2009.06.13 (Sat)
鳩山前総務相辞任劇は麻生・ナベツネ・鳩山トリオが竹中・小泉コンビに負けた結果
昨晩はこのブログをアップしようとしたら、突然緊急メンテということでアップできなかった。FC2ではなぜか、6月8日に「「NPO法人日本パラリンピック支援機構」は障がい者を利用した営利事業団体だったのか」という記事を書いた翌日から、メンテナンスが続いている。
『kimera25』がついに閉鎖されたそうだ。詳細は、新しいブログ『kimera99』に書かれている。
これって、今回の鳩山前総務相の辞任劇にそっくりだと思わない?麻生が竹中・小泉コンビに脅されて(笑)、国民の財産を私有化するために日本郵政の西川社長を続投させた。その代わり、正義のために日本郵政の悪事や、西川社長の辞任を訴えた鳩山前総務相が更迭。麻生は、鳩山氏に西川に謝罪させるから、見逃すように頼んだが、鳩山氏は自分の信念を貫いた。
一方、kimeraさんの場合は、「NPO法人日本パラリンピック支援機構」に脅されたgoo事務局が、kimeraさんがブログに「NPO法人日本パラリンピック支援機構」の不正を訴えただけで、ブログが削除されてしまった。kimeraさんはgooから、その記事だけを削除するように頼んだけど、kimeraさんは、間違ったことを書いたわけではないので、その記事を削除するつもりはないと申し出を固辞。
この2つの出来事が同じ時期に起こったことは、偶然だろうけど、正しい者が排除され、悪が蔓延る世の中でいいのかなと誰もが思う出来事だった。もし、これで「NPO法人日本パラリンピック支援機構」の非が認められたら、gooはどうするつもりなのだろうか。goo事務局もFC2もブログを閉鎖させたり、記事を削除する前にぜひ、森田健作の虚偽報告のときにも活躍してくださった『東京サバイバル情報 ☆一時避難せよ☆』の次の2つの記事を読んでもらいたい。
■エセボランティア団体を暴くと…
■エセボランティア団体を暴くと…2
盟友を辞任させた麻生政権は、いよいよ自民党の終わりを予期させるような混沌とした状態になってきた。時事通信には、麻生の認識の甘さが露呈だとか、リーダーシップの欠如などと麻生を批判する意見を載せている。
又、時事通信社が5~8日に実施した6月の世論調査によると、麻生内閣の支持率は前月比2.2ポイント減の24.1%で、3月から続いていた回復傾向がストップし、不支持率は同4.6ポイント増の56.6%となったばかりでなく、「首相にふさわしい政治家」でも、鳩山由紀夫民主党代表が34.6%となり、麻生太郎首相の23.9%を上回ったそうだ。
今回の鳩山前総務相辞任は、事実上の更迭と新聞には書かれているけれども、それは、鳩山氏を卑しめるために記者クラブで指示されて書かれているだけで、実際は、鳩山氏が煮え切らない麻生に辞任状をつきつけたというのが正しいだろう。
それにしても、ひどいと思ったのは、麻生が鳩山邦夫総務相の辞任について記者団に語ったところによると、下記のように述べたことだ。
「郵政会社は民間会社。株主が特殊とはいえ、その株主が人事権を使う、民間の事業に対して国が直接介入するのは努めて避けるべきだ。」
これが間違った認識であることは、かんぽの宿の売却問題のこれまでの経過を植草さんが、詳細にまとめてくださった下記のエントリーでこれが間違いであることを指摘されている。
植草一秀の『知られざる真実』
テレ朝報道ステーションの救いようのない欺瞞
「日本郵政株式会社は現在、株式の100%を政府が出資する完全国有会社である。したがって、「民間会社」と称することは正しくない。株式の過半を民間が保有したときに、初めて「民間会社」の呼称を用いるべきだ。」
株式の100%を政府が出資しているのだから、人事権だって政府がするべきだろう。よくこんな惚けた男が首相を1年近くもやっていられるよね。今回も麻生の決断が遅すぎたせいで、麻生の背中から始まったかちかち山の火事が自民党全体に広がった状態だ。
社民党の保坂展人議員が、今回の「鳩山×西川バトル」を「かちかち山」の寓話に当てはめた下記のエントリーもなかなか面白い。
「西川社長続投」と「新かちかち山」物語の行方
その裏には、竹中・小泉はもちろんのこと、こういった揉め事にはいつもしゃしゃり出てくる読売新聞グループ本社会長兼主筆の渡辺恒雄もからんでいたようだ。
読売の首相、当初は「西川交代」…竹中・小泉コンビが封じ込めという記事によると、
麻生首相は当初、日本郵政の西川善文社長を交代させる意向だった。
(転載開始)
今年2月、首相官邸の執務室。首相は鳩山邦夫総務相と会い、日本郵政の6月の株主総会で西川社長を含む取締役を一新するよう指示した。「ポスト西川」の候補として、NTTの和田紀夫会長、生田正治・元日本郵政公社総裁、西室泰三・東京証券取引所会長らの名を記したリストも手渡し、水面下の調整をゆだねた。
首相の意を受けた鳩山氏は5月に入り、日本郵政の取締役人事を決める指名委員会の一部委員に「首相は西川氏を代えるつもりだ」と伝え、「西川辞任」に向けた多数派工作を始めた。
しかし、直後から巻き返しにあう。
指名委員会は、委員長を務める牛尾治朗・ウシオ電機会長を始め、郵政民営化など、小泉元首相が進めた構造改革に積極的な財界人が名を連ねる。そうした委員を通じて鳩山氏の動きを察知したのは、構造改革の旗振り役だった竹中平蔵・元総務相だった。
竹中氏は小泉氏に相談した。小泉氏は2005年、竹中氏を通じて西川氏と知り合い、社長就任を要請した経緯がある。すぐに指名委の委員を「西川続投」で説得して回り、首相や鳩山氏の動きを封じ込めた。
結局、指名委は5月18日、西川氏を続投させる方針を決めた。
(2009年6月13日01時49分 読売新聞)
(転載終了)
さらに、毎日新聞、鳩山総務相更迭:西川氏謝罪で続投案 最後の妥協策決裂によると、最初は麻生が鳩山氏に指示した西川交代だが、終盤戦では麻生はすっかり小泉、竹中のいいなりとなり、鳩山氏との交渉は、周りに任せていたという無責任な姿が浮かぶ。
さらに、鳩山氏がナベツネと都内で密会し、鳩山氏は5月27日には、鳩山氏と懇意なナベツネから、西川氏の後任は、西室泰三東京証券取引所会長でめどがついたとの連絡を受け、西川氏の交代に自信を示していたらしい。
こういった経過から、竹中、小泉に顔をつぶされたとなったナベツネが読売新聞で、裏切り者の麻生をバッシングするのは理解できよう。
自民、内閣支持率低下の懸念広がる…「麻生降ろし」再燃も(読売 6月12日)
『kimera25』がついに閉鎖されたそうだ。詳細は、新しいブログ『kimera99』に書かれている。
これって、今回の鳩山前総務相の辞任劇にそっくりだと思わない?麻生が竹中・小泉コンビに脅されて(笑)、国民の財産を私有化するために日本郵政の西川社長を続投させた。その代わり、正義のために日本郵政の悪事や、西川社長の辞任を訴えた鳩山前総務相が更迭。麻生は、鳩山氏に西川に謝罪させるから、見逃すように頼んだが、鳩山氏は自分の信念を貫いた。
一方、kimeraさんの場合は、「NPO法人日本パラリンピック支援機構」に脅されたgoo事務局が、kimeraさんがブログに「NPO法人日本パラリンピック支援機構」の不正を訴えただけで、ブログが削除されてしまった。kimeraさんはgooから、その記事だけを削除するように頼んだけど、kimeraさんは、間違ったことを書いたわけではないので、その記事を削除するつもりはないと申し出を固辞。
この2つの出来事が同じ時期に起こったことは、偶然だろうけど、正しい者が排除され、悪が蔓延る世の中でいいのかなと誰もが思う出来事だった。もし、これで「NPO法人日本パラリンピック支援機構」の非が認められたら、gooはどうするつもりなのだろうか。goo事務局もFC2もブログを閉鎖させたり、記事を削除する前にぜひ、森田健作の虚偽報告のときにも活躍してくださった『東京サバイバル情報 ☆一時避難せよ☆』の次の2つの記事を読んでもらいたい。
■エセボランティア団体を暴くと…2
盟友を辞任させた麻生政権は、いよいよ自民党の終わりを予期させるような混沌とした状態になってきた。時事通信には、麻生の認識の甘さが露呈だとか、リーダーシップの欠如などと麻生を批判する意見を載せている。
又、時事通信社が5~8日に実施した6月の世論調査によると、麻生内閣の支持率は前月比2.2ポイント減の24.1%で、3月から続いていた回復傾向がストップし、不支持率は同4.6ポイント増の56.6%となったばかりでなく、「首相にふさわしい政治家」でも、鳩山由紀夫民主党代表が34.6%となり、麻生太郎首相の23.9%を上回ったそうだ。
今回の鳩山前総務相辞任は、事実上の更迭と新聞には書かれているけれども、それは、鳩山氏を卑しめるために記者クラブで指示されて書かれているだけで、実際は、鳩山氏が煮え切らない麻生に辞任状をつきつけたというのが正しいだろう。
それにしても、ひどいと思ったのは、麻生が鳩山邦夫総務相の辞任について記者団に語ったところによると、下記のように述べたことだ。
「郵政会社は民間会社。株主が特殊とはいえ、その株主が人事権を使う、民間の事業に対して国が直接介入するのは努めて避けるべきだ。」
これが間違った認識であることは、かんぽの宿の売却問題のこれまでの経過を植草さんが、詳細にまとめてくださった下記のエントリーでこれが間違いであることを指摘されている。
テレ朝報道ステーションの救いようのない欺瞞
「日本郵政株式会社は現在、株式の100%を政府が出資する完全国有会社である。したがって、「民間会社」と称することは正しくない。株式の過半を民間が保有したときに、初めて「民間会社」の呼称を用いるべきだ。」
株式の100%を政府が出資しているのだから、人事権だって政府がするべきだろう。よくこんな惚けた男が首相を1年近くもやっていられるよね。今回も麻生の決断が遅すぎたせいで、麻生の背中から始まったかちかち山の火事が自民党全体に広がった状態だ。
社民党の保坂展人議員が、今回の「鳩山×西川バトル」を「かちかち山」の寓話に当てはめた下記のエントリーもなかなか面白い。
その裏には、竹中・小泉はもちろんのこと、こういった揉め事にはいつもしゃしゃり出てくる読売新聞グループ本社会長兼主筆の渡辺恒雄もからんでいたようだ。
読売の首相、当初は「西川交代」…竹中・小泉コンビが封じ込めという記事によると、
麻生首相は当初、日本郵政の西川善文社長を交代させる意向だった。
(転載開始)
今年2月、首相官邸の執務室。首相は鳩山邦夫総務相と会い、日本郵政の6月の株主総会で西川社長を含む取締役を一新するよう指示した。「ポスト西川」の候補として、NTTの和田紀夫会長、生田正治・元日本郵政公社総裁、西室泰三・東京証券取引所会長らの名を記したリストも手渡し、水面下の調整をゆだねた。
首相の意を受けた鳩山氏は5月に入り、日本郵政の取締役人事を決める指名委員会の一部委員に「首相は西川氏を代えるつもりだ」と伝え、「西川辞任」に向けた多数派工作を始めた。
しかし、直後から巻き返しにあう。
指名委員会は、委員長を務める牛尾治朗・ウシオ電機会長を始め、郵政民営化など、小泉元首相が進めた構造改革に積極的な財界人が名を連ねる。そうした委員を通じて鳩山氏の動きを察知したのは、構造改革の旗振り役だった竹中平蔵・元総務相だった。
竹中氏は小泉氏に相談した。小泉氏は2005年、竹中氏を通じて西川氏と知り合い、社長就任を要請した経緯がある。すぐに指名委の委員を「西川続投」で説得して回り、首相や鳩山氏の動きを封じ込めた。
結局、指名委は5月18日、西川氏を続投させる方針を決めた。
(2009年6月13日01時49分 読売新聞)
(転載終了)
さらに、毎日新聞、鳩山総務相更迭:西川氏謝罪で続投案 最後の妥協策決裂によると、最初は麻生が鳩山氏に指示した西川交代だが、終盤戦では麻生はすっかり小泉、竹中のいいなりとなり、鳩山氏との交渉は、周りに任せていたという無責任な姿が浮かぶ。
さらに、鳩山氏がナベツネと都内で密会し、鳩山氏は5月27日には、鳩山氏と懇意なナベツネから、西川氏の後任は、西室泰三東京証券取引所会長でめどがついたとの連絡を受け、西川氏の交代に自信を示していたらしい。
こういった経過から、竹中、小泉に顔をつぶされたとなったナベツネが読売新聞で、裏切り者の麻生をバッシングするのは理解できよう。
自民、内閣支持率低下の懸念広がる…「麻生降ろし」再燃も(読売 6月12日)
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