2009.03.27 (Fri)
マスコミの捏造世論調査を信じない方がいい

これまで小沢を何とか辞任に追い込もうと菅代表代行や、田中康夫議員の発言の捏造記事を書いてきた産経は、この日の小沢続投に疑問を示したのは、小宮山洋子と近藤洋介の2人だけという拍子抜けの結果となったと露骨に意外感を表している。民主党議員から小沢批判が相次ぐような事態を期待していたのだろうが、捏造記事に踊らされるような馬鹿な民主党議員は、2人もいれば、十分すぎる。
産経にとっては、民主党内から批判が出なかったことがよほど悔しかったと見えて、小沢代表と距離を置く議員の言葉として、 「小沢さんが『検察とは戦うが、民主主義のために代表は辞める』と表明したとする。そうなれば(WBCの)『侍ジャパン』ではなく小沢さんの『弔いジャパン』となって、民主党は人気が出るよ」と本当に民主党議員が言ったかどうかわからないような妄想で固められた悪意ある言葉を腹いせに用いている。「もし、小沢代表が辞任したら」などと、その辺のブロガーならまだしも、こんな偏向した「仮定」の話を記事の中に織り込むのがプロのメディアだっていうんだから、日本では50年間も北朝鮮のような独裁政治が行われても、国民は全くそれに気づかずに、民主主義と勘違いしているわけだ。
ヘンリーオーツさんが、BLOG BLUESさんが民主党の対応について共産党支持の立場で発言されていることに対して、次のように語っている。
改憲VS護憲という争点に持って行ければ良いが現状では難しい。
今の局面はファシズムVS民主主義の闘いであり、
同時に従米路線VS独立路線
あるいは官僚利権温存VS官僚利権根絶との闘いなのだ。
まさにその通りだ。植草さんもよく言われている通り、自民党は、「政官業外電 悪徳のペンタゴン」を基本構造としている。つまり、自民党vs民主党の闘いは、まさにヘンリーさんが言われた様に、「ファシズムVS民主主義」、「従米路線VS独立路線」、「官僚利権温存VS官僚利権根絶」の闘いであり、さらに植草さんが述べている通り、これは、次のように置き換えることができるだろう。
私は自公政権の基本構造を「政・官・業・外・電 悪徳のペンタゴン(五角形)」と名付けた。歴代自公政権は「国民の幸福を第一」に考えない。「国民は利権維持の観点から選挙で与党に投票させる対象」であり、政権与党にとって「国民は権力を維持するための道具」にすぎないのだ。
私は次期総選挙での対立軸は以下の三つだと考えている。
�弱肉強食奨励VSセーフティーネット重視
�官僚利権死守VS官僚利権根絶
�対米隷属外交VS独立自尊外交
このことは以下のように置き換えることができる。
�は「大資本の利益VS国民の利益」
�は「官僚の利益VS国民の利益」
�は「外国(資本)の利益VS国民の利益」
ちなみに、植草さんによれば、「政・官・業・外・電」の政は「政治屋」、官は「特権官僚」、業は「大資本」、外は「外国資本」、電は「マスメディア」を意味するという。
詳しくは、植草さんのブログ、「政官業外電 悪徳のペンタゴン」の基本構造ををご参考まで。
護憲に関して言えば、自民党にも民主党にもいろいろな考えの方がいらっしゃると思うので、自民党vs民主党を改憲vs護憲というように単純には置き換えられないだろう。もちろん、自民党vs共産党なら置き換えられるだろうけど。だから、もし、いまだに自民党か民主党か迷っている人がいたら、こういった党の基本構造を元に判断するといいと思うよ。
日本のマスコミは、記者クラブの構造を見ても分かるとおり、全て官僚や自民党や公明党にのっとられていると言っても言い過ぎではないほど、政府の圧力が幅を利かせている。
今日は、ネットで『朝まで生テレビ』の世論調査が話題になっている。植草さんも「偏向田原氏「朝まで生テレビ」世論操作に大失敗」というタイトルで書かれていたし、とらちゃんからも結果についてメールをいただいた。そして、読者の方からのコメントでも、この世論調査についていろいろと情報やご意見をいただいたので紹介したい。
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