2011.06.29 (Wed)
福島第一原子力発電所の事故処理について

阿修羅に記事を紹介していただいた民兵さん、ありがとうございました。
加來道雄教授によれば、福島第一原発の状況は政府発表よりもずっと悪化しているーカナダde日本語
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/403.html
投稿者 民兵 日時 2011 年 6 月 26 日 16:59:14: YUQ0jBMdwFDlc
そのコメント欄で、チェルノブイリの事故処理にかかった金額が一桁違っていたと指摘していただき、次のように訂正させていただいた。
加來教授は、チェルノブイリでは原発1基の事故処理に2千億ドル(約16兆円)かかったが、日本の場合は、3基が完全にメルトダウンしている上に、いまだに事故が長引いており、20基分(約320兆円)の事故処理費用がかかるのではないかと推測している。
阿修羅のコメント欄には多くの書き込みがあり、事故の処理問題に多くの関心が集まっているのがわかる。
28日に行われた東京電力の株主総会には、前代未聞の過去最多だった昨年の3倍近い約9204人が詰めかけ、周辺では福島県民や環境保護団体が抗議活動を繰り広げる異例の総会となったそうだ。しかし、清水正孝社長が報告したのは、最終(当期)赤字が1兆2473億円に上るということだけで、事故処理にかかるであろう天文学的な数字の損失については一切触れなかったようだ。
東電株主総会の内容については、下記のTogetterが参考になる。
岩上安身氏、木野龍逸氏、郷原信郎氏による、6月28日「東京電力株主総会」実況まとめ
総会では、株主402人が「原発撤退」を求める株主提案を行ったが、「賛成」は株主(議決権ベース)の約8%、「反対」が約89%(棄権や無効などが約3%)で、「反対」の圧倒的多数で否決されてしまった。
プチ内閣改造で、菅内閣に入閣、原発事故担当相に任命された細野豪志議員が、事故処理をどう実現していくのかに注目が集まるだろう。細野氏は、原子力安全・保安院の経済産業省からの独立など組織改編について、できるだけスピードアップしてやっていくと発表したが、同じ日、浮気発覚のヅラ西山が更迭された。海江田万里経済産業相は、ただ厳重注意しただけだったが、細野氏が原発事故担当になり、ヅラ西山を更迭させたのか。同じ浮気発覚の経験のある細野氏が、単に浮気を理由にヅラ西山を更迭するとは思えない。実際は、もっと他に原因があったのかもしれない。
Tags : 福島第一原子力発電所 |
事故処理 |
民主党 |
プチ内閣改造 |
細野豪志 |
東京電力株主総会 |
西山英彦 |
更迭 |
2011.03.10 (Thu)
メア氏更迭、沖縄屈辱発言で
これぞ、メア氏にとってはナイトメア(笑)。

差別発言 メア氏更迭 米、反発沈静化図る
沖縄タイムス 2011年3月10日 11時34分
在日米大使館は10日、沖縄の人を「ごまかしとゆすりの名人」と発言したケビン・メア国務省日本部長を更迭し、後任にラスト・デミング元駐日首席公使を充てる人事を発令したと発表した。キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は10日、松本剛明外相と会談し、この人事を伝えた。沖縄の反発など波紋の広がりに、早期の事態沈静化を図るのが狙いだ。
キャンベル氏は同日、松本剛明外相との会談でメア日本部長の沖縄に対する発言について、深い遺憾の意を表明した。ルース米駐日大使も同日中にも沖縄を訪れ謝罪する。メア氏はこの夏にも交代する見通しだったが、早期の対応で米側は誠意を示した格好だ。
県議会や市町村議会で抗議決議が相次ぎ反発が強まっていた。普天間飛行場移設問題の行方がさらに不透明感を増すことは確実だ。
キャンベル氏は9日、今春予定される外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)に向けて同盟深化に関する局長級協議のために来日。防衛省での10日の協議は当初、メア氏も出席予定だったが、日本側の反発拡大を受け取りやめた。
昨年5月の日米合意は普天間飛行場の移設先を名護市辺野古崎地区と隣接する水域と明記している。
認識ゆがんでいる
仲井真弘多知事は10日午前、ケビン・メア氏が差別的発言で更迭されたとの報道を受け、「沖縄の認識、日本の現状のつかみ方がかなりゆがんでいる感じがあるからね」と述べた。更迭という措置に関しては、「ノーコメント。それは外国の政府が自ら決めることだから。けじめも」と述べるにとどまった。
当然のけじめだ
高嶺善伸県議会議長は「当然のけじめだろう。ただ、これを個人的な発言で終わらせることは本質を見失う危険性がある。米政府がメア氏の発言したような認識でないのならば、日米合意を見直して米軍普天間飛行場の辺野古移設を断念すべきだ。そのことが県民への丁寧な対応だと思う」と話した。
[ことば]メア日本部長の発言
米国務省のメア日本部長が昨年末、米大学生らに省内で講義を行った。複数の学生がメモを基に作成した「発言録」によると、メア氏は講義中、日本人は合意重視の和の文化を「ゆすりの手段に使う」「沖縄はごまかしの名人で怠惰」などと差別的な発言をしていた。メア氏は前駐沖縄総領事で、米軍普天間飛行場の移設問題など日米交渉に実務者として深く関与した。
メア氏の発言は矛盾している。沖縄は日本政府からお金をもらうためにゆすり、たかりをしていると批判しながら、実際は、米国も、おなじように日本政府にゆすり、たかりをしていることを告白しているからだ。
メア氏は「憲法9条を変える必要はないと思っている。憲法9条が変わるとは思えない。日本の憲法が変わると日本は米軍を必要としなくなってしまうので、米国にとってはよくない。」とまで言い切っている。三島由紀夫氏が自決した理由の一つである九条改憲問題をもう一度考え直したほうがいいかもしれない。
三島氏は、自決前、憲法九条を変えないと、日本は米国に乗っ取られてとんでもないことになると訴えていた。あいにく、当時の彼の自決が、日本国民に嫌悪感を抱かせ、九条を改憲すること自体が、彼の自決と同等の危険な行為だと思われてしまった。
しかし、このメア氏の発言を聞いた今となってみると、三島氏の発言がとても説得力をもって響いてくる。日本は、いつまでも米国の属国のままでいいわけがなく、いつかは、独立しなくてはならないのだ。米国に自分の国の防衛を頼るのではなく、自分たちで責任を持って防衛するのだ。そのためには、九条改憲も必要になってくるだろう。
メア氏の発言を広めるために、全文の英文をフェイスブックのウォールにアップしておこう。
2011.03.10 (Thu)
沖縄侮辱発言はケヴィン・メア氏の本音
その中にも書かれているケヴィン・メア日本部長の沖縄県民というか日本に対する侮辱発言は、アメリカン大学のメア氏の学生が下の動画で訴えているように、かなり率直に生徒に伝えていたものであり、ついついメア氏の本音がでてしまったと見るのが正しいだろう。
この学生の発言に対して、キャンベル米国務次官補は、メア氏の発言で「誤解」を招いてしまったことを個人的にお詫びしたいとしている。しかし、メア氏の発言は、彼の本音が正しく報道されただけで、間違って報道され、私たちの「誤解」を招いたわけではない。
一方のメア氏本人は、下の動画にあるように、報道は真実ではないようなことをいいながら、米政府から反論を避けるように言われているため、反論したいのはやまやまだけど、今は、何もいえないと電話のインタビューに答えている。
それにしても、このメア氏、大学の講義でこれから沖縄へ行く生徒を前に沖縄を侮辱するような発言をするとは、どのような神経をしているのだろうか。『雪裏の梅花』でも触れていたが、沖縄の人々はナマケモノだから、ゴーヤーの生産もそれほどないとか、「沖縄は離婚率、出生率、特に婚外子の出生率、飲酒運転率が最も高い。飲酒運転はアルコール度の高い酒を飲む文化に由来する」とか。世界一なまけもので、離婚率が高くて、アルコール好きのアメリカ人がよくここまで言えたなと思う(笑)。
第一、婚外子の出生率が高いのは、米兵が日本人女性と楽しむだけ楽しんだ後、子供が生まれると、本国にトンズラするからだし、飲酒運転の率を上げているのも、米兵ではないか。よく自分たちの罪を棚に上げて沖縄の人たちを批判できるよね。実際にメア氏の妻は日本人だというではないか。とにかく、あきれた話である。ケヴィン・メア氏のプロフィールを見ると、沖縄の総領事を3年間も務めている。このような人物が、沖縄の総領事であったとは開いた口が塞がらない。日米関係の修繕を図りたいなら、米国務省は、即刻、ケヴィン・メア氏を処分するべきだ。
Tags : ケヴィン・メア |
更迭 |
略歴 |
プロフィール |
沖縄侮辱発言 |
レイモンド・グリーン |
駐沖縄総領事 |
2010.11.22 (Mon)
柳田だけでなく、仙谷、菅も辞任せよ
報道によれば、最初は菅総理が柳田氏も反省しているので辞任の必要はないとしており、柳田氏は21日、法務省での記者会見で続投を表明していた。しかし、その夜、菅首相、仙谷官房長官、民主党の岡田幹事長、輿石東参院議員会長が首相公邸で柳田氏の問責への対応について、約2時間協議したときには、柳田氏を更迭する以外に補正予算案を国会で通す方法はないという結論に達したようで、翌日の22日午前中に柳田氏は辞任を表明した。
柳田氏の後任には、影の首相であり、影の法相でもあった仙谷が引き継ぐという最悪の結果になってしまった。つまり、無能なくせに目立ちたがり屋の仙谷が、首相と法相と官房長官という重要な職を1人で3役兼任することになるのである。仙谷を法相に任命した菅首相はいったい何を考えているのか。これまでも失言が多く、決断力がにぶいために国益に損失を与えてきた仙谷に重要幹部の職を与えるのは得策ではない。まさに民主党が自民党の後を継いで、自滅への道を歩んでいるとしか思えない。
無事、柳田氏は辞任したが、植草さんも「柳田法相辞任問題根源は菅-仙谷による任命責任」というエントリーに書かれている通り、せっかく柳田氏を更迭しても、任命責任のある仙谷や菅がそのまま居座るのでは、トカゲのしっぽ切りに終わるだけだ。
現在でも民主党の公約と菅政権が実際にやっていることのギャップが大きすぎて国民の失望を招いているのに、その上、私利私欲のかたまりで、小沢一郎氏を政権から排除しようとしている仙谷が居残るばかりでなく、党内で力を増すとしたら、それはまさに日本国民は悲惨なことになる。
仙谷は、民主党を多くの批判に晒している張本人だ。社内にはいくらでも優れた人材がいるのに、その人材を使わず、仙谷のような無能な仕事しかしない男に重要な仕事を兼任させ、より多くの給与を与える会社があったら教えて欲しい。そんな会社はすぐに倒産するだろう。いくら日本人がおひとよしと言っても、血税を無能男に増額して払うほどおひとよしではなかろう。
菅首相は、仙谷をいますぐ更迭し、後任に小沢一郎を任命するしか、解散総選挙を避ける道はないだろう。もしそれができないのなら、いますぐ辞任して、あとは小沢氏にまかせるべきだ。それしか、民主党を救う道はない。
Tags : 柳田稔 |
法相 |
更迭 |
辞任 |
小沢一郎 |
民主党 |
仙谷由人 |
菅直人 |
自衛隊 |
暴力装置 |
2010.11.21 (Sun)
柳田稔法相は更迭されるべき
植草さんも「法務行政素人柳田法相起用は仙谷=菅の悪だくみ」というエントリーで書かれているけれども、柳田稔氏のように20年もの間、法務関係は1回も触れたことがないという、法相としては全く素人の人物を法務省のトップに任命した仙谷の任命責任こそが問われる問題である。
元弁護士だった仙谷は、自分が少しばかり法に詳しいからといって、全く法務に無知な人物を法務大臣にして、法務省をコントロールしようとしたわけだ。その最大の目的はライバルの小沢一郎氏を法務省管轄下の検察審査会の違法な強制起訴議決でがんじがらめにして、政権から排除することにあった。
仙谷から教えてもらったのか知らないけれども、下のYouTubeによると、柳田法相が国会ではこの二つの答弁だけ覚えていれば切り抜けられると信じて疑わない「個別の事案については答えを差し控える」「法と証拠に基づいて適切にやっている」とのフレーズを39回も繰り返していたとか。この法務に無知な法務大臣が国会で、答弁をはぐらかすことによって、どれだけの血税が無駄遣いされたことか。
野党だけではなく、国民も怒りをもって仙谷と柳田を更迭する方向に持っていかねばならない。死刑執行命令という人の命を扱うとても重い責任を負うべき法務大臣の職を、柳田法相のように、国会を軽視し、法務のことを何も知らないことを講演で嬉々としてしゃべってしまうような軽すぎる人物にまかせておいてはいけない。
もし、柳田法相を続投させるようなことになれば、内閣支持率が急降下している仙菅トマト内閣は、さらに国民の信頼を大きく失うことになるだろう。
Tags : 柳田稔法相 |
更迭 |
国会軽視 |
仙谷由人官房長官 |
不信任決議案 |
問責 |
菅内閣支持率 |
急落 |
2009.03.08 (Sun)
漆間官房副長官更迭か
<漆間官房副長官>身内からも更迭論 「自民波及せず」発言 (毎日 3月8日)
河村建夫官房長官が8日、「政府高官」は漆間巌官房副長官だと明らかにしたのは、参院予算委員会でこの問題を追及する構えでいる民主党を前に、政府側から発言者を明らかにして早期の事態収拾を図る狙いがある。だが民主党など野党が反発を強めているのに加えて、身内の政府・与党内からも漆間氏の更迭論が出ている。麻生太郎首相は苦しい判断を迫られそうだ。
首相は7日夜に河村氏と協議のうえ、発言した政府高官は漆間氏だと公表すると決めた。その際、民主党が漆間氏の国会への参考人招致を求めれば応じる方針も確認した。首相官邸サイドは「発言は一般論で、実際に捜査に影響を及ぼしていない」との説明で乗り切れると見ている。
だが、民主党の鳩山由紀夫幹事長は8日、記者団に「内閣のど真ん中にいる元警察庁長官が話したという事実は大変重い」と指摘。「内閣のど真ん中と検察の間で会話のやりとりがあったとしか思えない。『一般論だ』と言っても、一般論でそのような話が生じるわけがない」と、追及する姿勢を強めている。
政府・与党内でも「参院予算委員会での審議に影響が出る前に、漆間氏を更迭するべきだ」との声が出ている。与党幹部は「首相が9日にもスパッと更迭するべきだと思う。そうすれば素早い対応をしたことにもなる」と語る。政府・与党内から更迭論が出る裏には、首相周辺が「漆間さんは大した仕事もしていない。この際、代えた方がいい」と語るように、事務方トップとしての漆間氏の能力に疑問符がついていることもある。
漆間氏は9日に定例記者会見などで発言の真意を説明する意向だが、説明次第では、さらに更迭論が高まるとみられる。【高塚保】
Tags : 漆間巌 |
更迭 |
鈴木宗男 |
河村建夫 |
サンデー・プロジェクト |
田中眞紀子 |
検察の国策調査 |
民主党 |
小沢一郎 |
2009.02.17 (Tue)
中川泥酔大臣に辞任を求める声、日増しに強まる
昨日のエントリーでも触れたが、イタリア、ローマのG7会議に参加中、中川財務大臣が各国の代表の前で晒した醜態のニュースは世界中に広がりつつある。ドイツの"Financial Times"では、日本語の字幕付きのYouTube動画と共にこの様子が報じられた。
Japans Finanzminister wankt日本の財務大臣がよろめく
(コメント欄にFDさんが直訳して下さったので、参考にさせていただきました。)ローマのG7サミットの記者会見において、日本の中川財務大臣は、回っているいくつものカメラの前で、呂律が回らなかった: 動画を見ると、中川大臣はまるで酔っ払っていたように見えた。今では、中川財務大臣の辞任を要求する声が高まっている。
Vor laufenden Kameras lallte der japanische Finanzminister Nakagawa auf einer Pressekonferenz beim G7-Gipfel in Rom: Er soll betrunken gewesen sein - ein Video nährt den Verdacht. Jetzt häufen sich Rücktrittsforderungen.
海外の記者は言葉遊びが得意だけあって、酔っぱらって足下もおぼつかない様子と財務大臣の地位が危なっかしい様子をかけて「揺れている」としている。そこにも書かれている通り、中川財務大臣に辞任を求める声が野党からはもちろんのこと、自民党内からも日増しに強まっている。
中川財務相へ辞任要求=問責決議も視野。麻生首相は続投を指示
上のニュースでは、16日中か17日にも辞任が発表されるとしているが、いまのところまだ辞任のニュースは報道されていない。
Tags : 中川昭一 |
財務・金融担当相 |
G7 |
飲酒 |
泥酔 |
辞任 |
更迭 |
民主党 |
小沢一郎 |
財務相問責決議案 |
2008.11.01 (Sat)
田母神俊雄空幕長が更迭された本当の理由
植草一秀の『知られざる真実』「渋谷事件」と総選挙の争点
植草さんのブログがアクセス禁止になったことについて、とらちゃんが貴重なご意見を表明されている。
『晴天とら日和』植草さんのブログがアク禁にされた件で、「毎日新聞社」側の意趣返しに、あまりにも大人気ないと思う。
なんとも「いつのまに日本も北朝鮮になったんだ!」と憤慨するような『アク禁』という通常考えられない手段を講じた、「毎日新聞」側に、反戦な家づくりの明月さんと共に「断固抗議」致します!
毎日側が、「前後の脈絡から掲載する必然性もなく」と主張しますが、植草さんは「前後の脈絡から掲載する必然性がある」としたから掲載したわけだ。(その部分はは所謂見解の相違なわけで、その相違部分を持ってして圧力を掛けて「アク禁」にするとは、言論界にとって言語道断ではありませんか!)
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内であり、且つ又、出所を明示(著作権法第48条)されておられました。にも関わらず、メールの確認が遅れただけで、ブログへのアクセスが遮断される措置が取られた。って異常やないですか!
毎日新聞は、植草さんには著作権法32条(引用)はないのだ、と言っているに等しいではないか! これこそ甚だしい言論弾圧ではありますまいか!
バナーは、ヘンリーさんから。
毎日ってまさか記事を引用された全てのブログについて、引用記事がエントリーの内容に関連しているかどうかって見張っているわけないよね。植草さんのブログだけ監視しているとしたら、かなり不公平な話じゃない?
この植草さんのブログがアク禁になったことに前後して、麻生内閣の「不景気対策」が発表になったけど、これって、国民のためというか、自分たちが勝つための「選挙対策」だよね、はっきり言って。3年後に10%まで消費税を増税することは、多くの批判をあびてトーンダウンしてきたようだけど、ひどいものだね。とらちゃんがこの問題についてもたくさんのニュース記事を集めて下さって、麻生が記者会見でどんな発表をしたのか、まだ見ていない人にとってはかなり参考になると思う。
『晴天とら日和』 【オレ様内閣】「究極の<忍法バラマキの術>選挙対策」の後に『消費税増税』とは国民を嘗めてるのか、って思う。
前置きがかなり長くなっちゃったけど、さっそく本題に入ろう。『きっこのブログ』田母神航空幕僚長を更迭でも書かれているし、自エンドTBPにもすでにたくさんの方がこの話題についてTBしてくださっていて、日本の歴史を捏造するような論文を書いた田母神俊雄空幕長を批判している。

いきなり更迭されるようなひどい論文とはどんなものなのか、アパのサイトに行って読んでみた。

上の画像をクリックすると、アパのサイトで、論文が読めるよ。
なるほど、『はてな』で「これはひどい」でブックマークされそうな内容だ。
しかし、論文としては、ダブルスペースで9ページと比較的短いものだ。
というか、ここまで捏造していたら、とても論文と呼べる代物ではないだろう。
チラシの裏に書かれた落書き、又は、戯言ほどの価値しかない。
『日本は侵略国家であったのか 田母神俊雄
アメリカ合衆国軍隊は日米安全保障条約により日本国内に駐留し ている。これをアメリカによる日本侵略とは言わない。二国間で合意 された条約に基づいているからである。我が国は戦前中国大陸や朝鮮 半島を侵略したと言われるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留 も条約に基づいたものであることは意外に知られていない。日本は19 世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に軍を進めることになるが相手 国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。現在の中国政府 から「日本の侵略」を執拗に追求されるが、我が国は日清戦争、日露 戦争などによって国際法上合法的に中国大陸に権益を得て、これを守 るために条約等に基づいて軍を配置したのである。これに対し、圧力 をかけて条約を無理矢理締結させたのだから条約そのものが無効だと いう人もいるが、昔も今も多少の圧力を伴わない条約など存在したこ とがない。
という第一パラグラフで始まるこの論文は、次の2つのパラグラフで終わる。
自分の国を自分で守る体制を整えることは、我が国に対する侵略を 未然に抑止するとともに外交交渉の後ろ盾になる。諸外国では、ごく 普通に理解されているこのことが我が国においては国民に理解が行き 届かない。今なお大東亜戦争で我が国の侵略がアジア諸国に耐えがた い苦しみを与えたと思っている人が多い。しかし私たちは多くのアジ ア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要 がある。タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ。そして日本軍に直 接接していた人たちの多くは日本軍に高い評価を与え、日本軍を直接 見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している場合が多いこと も知っておかなければならない。日本軍の軍紀が他国に比較して如何 に厳正であったか多くの外国人の証言もある。我が国が侵略国家だっ たなどというのは正に濡れ衣である。
日本というのは古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国なのだ。 私たちは日本人として我が国の歴史について誇りを持たなければなら ない。人は特別な思想を注入されない限りは自分の生まれた故郷や自 分の生まれた国を自然に愛するものである。日本の場合は歴史的事実 を丹念に見ていくだけでこの国が実施してきたことが素晴らしいこと であることがわかる。嘘やねつ造は全く必要がない。個別事象に目を 向ければ悪行と言われるものもあるだろう。それは現在の先進国の中 でも暴行や殺人が起こるのと同じことである。私たちは輝かしい日本 の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の 一途を辿るのみである。
民主党鳩山幹事長 代表質問(YouTube動画)と麻生の失言というエントリーにも書いたが、この論文に使われている「大東亜戦争」(英語では"Greater East Asia War")という言葉は、当時、日本の侵略戦争を正当化、美化する用語として使われており、戦後、GHQ(連合国軍総司令部)が公文書での使用を禁止したものだ。英語では、"Pacific War"が使われなければならない。それにもかかわらず、英語にも訳されている論文に「大東亜戦争」という言葉を使っているというのは、全く驚くばかりだ。
麻生もこの論文を「個人的に(論文を)出したとしても、立場が立場だから適切ではない」と述べたそうだが、心の底ではよく書いてくれたと思っているのではないか。なぜなら、9月30日に首相官邸で記者団から日本の過去の戦争観の話が出たとき、麻生も「太平洋戦争」を「大東亜戦争」と呼んでいたし、超A級戦犯を祖父に持つ麻生としては、この論文の内容は彼の立場をよくするからだ。「日本の朝鮮半島や中国への軍事的行動は、相手国の了承を得た上でのものだった」、「日本は、蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」、又、太平洋戦争開戦に関しても、「日本はルーズベルト(米大統領)の仕掛けたわなにはまり真珠湾攻撃を決行することになる」など、戦争責任者の子孫である麻生には都合のいい主張がてんこ盛りだからだ。まさにカプチーノ泡太郎や安倍晋三などの超A級戦犯の子孫にとって、この「濡れ衣」論文は、「濡れ手にアパ」じゃなくて、「濡れ手に粟」だったと言ってよかろう

それではなぜ、田母神航空幕僚長は、いきなり更迭されたのかと言うと、もちろん、選挙前に野党に弱みを握られたくないという与党の判断ももちろんあると思うが、何よりも、この論文がアメリカ様の逆燐に触れてしまい、夫のごとく日本が慕うアメリカ様から三行半をつきつけられたからではないかと思う。その問題と思われる部分を以下に転載する。
さて日本が中国大陸や朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争に突入し3 百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している。実はアメリカもコミンテルンに動かされていた。ヴェノナファイルというアメリカの公式文書がある。米国国家安全保障局( N S A )のホームページに載っている。
膨大な文書であるが、月刊正論平成18 年5 月号に青山学院大学の福井助教授(当時)が内容をかいつまんで紹介してくれている。ヴェノナファイルとは、コミンテルンとアメリカにいたエージェントとの交信記録をまとめたものである。アメリカは1940 年から1948 年までの8年間これをモニターしていた。当時ソ連は1 回限りの暗号書を使用していたためアメリカはこれを解読できなかった。そこでアメリカは、日米戦争の最中である1943 年から解読作業を開始した。そしてなんと37 年もかかって、レーガン政権が出来る直前の1980 年に至って解読作業を終えたというから驚きである。しかし当時は冷戦の真っ只中であったためにアメリカはこれを機密文書とした。その後冷戦が終了し1995 年に機密が解除され一般に公開されることになった。これによれば1933 年に生まれたアメリカのフランクリン・ルーズベルト政権の中には3 百人のコミンテルンのスパイがいたという。その中で昇
りつめたのは財務省ナンバー2 の財務次官ハリー・ホワイトであった。
ハリー・ホワイトは日本に対する最後通牒ハル・ノートを書いた張本人であると言われている。彼はルーズベルト大統領の親友であるモーゲンソー財務長官を通じてルーズベルト大統領を動かし、我が国を日米戦争に追い込んでいく。当時ルーズベルトは共産主義の恐ろしさを認識していなかった。彼はハリー・ホワイトらを通じてコミンテルンの工作を受け、戦闘機100 機からなるフライイングタイガースを派遣するなど、日本と戦う蒋介石を、陰で強力に支援していた。真珠湾攻撃に先立つ1 ヶ月半も前から中国大陸においてアメリカは日本に対し、隠密に航空攻撃を開始していたのである。
ルーズベルトは戦争をしないという公約で大統領になったため、日米戦争を開始するにはどうしても見かけ上日本に第1 撃を引かせる必要があった。日本はルーズベルトの仕掛けた罠にはまり真珠湾攻撃を決行することになる。さて日米戦争は避けることが出来たのだろうか。日本がアメリカの要求するハル・ノートを受け入れれば一時的にせよ日米戦争を避けることは出来たかもしれない。しかし一時的に戦争を避けることが出来たとしても、当時の弱肉強食の国際情勢を考えれば、アメリカから第2, 第3 の要求が出てきたであろうことは容易に想像がつく。結果として現在に生きる私たちは白人国家の植民地である日本で生活していた可能性が大である。文明の利器である自動車や洗濯機やパソコンなどは放っておけばいつかは誰かが造る。しかし人類の歴史の中で支配、被支配の関係は戦争によってのみ解決されてきた。強者が自ら譲歩することなどあり得ない。戦わない者は支配されることに甘んじなければならない。
さて大東亜戦争の後、多くのアジア、アフリカ諸国が白人国家の支配から解放されることになった。人種平等の世界が到来し国家間の問題も話し合いによって解決されるようになった。それは日露戦争、そして大東亜戦争を戦った日本の力によるものである。もし日本があの時大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのがあと百年、2 百年遅れていたかもしれない。そういう意味で私たちは日本の国のために戦った先人、そして国のために尊い命を捧げた英霊に対し感謝しなければならない。そのお陰で今日私たちは平和で豊かな生活を営むことが出来るのだ。
つまり、「日本が戦争を始めたのは全て、中国や米国のせいで、日本には全く責任ないよ。」とこの論文は言っているばかりか、「白人国家の支配から近隣諸国を開放してやったんだし、人類の平等は日本がもたらしたんだから、日本に感謝しろよ。」とまで暴言を吐いている。そして、このパラグラフの最後では、「英霊にも感謝しろ。」と戦争美化のネトウヨ的な主張で終わっている。いわゆる、典型的な2ちゃんねる系ネトウヨの主張そのものである。きっと田母神俊雄は言うまでもなく、防衛省の幹部達は、勤務時間中に2ちゃんねるで捏造された歴史観を吹聴し、遊んでいるのだろう。
彼らは、日本の戦争参加や東アジア諸国侵略は米国や中国に仕組まれたものなどと、歴史を捏造することが、日本を愛することだと勘違いしているようだが、本当に日本を愛する事とは、歴史的な真実を追究し、過ちを認め、被害を与えた国々の被害者たちに謝罪することではないのか。そうすれば、日本は世界中から信頼される輝かしい国になれるのだ。
麻生太郎は、「村山談話」を踏襲(



それにしても、こんな捏造論文が最優秀賞で、賞金300万円?アパグループがいかにインチキな会社か、そして、手を抜いて建てた耐震偽装マンションで、その住居者から不当な利益を奪っているかがわかるね。
田母神俊雄空幕長もさすがに今回の更迭に関しては、「そんなの関係ねぇ。」とは言えなかっただろう

これを機に、野党は、参院で審議中の新テロ対策特別措置法改正案成立への反対を強化し、自民党に抗議しようではないか。
関連ニュース:
空幕長更迭 立場忘れた軽率な論文発表(11月2日付・読売社説)
「歴史歪曲に憤り」 前空幕長論文で中国外務省コメント(朝日新聞 11月1日22時44分)
<航空幕僚長>複数の現職自衛官も応募 「更迭」の懸賞論文 (毎日新聞 11月1日)
侵略否定で空幕長更迭表明 集団的自衛権行使も要求(共同通信 11月1日)
今日から11月。日も短くなり、寒さも増しますが、風邪などひかないようにお気をつけ下さい。素敵な週末を♪

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位
年次改革要望書(フジTV サキヨミLIVE) Part1
年次改革要望書(フジTV サキヨミLIVE) Part2
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

【政権交代】を目指すブログリスト
今日の夕方、保坂議員のトークライブがあるので、興味のある方は、ぜひご参加くださいね♪
<どうする!?格差・非正規雇用問題>
国会で格差や非正規雇用の問題を取り上げてきた保坂のぶとが、
働く非正社員の若者たちと、これらの問題をどう解決すべきか語り
合うスペシャルトーク。
▼日時:11月1日(土) 18:00開場 19:00開演
▼会場:Asagaya/Loft A (JR阿佐ケ谷駅下車徒歩2分)
〒167-0043東京都杉並区阿佐ケ谷南1-36-16 B1F
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/map.html
▼ゲスト:
関根秀一郎さん(派遣ユニオン書記長)
池田一慶さん(ガテン系連帯)
福島みずほ社民党党首
▼入場料:1000円+1オーダー
■【保坂のぶと杉並事務所】
TEL:03-5347-1601 FAX:03-3391-1650
■【保坂展人と元気印の会】
TEL03-5477-7377 FAX03-5477-6067
Tags : 防衛省 |
田母神俊雄航空幕僚長 |
更迭 |
アパ |
論文 |
中国侵略 |
朝鮮半島 |
植民地支配 |
正当化 |