2012.04.26 (Thu)
速報:小沢元民主党代表に無罪判決
これまでの小沢裁判の概要は、「小沢秘書裁判が無罪でなければ日本の司法の資質が問われる」というエントリーを参考にしていただきたい。
小沢元民主党代表に無罪判決―東京地裁
WSJ 2012年 4月 26日 10:03 JST
東京地裁(大善文男裁判長)は26日、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴されていた民主党の小沢一郎元代表に無罪を言い渡した。この判決は今後の政界や検察審査会制度のあり方などに大きな影響を与えるとみられる。
この裁判では、元秘書の調書や銀行融資書類に小沢氏の署名と押印があることなどから同氏の共謀が認められるとし、検察官役の指定弁護士が禁固3年を求刑したのに対し、小沢元代表側は無罪を主張してきた。
元代表は資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐって東京地検特捜部の捜査を受け、不起訴となったが、検察審査会の議決に基づき、昨年1月に政治資金規正法違反で強制起訴された。起訴状によると、元秘書3人と共謀し、土地取引に絡み2004~05年の政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたなどとされていた。
松木議員「罪晴れてよかった」小沢被告無罪判決に(12/04/26)
2012.02.16 (Thu)
押尾事件の裏に隠された権力闘争
アクセスが増えたのは、昨日、同時に『阿修羅』でも、2.11「さようなら原発1000万人アクション」 というエントリーを紹介されたおかげでもあると思う。今もう一度見たら、短い文なのに、心さんのスピーチを不正確に書き起こしていたことがわかったので、記事を書き直そうと思う。
前述の押尾学に関する記事を書いた一年後に書いた「押尾学初公判をも小沢総理誕生阻止に利用しようとする菅内閣閣僚たち」というエントリーは、押尾事件の背景に政治がからんでいることを前提に書いたエントリーだ。
押尾学は、2003年9月に番組が終了したフジテレビの『クニミツの政』という政治がらみの番組にも出演していた。誰か政治家と関係ないとこういった番組には出演できないのではないかと思う。やはり、本人が言っていた通り、押尾と親密な関係のある政治家がいたに違いない。
以下、過去のエントリーで恐縮だが、押尾事件を復習したい方向けに上述の過去に書いた記事を紹介したい。
Tags : 小沢一郎 |
押尾学 |
ドラッグセックス証言 |
権力闘争 |
司法制度 |
|
野口美佳 |
森祐喜 |
検察審査会 |
MDMA |
2011.02.08 (Tue)
小沢氏秘書の初公判は究極の税金の無駄遣いにすぎない
石川議員の再聴取録音の文字起こしを読むと、田代政弘検事が、検察側のつくったストーリー通りに石川議員の供述を維持するために、優しい言葉で誘導しているのがわかる。
この日の初公判の模様や、石川議員の再聴取録音の文字起こしに関しては、とらちゃんがその日のうちにいち早く伝えてくださった。又、『ことば・その周辺』のシカゴ・ブルース氏も、公判を傍聴した江川紹子氏、『THE JOURNAL』編集部、中村哲治民主党参議院議員らのTweetをまとめて転載してくださっている。彼らのつぶやきを読むと、その生々しい公判の様子が伝わってきた。
そもそも、この公判では、期ずれ処理や小沢議員の関連団体間の資金移動が不記載や虚偽記入とされたことが問題となるはずなのに、江川氏によると、まるで水谷建設のダム建設工事受注を巡る贈収賄事件のような検察による長々とした冒頭陳述から始まったそうだ。つまり、期ずれという形式犯だけで、公判を有罪に導くのは難しいため、全く関係のないフィクションを含めて、この事件がさも悪質であるようなイメージ作りを成功させたかったのであろう。
これよりも、もっとひどい政治資金法違反をした自民党の政治家はごまんといるのに、そういった者達を見逃し、小沢氏だけをこのようないわば魔女裁判にかけるとは、あまりにも不公平ではないか。それも、専門家の間では、無罪の見通しが一般的であるのに、小沢氏に悪人のイメージを植え付けるのが目的だけのパフォーマンス裁判なのだ。究極の税金の無駄遣いではないか。
無罪が確定したときは、何の証拠もないのに、ただなんとなく、検察に言われる通りに議決を強制起訴に持ち込んだ実体のない怪しい東京第5審査委員と指定弁護士が、この費用を負担するべきではないか。そうでもしない限り、市民の名を借りた不当な人民裁判は後をたたないだろう。
Tags : 小沢一郎 |
政治資金管理団体 |
陸山会 |
検察審査会 |
強制起訴 |
民主党 |
石川知裕 |
魔女裁判 |
2011.01.29 (Sat)
「消費税増税で社会保障整備、財政再建」の矛盾と検察審査会への疑惑

いまのところ、カナダではこの2,3日は雪が降らずにいいお天気が続いているけれど、そのうち、NYのような大雪がやってくる日がくるかも。そんな日に備えて、食べ物の買い出しにいかなくちゃ。
今日は日本一新の会の平野代表が小沢氏と懇談されたときのお話をMLに書かれていたので、紹介したい。\
一つは、消費税増税と社会保障整備と財政再建の関係について。やはり、菅首相の主張する消費税増税で社会保障を整備し、財政再建をするという考えについても、30年古いとし批判されている。
仮に消費税が10%まで増税されるとしても、福祉目的税としても、現行制度をどんなに変えても、対応できる時期はせいぜい5年間で、たちまち破綻するだろうと指摘されている。
「さらに現在の深刻な経済停滞の中で、現行5%の消費税を、さらに5%上げると、国民生活への影響は計り知れないし、消費を萎縮させ税収を減らし、財政再建どころではなくなる」と予測されている。
二つ目は、検察審査会の問題について。小沢氏の強制起訴を控えて、森ゆう子参議院議員を中心に「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」(仮称)を組織することを計画中だそうだ。
「検察審査会の疑惑を究明する市民と国会議員の会」で何をするかというと、「国会の各機関や各党、政府や司法関係機関に問題点を指摘して改革を迫ろうという、一大国民運動」を繰り広げられるそうだ。
最後に平野代表は、「日本一新の会」も参加して、積極的に活動することになるので、会員の皆さんにご協力をお願いする。」と結んでいる。
「日本一新運動」の原点―39
日本一新の会・代表 平野 貞夫
1月26日(水)午後、小沢一郎氏と懇談した。用件は私が今年の春出版する『消費税をめぐる攻防』(仮案)(千倉書房)について、事前に知らせておくためであった。昭和62年に中曽根内閣が「売上税法案」を提出して、大紛糾
の国会となる。議長斡旋で廃案とし、税制改革協議会を経て、翌63年に竹下内閣で消費税制度を成立させた。この間の私の日記や、各党からの要請にどう対応したのか、資料などを公開するのである。
この時期、小沢さんは竹下幹事長の側近として、あるいは竹下内閣の官房副長官として大活躍していた。小沢一郎という政治家がいなかったら、消費税制度は成立していないと思う。表の話や裏の話など、当時の苦労話に一刻を過ごした。
丁度、国会では菅首相が絶叫する「消費税増税と社会保障を一体とした協議」が、議論されている最中である。私は25年前の税制抜本改革を思い出し、「消費税と社会保障」の21世紀でのあり方について、小沢さんに意見を聞いてもらった。
(社会保障を消費税で賄える時代ではない)
菅首相は「消費税増税で社会保障を整備し、財政再建をすることが、平成23年という時点で国会議員の責任である」という趣旨のことを方々で大言壮語している。果たしてそうであろうか。私はそうは思わない。消費税を福祉目的税にして、社会保障制度を整備するという政策は、30年前に実現すべきことである。菅首相の絶叫は30年古い。平成6年2月の「国民福祉税法案」構想が、最後のチャンスだった。潰したのは誰か、菅氏が所属したグループだった。歴史観がまったくない。
仮に消費税を10%とし、福祉目的税としても、現行制度をどんなに変えても、対応できる時期はせいぜい5年間で、たちまち破綻する。さらに現在の深刻な経済停滞の中で、現行5%の消費税を、さらに5%上げると、国民生活への影響は計り知れない。消費を萎縮させ税収を減らし、財政再建どころではなくなる。財政再建は確かに必要だが、自民政権や財務官僚の責任逃れ、菅政権の延命策でしかない。消費税増税による社会保障の整備論は、財政再建どころか経済を破綻させ、未曽有の混迷経済となる元凶だ。
昭和62年の中曽根内閣の売上税の失敗は、総選挙でやらないと公約した大型間接税を、謀略的衆参同時選挙で勝利したことに悪乗りして、政権延命のために「売上税法案」を提出したのである。現在の菅内閣のパターンもこれにそっくりだ。一昨年の総選挙で、任期4年間は消費税率を値上げはしないと公約して政権交代を果たした。それを、1年も経たないうちに「消費税率値上げ」を突然に言い出し、参議院選挙に惨敗した。その反省もなく、巨大メディアの阿呆としかいえない幹部記者たちに煽てられて、政権延命として税制抜本改革を大言する。国民はこの不誠実さに怒るのである。菅首相の消費税増税論は、本来あるべき税制の本質的改革を妨げるものである。
私は財政再建に反対しているのではない。真の財政再建を実現させるためには「国民の生活が第一」という国家社会にとって、どうしても必要な仕組みをつくらなければならない。そのためには官僚の帳尻合わせの財政再建であってはならない。資本主義社会の変質に応じ、人間の価値観が変化向上しなければならない。いま最も大切なことは、国家社会や経済発展の決定的要因は「人間の精神のあり方」であることを、政治家たちが自覚することである。政治家や官僚、既得権をもつ人たちの意識改革が先だ。
一昨年、民主党への歴史的政権交代を選んだ国民を裏切って、何が財政再建か、社会保障の整備か。私は率直に小沢さんに尋ねた。“国民の生活が第一”・“自立と共生”は、新しい社会をつくるための正しい発想だ。しかし、国民に具体的にその思想や理念、そして系統的な政策についてわかりやすく説明する努力が足りなかったことが、民主党政権劣化の原因ではないかと。小沢さんは静かに頷き、私が持参した書籍を手にとった。それは日本一新の会の活動を通じて、元田厚生札幌大学院教授から頂いた『豊かさをつかむために―落ち穂を残す精神』(元田厚生著・中西出版)であった。その帯には「ミレーの代表作『落穂拾い』から“真の豊かさ”を考える。モノに依存しない豊かさとは何か? その豊かさを 実現するために 一人一人がすべきことは?そして、その豊かさをつくりだす 経済システムとは何か」とあった。財政再建の根本はここにある。
小沢さんは「国民の一人一人が、幸せで豊かさをつかむために、あらゆる努力をしよう」と、力強く語った。小沢事務所の外には小沢番の記者たちが、今日にも検察審査会の議決による起訴が、あるかも知れないと待機していた。政治謀略による冤罪に間違いないと私は確信しているが、旧体制の政治権力と官僚、そして巨大メディアの「新しいファシズム」と闘いながら、政治家小沢一郎は、しっかりと国民を見つめているのだ。これを理解できない政治家たち、メディアに洗脳された人々の存在が、日本を亡国に導いていると思う。
2010.12.16 (Thu)
大林宏検事総長を辞任に追い込んだのは?
検事総長は、最高検察庁の長として、検察官を始めとする全ての検察庁職員を指揮監督する国家公務員である。村木厚子・厚生労働省元局長の無罪が確定した郵便不正事件で捜査のあり方が問われ、同事件に絡む証拠改ざん・隠蔽(いんぺい)事件で大阪地検特捜部の元主任検事や前特捜部長らが逮捕されて検察の信頼が失墜したことへの引責辞任をするのは最高検察庁のトップとしては当然のことだ。
しかし、報道では、一連の事件を巡る最高検の検証結果が24日にも公表されるのに合わせ、体制を一新して出直す必要があると判断した結果となっているが、大林氏が検事総長として就任したのは、今年の6月であり、大阪地検による証拠品改ざん、犯人隠蔽事件の責任は、辞任によってよりも、10月に本人が表明したとおり、検察を立て直すことによってとるというのが筋ではないだろうか。
本当の理由は他にあるのではないか。例えば、12月5日に市民の連帯の会によって行われた集会やデモ、講演では、検察の悪事が暴かれた。その中で、特に注目を集めたのが、集会での森ゆうこ議員の発言である。森議員は、本来はランダムに選出されるべき検察審査員が、実際は検察官らなどの目的を達成するために好きな人物を選べることを実証し、検察審査会の起訴議決に疑問を投げかけた。
小沢氏を政治の表舞台から消すために実在しない検察審査会によって起訴議決した可能性は限りなく高いと言われているが、この検察審査会の実体を隠滅するために、大林氏が辞任した可能性もある。そもそも検察審査会自体が、戦後占領時代(昭和23年)にGHQが求めた起訴陪審制度に代わる制度として作られたものである。検察で不起訴になったにもかかわらず、米国の指令によって、総理大臣になった場合、米国の意図とは違ったことをしかねない小沢氏へ不当な議決が下されたに違いない。
又、検察審査会の存在そのものが三権分立を無視した憲法違反である可能性が高い。下の朝ズバでも、森ゆうこ議員が議論しているが、11月26日の参議院予算委員会で、「検察審査会は憲法違反ではないか」と森ゆうこ議員が追及すると、「裁判でそのことを争うことはできる」と仙谷も認めたのだ。そんな検察審査会の起訴議決によって1人の有能な政治家の生命が事実上奪われてしまった。それを阻止できなかった大林宏検事総長の責任は重い。
asazuba3
Uploaded by thinkingreed. - News videos hot off the press.
2010.11.04 (Thu)
「小沢一郎ニコ動で吼える!」の巻
しかしながら、小沢氏は『ニコ動』がお気に入りのようだし、神保哲生氏や江川紹子氏の小沢氏への率直な質問やアドバイスはよかった。読者からの質問も聞けたし・・・・。
個人的には、参院選のときにTBSが『USTREAM』で行ったネットライブ放送の方が、無料の上、絶対に追い出されることもなく最後までコメントを書きながら視聴できるので、好ましいと思う。ただ、ネットライブが大手マスコミによって経営されるようになると、偏向的になる恐れもあるのでそれは避けるべきだろう。
一番いいのが、岩上安身氏の『USTREAM』でインタビューを受けることだ。小沢氏が出演するとなれば二コ動画を超える視聴率となるに違いない。
小沢一郎ネット会見~みなさんの質問にすべて答えます!
久しぶりに小沢氏が沈黙を破って公の場で語るということで、この模様はTBSニュースでも伝えられている。
Tags : 小沢一郎 |
民主党 |
ニコニコ生放送 |
小沢一郎ネット会見 |
USTREAM |
検察審査会 |
政治とカネ |
2010.10.19 (Tue)
辛坊次郎のキチガイじみた偏向発言
もうすでに多くのブログで取り上げられているので、説明はいらないだろうと思うけど、このように偏向した思想を持った男から学ばなければならない芦屋大学の生徒たちは気の毒だ。さすがゴミ売りテレビ出身だけあって、テレビで産業廃棄物に勝るとも劣らない迷惑な粗大ゴミのような発言をしているが、この男の略歴をみると、米国のポチであることがわかる。
このキツネ目の男がどれだけたわけたことをテレビでまくし立てているか挙げてみよう。
1.政治資金規制法上、帳面にきちんと書かなければならないところに嘘を書いてしまった。
=>小沢氏は全てきちんと書いており、嘘などどこにも書いていない。
2.不動産の売買で、どこからお金が出ているか説明していないといいながら、最初は政治資金で買って、その後、二転三転して、自分の金で買いましたと矛盾したことを言っている。
=>テレビで解説するんだから、もっとよく調べてから出直せ。小沢氏は最初に自分のお金で立て替えて、その後、政治資金で不動産を買った。政治資金で不動産を買うことは、全く違法でもなんでもない。
3.その金はどこから持ってきたんだ?全く説明がない。
=>小沢氏の父の遺産と小沢氏が長年議員をして稼いだお金だと説明した。
4.小沢氏を擁護をしている人は小沢氏からお金をもらっている。
=>この発言は人権侵害に当たる。小沢氏を擁護している識者やブロガーはBPOに訴えるべき。お金をもらっているという言い方からして汚らしい響きがするが、実際は政治集会などで講義をした礼金。辛坊こそ、官房機密費をもらっているのだろうが。
5.小沢氏を起訴すべきとする検察審査会の議決は適切だと思いますか。
適切だと思う 62.9% 適切だと思わない 26.9% わからない 答えない 10.2%
適切だと思う人が圧倒的。
=>そりゃ、小沢氏を貶めるための捏造調査なんだから、当然だろ。
6.これまでにも、福知山脱線事故など検察が不起訴としたものを検察審査会が起訴に持ち込んだ事件があったが、今回に限って突然検察審査会がおかしいと言い始めた人がいる。
=>性質の全く違う事故と一緒にするな。
7.最近、困った識者の人が多くメディアに登場している。
=>ヲマエが一番困ったアホだろ。
このキツネ目の男がいかに何も調べずに、視聴者を騙そうとしているかよくわかる番組だった。賢い視聴者はこんな小学生のような解説に騙されることはないだろうが、小沢氏の政治資金問題について、何の知識もない人たちはコロッと洗脳されてしまったかもしれない。あまりにも、低俗な男なので、相手にするだけ馬鹿馬鹿しい。
2010.09.07 (Tue)
押尾学初公判をも小沢総理誕生阻止に利用しようとする菅内閣閣僚たち
元俳優、押尾学被告(32)の裁判員裁判の初公判が3日、東京地裁(山口裕之裁判長)で始まった。民主党代表選が注目を集める中、選挙から国民の目をそらす為の公判の報道合戦が口火を切った。
押尾学被告は、合成麻薬MDMAを飲まされて容体が急変した元銀座クラブホステス、田中香織さんを死亡させたとして、4つの罪に問われている。その4つの罪とは、
1. 09年7月に泉田勇介受刑者からMDMAを譲り受けた麻薬取締法違反
2. 同日に別の合成麻薬TFMPPを所持した同法違反
3. 事件当日に田中さんにMDMAを譲り渡した同法違反
4. 容体が急変した田中さんを放置して死亡させたとされる保護責任者遺棄致死
押尾はすでに1.のMDMAを譲り受けた件は認めているが(2.のTFMPPも?)、押尾の弁護側は3.のMDMA譲渡と4.の遺棄致死の2罪について無罪を主張する方針だ。しかし、過去に押尾学とドラッグセックスをした経験のある女性2人の証言では、2人ともMDMAを押尾から譲渡されたと言っており、田中さんに送ったメールで用いた「あれ、いる?」という全く同じ表現のメールをもらった1人の女性は、「あれ」はクスリを意味していたと指摘したことなどから、3.MDMA譲渡において、押尾は非常に不利な局面にたたされている様子が伺える。4.の遺棄致死で、有罪になるか、無罪になるかが、争点になるだろう。
密室での出来事であり、被害者の田中さんはすでに亡くなられているので、証言はできない。裁判官が押尾の「救命処置をした」という証言を信じるか否かで結果が変わってくるだろう。田中さんの容体が急変したときに、早急に救急車を呼んでいれば助かったとされる検察側の主張と、田中さんの容態が変化してから死亡までは10分程度しかなく、容体が変化したときに救急車を呼んでも、到着するまでに40分ほどかかるので、どっちみち間に合わなかったとする弁護側の主張に大きな違いがあるが、これまでの押尾氏の言動から、保身のために田中さんを見殺しにしたことは間違いないだろう。
人工呼吸や心臓マッサージなど蘇生処置を試みたと押尾本人は言っているが、それも、果たして田中さんが亡くなる前に押尾がやったのか、マネージャーらが到着した後に、彼らがやったのかわからない。
何よりも驚いたのは、公判詳細を読んでも、この公判には、19人もの証人が出廷した中で、押尾にこの事件の現場となったヒルズの2307号室や4201号室への出入りを自由に許していた肝心のピーチジョンの
逆に、証人として立った元政治家というのは、米津等史氏だった。2010年9月7日に更新されたというか、作られたばかりの米津等史氏のウィキペディアには、小沢氏との関係が書かれているが、これは、なんでも官僚のいいなりになる菅直人の首相続投を望む政治家や官僚やメディア関係者によって仕組まれた罠であろう。ウィキペディアは建前では誰でも出編集できることになっているが、実際に編集できるのは、官僚、記者、政治家などのごく限られた人々なのだ。
米津等史(ウィキペディア)
米津 等史(よねつ ひとし、1959年(昭和34年)2月24日 - )は、日本の政治家。
衆議院議員(1期)を務めた。
概要
幼少の頃から極真空手創始者大山倍達に非常に可愛がられた。1981年東海大学政経学部卒業(東海大高輪台出身)。
弁護士である養父が顧問を務めていた資生堂の総務部を経て、小沢一郎の要請で1996年第41回衆議院議員総選挙で新進党から比例区南関東1位で初出馬初当選。新進党分党後は自由党結成参加し同山梨県連会長。
2000年体調不良を理由に第42回衆議院議員総選挙不出馬。
養父が弁護士であるということから、この罠をしかけた張本人として、同じく弁護士の仙谷官房長官が浮かぶ。自分の地位を守るためなら、どんなに汚い手段を使おうがかまわないというところか。
『spysee』の相関図を見ると、米津等史元衆院議員は、小沢氏の天敵だった藤井裕久元財務大臣と親しいのがわかる。藤井元財務相は、岡田や前原とも仲がいい。これらの人々が小沢氏の評判を落とすために米津氏を押尾の初公判へと証人として送り込んだものと思われる。菅内閣閣僚や法務省は、有名芸能人の裁判さえも、小沢総理誕生阻止に使おうとしているのである。全くあきれてしまう。

米津等史の相関図
小沢氏の「政治とカネ」の件では、その手法に厳しい批判を浴び、著しく信用を失った検察と検察審査会だが、その名誉挽回を図るかのように、民主党代表選直前に持ち込まれた今回の公判劇にはうんざりさせられる。押尾氏が、過去にドラッグセックスの関係をもった女性に自信ありげに、「周りの人たちを知ってるから(刑務所に)入ってもすぐに出してやる」と話していたそうだが、「周りの人たち」とは誰を意味していたのか。
又、もしそれが本当なら、押尾自身の罪も軽くなるはずである。押尾裁判は、権力側に有利なようにあらかじめ作られた裁判である可能性が高い。権力側とのコネがあるかないかによって罪が重くなったり軽くなったりする日本の偏執的な司法制度は、根本から改善されねばならない。
Tags : 押尾学 |
小沢一郎 |
野口美佳 |
ピーチジョン |
森祐喜 |
検察 |
検察審査会 |
MDMA |
TFMPP |
米津等史 |
2010.08.23 (Mon)
官房機密費の勢いで書いた『毎日』と『朝日』の社説がひどすぎる(追記あり)
.jpg)
小沢氏や鳩山氏を批判するあきれ返るような社説が20日、21日、22日と、『読売』『朝日』『毎日』から立て続けに発信された。まるで官房機密費で書かせたような小沢バッシングのひどい記事である。
民主党代表選 「小鳩」の総括と政策論が先だ
(8月20日付・読売社説)
民主党代表選―なんのために戦うのか
(朝日 2010年8月21日(土)付)
社説:小沢氏擁立論 民主党の勘違いに驚く
毎日新聞 2010年8月22日 2時32分
『朝日』の記事に関しては、『かっちの言い分』や『 板垣 英憲(いたがき えいけん)ニュースにブログ』がいち早く手厳しい批判を展開されている。上の大手新聞社の社説は相変わらず、小学生の作文並みの出来だが、『朝日』の記事の批判は、どちらも、思わず首を縦に激しくふってしまうほど説得力がある。
『かっちの言い分』朝日新聞よ、こんな社説しか出せないのならもうおしまいだ!
『板垣 英憲(いたがき えいけん)ニュースにブログ』小沢一郎が勝てば、菅直人、仙谷由人、枝野幸男、野田佳彦4人組は、民主党に居場所がなくなる運命に
どの社説も全く代わり映えのしない「政治とカネ」、「首相が代われば衆院解散」「世論調査」「普天間」のオンパレードで、まるでみんなで示し合わせたような内容だ。
読売の社説はまだ前半を小鳩批判、後半を菅政権批判とバランスよく書かれているので、すでに自民党からもらった機密費と比べると、民主党からの機密費はその額が少なかったので手を抜いたのかわからないけれども、この3社の社説の中では一番マシのような気がする。
朝日は、前述のお二方がすでに厳しく批判されているので、サクッといくが、以前は自民党からあまり機密費をもらっていなかったのであろう。菅政権になって、読売とは逆に、多くの機密費を手に入れて嬉々としている様子がうかがえる。とにかく、最近、日増しに菅擁護に走っている記事が目立つ。この社説では特に菅ヨイショが際立っている。参院選での民主党の大敗北をなかったもののように扱い、菅の増税発言で民主党を混乱させたことはほとんど無視し、「退かなければならないほどの失政もない」などと無神経にも述べている。
毎日の社説はこの3社の社説の中で特にひどいものだ。菅政権への批判はほんの3行で、あと全ての行間は、小沢バッシングで埋め尽くされている。小沢一郎の政治理念はいままでの日本になかった新しい画期的なものであるにもかかわらず、「古い体質」として「昨日の新聞」のような取り扱いをしている。法の解釈の欠如から、他社の社説にも共通することだが、検察審査会の議決で、強制的に起訴される可能性があることを強調している。すでに同社は、小沢氏が不起訴になる可能性のあることを伝えているのにである。あまりにも、無知を通り越して、悪意さえ感じさせる社説である。
どの社の社説も強調している検察審査会の議決だが、一体この国はいつから検察審査会が政治を支配するようになったのか。検察審査会は検察の、検察による、検察のための議決を導き出す道具に過ぎない。日本の総理大臣は、国民が選挙を通じて判断すべきもので、官僚や検察が判断するべきでない。日本のメディアや大臣までもが、検察審査会の議決を重視する発言を繰り返すということは、日本が官僚主導国家であることを証明するものだ。国民を声を大にして、これに反対しなければならない。
この後、菅再選を手助けするために、理不尽な世論調査が発表されると思うが、国民は全てを鵜呑みにしないほうがいい。
Tags : 小沢一郎 |
民主党 |
官房機密費 |
毎日 |
読売 |
朝日 |
社説 |
山岡賢次 |
検察審査会 |
審議 |
2010.08.16 (Mon)
オカマ大臣の無知をさらけ出す暴言

オンタリオ湖に浮かぶヨット
昨日のエントリーで
確かに、昨日紹介した小沢氏への応援メッセージの中にも、「首相になれば検審会でたとえ「起訴相当」が出ても起訴されない特権がある」と指摘されており、岡田大臣の発言とは相反する意見がある。平野貞夫代表も、「憲法を遵守する立場では、本来三権は緊張関係にあるもので、特に司法権との関係でいえば、最高裁の最終判断が決定するまでの間は「推定無罪」となる」と書かれており、この通りであるならが、小沢氏が代表選に出馬するのは避けるべきとする岡田氏の発言は、無知を通りこして、恥さらしということになる。
又、これが、全てを承知した上での発言だとしたら、さらに悪質だ。小沢氏の政治家としての言動を規制し、小沢氏の政治生命を奪う意図が岡田発言の中には見え隠れする。まさに、多くの批判を受けた「小沢は、党のためにも自分のためにも、日本のためにも静かにしておけ」という菅直人総理の暴言と変わりはない。菅直人にしても、岡田克也にしても、このような発言を同じ党内の総理候補議員に向かって投げつけるとは、国政の要職につく者として不適格である。
しかし、このような発言をするとは、まさに官僚の犬である岡田らしいと言えよう。小沢一郎に関する「政治とカネ」の問題は、麻生政権が政権交代を避けるために、(恐らく官房機密費を検察やメディアにに裏で渡しながら?)小沢つぶしを目論んだものである。岡田氏の論理でいけば、例え、真実に反しても、検察の決定を盲信しろということになる。
例えば、霞ヶ関改革を進められると都合が悪いので、官僚がその可能性のある首相を阻止しようとすれば、検察審査会を通して、その政治家を起訴すれば、国民の意向を無視した、官僚にやさしい総理大臣を生み出すことができる。それが今の菅内閣である。つまり、この国は、国民主権からほど遠い、官僚主権政治が堂々と行われているということだ。官僚たちが国家の司法権を悪用して、政治家を支配しているのだ。
ちなみに、読者のダイオウさんから、検察審査会は出来レースであるということを証明する下記の貴重な情報をいただいている。