2012.03.10 (Sat)
小沢一郎に禁固3年のデタラメ求刑に驚愕
結局は、記者クラブ廃絶や霞ヶ関改革を推進し、増税に反対している小沢氏を有罪にして貶め、政治生命を脅かす目的で財務官僚、法務官僚、大手メディア、民主党のパペットが共謀して作り上げた「小沢氏は悪」のイメージに沿った求刑である。今の日本の現状では、おそらく、4月の判決もこの求刑どおりの厳しいものになるのであろう。
神保哲生氏と宮台真司氏が小沢裁判についてとても深く広く議論されている。この裁判から日本の司法の腐敗が見えてきたことを指摘している。本来なら、大手メディアが司法の腐敗を指摘し、批判するべきだが、今のメディアも官僚に飼いならされているため、それはまず無理であろう。国民が声をあげて今回の裁判には正当性が全くないこと、不当な裁判で有罪になっても、なんの意味もないことを訴え続けることによってしか、日本の司法を改革できないだろう。
小沢裁判から見えてきたもの
Twitterで 小沢一郎 禁固3年で検索しても、今回の求刑にあきれたという声しかない。それだけ、国民にとっても納得のいかない許しがたい求刑だったといえよう。
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2012.01.12 (Thu)
小沢一郎氏 法廷でのやりとり (1月11日)
小沢元代表の発言要旨
東京地裁で11日開かれた民主党元代表、小沢一郎被告の第13回公判での主な発言は次の通り。
【金の管理】
(土地購入に用立てた4億円をめぐり)現金を手元に置いておくことは以前からずっとしていた。4億~5億円の金が事務所にいつごろからあったか記憶にない。(指定弁護士に感覚の違いを指摘され)何かの必要ができた場合、すぐに対応できるし、手元に現金を置いておくのは使い勝手からいってもある意味、安全。私の感覚では離れていない。
【年末の関連団体収入などの報告】
細かい数字を聞いた記憶はない。トータルとして各団体がうまくいっているかどうかだった。
【土地登記先送り】
(秘書だけで決めるのは不自然との指摘に)企業や役所の上下関係とは違う信頼関係で成り立っているのが私と秘書の関係。
【報告書の確認】
(収支報告書を確認する)責務は当然ある。責任逃れではないが、いちいち目を通す議員はほとんどいない。それでいいのかとお叱りを受けるなら、その通りだ。そこまでする必要はないという認識だった。
森ゆうこ議員「司法部を巻き込んだ小沢一郎攻撃」
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2012.01.11 (Wed)
小沢一郎氏、法廷での主なやりとり(1月10日)
【小沢民主党元代表 被告人質問】法廷でのやりとり(2012年1月10日)
(共同通信 2012/01/10 21:30)
小沢元代表の発言要旨
東京地裁で10日、開かれた民主党元代表、小沢一郎被告の第12回公判での主な発言は次の通り。
【秘書との関係】
法律で規律されている関係ではなく、全くの人間の信頼関係で成り立っているというのが本当のところ。政治の大きな仕事以外は全て秘書に任せていた。自主的な判断で仕事をしてもらうようにしている。干渉していては仕事にならない。私の関心事は天下国家のことで、それに全力を集中する日常を送っている。
【秘書寮用地の購入】
了解して手持ち資金の現金4億円を用立てたが、その段階で全て済んだことで、その他の実務的、事務的なことは一切秘書に任せていたので分からない。(用立てた際に秘書とどんなやりとりをしたかは)全く記憶にない。金を用立てるところで私の行為は完結している。
【4億円の原資】
両親から相続した不動産や現金、出版した本の印税、議員報酬などもろもろの金だ。(取り調べで検察官から不正な金が入っていたと追及されたことが)あった。本当にばかげた推論だ。水谷建設などのゼネコンから不正な金は一切もらっていないし、私の秘書がもらったということもない。
【虚偽記入】
今まで政治資金収支報告書を見たことはない。担当者がきちんと作ってくれていると確信していた。(秘書に指示したり報告を受けたりしたことは)ない。(陸山会に個人の金を貸し付けたことを報告書に載せたくない事情は)特にない。
【秘書らの指導監督】
具体的にはしていない。担当者に任せて十分正確にできる内容だ。(共同通信)
2012.1.10(火)サクセス登龍門 小沢一郎氏、谷亮子氏出演1/2
2010.11.12 (Fri)
小沢氏の議決無効を求めた訴訟が12月21日に
小沢氏起訴議決の無効訴訟、12月21日から
(読売新聞 - 11月11日 23:16)
小沢一郎・元民主党代表(68)の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、小沢氏を強制起訴すべきだとした東京第5検察審査会の起訴議決は無効だとして、小沢氏が国に議決の取り消しなどを求めた行政訴訟について、東京地裁(川神裕裁判長)は11日、第1回口頭弁論を12月21日午後1時半から開くことを決めた。
小沢氏は、陸山会が2004年に購入した土地代金を05年分の政治資金収支報告書に記載したとして同法違反容疑で告発されたが、同審査会は9月の起訴議決で、原資になった小沢氏からの借入金4億円を04年分の報告書に記載しなかった点も「犯罪事実」に加えた。
小沢氏側は訴訟で、強制起訴には2度の議決が必要なのに、「4億円」は1度目の議決を経ておらず違法だと主張する方針。小沢氏側は10月、訴訟と同時に議決の執行停止などを申し立てたが、同地裁と東京高裁で退けられたため、最高裁に特別抗告している。
小沢氏が起訴議決無効求めた訴訟、初弁論は12月21日
(日本経済新聞 2010/11/11 18:17)
政治資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件を巡り、小沢一郎・民主党元幹事長が検察審査会の起訴議決の取り消しなどを求めた行政訴訟で、東京地裁(川神裕裁判長)は11日、第1回口頭弁論を12月21日午後1時半から開くことを決めた。
小沢氏側は東京第5検察審の起訴議決について「告発に基づかない犯罪事実を認定しており、法的に重大な欠陥がある」と主張している。
小沢氏側が行政訴訟と並行して申し立てた、検察官役の指定弁護士指定の仮差し止めなどについては、東京地裁は「刑事手続きの中で争うべきだ」として却下。東京高裁も即時抗告を棄却し、小沢氏側が最高裁に特別抗告している。
東京地裁は10月、検察官役となる指定弁護士3人を選任、小沢氏の強制起訴に向けた手続きが進んでいる。
第1回弁論は来月21日=小沢氏の強制起訴取り消し訴訟-東京地裁
(時事通信 2010/11/11-18:50)
小沢一郎民主党元代表の強制起訴を決めた東京第5検察審査会の起訴議決は無効だとして、小沢氏が議決取り消しなどを求めた行政訴訟について、東京地裁は11日、第1回口頭弁論の期日を12月21日に指定した。
同審査会は4月、資金管理団体「陸山会」の土地購入代金をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏を起訴相当と議決。9月に起訴議決した。
小沢氏側は、2度目の議決が刑事告発や1度目の議決より犯罪事実を広く認定した点について、「審査会の権限を逸脱しており違法だ」などと主張している。
小沢氏は検察官役指定の仮差し止めなども申し立てたが、東京地裁・高裁で退けられ、最高裁に特別抗告中。東京地裁は10月、検察官役となる弁護士3人を指定し、強制起訴に向けた手続きが進んでいる。
小沢氏訴訟、12月21日弁論 強制起訴の是非争点
(北海道新聞 11/11 18:01、11/11 19:18 更新)
資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京第5検察審査会の起訴議決を受けた小沢一郎民主党元代表が強制起訴手続きの差し止めなどを求めた行政訴訟について、東京地裁は11日、第1回口頭弁論の期日を12月21日と指定した。
昨年5月の改正検察審査会法施行後、起訴議決の有効性が法廷で初めて争われる。
小沢氏側は10月の提訴に合わせ、議決の執行停止や検察官役となる指定弁護士を東京地裁が選任しないよう求める仮差し止めも申し立て。東京地裁と東京高裁がいずれも退け、最高裁に特別抗告している。
今回の行政訴訟の裁判長は、申し立てを退けた川神裕裁判官。
9月14日付の第5検察審査会の起訴議決を受け、東京地裁は10月22日、検察官に代わる指定弁護士3人を選任。3人は政治資金規正法違反の罪で小沢氏を強制起訴するための準備を進めている。
多くの国民が注目している訴訟だけあって、予想してたよりも早く開かれることになったようだ。まさか、年内になるとは。実態のない審査員によって下された議決なので、無効や取り消しが当然だろうけど、今回の行政訴訟の裁判長が、議決の執行停止申し立てを退けた川神裕裁判官ということで、かなり不安がある。小沢氏は、強制起訴された場合の主任弁護人に、弘中惇一郎弁護士を選任するということだから、12月21日の訴訟には弘中氏は弁護団に加わらないのかもしれない。はたして、どうなることやら。

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2009.06.19 (Fri)
西松建設前社長・国沢幹雄被告の初公判

読売が報じるところによると、西松建設前社長は、検察側が冒頭陳述で、違法献金の動機として、東北地方の公共工事で談合が行われ、小沢事務所から落札業者を指名する「天の声」が出ることもあったと主張したことに対して、「間違いありません」と、起訴事実を認めたそうだ。
写真:初公判のため、東京地裁に入る西松建設前社長の国沢幹雄被告(19日午前9時31分)=青山謙太郎撮影(読売 6月19日)
しかし、こういった報道を鵜呑みにしてはいけない。
植草さんは、植草一秀の『知られざる真実』 西松事件初公判と政権交代実現への課題というエントリーの中で、国沢被告が起訴事実を認めた理由やこれからの報道の展開を下記のように推測されている。
検察側の主張を被告が全面的に認めているため、メディア各社は公判で示される検察側冒頭陳述の内容などを、事実同様に取り扱って報道するだろう。被告側が認めているのだから、事実と考えて間違いないとの説明を施すだろう。
しかし、この判断には大きな落とし穴がある。被告側が検察側に全面協力して、その見返りとして判決での刑の軽減を期待している場合があるからだ。
植草さんは、さらに、刑事事件の判決が下るとき、「実刑」と「執行猶予」とでは決定的な違いがあり、被告人への実体的な影響では、執行猶予の有無が決定的に重要になるので、国沢被告は「執行猶予」を勝ち取るために、検察側の主張を全面的に認めたのではないかと考えられている。
私も植草さんが述べられている通り、国沢被告にとっては、真実よりも自分の身の安全の方が大切であり、検察の主張をそのまま認めたのだと思う。第一、東北地方の公共工事で1970年代頃から行われていた談合で、小沢事務所の「天の声」を得るため、下請け企業などを通じ、西松を含むゼネコン各社が多額の献金を行っていたということだけど、思ったように工事を受注できなかったため、95年ごろは、年間300万円程度だった献金額を、国沢被告の了承のもと、1000万円以上に増額したってなんかおかしくない。普通、献金して、仕事をもらえなかったら、談合とは言わないし、献金を増額した後に仕事が受注できたのかどうかということが大切なのに、何も触れていない。
そんなわけで、前述の読売の記事は、明らかに検察が言うことをそのまま書いたとしか考えられないのだ。
2009.02.19 (Thu)
植草氏の「サンデー毎日」への賠償請求を東京高裁が棄却
植草被告:東京高裁、請求を棄却 本社が逆転勝訴
電車内で痴漢をしたとして東京都迷惑防止条例違反に問われた元大学院教授、植草一秀被告(48)=1、2審実刑、上告中=が、サンデー毎日の記事で名誉を傷付けられたとして、発行元の毎日新聞社に1100万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が18日、東京高裁であった。山本博裁判長は33万円の支払いを命じた1審・東京地裁判決(08年9月)を取り消し、元教授側の請求を棄却した。
問題になったのは、同誌が04年5月に「女子高生のスカートの中をのぞいて御用」などの見出しで報じた記事。山本裁判長は、元教授が条例違反で3度続けて有罪判決を受けたことから「『性的な面のモラルが低い』という記事内容は、真実と認められる」と判断した。【銭場裕司】
▽山田道子・サンデー毎日編集長の話 主張が全面的に認められた当然の判決と理解しています。
▽植草一秀元教授の話 極めて不当な判決で到底納得できない。上告についても検討している。
植草さんが勝訴したときに、「植草一秀氏が毎日新聞に勝訴」というエントリーにも書いたが、いくら有罪判決を3度続けて受けたとしても、その判決自体が信用に欠けるものだとしたら、今回の判決はいったいどのような意味があるのだろうか。
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