメルトダウンを食い止めるには、チェルノブイリ原子力発電所事故のときのように、石棺(せっかん)とよばれるコンクリート製の構造物で、原子炉を封じ込めるしかないという。チェルノブイリでは、原子炉をこのコンクリートの核納容器に封じ込める作業中、何百人という人が被爆し、亡くなったと言われている。そして、 ゴードン・エドワーズ氏によると、プルトニウムの毒素は、このコンクリートの箱の中で二万四千年たっても半分に減少するだけだそうだ。
現在の風向きは陸地から海に向かって拭いている。カナダでは、このメルトダウンで生じる放射性物質が風に乗って海を越え、サラ・ペイリンの住むアラスカやカナダ西部まで到達する可能性があるということまで予測されている。今、日本の原発のメルトダウンは世界中に影響を与えようとしているため、真実の情報の公開が求められている。
CTV News Channel: Gordon Edwards, CCNR
The president for Canadian Coalition for Nuclear Responsibility discusses the safety of Japan's nuclear reactors. He says patrolling nuclear reactors are an ongoing process to make sure there isn't a meltdown.
枝野幸男官房長官は14日午後の記者会見で、福島第1原発3号機の爆発後のモニタリング調査結果について「大量の放射線量を示すものはない」と述べたそうだけど、幸い、停電で政府も今日は仕事も学校も休むようにと通達していることだし、関東地方に住む方は、念のため、しばらくは家の中で過ごされたほうがいいと思われる。