2009.09.06 (Sun)
増山麗奈と行く!!「非戦と反貧困のロスジェネ・ツアー」
以下転送転載歓迎!
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■□■市民社会フォーラム■□■
増山麗奈と行く!!
「非戦と反貧困のロスジェネ・ツアー」
9/19~23@神戸・京都・大阪・名古屋・広島・福岡
■開催趣旨
1990年代からの「就職超氷河期」に社会に送り出された、20代後半から30代の「ロストジェネレーション」(奪われた世代)は、格差と貧困や雇用不安を拡大させる「構造改革」の中、「自己責任」を負わされています。また、昨年の「秋葉原事件」に象徴されるように、ロスジェネ世代には閉塞感が蔓延し、マスメディアではネガティブな描かれ方がされています。
しかし他方で、格差社会に立ち向かい、より良き社会を実現するために労働生存運動、反戦平和運動、環境運動、芸術活動などで、ロスジェネ世代のアクティビストが全国各地で活躍されています。
今回のツアーでは、『ロスジェネ』編集委員・「桃色ゲリラ」の増山麗奈さんをコーディネーターに、西日本6カ所(名古屋・大阪・神戸・京都・広島・福岡)で、それぞれの地元で様々な分野で活動されているロスジェネ世代のリーダーをお招きして、トークと交流を行います。

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2008.06.09 (Mon)
秋葉原通り魔は、自公政権がもたらした格差社会が生んだ犯罪
現行犯逮捕された男は、静岡県に住む加藤智大(ともひろ)容疑者(25)で、刺したことを認め、「人を殺すため今日、静岡から秋葉原に来た。(襲うのは)誰でもよかった」「世の中が嫌になった。生活に疲れた」などと供述しているという。


写真左:取り押さえられた容疑者とみられる男
写真右:通行人らが車にはねられ、刃物で切りつけられた現場
(写真:Asahi.comより)

静岡ナンバーのレンタカーの2トントラックで、はるばる秋葉原まで乗り付けてきたらしい。日曜日で人通りの激しい歩行者天国の中央通りと車が通行可能な神田明神通りとの交差点付近に来ると、スピードをゆるめることもせずに歩行中の人々をはね、加藤容疑者はトラックから降りたと思ったら、はねられた人々に馬乗りになり、次々にサバイバルナイフのようなもので何度も刺したという。駆け付けた警察官にも切りつけ、「ワー」「キャー」などと叫んだり、笑いながらまわりにいた人を追い回したり、襲い掛かったそうだ。
現場周辺図(写真:Asahi.comより)
2ちゃんねるや右翼系新聞ではこの犯人1人を責め立てるような記載が多く見受けられるが、果たしてこの犯人1人が死刑になればそれでこの犯人に殺害されたり負傷させられたりした被害者は浮かばれるのだろうか。
ここで、いつも親身になって今の日本政治や社会のあり方を心配して下さっているアビさんからのコメントを紹介しよう。
美爾依さんへ
美爾依さん、秋葉原で信じられないことがおきてしまいました。
犯人は、殺るのは誰でもよかった、世の中に絶望したと供述しているようですが七人を刺し殺すという犯人の暴挙に戦慄しかありません。
なぜこのような事件がおきてしまったのか私には、理解できないし、わかりませんが若者が希望を持てない国になりつつあるのだと実感させられるような事件でした。
経済や政治の混乱いつになったら終わるのでしょうか?
若者が希望を持てる社会になることを心から望みたいです。
また、犠牲になられた方たちに深い哀悼の気持ちと怪我をされた方たちの回復を心より祈りたいと思います。
「世の中が嫌になった。生活に疲れた」と言った加藤容疑者がこのような犯行に及んだのはいくら一生懸命に働いても決して楽にならない毎日に嫌気が差し、精神的に落ち込んでいたからだろう。安い賃金で危険な仕事を長時間働かされ、自分の自由になる時間やお金がなかったら、誰もが精神的にまいってしまう。正規社員と同じような責任を負わされながら働いているにもかかわらず、契約社員ということで、将来もらえる年金も正規社員に比べてかなり低い。加藤容疑者のように将来に安定を見出せずに、不安な毎日を送りながら働いている若者は多いことだろう。この事件は他人事ではなく、明日は我が身なのだ。誰もがこういった犯行を犯す可能性を秘めており、社会状況が悪化すると共に、こういった事件はますます増加していくであろう。
加藤容疑者が死刑になっても、社会状況が変わらなければ、同じようなことが繰り返されるだけだ。それでは何も解決しない。今回の事件は自公政権がここまで国民の生活に格差を広げなければ起こりえなかった事件だと思う。
それでは格差社会をなくすために、私達は何を求めたらいいのだろうか。まずは、正規社員と非正規社員の差を縮めることが大切だと思う。具体的には、他の先進国と比べて低い日本の最低賃金を上げたり、非正規社員(パートタイマーも含む)が受け取る社会保障や年金手当てを改善させることなどだ。
この2つだけでも実現されれば、少なくともアビさんが言うような「若者が希望を持てる社会」を形成していくことができるのではないだろうか。民主党には、年金問題を追究していく上で、非正規雇用者の年金も改善できるようお願いしたい。
参考記事:
最低賃金の国際比較
『村野瀬玲奈の秘書課広報室』
不安定雇用によって貧困を広く定着させておいて「努力せよ」と言う新自由主義(ネオリベ)の矛盾
『晴天とら日和』貧困 「憲法25条」:国民の生存権と国の責務
世界の最低賃金(時給)比較
格差がここまで広がったのは自民党長期政権のせいだと思われたら、今日もランキングの応援を宜しくお願いします。

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2008.06.07 (Sat)
日本の格差社会の行き着くところ:プレカリアートとロハス

Michael Cさんという知り合いの方が、最近の「新ニッポン人」と呼ばれる20代の若者がお金を使わないということを紹介した番組があったことを知らせてくださって、その感想を書いていただいたので紹介したい。私達が20代の頃は車や洋服やバッグを買ったり、旅行に行ったりするために一生懸命働いたものだけど、時代は変わったなと思った。老後のことなんか全く心配していなかったし、単に能天気だっただけかもね(笑)。
あまり地上波は見ない私ですが、こんな番組があったので思わず見てみました(動画が自動再生されるので注意)。
http://www.tv-tokyo.co.jp/snj/
この番組自体は、
http://www.j-cast.com/2008/03/07017535.html
の内容をそのままテレビ番組化したものですが、酒も飲まず海外旅行にも行かず休日はテレビ三昧(かネット三昧)、ましてやクルマには興味を示さず、ひたすら将来の不安に備えて貯金に励む現在の20代の様子が紹介されていました(私も日本国内にいるときはそんなものだが、それは国外でいろいろお金を使う必要があるため)。
団塊の世代のみならず、若い頃にバブルの美味しい汁を多少なりとも味わったバブル世代(現在40代)は、現代の20代に対して「元気がない」だの「かわいそう」だのの感想を持っているようですが、現代の20代はとにかく将来が不安で不安でしょうがないからとにかくできるだけ貯金して不慮の事態に備えようという考えのようです。
個人的には若者を不安にさせてしまった日本政府の失策のツケがここで出てきているような気がしますが、同時に「日本経済のためだ、お前らクルマを買え!」とコンシューマリズムを煽る司会の久米宏(正確には彼が代表している年長世代: 彼は1944年生まれなので団塊の世代ではない)にも違和感を感じる私の立場としては、非常に複雑なものです。
また、この番組では株取引で200億円以上の資産を形成した人が紹介されていましたが、200億円以上持っている割には非常に質素な生活で(海外旅行にも行かず自家用車も持っていない)、正直なところ「そんなにお金を持ってどうするの?」と思ってしまいました。ホリエモンは逮捕される前は毎晩牛飲馬食(+女とやりたい放題?)という生活で、それはそれで嫌なライフスタイルではありましたが、昼食のインスタントやきそば+夕食を立ち食いうどんという1日2食で済ますストイックな億万長者を見たときの違和感はなんともいえないものがあります
私を含めてこの世代には、成金的なお金の使い方を嫌うところがあるのは確かですが、生存に最低限必要なこと以外には極力お金を使わず、ひたすら将来への貯蓄に励む若者に、日本という国そのものの矛盾を感じたのは私だけではないと思います。

今回日本に帰ったときに感じたのも、日本人ってみんな暗い表情になったなってこと。以前はもっとみんな明るく笑っていたのに、このところ、経済状況が悪いせいか生活も楽ではない人が増えたから、笑っている場合じゃないって感じだよね。このままでは、日本の消費の流通が滞って日本経済はますます悪化するのではないかと心配になってくる。それにしても、これだけガソリン代が上がってくると車なんて乗る人いなくなって当然だろうね。けれども、「新ニッポン人」の問題点は、将来が不安でほとんどのことに興味をもてなくなっているという点だろうね。若者をそんな不安に陥れた日本政府は、経済政策の失敗に対して大きな責任を負うべきだと思う。
ちょうど団塊の世代の子供たち(20代後半~30台前半)がこの「新ニッポン人」に当たるわけだけど、別名「ロストジェネレーション」(失われた世代)とも呼ばれている。
『関係性』「『プレカリアート』社会への怒り」 経済格差
によると、「プレカリアート」と言う言葉も存在するそうで、「プレカリアート(英precariat、仏précariat、伊precariato)とは、「不安定な」(英precarious、伊precario)という形容詞に由来する語句で、新自由主義経済下の不安定な雇用・労働状況における非正規雇用者および失業者を総称する言葉」だそうだ。
![]() | 日本をロハスに変える30の方法 ― BUSINESS LOHAS (講談社BIZ) (2006/01/20) ローハスクラブ 商品詳細を見る |
又、『関係性』の「『ロハス』ということ」という記事で初めてしったんだけど、「プレカリアート」と対極にある人たちがいて、その人たちの間では、ロハスな生活(Lifestyles of Health and Sustainability=健康と持続性の生活スタイル)というのが流行っているんだって。
参考資料:
LOHAS (Wikipedia)
LOHAS STYLE (NPOローハスクラブ)
前述の『関係性』の「『ロハス』ということ」には、典型的なロハス層に属する一家族の生活が書かれているんだけど、これがまた、今のこの時代に「アリエナイザ~!」って叫びたくなっちゃうほど、ゆったり暮らしちゃってるんだよね、これが。
まず、ロハス層は縦軸に「積極性」を横軸に「社会性」のマトリックスを作り、9つの層に分かれているそうだ。
「積極性」も「社会性」も最も高い「自立層」が13.8%、平均年齢が41.9歳、年収745万円。
最低ランクの「依存層」が14.7%、平均年齢が38.0歳、年収605万円。
この年収が夫婦揃ってのものなのか、どちらか一方だけのものなのかわからないけど、もし個人の年収だったら、最低ランクでも年収605万円っていったら、このロハス人というのは、それこそ富裕層に位置するんだろうね。
で、笑っちゃうのが、ご主人の仕事。
夫はデザイン事務所を運営しています。オフィスは自転車で15分ぐらいの海のすぐ近くです。事務所で働く仲間たちは、仕事中でも良い波が来るとサーフィンに行っていいことにしているそうです。まるで米国のアウトドアウエアメーカーの『バタゴニア』みたいですね。
仕事中でも良い波が来るとサーフィンに行っていいだなんて、日本でこんな事務所あるのかな~。

とにかく、今回日本に帰ったときも、対照的な場所で対照的な人を見たんだよね。一人は多分、40代くらいだと思うけど、赤坂で、全身をヴィトンの服からバッグや靴で固めていた人で、もう1人は70歳くらいのおばあさんなんだけど、電車の中で恥ずかしそうにバッグで隠しながらおにぎりを食べていた人。きっと食事をゆっくりする暇もないほど、掛け持ちで働いているんだろうなって思った。富裕層はものすごくリッチっていう雰囲気が伝わってきたんだけど、貧困層は悲しいかな、とても貧しそうだった。以前はこんな光景をみることはなかったんだけどね。
ここまで日本経済が落ち込み、格差が広がっている中、政府は国民を犠牲にしてまでも外国勢力の利得を優先しているという。そういえば、ロハスも米国で生まれたビジネスだよね。
植草一秀の『知られざる真実』
2003年株価暴落の深層(1)-危機対応の日米較差-(5月31日)より
りそな銀行処理の裏側に巨大な闇が隠されている。その闇に光を当てることが、どれだけのリスクを伴うものであるのかを私は実感している。しかし、この問題にふたをしてはならないと思う。巨大な不正が行われた可能性も高い。より深刻な問題は、日本国民の幸福を追求すべき日本政府が日本国民を犠牲にして外国勢力の幸福を追求している疑いが存在することだ。
![]() | 知られざる真実―勾留地にて― (2007/08) 植草 一秀 商品詳細を見る |
関連記事:
『村野瀬玲奈の秘書課広報室』
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格差がここまで広がったのは自民党長期政権のせいだと思われたら、今日もランキングの応援を宜しくお願いします。

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