2009.07.08 (Wed)
鳩山故人献金問題より自民党の違法献金問題を追求すべし
きっこちゃんが、そのエントリーの中で指摘しているように、自民党は自分たちの違法献金についてはすべてスルーしているくせに、民主党の幹部への献金についてはシラミつぶしに捜査して、ほんの少しのことでも大げさに指摘して説明責任を果たせって息巻いているんだけど、そんな態度が国民の理解を得ることができると思っていたら大間違いだ。
たとえば、きっこちゃんによれば、小沢一郎は、10年間で3億円の献金で批判されたけど、麻生太郎は10年間でその10倍の35億円もの違法献金をもらっているという。そのほかにも、「麻生内閣には、西松建設から違法献金を受け取ってた二階俊博経済産業相や、献金を受けることが禁止されてる「道路運送経営研究会」から当たり前のように献金を受け続けてた細田博之幹事長を始めとして、中川昭一前財務相兼金融担当相、河村建夫官房長官、中曽根弘文外相、与謝野馨内閣府特命担当相、中山成彬前国土交通相、金子一義国土交通相、甘利明行革担当相、塩谷立文部科学相、小渕優子少子化担当相、野田聖子消費者行政担当相、古賀誠選対委員長‥‥って、内閣を構成するほぼ全員が、談合業者からの献金や違法献金を受け取ってる。」というのは有名な話。
自民党では内閣以外でも、数日前にやっと自民党から離党した公選法違反の森田健作や尾身幸次、加藤紘一、 藤井孝男、森善郎などなど・・・・が悪質な違法献金を受け取っており、こうして見ると、違法献金を受け取っていない人を探す方が難しいくらいだ。
「土建業者の自民党への献金」のリストを見てもわかるように、西松建設という大手土建業者に比べたら小規模の献金しかしていない企業をたまたま小沢前代表に少しばかり多くの献金をしていたからといって、スポットライトを当てて小沢バッシングをするというのはあまりにも公平さを欠くものではないか。実際は、小沢前代表よりも悪質な自民党議員はこんなにいるのだ。
西松マネー “職務権限” 悪質献金ランキング ワースト5(My News Japanより)
1位 尾身幸次
合計額1430万円:沖縄担当大臣「沖縄総合局」のトップとして絶大な権力
2位 加藤紘一
合計額1400万円:自由民主党幹事長「自民党のナンバー2」として絶大な権力
3位 藤井孝男
合計額 900万円:自民党総務会 総務「自民党の最高意思決定機関」のメンバー
4位 二階俊博
合計額 863万円:派閥領袖にして、運輸大臣を二期担当する「道路族のドン」
5位 森善郎
合計額 500万円:自民党最大派閥である清和政策研究会のオーナー、元総理
きっこちゃんがおっしゃられるとおり、こんなヤツラに他人の献金問題を批判する資格は全くない。鳩山代表も鳩山代表、自民の「故人献金」攻撃は「イメージづくり」という記事で述べられているように、鳩山代表に黒い鳩のイメージを植えつけるのが目的だろう。しかし、自分たちの党が崩壊しようとしているときに、政策で勝負しようとせずに、よくもまあ敵失ばかりをあら捜しする時間があるもんだ。こんなだから、国民は自民党からどんどん離れているということにいいかげん気づけよ。
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2009.07.06 (Mon)
鳩山由紀夫代表の故人献金問題

私も最初、鳩山代表の故人献金問題が報道されたとき、きっと遺族の方からの献金だろうと思っていた。でも、遺族の方も心当たりがないということだ。弁護士の調査でわかったように実在しない寄付者が実在するかのように、秘書によって虚偽記載されてしまったそうだ。なぜ秘書がこのようなことをしてしまったかというと、本来なら寄付をお願いするべきなのに、それがめんどうで実在しない人の名前を書き、お金は鳩山代表が秘書を信頼して預けておいたお金の中から拠出されたということだ。
企業からの献金の場合は、その企業が見返りを要求することがあり問題が多いが、今回の鳩山氏の故人献金の場合は、鳩山氏が言うように、自分のお金で、「貰ってはいけないお金とか、隠さなければならないお金ではない」ので、修正すれば済む問題だろう。故人献金を収支報告書に虚偽記載した秘書も解雇されたことだし、会計責任者も処分されるということだ。
森田健作だって、もらってはいけない外資企業からの献金を返金することで許されたのだし、森田が許されて、鳩山氏が許されないということがあるはずがない。
たいしたことのない敵失を、まるで許されない犯罪のようにはやし立てるのが得意な「悪徳ペンタゴン」は、自民党内の調査は証拠不足で全てスルー。このところ麻生内閣の支持率が急落しているのは、こんな腐敗した自公政権に国民が嫌気がさした結果であるということを自覚して欲しい。
鳩山由紀夫メールマガジン『はあとめーる』で、鳩山代表が故人献金について説明されていたので、転載する。
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2009.07.01 (Wed)
小泉劇場からお笑い東国原シアターへ:ギャグを地で行く自民党
次期衆院選で政権交代は避けられないと観念した『悪徳ペンタゴン』は、まちがいなく岡田幹事長を支援しており、なんとか、鳩山由紀夫代表を引き摺り下ろし、自分たちの言うことを何でも聞く岡田を代表に据え変えようとしている。
植草さんもこれを見かねて、「黙りゃんしゃい!」と岡田君に自制を求めている。
植草一秀の『知られざる真実』 岡田幹事長自制と野党共闘確立が求められる
岡田氏発言と鳩山代表発言とのずれは、以下の四点に表われている。
①日本郵政西川社長解任
②ガソリン暫定税率廃止
③消費税大増税問題
④新規施策と財源のバランス
鳩山代表は党首討論で日本郵政の西川社長について、政権交代を実現すれば、更迭する方針を明言した。ところが、岡田氏は6月28日のNHK日曜討論で「党として正式に決定したわけではない」と発言した。これを「代表の顔に泥を塗る発言」と言う。自分を前に出し過ぎるのでは幹事長として失格だ。
岡田君ってわざと鳩山代表を困らせようとして、こんな発言をしているのだろうか。それとも、官僚の味方であることをアピールしたいのだろうか。こんなときだからこそ、民主党は、自民党との違いを強調し、小沢代表が自分の身を引いてまでも成し遂げようとした「政権交代」のために、「挙党一致」体制で衆院選に臨んで欲しいのに、それと逆をいく岡田君には困ったものだ。やっぱり、幹事長なんかに任命するべきではなかったのでは?

ここまでくると、潮の流れに応じてあっちにフラフラ、こっちにフラフラするイソギンチャクよりタチが悪い。イソギンチャクはまだ海の底に沈んでゆらゆら揺れているだけで、私たちに何の危害も及ぼさないけれども、麻生の場合は、民意に反して日本のトップの座に長々と居座っており、日本国民の生活に大きな影響を与えるからだ。
自分の考えも意志もない人物を総理大臣に据えることが、どれだけ国民にとって有害なことか、自民党は、下野してしばらく(50年くらい。笑)頭を冷やすべきだ。
7月1日付けの毎日の記事、「<麻生首相>東国原知事の入閣で調整 分権改革担当を検討」によると、麻生が、次期衆院選に自民党公認候補として擁立を打診している東国原英夫宮崎県知事を入閣させる方向で検討しているという。衆院選では、東国原氏を比例代表東京ブロックの1位として処遇する方向らしい。
今回の人事調整は、閣僚の兼務解消が目的だったはずだが、佐藤勉総務相・国家公安委員長・沖縄北方担当相は、総務相を引き続き担当するそうで、そのまんま東じゃなくて、東国原知事は、地方分権改革担当や無任所の閣僚とすることで検討が進んでいるそうだ。就任してまだ間もない宮崎県知事の座を自民党のために投げ出すつもりだぜ、こいつ。まあ、この人が知事になった目的は、もともと自民党の内閣に入閣すること、果ては総理になることにあったのだろう。
ただ、いくら衆院選までの短い期間と言えども、元お笑いタレントをそのまんま、じゃなくて、いきなり入閣させることは、自民党議員の麻生への怒りをそれこそ火達磨のように燃え上がらせることになるのではないか。又、昨日のアンケートから推測しても、国民も東国原の入閣に対しては、否定的な考えを持っているに違いない。
国民の意向や党内の議員の意見など完全に無視して、自らの延命だけしか頭にないKY首相は、速やかに人事に着手し、2日にも新閣僚の認証式をする方針だそうだ。まさに、ギャグかと思ったら、本気だったというお笑い東国原シアターの始まり始まり・・・・(爆)。
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