2008.06.28 (Sat)
磯野彰彦氏、役職停止1ヶ月の懲戒処分だけ?

『I CAN'T TELL YOU WHY』(動画)YouTubeで学ぶ毎日新聞WaiWai問題より
マスコミが毎日新聞の「WaiWai」問題について、てっきりダンマリを決め込んだかと思ったら、やっと昨日のニュースで徐々にこの処分について発表されてきた。まずは、毎日の記事から。
毎日新聞社:「WaiWai」問題で処分
毎日新聞社は27日、英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコラム「WaiWai」に不適切な記事が掲載された問題で、コラムを担当していた英文毎日編集部記者を懲戒休職3カ月にした。また、監督責任を問い高橋弘司英文毎日編集部長を役職停止2カ月、当時のデジタルメディア局次長の磯野彰彦デジタルメディア局長を役職停止1カ月の懲戒処分とした。このほか、当時のデジタルメディア局長の長谷川篤取締役デジタルメディア担当が役員報酬の20%(1カ月)、当時の常務デジタルメディア担当の朝比奈豊社長が役員報酬10%(1カ月)を返上する処分とした。
本社は、担当記者が国内の雑誌に掲載された風俗記事を英文サイトに引用する際、不適切な描写のまま英文に翻訳した結果、多くの読者に不快感を与え、インターネット上で批判を受けるなど信頼を損なったと判断した。上司については、記事のチェックを怠るなどの監督責任を問うた。WaiWaiは今月21日に閉鎖している。
長谷川篤取締役デジタルメディア担当の話 読者の皆様の信頼を損ない、誠に申し訳ありませんでした。今回の問題を真摯(しんし)に反省し、信頼されるウェブサイトの編集、制作に全力を挙げます。
毎日新聞 2008年6月27日 21時01分
上の記事では、コラムを担当していた英文毎日編集部記者の名前だけ意図的にカットされているが、ライアン・コネル(実名)とカミヤマ・マスオ(ペンネーム)のことと思われる。
つまり、
ライアン・コネル デジタルメディア編集部記者 =>懲戒休職3カ月
カミヤマ・マスオ デジタルメディア編集部記者 =>懲戒休職3カ月
高橋弘司 デジタルメディア英文毎日編集部長 =>役職停止2カ月
磯野彰彦 デジタルメディア局長 (元局次長) =>役職停止1カ月
長谷川篤 取締役デジタルメディア担当 (元常務執行役員、デジタルメディア局長)=>役員報酬の20%(1カ月)
朝比奈豊 毎日新聞代表取締役社長 (常務デジタルメディア担当)=>役員報酬10%(1カ月)
あまりにも軽い処分にめまいがした。あんな低劣な記事を書いた記者を懲戒休職3ヶ月?3ヶ月したら又同じような記事を発信するつもりだろうか。それも役職が上になればなるほど、処分が軽くなるというのは、毎日新聞社というのは、なんと社員にやさしい会社なのだろか。
それにしても、この騒動のおかげで磯野彰彦氏はすっかり有名人になってしまわれたようで、これからは気軽に声をかけることもできそうにない。しかし、相変わらず、グッチー捏造事件については全くマスコミには取り上げられず、とても残念だ。
一方、23日以降更新がストップしたままの『竹橋発』のコメント欄には辛らつなコメントまで見受けられる。いつもの磯野氏だったら、決してこのようなコメントは承認しなかったはずなのに、どうしたのだろうか。ちなみに私も磯野氏の昇進を心から祝う喜びのコメントを送ったのに削除されてしまったようだ。昇進祝いのコメントは削除し、辛らつな批判のコメントは表示して、人々の同情をかうつもりなのだろうか。
それにしても、ぐっちーさんも磯野氏も元気なのだろうか。役職停止1ヶ月の間、ぐっちーさんと一緒に有給休暇をとって、海外旅行にでも出かけたのだろうか。
これだけのことをしたんだから、毎日新聞は謝罪会見くらいしたほうが今後のためじゃないかなって思うんだけど、みなさまはどう思われますか?
注:このブログに中傷の意図はありません(笑)。
追記:上述の『竹橋発』への辛辣なコメントは削除されたようで、代わりに磯野氏のブログが下記のように更新されていた。
2008年06月28日(土曜日)
おわびとご説明
磯野です。今朝の紙面や昨晩からのウェブサイトにも掲載されましたので、ご存知の方も多いかと思いますが、毎日新聞社の前デジタルメディア局次長(現局長)として27日、「役職停止1カ月」の処分を受けました。出勤はしていますが、この肩書きでの職務はできません。
処分は、毎日新聞の英語のウェブサイト「毎日デイリーニューズ」の「WaiWai」というコラムに「不適切な記事」を掲載したことに対して、です。個人の立場で説明できることではないのですが、要約して申し上げれば、毎日新聞として載せるべきではない内容の記事を掲載し、関係する人たちにご迷惑をおかけし、不快な思いをさせたこと。その監督責任を問われました。メタタグのキーワードの中に、ふさわしくない単語を加えていたことにも問題がありました。続きを読む
関連ニュース:
『新小児科医のつぶやき』 このブログに中傷の意図はありません。(6月28日)
『I CAN'T TELL YOU WHY』(動画)YouTubeで学ぶ毎日新聞WaiWai問題より
毎日新聞海外報道問題Part2:Hentai Mainichi Daily News
不適切コラムで社長ら処分=執筆記者は休職3カ月-毎日新聞(時事通信 6月27日)
不適切サイト問題で毎日新聞社長ら処分、担当記者は休職3か月 (読売新聞 6月27日)
毎日新聞の処分は軽すぎると思ったら、今日もランキングの応援お願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
Tags : 毎日新聞 |
WAIWAI |
デジタルメディア |
懲戒処分 |
ライアン・コネル |
カミヤマ・マスオ |
高橋弘司 |
磯野彰彦 |
長谷川篤 |
朝比奈豊 |
2008.06.26 (Thu)
速報:毎日新聞役員人事決行

左から毎日新聞社の長谷川篤氏、女優の黒谷友香さん、
オールアバウトの江幡哲也社長、毎日新聞社の常務取締役主筆朝比奈豊氏
Copyright (C) 1995-2008 Nikkei Business Publications, Inc. All rights reserved.
やっぱり思った通り、毎日新聞社がデジタルメディア管理職(赤で表示)らの昇進を決定した。
毎日新聞社:株主総会 役員人事など可決・承認
毎日新聞社は25日、第31回定時株主総会を開き、役員人事など5議案を原案通り可決・承認した。続いて開かれた取締役会、監査役会で、役員、執行役員の人事と担務を正式決定した。
<役員>
代表取締役会長(代表取締役社長)北村正任
代表取締役社長(常務取締役、主筆、編集担当、出版担当、デジタルメディア担当)朝比奈豊
取締役副社長、大阪本社代表(常務取締役、東京本社代表、グループ戦略担当)観堂義憲
専務取締役、販売担当、営業戦略本部長(専務取締役、営業戦略本部長)長崎和夫
専務取締役、東京本社代表、制作・技術担当(常務取締役、人事・総務本部長、資財本部長、制作・技術担当、本店管理担当)三島誠
常務取締役、広告事業本部長(取締役、広告事業本部長)渡辺良行
常務取締役、経理本部長、本店管理担当、グループ政策担当(取締役、経理本部長)高梨一夫
常務取締役、主筆、水と緑の地球環境本部担当(取締役、経営企画担当、コンプライアンス担当、事業担当、広報担当)菊池哲郎
取締役、西部本社代表(常務執行役員、社長室長)田中青史
取締役、社長室長、コンプライアンス担当、広報担当(常務執行役員、大阪本社副代表)山崎一夫
取締役、編集担当、東京本社編集局長(常務執行役員、東京本社編集局長)伊藤芳明
取締役、人事・総務本部長、資財本部長(執行役員、内部監査室長)羽田恒夫
取締役、デジタルメディア担当、出版担当、新規事業担当(常務執行役員、デジタルメディア局長)長谷川篤
取締役、事業担当、東京本社事業本部長(常務執行役員、東京本社事業本部長)常田照雄
取締役井上 弘
同山本雅弘
常勤監査役高尾義彦
同(専務執行役員、中部代表)岡部 仁
監査役志甫 溥
同藤原作弥
補欠監査役緒方喜啓
顧問(取締役副社長、大阪本社代表)出口正作
顧問(常務取締役、西部本社代表)淵上忠之
顧問(常勤監査役)中村啓三
<執行役員>
常務執行役員、中部代表(常務執行役員、出版局長)森戸幸生
常務執行役員、東京本社販売局長有澤満紀
執行役員、大阪本社副代表、大阪本社代表室長(大阪本社代表室長)渡会文化
執行役員、論説委員長潮田道夫
執行役員、内部監査室長(人事・総務本部次長)矢吹修一
執行役員、大阪本社販売局長上田薫
執行役員、西部本社販売局長宗弥治郎
執行役員、北海道支社長喜多照三
執行役員、グループ戦略本部長杉浦正明
執行役員、新規事業開発室長(新規事業開発室長)増田耕一
毎日新聞社(20日)
【東京】制作技術局長兼務(技術本部長)清水忠
【大阪】制作技術局長(代表室次長)山崎一樹▽代表室次長(編集局次長)中村秀明▽編集局次長兼社会部長兼科学環境部長(社会部長兼科学環境部長)若菜英晴
(25日)【東京】編集局総務(編集局次長)河野俊史▽出版局長(同)大川勇▽デジタルメディア局長(デジタルメディア局次長)磯野彰彦▽人事・総務本部次長兼人事部長(人事部長)西川光昭▽編集局次長兼外信部長(外信部長)吉田弘之
毎日新聞 2008年6月26日 3時00分
今度はマスオさんの名前も載っていた。
これで、6月23日の「お詫び」は全くの嘘だったということが証明された。
今回、改めて日本語と英語による経過説明とおわびを掲載するとともに、監督責任者であるデジタルメディア局長、同コーナーの担当部長、担当編集者を厳重に処分します。
朝比奈豊(デジタルメディア担当/常務)⇒ 代表取締役社長に昇進
長谷川篤(デジタルメディア局長) ⇒ 取締役に昇進
磯野彰彦(デジタルメディア局次長) ⇒ デジタルメディア局長に昇進
毎日新聞では「厳重に処分する」と言う意味は、「昇進させる」ことらしい。日本の大手新聞社のやることってこんなものなの?今年の流行語大賞は、「毎日る」(処罰すると言っておきながら昇進させること。又は、言った事と全く逆のことを行う事)に決まりだな。
関連記事:
『新小児科医のつぶやき』 タブロイド紙人事ニュース(2008-06-26)
関連過去ログ:
6月4日 ぐっちーさん、沈黙は金なり?じゃないでしょう。
6月12日 ぐっちーさんはやっぱり官僚の味方だった
6月17日 ぐっちー捏造問題における磯野彰彦氏の誠意ない対応
6月21日 メディア・コントロールの闇
6月23日 朝日の『素粒子』よりも毎日の『竹橋発』の方が問題あり
6月25日 磯野彰彦氏が昇進する理由:毎日新聞の英語版サイト「WaiWai」閉鎖騒ぎ
毎日新聞よ、恥を知れ!と思ったら、今日もランキングの応援お願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
2008.06.25 (Wed)
毎日新聞がデジタルメディア管理職を厳重に処分どころか昇格?

Kojitakenさんが植草氏に対する失言を謝罪して下さった。誰でも人間はいやなことがあったり、疲れているときなどは自暴自棄になるものだ。誰もが問題を起こす可能性がある。大切なのは、自分が問題を起こしたときにいかに解決するかということだと思う。
問題が起こってしまったときに、それをどう解決するかによって、その人の評価が変わってくる。問題が起こっても全く気づかない人、問題には気づいても無視する人、問題をすばやく認知し、的確に解決する人、問題を認知しながら、逆効果の行動をとって問題を深刻化させてしまう人、いろいろな人がいると思う。
日本人では問題解決能力の教育が少し欠けているような気がするけど、カナダでは初等教育より、問題解決能力を開発させるために教育を行っている。問題解決といっても数学などの問題を解くのではなく、まず、問題を認知することから初め、何が問題なのか、問題の本質を見極め、それを解決するにはどう対処すればいいかを考える能力のこと。問題解決能力がないばかりに小さな問題が大きな問題に発展してしまうこともあるし、逆に問題解決能力がある人はいつもトラブルに見舞われていてもあっと言う間に解決してしまったりするので、有意義な人生を送ることができる。問題解決能力は、人生を左右するとても重要な能力といっていいだろう。
こんなこと言ってる私も実は、問題解決能力があまりなくて、問題がわかっていても、無視したり、放置しておくこともしょっちゅうあるからえらそうにこんなこと言える立場じゃないんだけどさ(汗)。
こういったことを考えながら、Kojitakenさんの今回の謝罪文を読んでほっとした。Kojitakenさんがあんな感情的な記事を書いたのも、きっと何か理由があってのことだったと思う。なぜあのような文を書いたのか後ほど説明していただけるだろう。
一つ前のエントリーで書いた毎日新聞の磯野彰彦氏の昇進をめぐる疑惑が又一つ発覚した。『新小児科医のつぶやき』Yosyanさんのコメント欄に書かれた2ちゃん情報によると、毎日デイリーニュースの英語版の「WaiWai」の件で、毎日新聞は6月23日に、「お詫び」と題して監督責任者であるデジタルメディア局長、同コーナーの担当部長、担当編集者を厳重に処分すると明記しているにもかかわらず、6月25日付けで局長と担当部長が昇進するとの人事関係の記事を記載していた。2ちゃん情報で、その記事のキャッシュの日付は5月17日となっている。そしてこのサイトは削除された理由としては、昇進人事報告の公開は見送ったという以外にも、昇進人事の変更の可能性もあるということなので、今の時点では決定的なことは言えないのだけれど。
6月23日「お詫び」より
今回、改めて日本語と英語による経過説明とおわびを掲載するとともに、監督責任者であるデジタルメディア局長、同コーナーの担当部長、担当編集者を厳重に処分します。
Mainichi Daily Newsならびに発行元の毎日新聞社は、今回の読者の皆さまのご意見を真摯に受け止め、今後信頼される情報の編集、掲載に努めてまいります。【毎日新聞社デジタルメディア局】

左から毎日新聞社の長谷川篤氏、女優の黒谷友香さん、
オールアバウトの江幡哲也社長、毎日新聞社の常務取締役主筆朝比奈豊氏
Copyright (C) 1995-2008 Nikkei Business Publications, Inc. All rights reserved.
5月17日付けの毎日新聞の人事報告によると、厳重に処分されるはずだった元デジタルメディア局長、長谷川篤は取締役へ、担当部長、朝比奈豊は代表取締役社長に昇格している。
取締役、デジタルメディア担当、出版担当、新規事業担当(常務執行役員、デジタルメディア局長)長谷川篤
代表取締役社長(常務取締役、主筆、編集担当、出版担当、デジタルメディア担当)朝比奈豊
つまり、5月17日の時点では、デジタルメディア3役員は全員昇進予定だったが、本当に処分を受けたということであれば、6月25日現在、これがどう変わったのか注目を集めている。
長谷川篤(デジタルメディア局長) ⇒ 取締役
朝比奈豊(デジタルメディア担当/常務)⇒ 代表取締役社長
磯野彰彦(デジタルメディア局次長) ⇒ デジタルメディア局長
今のところ、毎日新聞のサイトでは、昇進人事発表はしていないようだ。
あと気になるのは、デイリーニュースの「WaiWai」の執筆者はライアン・コネル以外にもう一人日本人名のカミヤマ・マスオっていう人がいるようなんだけど、この人は、Tabloid Tokyo 2の著者の一人となっている。これってまさか・・・・あのマスオさん?じゃないよねぇ(笑)。
カミヤマ・マスオによる記事 (毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wikiより):
「私たち少女の間でだけで--風俗産業の隠されたスラング」
「ほとんどすべての漁師は海でマンタとSEXしている」
「主婦が郊外のコインシャワーで売春をする」
関連過去記事(背景を知るために役立つ記事):
6月4日 ぐっちーさん、沈黙は金なり?じゃないでしょう。
6月12日 ぐっちーさんはやっぱり官僚の味方だった
6月17日 ぐっちー捏造問題における磯野彰彦氏の誠意ない対応
6月21日 メディア・コントロールの闇
6月23日 朝日の『素粒子』よりも毎日の『竹橋発』の方が問題あり
6月25日 磯野彰彦氏が昇進する理由:毎日新聞の英語版サイト「WaiWai」閉鎖騒ぎ
いまや日本のメディアはみんな信用できないと思ったら、今日もランキングの応援お願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 2 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。