2012.02.07 (Tue)
原発国民投票にブチキレた池田信夫が山本太郎攻撃か
さて、悪名高き原子力村の広報担当者の一人でもある池田信夫こと池田のブーが、山本太郎氏が積極的に全国で進めている原発国民投票により、原発の維持が危うい状態になりつつあるのに狂乱し、山本太郎攻撃を始めた。しかしながら、その攻撃の仕方があまりにも的外れなので、ここに晒してみようと思う。ちなみに、原発国民投票は、大阪に次ぎ、ついに東京でも、今日、法定数を突破した。
『池田信夫blog part2』より
トリックスターとしての山本太郎
原発事故のあと反原発運動が盛り上がるのはどこの国でも同じだが、日本の特徴は「子供を守る母親の心」とか「金より命を大事にする」といった心情的なスローガンが多いことだ。その典型が、今や反原発運動のアイコンとなった山本太郎である。
彼の著書は「脱原発で仕事を干された」といった自分の話ばかりで、低線量被曝のリスクなどの事実には関心がない。原発は無限に危険で放射能はゼロにすべきなのだから、そのリスクなんてどうでもいいのだ。これは「放射線のリスクはわからないが原発が危険だということだけはわかる」と主張する安富歩氏と同じだが、山本のほうが余計な理屈がないだけわかりやすい。
山本は、丸山眞男のいう「古層」的な思考様式が現代の日本に生きている貴重な標本である。丸山は日本の古代的な規範の特徴として「集団的功利主義」と「心情の純粋性」をあげた。
集団的功利主義とは西洋的な個人ベースの功利主義ではなく、共同体の「吉凶」を基準にして善悪を決める規範である。ここでは共同体がケガレによって汚染されるのをハライ・キヨメで浄化することが儀式の役割だ。μSvの放射線のケガレを忌避して瓦礫の受け入れを拒否する自治体に対しては、さすがに河野太郎氏も「震災がれきの受け入れに賛成する」と表明したが、ツイッターの反響は「裏切り者!」といったRTで埋まっている。
心情の純粋性は、山本太郎の唯一の売り物だ。仕事を干されたことが純粋さの証明になり、目的の合理性は問われない。共同体をハライ・キヨメで浄化するためには、その儀式を行う祭司の心が純粋でなければならないので、これが内面化されるとキヨキココロを尊重する美意識が生まれる。原発問題でも、環境保護の社会的費用を考える人々は「御用学者」とか「原子力村」といったレッテルを貼られ、不純なクラキココロとされる。
こうした心情の純粋性を重んじる日本的情緒は、時として結果を無視した心情の暴走をまねく、と丸山は指摘した。その典型が、天皇親政を求めてクーデタを起こした皇道派青年将校である。五・一五事件では首相を暗殺するという重大な犯罪にもかかわらず、117万人が犯人の助命嘆願をした。そういう「空気」が、ますます青年将校のヒロイズムを高め、二・二六事件から戦争へとつながった。
これは山本七平の指摘した「空気」の支配と似ている。客観的リスクを無視して「PCBが有害でなくても気持ち悪いからゼロにしろ」とか「ダイオキシンはどんな微量でも有害だから全国のゴミ焼却炉を廃棄しろ」とか「できるかできないか考えないで原発をゼロにしよう」という朝日新聞のような心情倫理が、日本人には広く支持を受けるのだ。
イデオロギー的には逆の立場だった丸山と山本が、ほとんど同じことを指摘しているのは興味深い。このような心情の暴走が起こる原因も、彼らが共通に指摘するように目的合理性の欠如である。それは対外的な戦争が少なく、共同体の秩序を維持することがもっとも重要だった日本の特殊性によるものだろう。身内の融和を守るために対外的な戦力を犠牲にするような部族は、中東のような地域では淘汰されてしまうが、日本はそういう経験をしたことがなかった。
戦後の「革新陣営」も、こうした心情の純粋性に依拠していた。それは決して権力をとらず、結果責任を問われないことを前提にした「甘え」である。さすがに福島みずほ氏のように古典的な空想的社会主義は支持を失ったが、結果を考えないできれいごとを主張する「平和ボケ」は、反原発運動に受け継がれている。山本太郎は、こうした日本の伝統を象徴するトリックスターである。
早い話が、天皇親政を求めてクーデタを起こした皇道派青年将校と山本太郎氏をダブらせ、心情の純粋性が心情の暴走をまねき、戦争を引き起こすこともあるということを言いたいようだが、比べる対象がまったく頓珍漢で笑わせてくれる。青年将校は、首相を暗殺した凶暴な殺人犯であるのに対し、山本太郎氏は、世界から原発をなくそうと訴え、活動している平和思考の芸能人である。人々が山本氏を支持したからといって、戦争が起こるはずがない。
又、「結果を考えないできれいごとを主張する「平和ボケ」は、反原発運動に受け継がれている。」などとまがりなりにも教育者たるものが発言するべきではない。このような発言をする教授から教育を受けたいと思う生徒がいたら、驚きだ。反原発はきれいごとで済まされるようなことではなく、「平和ボケ」でもない。原発を維持することによって、現実的に日本の将来に起こることを危惧するからこそ、原発に反対しているのだ。原発の被害を過小評価し、安全神話で国民を騙す原発推進派のほうがよほど、「結果を考えないできれいごとを主張する「平和ボケ」ではないか。

Trickster(Wikipedia)
以下、中には、池田のブー崇拝者も若干名いるようだが、「命より金を大事にする」池田のブーの陳腐な記事に対するコメントが記事とは対照的にすばらしかったので紹介する。
2012.01.05 (Thu)
原発事故「収束宣言」が波紋
原子力村と共謀する大手報道各社による世論調査の結果は発表されていないが、ネット上の調査では、政府の「収束宣言」に対して、9割以上が「妥当ではない」と答えており、きわめて厳しい見方をしている。Yahoo!が行った「意識調査」では、「現時点での『収束宣言』は妥当?」という問いに対して、調査最終日の12月26日までに36143票が寄せられ、そのうち91%(32880票)が「妥当ではない」と回答。「妥当」(7%、2424票)「わからない」(3%、839票)を圧倒的に上回った。
以下、政府の「収束宣言」について、専門家が意見を述べた動画や社説などを集めてみた。原発推進派で有名な池田信夫大先生が、いかにクレイジーな原発推進派のご意見をお持ちであるかをことごとく証明する動画もあるでよ。
『週刊朝日UST劇場スペシャル』
「福島原発事故『収束宣言』大嘘の皮を剥ぐ」
ゲスト:広瀬隆(動画)
12/25 たかじんのそこまでやって委員会 武田邦彦
Tags : 福島第一原発事故 |
野田佳彦 |
収束宣言 |
波紋 |
反発 |
武田邦彦 |
田中龍作 |
上杉隆 |
池田信夫 |
2011.12.10 (Sat)
池田信夫エコノmix・アニマルの笑えないメルマガ
【拡散お願い】★武田氏、小出氏、広瀬氏、バズビー博士、岩上氏、早川氏を「原発事故の加害者たち」と発言~池田信夫 Blog http://ht.ly/7TMk6
原発事故の加害者たち : 池田信夫 blog
ikedanobuo.livedoor.biz
今年は原発事故で、今まで世の中に相手にされなかった人々がスターになった年だった。今週のメルマガが「笑える」と好評だったので、一部を転載しておこう。
武田邦彦:「原発が核爆発する」という発言で物笑いの種になり、さすがに元の記事を訂正したが、私が批判したら意地になって「臨界=核爆発」だと言い始めました。この定義によれば、すべての原発は「核爆発」していることになる。「1mSv以上はすべて危険だ」とか「500Bq/kgの野菜は青酸カリより危険だ」などという話は、もっと根も葉もないデマ。彼は放射線医学の専門家ではないのだから、こういう話には何の科学的根拠もない。
小出裕章:「チェルノブイリで数十万人が死んだ」という彼の話は、最新の国連科学委員会の調査で否定されました。確認された死者は62人。それ以外に発癌率の増加は観察されていない。このように微量放射線の健康被害のデータが蓄積されて、その影響が軽微であることがわかってきたのが最近の進歩ですが、それは小出氏にとっては「不都合な真実」なのでしょう。
広瀬隆:彼も昔から放射能デマを飯の種にしてきた人物。福島事故の直後にも、「福島第一は全壊する」とか「大阪まで死の灰が飛んでいく」などと恐怖をあおりました。特にECRRなる団体の情報を根拠にして山下俊一氏などを刑事告発したのは、言論人としての自殺行為です。その「治療法」として「うちの娘のつくった生味噌は放射能にきく」と言っている。
クリス・バズビー:このECRRはEuropean Committee on Radiation Riskというもっともらしい名前がついていますが、EUとは何の関係もない反核団体。その実態はクリス・バズビーなる人物の「ひとりNGO」です。「福島事故で40万人死ぬ」などと誇大な被害を宣伝し、彼も「放射能にきくサプリ」を売っています。
岩上安身:彼が「スクープ」した横浜のストロンチウムは、文部科学省の調査によれば「原発とは無関係」。その量も最大1.1Bq/kgと、暫定基準値の数千分の一。最近は「お待たせしました!福島の奇形児についてスクープです!」とツイートして批判を浴びました。いうまでもなく先天性奇形は一定の確率で生まれてくるもので、被災地で一人生まれたからといって何の証拠にもならない。
早川由起夫:おまけ。群馬大学の教授(火山学)。「福島の農家はオウム信者と同じ」などとツイッターで発言して訓告処分。本人はまったく反省せず、「福島県ナンバーの車がこわい」などとデマを流し続けている。
悪名は無名にまさるというが、武田氏などはこれで数千万円はもうけただろう。しかし彼が「青酸カリより危険だ」と宣告した福島県の野菜をつくっている農家や、岩上氏が「奇形児が産まれる」という偏見を流布した福島県の母親の迷惑を、彼らはどう考えているのだろうか。チェルノブイリ事故の死者は数十人だが、必要もない退去命令で20万人が家を失い、1250人がストレスで自殺し、10万人以上が妊娠中絶した。原発事故の最大の被害を生み出しているのは、こういうデマゴーグなのである。
今週のメルマガが「笑える」と好評だったなんてとんでもない。ただ単に自分の無知を晒しているだけであり、そういう意味で池田大先生の無知さが笑えるかもしれない。このようなメルマガを登録している人たちは池田大先生に輪をかけて何もヴァカ~ンナイのだろう。日本人の恥である。
さらに、池田信夫メールマガジン「エコノMIX」サンプル号では、「今回の震災では、津波によって2万人近い死者・行方不明が出ましたが、放射能では1人も死者は出ていません。原発の地下室で津波によって2人がなくなりましたが、致死量の放射線を浴びた作業員もいない。」などと事実とは相反する主張を続け、これまた無知を晒している。がれき作業をしていて被爆で亡くなられた人や、最近ではやたらと喉頭がんや肺がんなどで亡くなられる人が多いのは、被曝と関係ないというのか。メディアが報道しないだけなのだ。つっこみどころ満載のサンプル号、読むだけ時間の無駄だけど、興味のある方はどうぞ。
2008.08.29 (Fri)
太田誠一農水相が事務所費内訳を提示したようだが・・・・

<太田農相>事務所経費の使途を説明 内訳を文書で(写真:毎日新聞)
さて、今日の午後、太田農水相が事務所費の明細を提示する記者会見を開くということだったが、私はそのとき、彼が領収書を提示する変わりに、辞任するのではないかと思っていた。しかし、実際は、会見で内訳を記した文書を配布して説明したそうだが、領収書のコピーも添付されていたのだろうか。内訳の明細なら、でたらめを書けるのだし、人件費の詳しい説明がなかったのは、どういったことだろうか。
池田信夫氏も記者会見での問答を想定までしていらっしゃったが、あまりにもずさんな報告にあきれられていた。
『池田信夫blog』太田誠一氏の想定問答
追記2:閣議後に釈明会見が行なわれたが、まったく説明になっていない。領収書なんて、「上様」あてならいくらでも出せる(当時は後援会などに領収書の提出義務はなかったので残っているはずだ)。しかも肝心の非常勤職員について、まったく答えていない。プライバシーを理由にしているが、給与明細を名前を塗りつぶして出せばよい。民主党は、非常勤職員の名前を秘密会ででも明らかにするよう要求し、本当に雇用されたのかどうか追及すべきだ。
以下、太田農水相の説明を毎日新聞より転載する。
太田誠一農相の政治団体「太田誠一代議士を育てる会」が、政策秘書(現・農相秘書官)の自宅(東京都目黒区)を事務所として届け出て5年間で4828万円の事務所経費を計上していた問題で、太田農相は29日、会見で使途について説明し「議員会館などで行った『育てる会』の活動で発生した事務所経費を計上した」と主張した。 説明の対象になったのは05、06年分の2345万円分。04年は賃貸オフィスを事務所として届け出ている。
会見の冒頭、農相は支出の内訳を示した文書を配布。それによると、05年の経常経費約1045万円のうち、事務所費は電話代など37万円▽郵便・宅配便料金256万円▽交通費5万円▽その他(テープ起こしなど)5万円。備品・消耗品費は備品関係50万円▽ガソリン代等48万円▽印刷関係263万円▽文具やコピー代など47万円。残り331万円は「人件費」としている。
06年の経常経費約1300万円については、事務所費が電話代等41万円▽郵便・宅配便料金167万円▽交通費5万円▽新聞代25万円。備品・消耗品費は備品関係10万円▽ガソリン代等52万円▽印刷関係198万円▽文具やコピー代など116万円。人件費は674万円。
まず、「議員会館などで行った『育てる会』の活動で発生した事務所経費を計上した」と主張したそうだが、議員会館で『育てる会』の活動をしていたのなら、なぜ、事務所の実態のない秘書宅を新たに事務所として使っていたのだろうか。又、池田氏が指摘されていたように、人件費が、本当に支払われたのか、明らかにするべきだと思う。そうでなければ、同じように実態のない事務所費が税金で支払われ続ける事になる。
経費についても、郵便・宅配便に05年度に256万円、06年度に167万円もかけて何を送っていたのだろうか。交通費が2年間で10万円と少額だが、ガソリン代は100万円とかなり高額になっている。これも交通費の領収書に比べてガソリン代の領収書の方が捏造しやすいからではないか。印刷関係、文具やコピー代なども異常に高くかかっている。
人件費に関しては、bogusnewsが伝えている通り、幽霊事務所の幽霊に支払っていたに違いない(笑)。
「幽霊差別よくない」政治団体事務所問題で太田農相が反論
政治団体事務所として届けていた秘書官宅に関係者の出入り実態がなく「幽霊事務所か」と非難されている問題について、太田誠一農水相は27日閣議後の記者会見で、
「れっきとした幽霊の事務所であり、なんらやましいことはない。幽霊を差別するのは許せない」
と反論。あくまで辞任する考えのないことを示した。
この問題では、届け出されている事務所の隣に住む住民が
「7年ここに住んでいるが、家族以外の人の出入りを見たことがない。あきらかに幽霊事務所だ」
などと証言。農相の弁明に注目が集まっていた。これに対し太田氏は「幽霊の秘書が活動拠点として使っている。見えなくてあたりまえ」とまっこうから反論にうって出た。
しかしながら、これは決して笑い事で済まされる問題ではなく、民主党には、太田農水相を証人喚問するときに、是非、池田信夫氏に国会で証言させていただきたい。
ところで、池田氏は、この10月からSBI大学院大学というサイバー大学のインターネットによるe-ラーニングで講義を行なわれるそうだ。日本では京都大学がYouTubeを使って講義を行っているようだが、画期的な企画だと思う。カナダでもコースによっては、一部インターネットで授業を行っている教授もいる。しかし、全ての授業をインターネットで行っているコースはあまりない。
SBI大学院大学ー池田信夫氏
初めての試みだからか、ちょっぴり緊張されていらっしゃるご様子。詳しくは、下記の記事で。
『池田blog』「仮想大学院」の挑戦
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Tags : 太田誠一農水相 |
事務所費 |
池田信夫 |
太田誠一代議士を育てる会 |
2008.08.28 (Thu)
池田信夫氏が太田農水相の秘書宅隣りにお住まいだったという奇遇

太田誠一氏の「政治団体事務所」は隣の家だった
(前略)
太田氏側は「活動の主たる担当者である秘書官の自宅を事務所とした」と説明しているそうだ。しかし私は隣に7年間住んでいるが、この家で政治活動が行なわれている形跡(ポスターなど)を見たことがない。そもそも家族以外の人がこの家に出入りしたのを一度も見たことがない。
政治資金収支報告書によると、この政治団体は2005~6年に2300万円余りの経費を計上し、その内訳は事務所費が550万円、備品・消耗品費が800万円、人件費が1000万円ということになっている。しかし家賃は払っていないというのだから、人の出入りがまったくない家の「事務所費」とは何に使われたのだろうか。
「備品・消耗品」として太田氏側は「事務用品の購入費やガソリン代」と説明しているようだが、大家さんがマイカー以外に選挙活動用の車を使っていた形跡はない。通信費というのも、この政治団体の電話連絡先が議員会館になっているのだから、発生するはずがない。
人件費を「会の政治活動に要した人件費」と説明したようだが、秘書報酬以外に出しているとすれば(家族以外に誰もいないので)奥さんを雇用したことになっているのだろうか。しかし彼女はごく普通の専業主婦として、昼間は買い物などをしており、政治活動しているのを見たことはない。
そもそも大家さんが議員秘書だったというのが驚きだ。園芸が好きで、よく週末には庭いじりをしており、あいさつしていたから、普通のサラリーマンだと思っていた。週末というのは、選挙区回りなどで秘書がいちばん忙しいときだから、これもおかしい。彼の秘書官としての勤務実態があったのかどうかも調べたほうがいいと思う。
以上はオンカメラで5~6社に話したので、きょうのニュースやワイドショーなどに出るだろう。必要なら、国会で証言してもいい。私の印象では、中里秘書官の自宅が「幽霊事務所」だったことは間違いない。

「家政婦は見た」じゃなくて、「池田信夫は見た」という感じで、自分が家を借りている大家さんなのに、この私でさえもこんなこと書いていいの?という調子でズバズバ書いていらっしゃる。コメント欄でも池田大先生はことも事細かに隣家の様子を書かれている。太田農水相の秘書もとんだ人に家を貸したものだ。池田大先生が家を追い出されなければいいけど・・・・。
又、ただ観察していらっしゃるだけではなく、政治資金収支報告書まで検証されていらっしゃるわけだ。
太田誠一氏の政治資金収支報告書を検証する
「太田誠一代議士を育てる会」の政治資金収支報告書は、ウェブで公開されている(2005年度p.746、2006年度p.695)。これを記者会見の説明や私の知っている事実と照合してみた。
おもしろいのは、寄附者の内訳だ。2005年についてみると、政治団体からの献金は日本医師連盟だけで、あとはすべて個人献金で、18人の名前があがっている。そのうち税理士が10人、会計士が3人で、合計305万円。06年については、同じく税理士が15人、会計士が4人で、合計548万円。太田氏は「大蔵族」として知られ、税理士政治連盟から毎年、100万円程度の政治献金を受けているが、こうして小口にわけて実質的には(この政治団体だけで)その5倍以上の献金を受けているわけだ。
関連記事:
クローズアップ2008:太田農相事務所費問題 「身体検査」また失敗(毎日新聞 8月27日)
関連過去ログ:
太田農相が秘書宅に事務所費を計上
これで、多分、太田農水相は今週中に辞任を発表で、福田内閣の支持率は直滑降。自エンドはもうすぐそこだと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします♪

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2007.06.20 (Wed)
米下院決議案、満場一致で可決される日も近し
いただいたので昨日の記事のコメント欄に晒しておいた。
人種差別的な発言が見苦しく
これ以上知性の低さを表わすコメントは
めったにお目にかかれないほどのアホ丸出し。
他のブログにも似たようなコメントを拝見したので、
世耕に命令されてネットカフェ住人の中でも思考力のない人達が
せっせとコピペして、反自公的なブログに貼り付けているのだろう。
同じ日本人としてあまりにも情けない。
今日は久々にヘンリー・オーツさんから
メッセージをいただき、元気にやっていらっしゃるようなので、
ここに本人の許可なく公開させていただこう。
件名 : 楽しい思い出に!
美爾依さん ご無沙汰しています。
ほんとに早いものですね。私もやっと進むべき道を見つけました。まだブログで発表できる段階ではないですがきっと実現します。今や赤羽あたりでもインターネットカフェは昼から賑わっていまして、ついにFreeFoodsなるものが提供されるようになりました。まさに炊き出しのインターネットカフェ版ですね。でも日本はきっと甦ります。はやくみんなで乾杯したいですね。とは言ってももう今日で禁酒90日で過去最高記録です。たまに夢の中で酔っ払っています。アホやねぇ~!では お元気で!
ヘンリーさん、新しい道を見つけたということで、
とても嬉しいです。又そのうち再会できるといいですね。
禁酒、私は絶対にできないと思うけど、ヘンリーさんは、
がんばって下さいね♪

↑M. Evelina Galang氏
さっそく、今日の本題に入ろうと思う。
先日、この記事で日本の右翼団体が
ワシントン・ポストに意見広告を記載した件で米国での反応を
米国の友人にメールで問い合わせたと書いたが、
その返事がきたので紹介しよう。
送った先は「LABAN! Fight for Comfort Women」の管理人で
ネットで米下院の謝罪要求決議案への署名を呼びかけている
M. Evelina Galang氏であった。まずは私のメールから。
イブリナへ、
前半略
ところで、ワシントン・ポストにイカレタ日本の政治家や
ジャーナリストや教授たちによって、慰安婦の雇用は軍による強制
でなかったという広告が載ったのを知ってる?
もし、この広告に気づいていたら、アメリカ人たちが
どのような反応を示したか教えてくれない?
万一まだその広告を見ていなかったときのために、
下に英文の広告をコピぺしとくね。
美爾依
(テキストに英文の広告を添付)
I wonder if you know about the ad published by Japanese stupid politicians, journalists and profs. on the Washington Post saying that there was no forced recruitment of comfort women by Japanese military.
If you have already noticed this ad, I would like to know how American people reacted to this ad.
In case you have not read the ad yet, I'll quote the English version of it below:
イブリナからの返事はすぐに来た。
ありがとう。広告、見たわよ。私の友達も。
全然たいしたことじゃないと思うわ。かえって、こういった反応は
これまで以上に米下院による決議案121可決に有利に働くでしょう。
それにしても、狂ってるわね。
イブリナ
Thanks. I've seen it. So have some of my friends.
We're not taking it too seriously. Infact, this kind of rhetoric supports House Res. 121 even more so.
Crazy, huh?
Evelina

キャハハハ・・・・。返事のお礼に例の古森のおっさんの動画を
お付けしてメールさせていただいたんだけど、ちょっといたずらが
過ぎちゃったカナ?発音がもろジャパニーズ・イングリッシュだから
ネイティヴには聞き取りにくいかもね。でも、英文訳もあるから
理解可能だと思うよ。それにしても、このYouTubeのコメントに
「日本人が皆古森記者と同じ意見だと勘違いしないように。
なにしろ古森記者は日本でも記事の捏造がお得意なんだから」と
英語で警告のコメントを入れたら、すぐ消されてしまった(涙)。
YouTubeのコメントは、コメント欄の”Spam”をクリックすると
自動的に削除されてしまうようになっていて、読者なら誰でも、
気にいらないコメントを”Spam”報告で削除できるのだ。
きっと古森記者本人に削除されてしまったのかも。
ということで、話は例の意見広告に戻るけど、
結局いくらつぎ込んでワシントン・ポストに
記載したかしれないが、右翼団体による例の広告は、
かえって逆効果となり、米決議案が可決される手助けをした
というお話。めでたし、めでたし♪
イヴリナの6月17日の
、"Message from 121 Coalition Leader Annabel Park"
という記事によると、米決議案は6月26日に採決されるそうだ。
下院外交委員会を通して、ラントス委員長が監督の責任を
引き受け、米下院で採決の予定。ラントス委員長によれば、
大差で可決されるだろうということだが、
まだまだ油断はできず、今週中により多くの共同提案議員を
獲得する必要があるそうだ。今現在決議案可決のための
共同提案議員はホンダ氏も含め141名にのぼるが、
目標を200名に定め、満場一致で可決させなければならない。
そうすることによって、世界中に力強いメッセージを
送ることができるだろうということだ。
日本の間違った歴史認識を矯正するためにも、是非、満場一致で
可決されるよう祈っている。
米決議案が採決されたら、さすがにどんなにお馬鹿なネトウヨ
だって従軍慰安婦は強制じゃなかっただとか、
南京虐殺はなかったなんて言えないだろうよ。
もうこのブログでも紹介したので、ご存知の方も多いと思うけど、
イヴリナは一般の人からの決議案同意の署名も集めている。
まだ、決議案に同意の署名をしていない方は、こちらから。
日本人だったら、誰だって自分達の祖先がこんな残酷な
人権侵害をしていたなんて認めたくないだろう。
しかし、過去の歴史を正しく認識せずにどうやって
現在の政治状況を正しく把握できよう。
自分の置かれた状況を正しく知るために、
日本人は正しい歴史を学ばねばならない。
日本人が正しい歴史認識を身につけるのを怠ったせいで、
こんな極悪政党による悪政が長年続き、
日本人を苦しめているのだ。
おまけ:
『池田信夫Blog』の「慰安婦問題の意見広告」という記事に
『美しい壷日記』が紹介されたのはいいんだけど、この池田信夫って
かなり、右寄りの人みたいで、こんな記事を書いている。
今回の広告で注目されるのは、自民党だけでなく民主党の議員13人も署名していることだ。『諸君!』7月号の座談会でも、左翼とみられている大沼保昭氏と荒井信一氏が、海外メディアや日本の支援団体による歴史の歪曲を批判している。これはイデオロギーとは無関係な、学問的な史実の問題なのだ。しかも国内ではほぼ決着のついた事実を、欧米のメディアでさえまだ誤解している。外務省は「河野談話を継承する」などという腰の引けた態度ではなく、歴史的事実を海外に伝える広報活動を行なうべきだ。
あまりにも右寄り過ぎちゃって、大沼保昭氏がサヨクだって(笑)。
いくら東大経済学部卒業だからって、日本の国立でも
最も高い水準を誇る東大卒で、この程度の歴史的な知識や
政治的な認識?おまけに、慶応大学院(政策・メディア研究科)は
中退しているのに、同じ慶応で学術博士号を
取得しているんだって。
これは多分、博士論文を書いたわけじゃないけど、
それまでの学術的な活躍が認められて、
博士号を取得できたんじゃないかなと思う。
詳しいことはわからないけど・・・・。
それで、Phlsなる歴史の知識が池田氏よりも明らかに高い
と思われる人物が下記のコメントをつけたら、
池田先生キレちゃった。その反応が面白かったので、
紹介させていただく。
広告のデタラメ (Phls)
2007-06-17 20:16:01
池田先生へ
この広告出鱈目が多いですね。
幾つかの証明
まずは明らかなところから。
Fact5
慰安婦制度では慰安婦の方の保護規則はありませんでした。対して公娼制度は「廃業・拒否の自由」等がありました。ですので、「慰安婦は公娼制度の下で働いており」は間違いです。
それとFact5の米軍資料(APO 689)は「日本人捕虜尋問報告書第49号」のことですが、
http://members.at.infoseek.co.jp/ash_28/ca_i02_1.html
この文書には
「慰安所の楼主」は、それぞれの慰安婦が、契約を結んだ時点でどの程度の債務額を負っていたかによって差はあるものの、慰安婦の稼ぎの総額の50ないし60パーセントを受け取っていた。」
「多くの「楼主」は、食料、その他の物品の代金として慰安婦たちに多額の請求をしていたため、彼女たちは生活困難に陥った。」
ともありますので、広告の
(http://dj19.blog86.fc2.com/より引用)
「慰安婦の多くが佐官どころか将軍よりも遥かに高い収入を得ており(アメリカ陸軍インド・ビルマ戦域軍所属アメリカ戦時情報局心理作戦班 *APO 689によって報告されている)」
というところは無条件では正しいと言えないはずです。
そしてこのAPO 689が扱ってる慰安所(ミッチナの慰安所)についてのもう一つの資料(心理戦尋問報告 第二号)を読むと、上記の「」内引用部分は間違っていることが分かります。何故なら「慰安婦の暮らしは良かった」という記述は消えて「生活が苦しい」という記述はそのままだからです。
http://dj19.blog86.fc2.com/blog-entry-68.html
それからFact1について言えば、その広告で参照されている資料は
「軍慰安所従業婦募集に関する件」
「支那渡航婦女の取扱に関する件」
「支那渡航婦女に関する件伺」
ですが、これは広告の言っているように「女性をその意思に反して強制して働かせることのないよう民間業者に対して警告している文書」ではありません。
少なくとも前2者についてはそうです。
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~knagai/2semi/nagai.html
より関連部分を引用
「両文書の意図が「略取誘拐」の取締にあったのではないと結論せざるをえないのである」
むしろこの2つは
「慰安婦の調達に支障が生じないようにする」
ための文書です(上記リンクより引用)。
それと広告全般を通して、都合の悪い史料の無視・論点の矮小化が行われています。
例えば、慰安婦の方を「前線で」働かせた史料がありますが、慰安婦の方は兵士ではないので、非戦闘員の保護責任の観点から言って問題があるはずです。
(この証拠は例えば、
http://www.awf.or.jp/program/pdf/ianfu_1.pdf
「時局利用婦女誘拐被疑事件に関する件」より引用
「施設の一端として前線各地に慰安所(事実上の貸座敷)を左記要領に依り設置することとなれり」)
他にもありますが、こんな学術的に酷いものに賛意を表すと池田先生の名誉に関わると思いますので、このエントリは撤回した方がいいと思います。
池田先生のお答え:
警告 (池田信夫)
2007-06-17 20:33:00
異常に長いコメントはやめてください。今後は削除します。
慰安婦の暮らしが苦しかったら、どうだというんですかね。こんな細かいことしか、あら捜しできないの? 軍が「強制連行」した証拠を出してみろよ。
「批判的なコメントを削除している」とかいう批判があるけど、批判的な意見って、こういうナンセンスなものしかないんですよ。ちゃんとした批判なら、いくらでも載せます。
この反応はどうみても、痛いところをつかれて答えに窮して
逆切れしたとしか思えないよね。
間違いを丁寧に指摘する長いコメントっていけないものだったの?
これがあら捜し?そして、最後はネトウヨお得意の
「証拠を出せ」発言。かなり笑えたコメントの返事だったのだ。
こんな池田先生だが、ずっと下の方のコメント欄を読むと、
右翼軍団によるワシントン・ポストへの意見広告が逆効果だった
ということはご存知のようだった(笑)。
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