2012.06.04 (Mon)
大飯原発直下に活断層の可能性
今年の夏は電力は足りているのに、原発が再稼動する準備に2,3ヶ月かかり、最も電気の需要が高まる夏に間に合わせるには今すぐ決断しないと間に合わないなどと誰もがわかるような嘘をつく政府。原子力規制庁もまだ発足していないのに、「特別な監視態勢」をとってまで、なぜ再稼動をここまで急ぐのか。
これだけ国民が反対しているのに、それを無視して責任を全てパペット野田に押し付けて無理やり再稼動させるのは、民主主義とは呼べない。パペットも、自分の判断で再稼動させるなどと言ってしまって、万一事故が起きたら、どうなるかわかっているのだろうか。
細野も大飯原発の安全性について、津波に耐えられることしか主張しておらず、耐震性についてはほとんど語らない。福島第一原発事故の第一原因が津波よりも地震とされている中で、耐震への安全対策をなおざりにしたまま再稼動に突き進もうというのは、あまりにも危険すぎないだろうか。とにかく、野田内閣の閣僚たちは、野田を筆頭にあまりにも頭が悪い者達が集まりすぎていて話しにならない。
市民社会フォーラムのメーリングリストで、大飯原発直下に活断層がある可能性を指摘していたので、ここに転載させていただく。読者のみなさまに広めていただければと思う。
[civilsocietyforum21] 【緊急】福井県原子力安全専門委員会への応援&「大飯原発直下に活断層の可能性」指摘を!【転送歓迎】
今晩は、NGO e-みらい構想の長谷川羽衣子です。
明日夕から細野大臣が福井県庁を訪れ、西川知事と県議会議長と面談すると報道されています。西川知事・おおい町長が再稼働容認の判断を下す、最後の基準となるのが「福井県原子力安全専門委員会」の決定です。 先日、朝日・福井新聞両紙に東洋大学渡満久教授が「大飯原発の直下にある破砕帯は活断層の可能性がある」との指摘をされている、という再稼働判断に対して大きな問題点となり得る記事が掲載されました。アイリーンさんが記事の詳細を送って下さっていますので、転送させて頂きます。この事実をぜひ専門委員会の委員の方に伝えて下さい。
委員に対して働きかけ、なんとか再稼働モラトリアムを実現し、延長戦に持ち込みましょう!皆さん、専門委員会での発言を踏まえた抗議・応援をお願い致します。
以下、委員の方々の発言と連絡先です。じゃんじゃんメールやFAX、お手紙を送って下さい!
どうか宜しくお願い致します。
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アイリーンです。
以下、6月2日の福井新聞と朝日新聞の福井版の記事を転載しました。また、この記事に関する要望書、そして東洋大学渡満久教授のコメントもHPアップしました。そちらはこのサイトで見れます。
要望書:
大飯原発3・4号の破砕帯、活断層3連動に関する 福井県と福井県原子力安全専門委員会への質問・要望書
http://www.greenaction-japan.org/modules/wordpress/index.php?p=583
http://www.jca.apc.org/mihama/ooi/fukuipref_senmoni_youbou120601.pdf
東洋大学渡満久教授のコメント:
http://www.greenaction-japan.org/modules/wordpress/index.php?p=584
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↓
新聞の転載はこちら:
(新聞記事の転載なので取り扱い注意お願いいたします。)
2012年6月2日(土)福井新聞
大飯原発直下・破砕帯
「活断層の可能性」
東洋大教授 県に調査求める
関西電力大飯原発3、4号機の再稼働をめぐり、市民団体のグリーン・アクション(京都市)などが県に1日提出した質問・要望書類の中で、東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)は同原発直下を通る破砕帯は「活断層である可能性は否定できない」と指摘。詳しく調査するよう求めた。
大飯原発敷地内の破砕帯について経済産業省原子力安全・保安院は2010年、周辺断層を含めた耐震安全性評価(バックチェック)の中間報告を受け、12万~13万年前以降に活動したものではないと判断し、問題はないとの認識を示している。
一方、市民団体は3号機直下の「F6」と呼ばれる破砕帯に関し、3、4号機を建設した際の設置申告書にある「幅0・5センチの粘土の付着した破砕帯と鏡肌を有する小岩片からなる」との表記に着目。渡辺教授に見解を求めていた。渡辺教授は「粘土があるということは、破砕帯が最近に活動している可能性を示す」としている。原子力の利用に反対の立場ではないとする渡辺教授は、大飯原発の再稼働について「今の段階で認めるのであれば『安全性は確保されていないが、いろんな理由で再稼働させる』と明言されるべき」としている。
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2012年6月2日(土)朝日新聞
大飯原発敷地内
「活断層確認を」
市民団体、県などに要請
関西電力大飯原発(おおい町)の敷地内を通る断層について、市民団体が1日、地震で動く活断層ではないことを十分に確認するまで、再稼働を認めないよう求める文書を県や県原子力安全専門委員会に出した。国にも同様に求める。
文書を出したのはグリーン・アクションと美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会の2団体。これまで関電や国は、大飯原発の敷地内を走る複数の断層のうち最も長い「F-6」という断層を調べ、活断層ではないと評価している。しかし2団体側は、長い間、地震で動いていない古い断層は固まっていることが多いが、F-6断層は粘土が含まれ、固まっていないと指摘。近くの活断層が連動して動いた場合、F-6への影響を評価すべきだとしている。
東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)もF-6断層について「活断層である可能性は否定出来ない」と指摘。原子炉直下を走る断層もあり、「活動性を確認することが非常に重要」としている。(小堀龍之)
【福井県原子力安全専門委員会 連絡先(FAX・メール・郵送)一覧】
●中川英之委員長●→抗議して下さい
委員が関電に対して質問したことに関電が答えられない場合、勝手に自分で回答し、まとめようとする傾向が毎回見られます。とにかく早く「再稼働は妥当」との判断を下したいように見受けられます。委員からの疑問に関電が答えられない場合、委員長である中川氏がそれを厳しく指摘しなければならないはずです。
<中川英之(委員長) 福井大学名誉教授>
(FAX)0776-21-6875 (「中川英之委員長宛」と明記して:原子力安全対策課)
(メール)gennan@pref.fukui.lg.jp
●泉佳伸委員●→応援&激励して下さい
断層の連動性を仮定した地震動および主要施設の固有周期について、関電が「一部の周期で大飯の基準地震動を超えるものがあった、しかし、その比率は大きいものでも1.4倍で、ストレステストのクリフエッジ1.8倍を下回るから問題なし」と説明したことに対し、「それぞれの設備を単体の固有振動数でしか評価していないようだが、連結して評価したものもあるということなら、具体的で正確な資料と説明をせよ。連結すると固有振動数が変わるが、この振動数が地震の振動数と一致したところが最も弱いのだから。」と食い下がっておられました。さらにまとめでは、「規制庁もまだできておらず、今後もっと国に対して、報告書の中で、委員会から意見を述べていく」と発言。
<泉佳伸 福井大学附属国際原子力工学研究所教授>
(メール)y_izumi@u-fukui.ac.jp 〒914-0055 福井県敦賀市鉄輪町1-4-42
●飯井俊行委員●→応援&激励して下さい
制御棒挿入性評価について関電が「2.2秒は目安であって絶対ではない。11秒でも問題は起きないという結果が出ている」という趣旨の発言をしたことに対して、「時間のパラメータが入っているか?」、「それぞれの抗力の寄与度はどの程度か」、「地震による抗力が大きいともっと大きくなっているのでは」等の質問をしておられました。また、大飯発電所周辺斜面の安全性評価について関電が「対策は充分」という趣旨の説明をしたことに対して、「専門家ではないから言いにくいが、印象としてはこの解析結果は納得できない」とか、 「みな内容があまりわかっていないで議論していたことがわかった」とか、中川委員長がまとめようとする中、頑張って発言しておられました。
<飯井俊行 福井大学大学院教授>
(FAX)0776-27-9764 (メール)meshii@u-fukui.ac.jp 〒910-8507 福井市文京3-9-1
●岩崎行玄委員●→応援&激励して下さい
制御棒挿入性評価について関電が「2.2秒は目安であって絶対ではない。11秒でも問題は起きないという結果が出ている」という趣旨の発言をしたことに対して、「もんじゅで、制御棒が引き抜けなくなった事故があったが、制御棒の一つが曲がってしまったら挿入できなくなるのではないか?」と質問。
<岩崎行玄 福井県立大学教授>
(FAX)0776-61-6015(メール)iwasaki@fpu.ac.jp
〒910-1195 福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1
●田島俊彦委員●→応援&激励して下さい
大飯発電所周辺斜面の安全性評価について関電が「対策は充分」という趣旨の説明をしたことに対して、「一度すべり始めたら、止まるというのはイメージとして理解しがたい」、「仮想すべり線はどうやって想定できるのか」など、かなり激しく批判。
<田島俊彦 福井県立大学名誉教授>
(代表FAX)0776-61-6011(田島俊彦さん宛)
〒910-1195 福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1
●三島嘉一郎委員●→応援&激励して下さい
飯井委員と同じく、制御棒挿入性評価について関電が「2.2秒は目安であって絶対ではない。11秒でも問題は起きないという結果が出ている」という趣旨の発言をしたことに対して、「時間のパラメータが入っているか?」、「それぞれの抗力の寄与度はどの程度か」、「地震による抗力が大きいともっと大きくなっているのでは」等の質問をしておられました。
<三島嘉一郎 (株)原子力安全システム研究所 技術システム研究所長>
(代表FAX)0770-37-2008 (三島嘉一郎さん宛)
〒919-1205 福井県三方郡美浜町佐田64(株)原子力安全システム研究所
●山本章夫委員●→応援&激励して下さい
制御棒挿入性評価について関電が「2.2秒は目安であって絶対ではない。11秒でも問題は起きないという結果が出ている」という趣旨の発言をしたことに対して、「鉛直方向と水平方向の揺れの相関性はないという評価の仕方は学会では一般的なのか?」と質問。関電はそうだとの回答。また、大飯発電所周辺斜面の安全性評価について関電が「対策は充分」という趣旨の説明をしたことに対して、「国の意見聴取会でさらなるコメントはなかったか?」と質問。
<山本章夫 名古屋大学大学院教授>
(FAX)052-789-3608 (メール)a-yamamoto@nucl.nagoya-u.ac.jp
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
●その他委員●
「事故が起こったら責任がある」「住民の安全を守ってほしい」「専門家としての責務を果たして欲しい」と訴えて下さい。
<西本和俊 福井工業大学教授>
(代表TEL)0776-29-2620(「西本和俊教授に伝言したい」と)
〒910-8505 福井県福井市学園3-6-1
<小野公二 京都大学原子炉実験所教授>
(FAX)072-451-2627
(メール)onokoji@rri.kyoto-u.ac.jp
〒590-0494 大阪府泉南郡熊取町朝代西2丁目 京大原子炉実験所
<大堀道広 福井大学附属国際原子力工学研究所准教授>
(代表TEL)0770-25-0021(「大堀道広准教授に伝言したい」と)
〒914-0055 福井県敦賀市鉄輪町1-4-42
<釜江克宏(臨時委員)京都大学原子炉実験所教授>
(代表FAX)072-451-2600(釜江克宏さん宛)
(メール)kamae@rri.kyoto-u.ac.jp
〒590-0494 大阪府泉南郡熊取町朝代西2丁目 京大原子炉実験所
<竹村恵二(臨時委員)京都大学大学院教授>
(FAX)0977-22-0965
(メール)takemura@bep.vgs.kyoto-u.ac.jp
〒874-0903 大分県別府市野口原 京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設
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NGO e-みらい構想
長谷川羽衣子(Hasegawa Uiko)
T&F:075-202-7584 e-mirai21@hotmail.co.jp
http://e-miraikousou.jimdo.com/
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下の動画は、5月30日に小沢一郎氏がパペットと会談した後にテレビ出演したときのもの。すでにご覧になられた方も多いと思うが、いつものように全くブレない小沢氏の主張を聞いて、原子力村の方針通りにしか動かない霞ヶ関を改革できるのは、小沢氏しかいないといまさらながら確信した。
小沢氏のインタビューの後に、野田が「大飯原発運転再開を自らの責任で決める」と明言しているので、今後、何かあったときのために永久保存しておこうと思う。
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2012.05.31 (Thu)
大飯原発再稼動、橋下大阪市長も容認へ
「事実上容認する」と明言 大飯再稼働で橋下市長(12/05/31)
何が何でも大飯原発の再稼動を推し進めたい政府は、関西広域連合から大筋で理解を得られたとする報道をメディアにさせたが、大阪府の松井一郎知事によれば、関西電力大飯原発の再稼働に関し、「関西広域連合を再稼働のアリバイ作りに使われた思いだ。僕は容認したのでも理解したのでもなく、(再稼働までの)プロセスが不十分だと言い続けている」と語り、不快感を滲ませた。
民意を無視したまま、強引に原発再稼動を進めようとしている野田政権と原子力村の罪の深さは計り知れないものがある。日本人の宝である子供たちから明るい未来を奪い、原発事故被害者への保障もままならぬうちに、電気料金を上げ、来年の東電社員の給与を増額するという。さらに、事故の究明も半ばで、関西電力の管轄である大飯原発を再稼動。あきれて、開いた口がふさがらないとは、まさに今の日本政府、東電、関電、原子力村のことを言うのだ。吐き気をもよおすような日本の現状に唖然とするばかりだ。
2012.05.13 (Sun)
岡田克也衝撃映像:政権交代前には「私達の魂がこもったマニフェスト」
その他、『日々坦々』の「指定弁護士たちによる控訴は、「憲法」で保障する基本的人権を破り「弁護士法」を無視し「検察審査会法」の不備を利用する脱法控訴であり懲戒請求に値する!」というエントリーにも難癖をつけている。
頭のネジが少しゆるんでいるこの共産党系のブロガーは、『日々坦々』の「『杉並からの情報発信』の山崎氏が『懲戒請求して弁護士資格を剥奪しよう!』と呼びかけているが、まさに、この暴挙を許してはおけないという国民の意思は示しておく必要がある。」という文章に対して、
「「国民の意思」って、あなた、信者さん仲間の「意思」としてだったら わたしも理解いたしますが・・・」
と書きつつ、「面倒だから あえて一言 付け加えておきます 私は 今回の控訴には賛成ではありません」などとやっぱり「日本国民に共通した意思」の持ち主であることを暴露したり・・・・。やはり、頭のネジがゆるんでいるとしか思えないような文章力だ。
特にこの人の文章で、日本語教師として許しがたいのは、文の最後に句点(。)をつけたりつけなかったりしているところだ。つけないなら、全部につけなかったりするならまだ許せるが、つけるときとつけないときがある文章を読むのは、なんとも気持ちの悪いものだ。よく、私の日本語の初級クラスにこのような文を書いている生徒がいるが、もしかして、この人、日本人じゃないのか?
又、この阿修羅の記事のコメント欄でも書かれているが、小沢氏を支持する人たちをひとくくりにして、信者と呼んで、宗教信仰者扱いしていることからして狂っているとしかいいようがない。その最後には、
「信者様たちの頽廃を 憐れんでいる 今日この頃であります」
と意味不明な文章で終わっている。こんな頽廃性ブロガーに憐れんでもらうのは、民主党の中でも自分が政権交代のときに言ったことを全て忘れてしまって、政権をとった後は、全く逆のことを言っている野田や岡田などの健忘症の政治家だけで十分だ。
参考記事:植草一秀の『知られざる真実』衝撃映像岡田克也氏編「不正直王は誰だ!」
上の動画を見ていただければおわかりの通り、幹事長時代の岡田克也が、政権交代前には、マニフェストについて、次のように述べている。
「民主党議員みんなで朝早くから国会が10時に議員同士が議論し、現場でみなさんの意見を聞きながら、作ったもので、私たちの魂がこもったマニフェストだ。」
「財源がないという批判もある。私たちは、208兆円ある一般会計、特別会計、この中で約9兆円のカネを作り出そうとしている。与党はできっこないと言っているが、彼らは、自分たちができないからできないと言っている。でも、私たちはできるんです。」
それが、政権交代後には、同じマニフェストについて岡田は、
「誰が見てもできないことを、いつまでもできるというのは、まさしく私は国民に対する不正直だと思います。」
などと180度違うことを言って、観衆から大きな野次が飛んだのだった。
この悪徳政治家に真っ向から立ち向かっているのが、小沢一郎氏だ。マニフェストで国民に約束したことを実現させるため、メディアで彼らを批判しつつ、説得しようと働きかけている。
有権者のみなさん、まだ若いのに、このように自分が言ったことを本当に忘れてしまったのか、忘れたふりをしているのかしらないけれども、国民に対して実に不誠実な政治家は、2度と当選させてはいけません。このような政治家を悪徳政治家と呼ぶのだ。悪徳政治家の野田、岡田、前原は、次期選挙で絶対に落選させましょう。
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2012.05.09 (Wed)
速報:指定弁護士側が小沢氏控訴へ

さてさて、いよいよ今日の午後、小沢裁判で無罪判決を受けた小沢一郎氏について、検察官役の指定弁護士側が、控訴した。指定弁護士が、控訴を断念すれば小沢元代表の無罪が確定するはずだったが、控訴したので東京高裁で審理が続くことになる。
無罪判決が出た直後に大室弁護士は「問題意識は3人とも同じだった」と説明。「自分たちは弁護士だから、有罪を求めて控訴しにくい」とし、「心証としては黒(有罪)だと思っているから控訴したいという思いがあるが、(判決を)覆せる確実な見通しがないのに、長く被告の立場に置いていいのか、という思いもある」と話していたにもかかわらず、控訴したということは、アメリカ様からの指令があったのか、野田政権からの命令だったのかわからないが、よほど小沢氏を裁判にしばりつけておき、身動きがとれないようにしたいのだろう。
一方、控訴期限の3日前に、民主党がというか、輿石幹事長の独断のようだが、小沢氏の党員資格停止処分が解除された。民主党員の中には、小沢氏の党員資格停止処分を解除することに意義を唱えたものがいたとか。下の会見でお馬鹿な記者が、意義を唱えたのは誰かと聞いていたが、そんなことを輿石幹事長が教えるわけないだろ。それにしても、報道と実際の会見の様子が全く違うのには、いつもながら、メディアは信用できないとの思いが強まった。
輿石幹事長定例会見 2012年5月7日
それにしても、有罪にできる可能性も低いのに控訴するとは、ただの小沢氏に対するいやがらせにすぎない。悪意だけが感じられる指定弁護士側の判断にあぜんとした。
この指定弁護士の会見などその他の詳しい情報はきっととらちゃんが集めてくださると思うので、今日は、長いドライブをして疲れたので、そろそろ寝ようと思う。
2012.05.03 (Thu)
指定弁護士が小沢裁判の無罪判決を控訴できない理由
もっとも、指定弁護士にしたら、自分たちの主張は認められているのに、判決では無罪となったのは、納得のいかないものがあるのだろうが、今回の裁判は、もともと小沢氏を政治的に貶めるためのものであり、この裁判で小沢氏が有罪になったら、自民党のほとんどの政治家も有罪にならなくてはならなくなるだろう。
3人の指定弁護士の間でも意見が分かれているようで、「有罪と思っているので控訴したい」と思っているトンチンカンな弁護士もいれば、「(結果を)ひっくり返せる確実な見通しがないのに、被告の立場に置いていいのか」と少しは常識のある弁護士もいるようだ。
そもそも、こんな大切なことを決めるのに、たったの1時間しか話し合わなかったというのも、指定弁護士のやる気のなさがうかがえる。
一方の森ゆうこ氏を初めとした真の民主主義を確立する議員と市民の会主催の「小沢裁判報告会」を開き、小沢裁判の無罪判決について語り合った。
小沢裁判報告会① '12.4.26 辻恵(つじ めぐむ)衆院議員「真っ白な無罪」
森ゆう子氏は、民主党が政権交代したときに、増税については4年間は議論もしないと国民に約束したにもかかわらず、野田政権が消費税増税法案を成立させようとするのを見て、反感を持ち、文部科学相を辞任した。小沢裁判の判決が出る直前には、衆参両院議長に検察審査会の実態調査のための法務委員会、秘密会の開催を要請し、このことも、判決結果に影響したのではないかと個人的に見ている。森ゆう子氏は、小沢氏と同様に筋の通った政治家である。こういう筋のある政治家がどんどんえらくなる日本にしなければならないと思う。
今回の判決で一番おかしいのは、検察官が事実に反する内容の調査報告書を作成し、検察審査会の判断を誤らせようとしたことに対する苦言はあったが、検察審査会の運営そのものには違法性はなかったとしているところだ。異なる2つの検察審査委員グループの年齢の平均が一致するというのは、世にも不思議な出来事なのだが、そのことについては全く触れず、検察審査会の手続き自体は有効だったことになった。ネットで指摘されている検察審査会の実態がなかったということには一言も触れなかった。この辺りに、無罪判決になった理由の一つが隠されているとしか思えない。
小沢氏は、検察によって2度不起訴になり、検察審査会によって強制起訴されたわけだが、その検察審査会は実態がなかったとされている。今回の判決で、検察審査会の実態がなかったことをはっきりと指摘しなかったことによって、検察の腐敗が暴かれずに終わった。海外ではとても考えられないあやふやな判決である。まるで、真実をとことん追究せずに、全てをあやふやに済ませようとする日本の悪い習慣が裁判にも反映されたようだ。
恐らく、このことがあるので、指定弁護士側も控訴はしないだろう。
小沢裁判報告会⑥ '12.4.26 原口一博 衆院議員
2012.04.28 (Sat)
ジェラルド・カーティス講演会@外国特派員協会(FCCJ)を見て
例えば、現在、自民党は消費税増税に対して、煮え切らない態度をとっているが、野田と谷垣が手を組んで、消費税増税法案ははなんとしても成立させなければならないとか、自民党は、民主党を分断して、総選挙をするべきだなどと述べている。野田が政治生命をかけて実現させようとしている消費税増税は、米国からの指令だったのかもしれない。こうして日本政府が増税によって得た日本国民の税金を沖縄基地海外移転などの名目で、米国は奪い取ろうとしているのではないか。
今回の講演ではないが、去年の秋ごろに行われた講演でも、英語を話せる首相がいないのは、世界中でも日本くらいだ。中曽根と小泉は話せたがなどと、自民党の肩を持つ発言が目立った。又、野田総理が直面している問題にも触れ、増税問題や民主党内の分裂問題、そして、日本のマスコミが政策よりも世論調査や政治家の人格ばかりを報道するので、メディアに対する対処が難しいことなどをあげていた。日本のメディアには政治部はあるが、実際に報道しているのは、ゴシップや政局ばかり。日本のメディアを改革することが、求められているが、野田にとってメディアを改革することは、難題だろう。小泉はその点うまくメディアをコントロールしていたと述べた。
小沢氏に関しては、小沢氏は、政策ではなく、国民一人ひとりと握手をすることを政治戦略として新人に教えている。優れた政治家とは優れた政策を持っているかどうかであって、何人と握手をしたかではない。小沢氏に従うのは、何も知らない新人議員ばかりで、ベテラン議員はみんな小沢氏にそっぽを向いている。小沢氏が無罪になったとしても、民主党のリーダーにはなれないだろうと思うなど、偏見に満ちた推論を述べていた。小沢氏はぶれない政策をいつも持っており、小沢氏の支持者は彼の政策が好きだから、彼を支持しているのだ。それと握手戦術は全く別のものである。
ジェラルド・カーティスの話もむごかったが、その左どなりで、下手な英語を話していた中野晃一という上智大学の教授はもっとひどかった。英語の発音が中国語のように聞こえ、非常に聞き取りにくかったので、何を言っているのか全てを聞き取れたわけではないが、日本国民の大多数は小沢を嫌っているなど、小沢氏に関して否定的なことを次から次へとまくしたてていたようだった。
『IWJ Independent Web Journal』
2012/04/26 ジェラルド・カーティス氏講演「小沢裁判、判決結果とそのインパクト」(動画)
アルルの男・ヒロシの名前で『ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報』というブログを書かれている中田安彦氏もこの講演会に出席し、感想を述べた。
Video streaming by Ustream
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ジェラルド・カーティス |
中野晃一 |
2012.04.27 (Fri)
無罪判決後の小沢氏弁護人と検察役指定弁護士の会見を見て(YouTube動画あり)
判決後の小沢氏弁護人の会見で弘中惇一郎弁護士は無罪判決について、細かい点ではどうかなと思う点もあったが、共謀がなかったことを認められ、無罪を勝ち取ったので安堵している様子だった。
小沢氏にとってはもちろん、無罪になったことは喜ばしいことだが、まるで犯罪者のように扱われ、いまひとつ納得がいかない判決内容だったと思う。長くてわかりにくい判決だったこともあり、判決が出た後、弘中弁護士が小沢氏に説明し、小沢氏も納得したようだ。
弘中弁護士は、検察の不当な行為や政治的な意図などにはあまり触れずに、もっぱら報告書の虚偽記載があったか、共謀があったかというところだけについて判断を示されたところには物足りなさを感じているが、裁判所がこの事件をどうとらえているかという結論が重要ということで、判決内容に理解を示した。
又、弘中弁護士は、「指定弁護士の方も職責を果たされたと思うが、この審理の経過で明らかになった検察の不当行為も考慮して、結論が気に入らなくとも、控訴は思いとどまって欲しい」と述べた。
無罪判決で小沢氏弁護人会見ノーカット1/4(12/04/26)
検察役指定弁護士の会見で指定弁護士の一人は、「結論として主張が受け入れられなかったのは残念な判決だったが、理由を聞いてみると、私たちの主張が受け入れられていたので、理由と結論としても部分で、われわれとどういう点で相違しているのか、よく検討したい。」と延べ、控訴については、これから検討するところだ。判決文を具体的によく検討しないと結論はだせない。」と語った。
無罪判決で検察役指定弁護士会見ノーカット1/5(12/04/26)
小沢無罪判決に喜び涙を見せる、東京地方裁判所前に集まった人々。先日の「STOP権力の暴走」でも決意表明をされた『火の玉応援団』の山梨愛子おばさんの言葉を聞いて、思わずもらい泣きをしてしまった。
速報 小沢一郎無罪判決 東京地裁前 本当は「裁判そのものが無効」では?
「何もしていない人がなんでここまで苦しまされなければならないのか。国民はただ単に新聞の報道を見て、勝手な想像をしている。悪いことをしたという証拠もないのに、まるで悪いことをしたのを見たかのように言ってはいけない。これがいつ自分に降りかかってくるかわからない。小沢さんが無罪になったのは当然のこと。これからも小沢さんを応援していく。」
もともと、小沢氏の政敵が仕組んだ小沢氏の政治生命を絶つのが目的の強制起訴だったわけで、検察は不起訴にしているし、検察審査会もインチキだったことが証明されており、新証拠も無い中で、いくら常識を逸した指定弁護士とはいえ、控訴はしないだろうと思う。
2012.04.26 (Thu)
速報:小沢元民主党代表に無罪判決
これまでの小沢裁判の概要は、「小沢秘書裁判が無罪でなければ日本の司法の資質が問われる」というエントリーを参考にしていただきたい。
小沢元民主党代表に無罪判決―東京地裁
WSJ 2012年 4月 26日 10:03 JST
東京地裁(大善文男裁判長)は26日、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴されていた民主党の小沢一郎元代表に無罪を言い渡した。この判決は今後の政界や検察審査会制度のあり方などに大きな影響を与えるとみられる。
この裁判では、元秘書の調書や銀行融資書類に小沢氏の署名と押印があることなどから同氏の共謀が認められるとし、検察官役の指定弁護士が禁固3年を求刑したのに対し、小沢元代表側は無罪を主張してきた。
元代表は資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐって東京地検特捜部の捜査を受け、不起訴となったが、検察審査会の議決に基づき、昨年1月に政治資金規正法違反で強制起訴された。起訴状によると、元秘書3人と共謀し、土地取引に絡み2004~05年の政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたなどとされていた。
松木議員「罪晴れてよかった」小沢被告無罪判決に(12/04/26)
2012.04.23 (Mon)
司法ジャーナリストの鷲見一雄氏によれば、小沢氏は有罪となる
2つのことが考えられると思う。一つは、小沢氏が「無罪」になるという情報をすでに検察などから手に入れており、今から26日の判決に向けて、準備を整えるつもりではないか。もう一つは、逆に「有罪」になるという情報が入ったので、無罪であるかのように匂わせて、小沢氏やその支持者たちを安心させ、有罪判決が言い渡されたとたん、奈落の底に突き落とそうという魂胆ではないか。
小沢支援者の私としては、ぜひ「無罪」となって欲しいが、司法ジャーナリストの鷲見一雄氏によれば、「無罪」にはならない、つまり、「有罪」になるのではないかと予測されている。彼の予測がはずれるよう、ひたすら祈ろう。
誰もが知っているように、野田政権のまま次の選挙に突入したら、民主党は惨敗するだろう。民主党を救うためには、野田を辞任させ、熱烈な支持者の多い小沢氏を党の代表、つまり日本の総理大臣にするしかない。それにもかかわらず、「赤い官房長官」を初めとした民主党内の反小沢派たちは、なんとか小沢氏を有罪にして政治生命を奪おうとしている。
その上、次の選挙で政権を奪い返したい自民党や小沢氏が総理になると都合の悪い官僚やマスコミや米国なども、全力をあげて小沢氏を有罪にするよう、司法に働きかけているに違いない。
ブログ『八木啓代のひとりごと』によると、やはり、「赤い官房長官」が小沢氏を有罪にするために法務省刑事局や地検や裁判所に手を回しているのではないかということだ。そして、田代検事が不起訴になることを暴露した司法ジャーナリストの鷲見一雄氏が、『司法ジャーナル』で、「大善裁判長は「保守的な人物」、小沢氏の最終意見陳述で「無罪判決は出さない」と私は見立てる。」と明言している。
小沢代表の判決の日が近い、我々支援者も注視して、情報を探っているところだが、支援者の皆さん決して油断してはならない。このことについて、気になる寄稿文が、Web上に露見している。
赤い官房長官が、最後の総会屋として経済界に君臨した、小川薫と昵懇の間であることは、周知の事実である。なお、小川薫は自民党、中曾根元首相や笹川グループに出入りしたことも、周知の事実である。
さて、小川薫は、刑務所を出たり入ったりする中で、六角マスコミ塾。六角文庫代表の六角弘主催の塾に寄稿したり、アジ演説したことで知られている。(六角弘元文春記者、六角文庫代表、国政オンブズマン委員会GOA100人委員会委員主催しており、仲間には同じ文春出身の麻生 幾や鷲見 一雄がいる)
●六角の最近の活動事例はフジサンケイグループループ広報フォーラム3月・月例会(記者会館4f)において、第2部に登場して、「六角文庫」「六角マスコミ塾」を主宰するジャーナリストの六角弘氏が「最近の内部告発の特徴とその実態」と題し、まず最近の怪文書事情を紹介。企業、教育機関、官庁、政治家などの固有名詞をあげて、具体的な内容を披露した。「六角文庫」に届いた怪文書、内部告発文書の一部を持参し、休憩時間中などに参加者が食い入るように閲覧した。と紹介記事をかいている。
●次に鷲見 一雄 司法ジャーナリストが司法ジャーナルと言う暴露誌を主催しており、
【鷲見一雄の呟き】 と題して小沢氏と対立する東京地検、捜査報告書の虚偽記載、田代検事不起訴へ、と見出しをつけ、以下に発表している。
○鷲見一雄の視点;以下、論点
小沢氏の裁判所に判断を求めるべく訴えた
①虚偽事実を意図的に捜査報告書に記載し検察審に提供した
②虚偽の調書と捜査報告書は、検察審が強制起訴を決めた最大の証拠とされた。
③強力な検察審誘導は特捜部あげての誘導工作だったと考えられる。
この指摘に東京地検は「田代検事ら関係者を聴取した結果、虚偽記載に故意はなく、上司らの関与もなかったとして刑事責任は問えない」と判断した模様だ。これが法曹界多数の常識といえる。と聞き捨て成らぬことをはいている。
以下、省略するが、詳細はhttp://www.shihoujournal.co.jp/index.htmlにあり、是非検証されたい。
この記事を見て、巷で惹起されているとおり、いわずもがな「赤い官房長官」が関与しているのは、間違いない。
「赤い官房長官」の所業は公明党、自民党右派そして野中氏と同根であり、「マッチポンプ」でも何でもござれだ。こうして前原、管氏ばかりか野田首相まではめ、支配下に置いたのではあるまいか。
法務省刑事局を始め、地検と裁判所と打ち合わせたに違いない。なんとしてもこの「魑魅魍魎」の輩をのさばらしてはならない。
余談であるが、Aij投資顧問の詐欺事件にも、この小川の流れをくむ輩が、登場していることを付け加える。
21日に文京シビックセンター大ホールで開催された『STOP権力の暴走 国民大集会』で小沢裁判は、人物破壊工作であり、これが容認されるなら、日本の民主主義は崩壊してしまったも同然だと真実を語る植草さんの演説の動画は必見だ。
植草一秀氏基調講演a STOP権力の暴走 国民大集会③ 小沢一郎裁判
小沢氏を心底応援している植草さんに小沢氏からメッセージが届いたという。小沢氏からのメッセージが植草さんの今日のブログエントリーで紹介されている。
『植草一秀の「知られざる真実」』小沢一郎氏が公約違反の消費増税案を厳しく批判
2012.04.21 (Sat)
ワシントン・ポスト「野田がここ数年で最も賢明」とはアメリカン・ジョークか?
しかし、よく読んでみると、この記事を書いたフレッド・ハイアット記者は、短い間に首相が次々と変わったにもかかわらず、長い年月と書いたり、野田が民主主義が厳しい判断を下せるかどうか答えを出すことができるなどと、かなりの皮肉屋である可能性もあるので、その場合は、「賢明(注:ただしアメリカン・ジョーク)」と訳すべきだろう。
原文:
『The Washington Post』Can Japan make the tough decisions?
和訳:
日本は厳しい決断を下すことができるのか
フレッド・ハイアット
訂正: このコラムの以前のバージョンで、野田佳彦首相の趣味として柔道や詩吟(独特の節回しで琴や尺八等に乗せて漢詩 和歌 ・俳句・新体詩等の詩歌を吟ずる日本の伝統芸能の一つ)と書いたが、野田首相の広報担当者は、これは翻訳のエラーであり、詩吟は首相の趣味ではないことがわかった。これを訂正して、最新のバージョンを下記に更新する。
この問題は、ヨーロッパや米国と変わらない:民主主義が奮起してまだ困難なことに向かうことができるかどうかだ。長い年月の中で(皮肉か?)6人目の日本のリーダで、その中でも最も気の利いた野田佳彦内閣総理大臣が斬新な答えを模索している。
ヨーロッパでも多くの国がほぼ破綻した。ワシントンでは、米財政赤字削減策を協議する超党派委員長のシンプソン、ボウルズ両氏が行ったり来たりした。
ここ日本では、債務が上昇したり、他の問題が起こると、行ったり来たりするのは、総理大臣たちだった。国際通貨基金(IMF)からの新しい報告書によると、日本政府の債務は、国内総生産(GDP)の230パーセントであるのに対して、米国では103パーセントである。
野田氏は、これらの4つの問題を一度に取り上げた。
「過去20年間にわたる日本の政治でもっとも大きな問題は、やるべきことが延期されてきたことです。」
と野田氏は木曜日に官邸で行われたインタビューで私とポストのチコ・ハーランに語った。
「それを克服しなければなりません。」
野田氏は、消費税を現行5%から倍の10%に引き上げることを誓った。日本の約三分の一の電力を供給していた54基ある原子力発電所の少なくとも何基かを再稼動させたい。現在、去年の3月11日の津波と原発事故によって54基中53基が停止している。長期化している沖縄の米軍基地問題紛争を解決しようとしている。そして、甘やかされた日本の米農家に警告を与える太平洋地域のTPP交渉に参加したい。
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