2008.05.27 (Tue)
ぐっちーさんみたいな政府寄りの人だけがリッチになれるなんておかしいぞ
「今日の喜怒哀楽 」の有名な証券マンブロガーの「ぐっちーさん」。
という記事がとても面白かったので、紹介したい。
『今日の喜怒哀楽』で初めて植草氏のブログを知ったんだけど、そこに書かれていることを読んでびっくり。植草氏が公判係争中の事件に巻き込まれ、警察署に勾留されていた時、なんとあのお金持ちましぐらのぐっちーさんが、植草氏のことでありもしないことをでっちあげて悪質な記事を書きまくっていたとか。ぐっちーさんのブログを読むと、いつも自慢話ばかりだし、あまりにも政府の太鼓持ちって感じがして嫌な気分になっていたから最近は全く読んでいなかった。ありもしないことを本当のことのように書くということは、人の文章を盗むことと同等かそれ以上に悪質な行為だと思うけど、みなさんはどう思う?
植 草 一 秀 の 『 知 ら れ ざ る 真 実 』 2008年5月25日 (日)
「債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」についてから、まずはぐっちーさんの記事を転載した部分。
私が事件に巻き込まれたのは2006年9月13日の夜だった。9月14日午後4時25分の記事「植草一秀君-2」にこのような記述がある。
「どうしたもんでしょう??やはり病気だったんでしょうか。こちらで植草擁護論をぶちあげ、東京地方裁判所にて証人に立ったぐっちーとしてはもうマカロニ状態ですな。(みんなにやめとけ、とかいわれたけど・・・)
これから本人に会いに行ってきます。
また、こちらでご報告いたしますが、3回目はさすがにまずいだろうね。私は偽証罪を問われたりするかもしれんの(笑)。」(一部抜粋)
そして、9月15日の午前9時14分の記事に「いかにもな話」と題してこう書いている。
「植草君に会ってきました。
今はあまり詳しくいえないんですが、やはり彼は相当世の中を甘く見ているかもしれない。
何がいいたいかをいうとそういう一連の非合理性の証明が前回の裁判でかなり有効だった・・・・という事実に味を占めてしまった、という感じがしないでもない。つまり片手にかばん、片手にかさ、触れる訳無いじゃん、と供述したというのですよ。これは結構痛い。前回と違い証人が3人(被害者を含めて)。それも全て民間人で・・・ってなことになると嵌められた説はなかなかとれませんよね。で、警察も相当不信感を持って、問い詰めた所「酔って覚えてない」、となったという訳ですから、おい、確信犯かよ、という受け止め方になっていて簡単には離してくれそうにない・・・・というのが現状です。
彼の復帰にほんとに粉骨砕身した人々がたくさんいるんですよ。それをどう受け止めるか、今後の人生に全てをかけて欲しいですね。私はもう長いつきあいなので、まあ、仕方ないですけどね(笑)。最後までお付き合いしましょう、ってな感じでどっぷり疲れて帰って来た、という話。人を信じるってのもパワーがいるんですよ、時に。私の修行だと思ってがんばりますわ・・・」(一部抜粋)
などなど・・・・。そして、植草氏はグッチーさんの本名をY・M氏として、いかに彼が書いたことがでたらめかを下記のように続けている。
Y・M氏は私が事件に巻き込まれた9月13日直後の2日間に、上記の捏造記事を掲載した。
2004年の事件に関して、Y・M氏が擁護論をぶちあげたことを私はまったく聞いていないし、東京地方裁判所にて証人に立ったという事実も存在しない。
私が2004年の事件に巻き込まれて以降、このY・M氏と連絡を取ったことは皆無である。もともと親しい付き合いをしていないのだから当然ではあるが。
したがって、2006年9月14日にも当然私はY・M氏と面会していない。その後も、一度も会うことは無論、直接連絡を取ったことも一度もない。
いま、考えると、Y・M氏の活動も、事件発生直後の一連の印象操作の一環であったのかも知れない。長期勾留後に保釈されたのち、Y・M氏のブログが事件発生直後にネット上で大きな影響力を発揮したことを知った。Y・M氏のブログには多くの書き込みがいまも残されている。
筆者は刑事、民事の弁護団と協議し、Y・M氏に対して、ブログにおける虚偽記載の消去と今後、虚偽情報を記載しない確約を求める内容証明郵便を送付した。刑事担当弁護人はY・M氏と面識のある方で、弁護人が電話をいれたところ、電話口ではY・M氏は明確に謝罪したとのことである。
また、多数の週刊誌が私と面識のある人物の証言として、やはり事実無根のコメントを掲載したが、これらのコメントの多数がやはりY・M氏の虚偽の証言によるものと推察されている。
当方は、Y・M氏に誠意ある対応を求めているが、謝罪もなく、ブログ掲載記事は現在も放置されたままである。
このような行為が人権をいかに深く侵害するかを冷静に考えていただきたい。ネット上の情報には極めて有益なものが存在するが、匿名性の高いネット上の情報は取り扱いを一歩誤れば、重大な人権侵害をもたらすことを忘れてならない。
確かに、こんな嘘をまるで本当のことのように書きまくっていたなんてあまりにもひどいと思う。彼の文章はうわべだけの軽さがにじみ出ていると思っていたけど、ここまで嘘を並べるとは信じられない。それも、植草氏が拘留中の一番落ち込んでいるときに、ドブに落ちた犬を叩くような行為じゃないか。人権侵害もいいところだろう。
それにしても日銀総裁のコラムにしたって、植草氏の方が断然優れた文章を書いているのに、産経で紹介されるのは、政府寄りの中身のない意見ばかり。おまけに多くの人からフラッシュをつくるための寄付という名目でお金を騙し取った上にトンズラしたブログまで紹介しているんだから、あきれて開いた口がふさがらないとはこのことだ。
日本では、人のお金を騙し取ったり、嘘を書いたりしても、政府に都合のいいことをしてれば、お金持ちになれるってことがわかったよ。反対に政府を批判したら、どんなにすばらしい文章を書いていても、雑誌にも載らなければ、新聞記事でも取り上げてもらえないということか。それじゃ、政府の言うなりの馬鹿だけが得をするわけだよね。そんな日本だから、政治が一向に良くなるばかりか、悪い方向へばかり向かっていくんだろう。
一方、文章を福島中央テレビのアナウンサーに盗作された中年金融マンのでっちーあげーるさんじゃなくて、ぐっちーさんの方は、福島中央テレビが早く対応してくれたせいもあって、だいぶ落ち着いてきたようで、盗作したアナウンサーをこんなことで首にしないでくれと訴えている。
今回の騒動について (2008-05-27)
まあ、自分でもありもしないことをでっちあげて書いてるんだから、当然と言えば当然だよね。っていうか、植草氏から内容証明書を受け取って今頃びびっているのかも(笑)。
政府に私達の権利を奪われたくないと思った人は、ランキングの応援の方もよろしくお願いします♪
参考記事:
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)【書評2】「マスコミはなぜ『マスゴミ』と呼ばれるのか」~植草一秀さんのブログより
『きっこのブログ』 盗作アナウンサーのイイワケ
自エンド目指して、今日もランキングの応援お願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 5 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445/9w2tguyw8nnr
にトラックバックしています。
2008.04.09 (Wed)
日銀人事迷走で福田首相の面子丸つぶれ

民主:「勝利の美酒」に幹部ら酔う(毎日jpより)
ガソリン値下げに伴う混乱への風当たりを気にする小沢氏の「浮かれる姿は見せないように」とのお達しがあったそうだが、ガソリン値下げを達成した「勝利の美酒」を飲み干す民主党幹部らは、とても嬉しそうだ。これからの日本を背負っていってくれる大切な顔たち。それにしても、ガソリン税の暫定税率が廃止されただけで、国民に活気が戻ったような気がするのは私だけではないだろう。民主党、社民党、共産党ら野党が一致団結してがんばってくれたおかげだ。野党には、早いうちに政権交代で「勝利の美酒」を飲み交わして欲しい。まあ、その前に日銀人事の問題も残っているが・・・・。
民主党小沢氏とは対照的に、ガソリン税のことにしろ、この日銀人事の混迷にしろ、福田首相の与党内での威厳は失われ、国民の福田内閣支持率もますます落ち込んでいくだろう。
日銀人事:財務省出身者の拒絶3度 首相の威信は一層低下(毎日jp 2008年4月9日)
(前略)
政府関係者によると、首相には自民党の伊吹文明幹事長から、民主党の鳩山由紀夫幹事長との間で「渡辺副総裁」で合意したとの報告が事前に入っており、それが渡辺氏提示に首相が踏み切る原動力になった。
今回の「渡辺副総裁」案をつぶしたのは、民主党の小沢一郎代表。一時は大連立のパートナーと考えた相手だけに、首相は小沢氏の対応に怒り心頭の様子だ。周辺に「わけが分からない。鳩山は『ほとんどまとまった』と言っていたじゃないか」と憤まんを漏らした。
しかし、一連の日銀総裁人事問題を巡っては、首相の民主党に対する「読み」の甘さが混乱を招いた側面も否定できない。元財務次官の武藤敏郎前日銀副総裁の総裁昇格に固執した首相は、民主党の反対で武藤氏が不同意になっても、同じ大蔵(現財務)次官経験者の田波耕治氏を提示。しかし、田波氏もあっさり拒否され、戦後初の総裁空席を許した。
政府高官は「毎度毎度(の不同意)で飽きちゃったよ」とぼやいたが、揮発油(ガソリン)税の暫定税率期限切れと絡んで、今後の政権運営全体に対する首相の意欲が減退しているとの見方が与党内から出始めている。
「総裁空席」が始まった3月20日にも首相のもとを訪れた自民党の中川秀直元幹事長は8日も首相に面会したが、政局の仕掛け人視される同氏だけに、首相の「耐久力」を瀬踏みする狙いがあったともみられる。
一方、武藤、田波氏と元財務(大蔵)省トップを不同意にされた財務省にしてみれば、元々「渡辺副総裁」案は不愉快そのものだった。
「財務省出身者を出して3連敗するとまずい」。額賀福志郎財務相は7日昼、国会内で首相、町村信孝官房長官と人事案を最終調整した際、民主党の出方を読み切れないまま渡辺氏を提示することに難色を示していた。今回、民主党が渡辺氏まで拒絶したことで、財務省が首相の手腕に愛想をつかすのは間違いなさそうだ。
こうした中、7日夜、党神奈川県連のパーティーであいさつに立った小泉純一郎元首相から「そろそろ大事な、何とかという『風』が吹き出した気がする」と「解散風」をあおるかのような際どい発言が飛び出し、これを伝え聞いた自民党内はざわつき始めた。首相に距離を置く自民党幹部は「福田さんが首相として何をしたいのかよくわからないのが、一番の問題」と「政権危機」の本質を指摘した。【中田卓二、犬飼直幸】
もう、これだけもめて決まらないんだから、副総裁2人もいらないでしょ。1人で十分。はたして、副総裁が2人も要る必要が本当にあるのか。そこのところ明確にしてから、もう一人の副総裁を決めて欲しい。
小泉の「解散風」発言は福田首相問責をちらつかせる民主党の動きに、そっちがその気ならこっちにも考えはあると受けて立ったのか、はたまた自民党の日銀人事の提示に難色を示す民主党に脅しをかけたのかわからないけど、世論調査では、世論の過半数が「衆院を解散し、総選挙を行うべきだ」と答えているそうだ。
世論調査:「首相の問責可決なら解散」55%…毎日新聞(毎日新聞 2008年4月9日)
毎日新聞が5、6両日実施した全国世論調査(電話)で、福田康夫首相の問責決議案が参院で可決された場合、首相の取るべき対応を尋ねたところ、「衆院を解散し、総選挙を行うべきだ」との回答が55%で最多だった。問責決議に法的拘束力はないが、世論の過半数が民意を問うべきだとの考えを示した。
「決議に強制力はないので、何もする必要はない」は21%、「内閣を総辞職すべきだ」は19%だった。
政府・与党は、ガソリン税の暫定税率を復活させるため、租税特別措置法改正案を衆院で再可決する構え。民主党は再可決された場合、参院に首相の問責決議案を提出することを検討している。
内閣支持層は(1)「衆院解散」43%(2)「何もする必要はない」42%(3)「総辞職」10%--の順。内閣支持層にも衆院選を求める考えが広がっている。不支持層は「衆院解散」が65%を占め、「総辞職」の22%、「何もする必要はない」の10%を大きく上回った。
支持政党別で「衆院解散」は共産支持層の83%が最も高く、民主支持層も70%。自民支持層は41%、公明支持層は55%、無党派層は53%だった。【川上克己】
もちろん、福田にしてみれば、自分が何をしたいのかわからないにもかかわらず、今の地位だけはキープしたいようで、衆院の早期解散には否定的な見解を示している。それにしても、こんな内閣がだらだらと続く日本って不幸だなぁ。
いつものように、とらちゃんが関連記事をたくさん集めてくれたのでご参考まで。
名ばかりソ~リの面目躍如?日銀副総裁不同意される。ふふふン~♪
本日も応援よろしく♪

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 2 位
『自民党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445/9w2tguyw8nnr
にトラックバックしています。
Tags : 日銀人事 |
日銀総裁 |
白川方明 |
民主党 |
小沢一郎 |
鳩山由紀夫 |
小泉純一郎 |
福田康夫 |