2020.03.04 (Wed)
2020東京五輪中止の可能性
日本のメディアでは、今日IOCのバッハ会長から、選手たちに東京五輪に向けて、ひきつづき、準備を続けるようにとの緊急声明が報じられたが、実際に彼が発表したときの動画を見て見ると、その表情に全く自身が見られず、自分が言いたいこととは違うことを言ってしまったという感じに映った。二人の男性が登場して、一人がバッハ会長が声明を発表した後、質問に答えると言っていたにも関わらず、バッハは発表が終わるや否や階段を走って上ってしまった。逃亡というか、トンズラというか、記者からの質問には答えたくないという意志が伝わった一瞬だった。コメント欄を見ると、「おいおい、冗談だろう。」、「素早く逃亡したな。」、「二人は最高のオリンピック走者だ!草」「自分たちの利益のために選手たちを殺す気か」、「放射能汚染された土地、食品、空気、水、コロナウィルス、熱すぎる気候のため東京オリンピックは中止されるべきだ。」、などなど、その動画のコメント欄には否定的なコメントであふれている。ウソだと思ったら、削除される前に、下の動画とコメント欄をチェックしてほしい。
また、『グッとラック!』という立川志らくがキャスターの朝晩をYouTubeで見ていたら、橋本五輪相が衆院予算委員会で、「(IOCとの契約では)2020年中に開催されない場合、IOCが大会を中止できる」と明記されており、「この解釈によっては、延期ということは2020年中であればということと思います」と答弁したと報道されていた。これを受けてか、アメリカのウォールストリートジャーナルは「東京オリンピックは延期の可能性。日本側は予定通りの開催を期待」と伝え、イギリスのBBCは「コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、日本の五輪担当相は東京大会が夏から年の後半に延期される可能性に言及」と報じたそうだ。
そこにゲストとして出演していた元東京都知事の舛添が、IOCの許可を得ずにこんなことを言ったら、本当に中止されてしまうと橋本五輪相を批判。さらに、IOCがすでに東京五輪中止のための準備委員会を設置したことなどを明かした。
そして、東京五輪が中止される可能性が高いと推測するYouTuberの動画が目立つ。
もし、中止されたら、日本経済はどん底に落ちる。5.9兆円の損失だとか・・・・。
2011.10.12 (Wed)
奥多摩でセシウム、横浜でストロンチウムが検出される

東京都内の地表面へのセシウム134、137の沈着量の合計を示す汚染マップ

東京都の高さ1メートルの空間線量率を示す汚染マップ
小出裕章教授がこの状況について、詳しく述べられている。
10月11日 東京奥多摩セシウム10万Bq汚染、除染必要地域は日本の3%など 小出裕章(MBS)
2011年10月12日
番組内容文字おこし『ざまあみやがれ』より一部抜粋
水野「まずですね。セシウムの汚染について伺いますが」
小出「はい」
水野「文部科学省が、放射性セシウムが土壌にどれだけ蓄積されているかと、いうことをずうっと調べておりますね」
小出「はい」
水野「東日本について各県ごとに次々に発表してきて、先日東京都の値も公表されました」
小出「はい」
水野「そのマップをみて、わたくしもびっくりしたんですがねえ」
小出「はい」
水野「奥多摩町の山間部、一部ですけれども。6万ベクレルから10万ベクレル検出されたという話なんですね」
小出「はい」
水野「ただ、奥多摩町って250キロも福島第一原発から離れているそうで」
小出「はい」
水野「こんな遠い東京都で最大10万ベクレルという数値についてどうお感じになりますか」
小出「まあ、ようするに、風向きがどうであったかということ、だけに寄っている、のですね。で……、奥多摩を襲った放射物質というのは、始め北西に流れて、飯舘村などを猛烈な汚染地帯にしたその風邪だったと思います。それが福島県の中通りを通って、逆になんかをしてきまして、まあ山、山に挟まれた谷あいですね、そこをずうっと汚染をしながら栃木県群馬県まで汚染を広げて、その一部が、東京都を回りこむような形で奥多摩まで届いたという、道もそのように見えます」
水野「はあー……。葛飾区や江戸川区の一部ではですね、1万ベクレルから3万ベクレルという数値も出てきています」
小出「はい」
水野「これたしか、チェルノブイリでは汚染地域に指定されるのが……どれからでしたっけ?」
小出「えー……、強制避難させられたのは55万ベクレル、です。それで本来法律的に無人にしなかればいけないのは、当時ですと、1平方メートルあたり3万7000、現在はそれを丸めて4万という数字です」
水野「4万。3万7000から4万という数字」
小出「はい」
水野「今、申し上げた葛飾区や江戸川区の一部で、ま、最大3万ベクレルという数値もでてきておりますが。東京都は健康に影響があるレベルではない、というふうに言ってます」
小出「はい」
水野「これはどう受け取ったらよろしいですか?」
小出「えー……、呆れた話だと思います。」
さらに、横浜では、基準値を大幅に上回るストロンチウムが検出された。これまでもストロンチウムは福島原発事故以降、飛散していたのだろうが、政府が首都圏での放射線の数字を隠してきたため、知られていなかっただけだと思う。日本の御用学者によると、プルトニウムやストロンチウムは重いので首都圏までは飛散しないだろうと言われていたが、クリス・バズビー博士らによって、すでに、千葉でストロンチウムは車のフィルターから検出されていた。もし、それが福島から飛散してないとしたら、千葉や横浜でのがれき処理の際に生じたものであろう。
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2011.09.05 (Mon)
放射能で汚染された東京の近未来を描いた衝撃的な短編映画「blind」
サーバーのことになるとまったくわからないので、壊れたときはいつも元生徒のアレックスに相談する。2年前にも落雷でマザーボードが突然イカレてしまったときもアレックスが来てくれてハードドライブからファイルを取り出してくれた。
今回も電話したらすぐに来てくれて、故障の原因をつきとめてくれた。結果、新しいパソコンを買わなければいけないことになった。このところモニター、キーボードと出費が続いているので、安いサーバーを探した。
私はまったく知らなかったのだけれども、アレックスによると、ラップトップをモニターにつないでサーバーのかわりに使うこともできるということなので、それを聞いて、どうせなら、日本語のクラスでも使えるラップトップを買うことにした。
ちょうど来週から新学期が始まるので、オンラインショップから届くのを待つわけにはいかず、地元のパソコンショップに向かった。まさにバック・トゥ・スクール・セールの真っ只中で、すべてのラップトップが安くなっていた。ラッキー。中でも17.3インチのHPのラップトップは、ハードドライブが750GB,メモリーが6GB、ウィンドウ7・ホーム・エディション搭載でCAN$450と激安だったし、デザインもいい感じだったので、「しめしめ」と思ってさっそく買ってしまった。
そんなわけで、この2日間、新しいラップトップにいままで使っていたブラウザーやファイルなどを入れなおしたり、サウンドが作動しなかったため、悪戦苦闘していたので、ブログを書く時間がなかった。おまけに、9月3日は誕生日だったので、フェイスブックやMixiやブログのコメント欄やEメールや電話で「おめでとう」と言ってくださった方々に返事を書いたりしていたので、ブログどころではなかったのだ。毎年誕生日にはメールを下さるさとうしゅういちさん、そして、とらちゃん、ヘンリーさん、ひとみちゃん、ありがとうございました。
家族からも電話があり、日本の近況を教えてもらった。今度は日本の関西から九州にかけて台風の影響を受けて、崖崩れなど大きな被害がでて大変だったとのこと。その地域にお住まいのみなさまが、どうか、ご無事でいらっしゃいましたように。今年は3・11の東北の津波と大震災から始まって、日本にとって災難の年のようだ。
今日は、しめくくりとして、はなゆーさんが、市民社会フォーラムのMLを通して紹介してくださった短編映画がとても衝撃的だったので、紹介したい。そして、まさにその映画を見て書かれたと思われるような詩を武田邦彦氏が書いていらっしゃったので、そちらも紹介させていただきたい。
blind from YUKIHIRO SHODA on Vimeo
武田邦彦氏のブログより
少女は語らない・・・
少女は語らない。その澄んだ目でお母さんの一挙手一投足を見つめている。からわらでつぶらな瞳の少年が通り過ぎる電車に夢中になる。
おじさんは怒鳴る! 何で汚染された野菜を出していけないのか! こんなに苦労して作ったんだ! 我々の生活はどうでもよいのか!
少女は語らない。ただ黙々と出された給食を食べる。たとえ汚染された野菜でも、彼女は大人を信じて放射性物質を体の中に入れる。
怒鳴ったおじさんは、知事と教育委員会に助けられ、汚染野菜を出荷し、給食の食材として販売し、生計を立てた。政府と東電は知らぬ顔をし、マスコミはびびった。
語らなかった少女はやがて病の床につく。誰が語らなかった少女を助けることができたのだろうか?
(平成23年9月5日)
武田邦彦
子供たちは何もできない。だから、大人が助けてあげないと・・・・。「フクシマネックレス」などと呼ばれるのだろうか。これが現実とならないことをただただ祈るばかりだ。
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2010.02.08 (Mon)
大手メディアの「小沢は辞任すべき」世論調査報道は世論誘導の可能性も
各大手メディアの世論調査の結果は次の通り。
朝日:「小沢幹事長辞任を」 68%
毎日:小沢幹事長、不起訴でも「辞任を」 69%
東京:「小沢氏辞任を」 72%
読売:小沢幹事長「辞任を」 74%
『きっこのブログ』 山本一太氏へ新聞業界から多額の献金でも紹介された黒薮哲哉氏は、新聞偽装部数などメディア、特に新聞の問題を扱うサイトとして知られている『新聞販売黒書』の著者だが、下の記事で一斉に行われた世論調査は、世論誘導の可能性があると指摘している。

寄付の内訳:『晴耕雨読』「山本一太議員へ新聞業界から約3000万円」小泉政権の足跡より
7日の朝刊各紙、横並び報道、世論誘導の可能性も(全文公開)
『新聞販売黒書』2010年02月07日 20:57
民主党の小沢一郎幹事長の政治資金問題がマスコミを賑している。わたしはこの件に関して、世論誘導の可能性を感じている。あくまで仮説という前提で推論を展開してみたい。
2月7日付の朝日、読売、毎日の各紙は、申し合わせたように政治に関する世論調査の結果を1面のトップで報じた。中央紙だけではなくて、東京新聞も共同通信による世論調査の結果を掲載している。
わたしは東京に住んでいるので、地方紙の紙面は現時点では確認できないが、東京新聞と同様に共同通信の配信記事を載せているのではないかと推測する。仮にそれが当を得た予測とすれば、日本全国で発行される約4500万部の新聞の大半が、1面でほぼ同じ内容を伝えたことになる。
さらに新聞社とテレビ局は系列化しているので、世論調査の結果はテレビでも報じられる可能性が大きい。かくて大半の日本人は、なんらかのかたちで世論調査の情報に接することになった。
又、『世に噛む日日』の「世論調査」がデッチあげる「世論」も世論調査の「設問」が回答者を一定の答えに導いていることを指摘している。
新聞の世論調査というのは質問内容によっていかようにも変えることができます。例えば「Aという問題が大問題になっていますけど、どう思いますか?」と聞かれたら、ほとんどの人は「問題があります」と答えてしまう。世論調査をする新聞やテレビが、スピンを仕掛けて世論を作っている――といったことを知らない人は多いのではないでしょうか。朝日新聞の世論調査を批判したら、本社に呼ばれて怒られた 上杉隆×窪田順生「ここまでしゃべっていいですか」
たしかに、そのとおりだと思う。
朝日新聞をはじめ、大マスコミは、それまで料理の下拵えのように、「カネにまつわる大問題をかかえる小沢一郎」という虚像を世間に喧伝しまくって、「なんだか詳しいことはよくわからないが、新聞やテレビが言うんだから小沢は悪い奴なんだろう」という気分を醸成させる。
「不起訴」という形で法的な決着がついたあとでも「なおも残る疑問」などという表現で、「本当は悪いことをしてるんです、コイツは」と世間に訴える。
そして、最後のこの誘導的な「世論調査」で、「国民の68%が小沢辞任をもとめている」という既成事実をつくりあげ、それを正当な「世論」だと、これから折に触れ、強弁していくのだ。
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2009.10.03 (Sat)
2016年五輪:東京落選の責任をとって、石原は辞任すべき

Photo from: flickr "Tokyo Candidate City"
2016年夏季オリンピックの開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)の総会が2日、デンマーク・コペンハーゲンで開かれたが、候補に残った東京、アメリカ・シカゴ、スペイン・マドリード、ブラジル・リオデジャネイロによるプレゼンテーションの結果、開催地はブラジルのリオデジャネイロに決定した。
IOC委員による最終決定までの投票は3回行われ、結果は次の通り。まず第1回めの投票では、シカゴが最下位となった。シカゴを除く3都市での2回目の投票では、東京が最下位となった。
ラウンド 1 - マドリッド: 28 票 リオデジャネイロ: 26 票 東京: 22 票 シカゴ: 18 票
ラウンド 2 - 東京: 20 票 リオデジャネイロ: 46 票 マドリッド: 29 票
ラウンド 3 - リオデジャネイロ: 66 票 マドリッド: 32 票
東京からは、鳩山首相、石原知事、室伏広治選手、小谷実可子選手らがプレゼンテーションを行ったが、鳩山首相のプレゼンは、かなり緊張が見られ、肩に力が入りすぎていた。まるで、喧嘩を売っているか、何かに怒りを感じているかのごとく語られており、あまりいただけなかった。
しかし、日本語なまりが強い英語であったにもかかわらず、プレゼンター全員が英語でプレゼンを行っていたのは好印象で受け入れられたのではないかと思う。特に、室伏広治選手の英語は、母親がルーマニア人であったせいか、それとも、海外遠征の機会が多かったせいか、非常に聞きやすかった。
各国のプレゼンテーションやその後のQ&Aセッションは、ELECTIONS FOR THE 2016 GAMESで全内容が見ることができる。
きっこちゃんも五輪惨敗で石原都知事の責任重大というエントリーで落選結果について、
石原都知事は、高齢者や障害者、難病患者に対する福祉予算を次々と削減する一方で、有識者や都民の声を無視し、新銀行東京の事業を強引に推し進めて来た。新銀行東京は、今年3月期の決算で1016億円もの累積赤字を出しているため、今回のオリンピック招致活動にも批判が集中することは避けられないだろう。都民の血税をまるで自分のものであるかのように好き勝手に使いまくって来た石原都知事は、いったいどのように責任を取るつもりなのであろうか。
と石原チン太郎の責任を問うているが、東京がオリンピック開催地に選ばれなかったら辞職すると言っていたはずのチン太郎は、自分の言っていたことを忘れたのか、「辞職は絶対にない。経験を還元する。」「続けることが私の責任」などと意味不明なことを強気にも言い放っている。
辞職することこそが本当の責任の取り方だと思うのは、私だけではないだろう。
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国際オリンピック委員会(IOC)総会 |
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2009.10.02 (Fri)
2016夏季オリンピック開催地が明日決定

2007年5月16日に始まったオリンピック招致レースも、ついに明日、10月2日(日本時間では10月3日)にコペンハーゲンで開催されるIOC総会で2016年の夏のオリンピック開催地が発表され幕を閉じる。これまでの選考過程は以下の通り。
- 2007年9月13日にバク(アゼルバイジャン共和国)、シカゴ(米国)、ドーハ(カタール)、マドリード(スペイン)、プラグ(チェコ共和国)、リオデジャネイロ(ブラジル)、東京(日本)の7つの都市が選ばれた。
- 2008年6月4日にシカゴ(米国)、マドリード(スペイン)、リオデジャネイロ(ブラジル)、東京(日本)の4つの都市がIOCの幹部によって選ばれた。
- 2009年2月12日に4つの候補地がIOCの17項目に渡る候補者への質問を元にプロフィールを提出した。
- 2009年6月17-18日にIOC会員はローザンヌでの2日間のミーティングに参加し、各候補地がプレゼンテーションを発表した。
そして、いよいよ明日、シカゴ(米国)、マドリード(スペイン)、リオデジャネイロ(ブラジル)、東京(日本)の4都市の中から、約100名の委員の投票で過半数を獲得した都市が選ばれるということだけど、25%ずつ分かれたらどうなるんだろう(笑)。
IOC総会に出席する直前に石原チン太郎からやり直しをくらったPRビデオを初め、各候補地のPRビデオのトレーラーが下のサイトで見られる。東京はやっぱりいまひとつって感じ。

写真:Tokyo: Tokyo Bay Zone (IOC HPより)
すでに評価報告書のリンクは切れてイしまっているんだけど、郷好文の“うふふ”マーケティング:なぜ東京オリンピック招致は盛り上がらないのか? (1/3)によると、評価報告書ではブラジルのリオが高得点だったとか。東京は国民の支持が低いこともあり、やはり無理だろう。
下の各候補地の公式ウェブサイトを見ても、東京はいまひとつ信用ならない。特にQ4 お金についての質問とQ5の交通の混雑と環境問題の項目は全く説明になっていない。
シカゴ:http://www.chicago2016.org/
東京:http://www.tokyo2016.or.jp/
リオ:http://www.rio2016.org.br/
マドリッド:http://www.madrid2016.es/
いずれにせよ、鳩山夫妻も無事コペンハーゲンに到着されたようで、負けるとわかっていても、どんなプレゼンを行うのか楽しみだ。
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2006.08.13 (Sun)