2011.02.06 (Sun)
河上みつえ氏のTwitter炎上は誤解が原因
「宮崎の火山が噴火し続けている。牛や鳥を大量に殺処分して、命を粗末にしていることに宮崎の大地の神様が怒り猛っているように感じる。」
とつぶやいたばっかりに、Twitterが炎上し、閉鎖に追い込まれてしまった河上みつえ前衆議院議員だけど、Togetterの批判を読んでみると、どれもが河上さんのつぶやきを誤解したものであることがわかる。
ほとんどの批判は河上さんが伝染病「口蹄疫」で牛、「インフルエンザ」で鳥を殺処分した宮崎県の畜産農家の人々を批判していると思い込んでいるようだが、実際、河上氏は、何も宮崎県の農家の人々に向かって命を粗末にしていると言っているのではなく、いやがる農家の人々にむりやり殺処分をさせた政府に向かって、命を粗末にしたといっているのではないか。その政府に対して宮崎の大地の神様が怒り猛っているように感じると言っているのだろう。
こうしてみると、主語がなくても文章として成り立つ日本語って本当に誤解されやすい言語だと思う。河上さんが、つぶやきの二つ目の文の前に一言「政府が」と入れればそれで、問題はなかったはずだ。例えば、こんなふうに。
「宮崎の火山が噴火し続けている。政府が牛や鳥を大量に殺処分して、命を粗末にしていることに宮崎の大地の神様が怒り猛っているように感じる。」
しかし、河上さんもご自分が前民主党の衆議院議員だったために、あまりにあからさまに政府を批判するのにはためらいがあったのだろう。だから、「政府」という言葉を省いてしまったということだ。もっとも、中には、政府よりも、事実を知っていながら政府への報告が遅れた東国原宮崎県知事の責任が最も重いと鋭く指摘するブログもある(TBやコメント欄も参照のこと)。
河上さんはブログで次のように謝罪している。
ツイッターを閉じました。本当にご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。
2011-02-05 04:27:19 | 日記
しかし、私だったら、謝罪する前に、自分のつぶやきが宮崎の農家の人々を批判したものではなく、政府に向けたものであったと説明したと思う。河上さんは言い訳がましく聞こえるかもしれないと思って説明しなかったのだろうけど、誤解を解かずに謝罪しても、溝は深まるばかりなので、自分の正当性を訴えるべきだったと思う。
又、今回、Togetterに寄せられた批判は、河上さんのつぶやきを批判するだけではなく、民主党の政策を批判するものが目立った。恐らく、マニフェストを信じて民主党に投票したのに、菅政権ではみごとにマニフェストが修正され、国民の望まない消費税増税や社会保障の恩恵、子供手当ての削減、普天間米軍基地の沖縄県内移設などが行われようとしており、民意が裏切られてしまった。その菅政権に対する怒りや失望の一部が、元民主党議員の河上さんに向かってしまったのではないか。本来、国民の怒りは、河上さんでなく、菅政権に向けられるべきだった。
このことからも、民意を裏切った菅政権に対する国民の怒りはただものではないことがわかる。
菅政権の不人気は、下記の『新報道2001』(2月3日調査・2月6日放送/フジテレビ)の世論調査でも顕著だ。このままでは、次期衆院選で自民党の悪政が甦ってしまいそうだ。
とつぶやいたばっかりに、Twitterが炎上し、閉鎖に追い込まれてしまった河上みつえ前衆議院議員だけど、Togetterの批判を読んでみると、どれもが河上さんのつぶやきを誤解したものであることがわかる。
ほとんどの批判は河上さんが伝染病「口蹄疫」で牛、「インフルエンザ」で鳥を殺処分した宮崎県の畜産農家の人々を批判していると思い込んでいるようだが、実際、河上氏は、何も宮崎県の農家の人々に向かって命を粗末にしていると言っているのではなく、いやがる農家の人々にむりやり殺処分をさせた政府に向かって、命を粗末にしたといっているのではないか。その政府に対して宮崎の大地の神様が怒り猛っているように感じると言っているのだろう。
こうしてみると、主語がなくても文章として成り立つ日本語って本当に誤解されやすい言語だと思う。河上さんが、つぶやきの二つ目の文の前に一言「政府が」と入れればそれで、問題はなかったはずだ。例えば、こんなふうに。
「宮崎の火山が噴火し続けている。政府が牛や鳥を大量に殺処分して、命を粗末にしていることに宮崎の大地の神様が怒り猛っているように感じる。」
しかし、河上さんもご自分が前民主党の衆議院議員だったために、あまりにあからさまに政府を批判するのにはためらいがあったのだろう。だから、「政府」という言葉を省いてしまったということだ。もっとも、中には、政府よりも、事実を知っていながら政府への報告が遅れた東国原宮崎県知事の責任が最も重いと鋭く指摘するブログもある(TBやコメント欄も参照のこと)。
河上さんはブログで次のように謝罪している。
ツイッターを閉じました。本当にご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。
2011-02-05 04:27:19 | 日記
一昨日私が発したツイッター上での不用意なメッセージで、多くのみなさまにご迷惑をお掛けしてしまいました。本当に申し訳なく、心より深くお詫び申し上げます。
これ以上私のメッセージでみなさまにご迷惑をお掛け致したくありません。よってツイッターアカウントをクローズ致しました。今まで御支援を頂きましたみなさま、本当にありがとうございました。そしてご期待にお応えできず、大変、申し訳ございません。
重ねまして、今回の騒動で、多くのみなさまに、ご迷惑をお掛け致しておりますことを心からお詫び申し上げます。
しかし、私だったら、謝罪する前に、自分のつぶやきが宮崎の農家の人々を批判したものではなく、政府に向けたものであったと説明したと思う。河上さんは言い訳がましく聞こえるかもしれないと思って説明しなかったのだろうけど、誤解を解かずに謝罪しても、溝は深まるばかりなので、自分の正当性を訴えるべきだったと思う。
又、今回、Togetterに寄せられた批判は、河上さんのつぶやきを批判するだけではなく、民主党の政策を批判するものが目立った。恐らく、マニフェストを信じて民主党に投票したのに、菅政権ではみごとにマニフェストが修正され、国民の望まない消費税増税や社会保障の恩恵、子供手当ての削減、普天間米軍基地の沖縄県内移設などが行われようとしており、民意が裏切られてしまった。その菅政権に対する怒りや失望の一部が、元民主党議員の河上さんに向かってしまったのではないか。本来、国民の怒りは、河上さんでなく、菅政権に向けられるべきだった。
このことからも、民意を裏切った菅政権に対する国民の怒りはただものではないことがわかる。
菅政権の不人気は、下記の『新報道2001』(2月3日調査・2月6日放送/フジテレビ)の世論調査でも顕著だ。このままでは、次期衆院選で自民党の悪政が甦ってしまいそうだ。
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