2012.05.30 (Wed)
消費増税をめぐる小沢、野田会談平行線で終わる
たとえ、会談が平行線に終わったとしても、今回の小沢、野田会談はとても意義のあるものだったと思う。なぜなら、官僚のパペットの首相と1時間半も話し合ったということは、野田氏に小沢氏の考えを十分に聞いてもらえたことを意味するからだ。
会談後に野田氏が、「1時間半にわたってかなり率直な天下国家の議論をした。きょうの会談を反すうしながら考える。」と述べたとおり、これまで、官僚や前原、岡田などの反小沢派の意見しか聞いていなかった野田氏にも、今回の会談で小沢氏と議論したことをじっくりと考える機会を与えることができたことはよかったと思う。
民主党内に100人以上の派閥をかかえる小沢氏に対して、野田氏は、消費増税法案の成立にむけての協力を求めたが、小沢氏は、「国民に大きな税負担をさせる前に政権としてやることがあるのではないか。」と延べ、民主党が増税前にやることとして、次の3つを主張した。
1.国の仕組みを中央集権から地方主権に変える。
2.政権交代で訴えた社会保障改革を実現する。
3.デフレ経済から脱却し、日本経済を立て直す。
小沢氏の発言を100%支持したい。今の野田政権がやっていることは、自民党とほとんど変わらず、増税によって社会保障がどのように改革されるのか、政治家や官僚はどのような痛みを分け合うのかを全く議論しないまま、増税だけを国民に訴えている。そんな政府の方針に国民が納得するはずはない。おそらく、社会保障改革とは言葉ばかりで、実際は改悪になるので、語らないのだろうが、それでは、全くお話にならない。
小沢氏から袖にされた一方で、これまで、自民党に秋波を送ってきた野田政権が、小沢氏と会談したことで、自民党からは、「二股をかけている」と批判が相次いだ。批判するほうもするほうだが、小沢氏の説得に失敗した野田政権は、今回の会談によって、増税法案の成立からますます遠のいてしまったという印象だ。
さて、今晩9時から小沢氏がテレビ出演するのでお見逃しないように。
Ozawa Ichio Website
【TV出演のご案内】
本日、30日(水)NHK「ニュースウォッチ9」 に小沢一郎代議士が生出演いたします。
■放送日 : 5月30日(水)
■放送時間 : 21:00~
■放送局 :NHK
■番組名 : ニュースウォッチ9
■聞き手 :大越キャスター・井上キャスター
■主な内容 :野田首相との会談内容について
社会保障と税の一体改革、消費増税について 今後の政治行動について等
■番組HP :ニュースウォッチ9
ぜひ、ご覧下さい。
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2009.12.31 (Thu)
今年の10大ニュース

写真:毎日新聞 『2009年重大ニュース」より
やはり、ほとんどの新聞で今年の10大ニュースのトップを占めているように、なんといっても今年最も注目を集めたニュースは、衆院選で民主党が自民党に圧勝し、半世紀以上に及んだ自民党政権から民主党政権への「政権交代」が実現したことであろう。これは、私も含めた多くの日本国民が長年望んでいたことであり、それが実現したことは、実に喜ばしい限りだった。
民主党は政権を執ってからまだ3ヶ月しか経過しておらず、これまで自民党が半世紀以上にも渡って行ってきた慣習を変えるのは容易なことではないだろう。国民主権の政治を実践するにも、国民一人一人の意見が違うため、全ての国民を満足させることができるような政治を行うことには困難が伴うことは理解できる。最初のうちはいろいろな批判も浴びているが、そのうち、もう少し問題の対処の仕方に慣れてきたら、物事はスムーズに進むようになってくると思われる。
米国でも1月にオバマ政権が発足しており、今年の海外のトップニュースとなっている。最初は快調な滑り出しだったが、このところ、勢いがなくなってきたような気がする。イラクへの派兵の問題や健康保険の導入問題、同性婚など、オバマ政権もさまざまな問題を抱えている。オバマ政権でさえも全ての国民が満足できるような政治を行うのは難しいようだ。
政治以外のニュースでは、やはりマイケル・ジャクソンの急死やのりピーや押尾学が麻薬で逮捕されたことが大きな話題となった。当初は、新型インフルエンザについても日本では異常なほど報道されたが、寒くなり、インフルエンザが流行する季節になると、ほとんど話題にのぼらなくなった。流行し始めた頃は、自民党の舛添前厚生労働大臣が水際作戦と呼ばれる意味のない空港での検疫を行うなど、いかにも新型インフルエンザが恐ろしいものであるかのように扱われていたが、現在では新型インフルエンザの詳細が伝わり、その予防法なども国民の間に浸透したため、新型インフルエンザに対する国民の恐怖感はほとんどなくなったのではないかと思う。
日本では大晦日から元旦にかけて大荒れの天気となるようなので、初詣客は激減し、逆にお正月を家でネットをしながら、又テレビを見ながら過ごす人の数が増えるだろう。だから、明日は、寝正月が一番のようだ。
みなさま、今年も『カナダde日本語』を訪問くださり、コメント、TBいただき、ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。どうか、希望に満ちた新年をお迎え下さい。
2009.10.06 (Tue)
植草さん、お帰りなさい。

ヘンリーさんも、とらちゃんも喜んでいらっしゃるとおり、本当に私も心から嬉しい。
阿野荷鵡巣さまからも、コメントでまさにこの状況にぴったりの詩篇の引用を旧約聖書からいただいた。
祝帰還
主がシオンの捕われ人を帰されたとき、私たちは夢を見ている者のようであった。
そのとき、私たちの口は笑いで満たされ、私たちの舌は喜びの叫びで満たされた。そのとき、国々の間で、人々は言った。「主は彼らのために大いなることをなされた。」
主は私たちのために大いなることをなされ、私たちは喜んだ。
主よ。ネゲブの流れのように、私たちの捕われ人を帰らせてください。
涙とともに種を蒔く者は、喜び叫びながら刈り取ろう。
種入れをかかえ、泣きながら出て行く者は、束をかかえ、喜び叫 びながら帰って来る。
(旧約聖書 詩篇126)
植草さんも帰還された翌日にブログを更新されたようだ。
植草一秀の『知られざる真実』
2009年10月 5日 (月)
皆様のご支援とご厚情に深く感謝申し上げます
昨日、勾留地より、無事帰還を果たしました。多くの皆様にご支援、ご心配、激励を賜りましたことに衷心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
不在中におきましても、本ブログを熱烈にご支援賜りまして誠にありがとうございました。また、多くの皆様から激励のお便り、お言葉を頂戴いたしまして感謝の気持ちに堪えません。
無実潔白の人間に対して、このような形で公権力が行使されたことに、強い憤りを感じます。
しかし、この世には無数の不条理と理不尽とが横たわっており、その一端を学ぶ機会を天が私に与えたものと理解しております。
この意味において、勾留地においては極めて濃密で充実した時間を過ごさせていただきました。極めて充実した意義深い時間を持つことができましたことに感謝しております。
この期間に設定された総選挙においては、政権交代を目指す旧野党勢力が圧勝し、見事に政権交代実現の大業を成就いたしました。本ブログをご支援下さる皆様とともに、この大業成就の喜びを分かち合いたいと思います。
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幸せの黄色いハンカチ |
2009.08.31 (Mon)
日本の夜明けと国民主権政治の始まり

『亡国魑魅魍魎録』のみーけさんがこれまた傑作な自エンドポスターを作ってくださいました。
政権交代成って、パソコンの前で美酒を飲み交わされたみなさま、当選者のリストを眺めながら、これほどおいしいお酒は久しぶりでしたね。今回の自民党の歴史的惨敗、民主党の戦後最多議席数獲得で勝ち取った政権交代は、毎日忙しい合間をぬって共感できる記事を書いて下さったカリズマブロガーのきっこちゃんや植草さん、そして「自エンド」TBPやブログ村トラコミュ「自エンド」の仲間の努力の成果であり、又、貴重な情報やブログの感想などをコメントしてくださったり、TBしてくださった読者の方々のおかげだと信じている。つまり、今回の政権交代は、もちろん民主党を中心とした野党政治家の方々の努力の結晶であるけれども、同時に私たち有権者の積極的な政治への働きかけの結果でもある。
「自エンド」TBPやブログ村トラコミュ「自エンド」はこれで役目を果たしたわけだけど、植草さんの問題がまだ残っている。政権移行が完全に終了し、植草さんがご帰還されるまで、自エンドのリンクはこのままにしておくつもりだ。その後は、民主党を見守っていくために、「民主党」のリンクリストに変えようと思う。
今日は日曜日だったのに日本時間深夜0時(カナダの午前11時)は、ワイナリーへの訪問客も少なく、無事一人でニヤニヤしながら、ワインで自エンドの祝杯をあげることができた。仕事仲間から、「何か嬉しいことでもあったの?」と聞かれたので、「うん。ついに日本で60年続いたLDP(自民党:Liberal Democratic Party)の悪政に終止符が打たれて、DPJ(民主党:Democratic Party of Japan)によって政権交代が実現したんだよ。」と言うと、「へえ~。同じ政権が60年も続いていたの?」と驚いていた。
仕事から帰ってから、テレビをつけたら、北米のニュースでも、約半世紀に渡って日本の政権を治めてきた自民党政権が終わり、麻生太郎が辞任することを伝えた後、次期総理になられる鳩山由紀夫氏の顔が大きく映し出され、鳩山氏の簡単な経歴が紹介された。
夕食後には、パソコンの前でとらちゃんが作ってくださった当選者のリストを眺めながら2度目の祝杯をあげた(笑)。こんなに詳しい当選者のリストを作ってくださったなんてありがたい・・・・。
悲願の「政権交代」成る! (第45回衆議院議員選挙『当選確実者速報』その1)
野田聖子も、中川(女癖)も、北海道のイヤミ(町村)も、政界の尻軽女も、比例復活してきた~!(第45回衆議院議員選挙当選者・その2)
民主党議員の当選者リストはこちら↓
第45回衆議院議員選挙 民主党議員当選者一覧
時事通信によると、各都道府県選管が発表した第45回衆院選の投票率は、69.28%だったそうだ。70%を超えることはなかったが、四捨五入すると間違いなく70%になる。67.51%だった前回の2005年の郵政民営化選挙を1.77ポイント上回り、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の選挙では過去最高だったとか。
議席に関しては、民主党の圧勝で、小選挙区で前回選挙の52議席から221議席、比例も前回の61議席から87議席を獲得し、単独では戦後最多の308議席を獲得した。一方の自民党は、公示前の300議席から小選挙区64、比例55の119議席に激減。公明党も小選挙区に擁立した8候補が全員落選し、比例で21議席を獲得したが、公示前の31議席から10席も減少した。
共産党は比例で9議席を、社民党は選挙区3、比例4の計7議席を獲得し、公示前勢力をそれぞれ維持。公示前4議席のみんなの党は5議席(選挙区2、比例3)に伸ばし、同じく4議席だった国民新党は選挙区での3議席に減らした。新党日本と新党大地は1議席ずつを得た。
残念ながら、ずっと応援してきた社民党の保坂展人氏は比例でも当選できず、安倍晋三と一騎打ちに出たとくらたかこさんも当選できなかった。逆にあの完全無視属の小泉進次郎が当選し、ザウルス森まで当選してしまった。さらに、片山さつきは落選したが、小池百合子も野田聖子も比例でカム・バックだなんて許せねえ~。それでも、次の衆院選までの命だろう。議員生活最後の4年間を野党議員として、反省しながら過ごして欲しい。
そんなムカつく気持ちも、鳩山由紀夫次期首相の記者会見を見て、この人になら任せられると落ち着いたので、記者会見の要旨、動画、そして、鳩山氏の私たち国民へのメッセージをみなさまにもぜひ聞いていただきたい。
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2009.08.30 (Sun)
自民党は土下座がお好き?
世界の中でも北朝鮮と日本だけが政権交代がなくて、日本は徐々に北朝鮮のように独裁政治へと突入してきた。だから、今回の衆院選挙で、例年になく投票場にたくさんの人が列をつくっているというのを聞くと、米国で共和党から民主党に政権交代したときを思い出す。多くの日本国民が真剣に政権交代を求めているのだ。これまであまりにも国民の政治への関心が薄かった。政治に関心のない国民はアホな政治家に支配されてしまう。日本国民はやっと今それに気づいたようだ。気づくのがちょっと遅かったけれども、一生気づかないよりはましだろう。
ところで、日本独特の文化として、謝罪するときや何かを人に頼むときにする「土下座」があるけど、自民党議員は土下座が大好きのようだ。これまでの悪政を詫びるために土下座をするというならわかるけど、自分に投票をしてもらうために土下座をするっていうんだから、笑っちゃう。世界広しと言えども、政治家が有権者に投票を求めるために土下座するって、日本くらいだろうね。そんな土下座にまんまと引っかかっちゃう有権者も有権者だけど・・・・。
当選前には泣き落としや土下座をして有権者に一票を求め、当選後には国会で堂々と居眠りする救いようのない候補者も(笑)。

写真:『痛いテレビ』より
当選後


写真:危うし野田聖子+福田康夫 + 最後まで笑いのネタに事欠かない自民党~♪より
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2009.08.30 (Sun)
最後のお願い: 「比例は社民党」>東京都有権者の方へ
和子夫人の予測によれば、東京8区では保坂展人氏が石原伸晃氏にたった2000票の差で負けてしまうことになると歌い人さまからコメントをいただいた。これだけはなんとか避けなければならない。
東京08 自民 前06 *52 石原**伸晃** 119916 当
2668* 社民 比03 *53 保坂**展人** 117878
④⑪* 共産 再** *58 沢田**俊史** 26359
区電* 幸福 新** *44 植田**誠一** 2640
少し前に読者の qwertyさまからいただいたコメント。
09/08/21 qwerty
現在、各種新聞の調査によっても、民主の勝利は確定ですが、
緊急的な懸念材料をお知らせ致します。
社民のエースにして、「国会の質問王」こと、
東京8区、保坂展人候補が落選しちゃいそうでーす!
当ブログでも、保坂氏のサイト「どこどこ日記」は、
右側にでっかくリンクされているので、
御存知の方も多いでしょう。
保坂氏は現在、8区で石原と戦ってますが、
最新の情勢によると、接戦になるものの小選挙区で僅かに及ばず、
選挙に弱い社民ゆえ、比例復活もあと僅かに足りないと分析されてます。
保坂氏は、国会議員中、最もネットの利用に積極的な議員さんで、
「どこどこ日記」は頻繁に更新されています。
当然、自公のネット規制とも戦ってくれましたし、
共謀罪なんて無茶な法律とも、本まで出版して戦ってくれました。
学校のいじめ問題や年金問題にも精通しており、
「国会の質問王」の異名は伊達じゃないのです。
最近では、その気さくな人柄でコミケに出かけたりと、
若者文化にも滅法理解のある方です。
そんな事情から、コミケ前代表、故米沢嘉博氏が唯一推薦した国会議員は、
マンガの殿堂だかの麻生じゃありません。この保坂氏です。
また、「社民公認・民主推薦」という肩書きが示す通り、
民主と社民間のパイプ役を務めている人でもあります。
正直言って、民主党内にだって電波右派はいるんです。
それを牽制する役割を果たしていたのも、保坂氏です。
保坂氏が落選しちゃったら、「民社連立」なんてどうなるか解らないですよー。
現在、保坂氏はスタッフと共に奮闘中ですが、
社民がとにかく選挙に弱いし、
ていうか、民主があまりにも票を取りすぎです。
民主はもう、「候補者が足りないくらい」票を集めてるんです。
ドント方式だと、候補者オーバーを起こしたら、
自民か公明が当選しちゃうかも知れないんですよ。民主の票で。
その煽りで保坂氏が落選しちゃったらあんまりです。
そして、保坂氏当選まで「あと少し」比例票が必要という情勢なんです。
という訳で、選挙中故明言はしませんが、
東京比例区で民主に入れようと考えてる方は、
「よーく考えて」お願い致します。
本当に、本当にお願い致します……。
とらちゃんが、「石原伸晃のパーティ券が税金で買われていた!」(フライデーの大スクープ)という情報を集めてくれているけど、国民の税金を自分の選挙のために遣うことをなんとも思ってない、自民党の体質そのもののこんな奴を当選させるのはかなり問題があると思いませんか、みなさん。
最後に公示日前にアップされた保坂氏のブログと動画を紹介したい。
『保坂展人のどこどこ日記』 時代の舞台が大きく動き熱き奔流に 8月17日メッセージ
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2009.08.24 (Mon)
自エンドまであと5日: 民主党の5つの約束
『新報道 2001』では、衆院選を前に麻生内閣最後の支持率世論調査が発表された。首都圏の成人男女500人を対象に電話調査が実施されたものなので、正確な数値は期待できないが、一応なんらかの目安にはなるだろう。

その調査によると、衆院選での投票先は、下記の通りで、民主党に投票するという人の数が伸びており、逆に、自民党に投票する人の数は減少している。
自民党 16.8%(↓) 新党日本 0.0%(-)
民主党 41.2%(↑) 改革クラブ 0.0%(-)
公明党 4.8%(↑) みんなの党 0.2%(↓)
共産党 3.6%(↑) 無所属・その他 0.8%
社民党 0.4%(-) 棄権する 0.0%
国民新党 0.0%(-) まだきめていない 32.2%
麻生内閣の支持率に関しては、いまだに20.2%もあり、不支持率も69.6%しかなかった。 その他・わからないは10.2%だった。
首相にふさわしいのは?という質問に対しては、麻生太郎が19.6%、鳩山代表が49.8%と鳩山代表が麻生に倍以上の差をつけている。その他・わからないは30.6%もあった。
衆院選において重視する政策は、重要度が高い順に下記の通り。
年金・医療・福祉制度の見直し 36.2%
経済対策 24.2%
格差・雇用対策 13.4%
少子化対策 8.6%
消費税を含む税制抜本改革 8.4%
外交・安全保障問題 5.6%
(その他・わからない) 3.6%
郵政民営化や規制緩和などを推進した「小泉構造改革」を評価するかどうかの問いには、「評価する」と答えた人が41.2%もいて、「評価しない」は52.0%、その他・わからないは6.8%だった。え?「小泉構造改革」を「評価する」っていう人が41.2%もいたとは驚きだ。
下記はYouTubeの民主党のページにあったもの。鳩山代表はすでに総理の風格がでてきた。この動画の最後に紹介されている民主党の5つの約束も、単純明快で国民にとてもわかりやすい。
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2009.08.23 (Sun)
自エンドまであと1週間:自公政権最後の悪あがき
いつも自公政権に対して辛口の政治批評を述べてくださるきっこちゃんや「自エンド(自民党)TBP」にTBしてくださる皆様のおかげで、あと1週間で長い間夢にまで見た「自エンド」を迎えようとしている。いつもいつも『カナダde日本語』の記事を冒頭で紹介して下さり、迅速に政治関係の旬なニュースを伝えてくださる『晴天とら日和』のとらちゃんにも心から感謝を述べたい。そして、このブログを読みに来てくださる読者のみなさま、コメントやTBを送ってくださるみなさま、いつも貴重なご意見をありがとうございます。
2007年9月14日に始めた「自エンドTBP」のトラックバック数は本日で28,328件となり、昨日の配信数は31,101回だった。ブログ村のトラコミュ「自エンド」への参加メンバーも100名を超えた。今の自公政権に不満を持つ国民がかなり多いという証拠だろう。あと1週間で、これまでの努力が報われると思うと、とても感慨深いものがある。このまま行けば、2009年8月30日は、日本の政治史を塗り替えた日、国民が主権を取り戻した日として忘れられない日になるだろう。
毎日新聞が公示翌日の19日から21日にかけて行った特別世論調査によれば、民主党は271人を擁立した小選挙区の大半で優位に戦いを進め、比例代表と合わせて320議席を超す勢いだという。逆に自民党は小選挙区、比例代表とも振るわず、100議席を割り込む可能性もあるとか。
この土壇場にきても、自公政権のKYぶりが国民をうんざりさせている。最後の悪あがきで民主党への卑劣なネガティブキャンペーンを繰り広げているが、自公政権の過去の4年間の悪政を国民に対して謝罪することなく、反省することもないせいで、全てが逆効果となっている。
それにしても、自公政権は国民の税金で、ネット上でもSNSや大手新聞や地方紙などあちこちに広告を載せて必死な様子が伺える。Mixiや毎日新聞には自民党、読売新聞には公明党の太田君の広告が出ている。しかしながら、その内容が内容だけに、広告によって、かえって自公政権は墓穴を掘っている。対照的に、民主党の広告はほとんど見当たらないにもかかわらず、情勢はかなり民主党に有利な展開だ。民主党は選挙が近づけば近づくほど、さらに攻勢を強めているように見える。
麻生は麻生で巻き返しのいいチャンスとでも思ったのか、アホウマンスのために兵庫県の豪雨災害の現場をいつもの高級そうなスーツではなく、作業服で視察したまではよかったんだけど、豪雨で行方不明になられて安否が気遣われる2名に対して、「ぜひ遺体が見つかるように今後とも努力をしていただきたい」などと、行方不明者の家族の心配を逆なでするようなトンデモ失言をしてしまった。最後の最後まで失言続きで、ここまで失言の多い首相はさすがに自民党といえども、これまでいなかったのではないだろうか。
そして、その舌の根も乾かないうちに今度は、自民党崩壊直前のこの期に及んで、麻生は移動する電車内で女子高生を“ナンパ”するパフォーマンスを報道陣に披露したっていうんだから、あきれちゃう。麻生にとっては、自民党の終焉よりも女子高生のナンパの方が重要らしい。衆院選で勝ったら、麻生が首相としてこのまま居座る自民党なんかに誰が投票するか。
『反戦な家づくり』の明月さんが、「梅田駅前で福島瑞穂さんを発見」というエントリーで瑞穂タンが大阪で街頭演説を行う様子を動画に収めてくださったので、紹介させていただきたい。これを見ると、瑞穂タン、ノリにノっているって感じがするよ。
鳩山由紀夫代表が、民主党がどんなに議席を増やしても、社民党や国民新党との連立を組むと発表したばかりだけど、瑞穂タンには政権交代後、閣僚入りして、民主党が右傾化しないよう監視して欲しい。
動画の続きは明月さんのところでね。
あと、『Google未来を選ぼう衆院選2009』では、自分の住所を入れると、自分の選挙区の候補者が「みんなが選んだ5つの質問」に回答する動画が見られたり、選挙区で候補者の検索状況がわかったりする。ただし、動画を送っていない候補者は、同じ政党の動画を送った候補者の動画が代わりに表示される。
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2009.08.15 (Sat)
民主党政権に期待すること

Stoney Ridge Wineryの庭より
8月30日に投開票が行われる衆院選について、ほとんどの報道機関が民主党の圧勝、自民党の惨敗を予測している。自民党の圧勝を伝える報道機関はゼロだ。このような状況は、2007年の参院選でも見られた。そのときは、にわかに信じがたかったが、ほとんどのマスコミが民主党の勝利を予想し、実際にその通りになった。だから、きっと今回もその通りになるに違いないが、楽観は禁物である。最後の2週間で、北朝鮮からミサイルが飛んできたり、大規模な大震災などが起こって自民党が大活躍する可能性もあるかもしれないし・・・・。
天木氏がメルマガに移ってから以前のように頻繁にブログを読みに行っていなかったんだけど、今日久しぶりに行ってみたら、とても貴重なご意見を述べられていたので、その中で、いくつかのブログを紹介したい。
天木氏の8月12日のブログでは、週刊現代の選挙情報を伝えていた。
総選挙までの残されたわずかな間の政局を我々はどう考えるか
今日発売の週刊現代最新号(8月22・29合併号)は、民主党390議席、自民44議席という民主党完全勝利を報じた。
何事につけ民主党有利の選挙情報を流し続けた週刊現代であるからそのつもりで読まなければならないとは思う。
しかしそれを割り引いても、この週刊現代の記事は衝撃的だ。
いよいよ、8月3日の私のブログで書いた1993年のカナダ総選挙のような革命的なこと(単独過半数の151議席を占めていた与党がたった2議席しかとれずに野党に転落)が、日本でも現実に起こりうるかもしれない。
そこへきて麻生首相の、「まけっぷりよくせにゃならん」発言が飛び出した。11日に千葉県で行った街頭演説で口に出したという。いつもの軽率な失言だろうが、意外に本音があらわれたのかもしれない。
そしてとうとう橋下、中田「首長連合」が民主党支持を打ち出した。
彼らを自民党別働隊と呼ぶものもいるが私はそうは思わない。政権を視野に入れた民主党と協力し、あるいは自らが主役となって、これからの政治の主導権を手にしようとする動きである。
つまり彼らはもはや自民党を見限ったのだ。
天木さんが書かれている1993年のカナダの総選挙はカナダ史上でも最も記憶に残る劇的な「進歩保守党」から「カナダ自由党」への政権交代の選挙だった。
1984年9月に当時45歳だったブライアン・マルルーニ率いる新しい政党、「進歩保守党」が誕生した。カナダ全州と2準州をくまなく制覇し、カナダ史上最多議席の151議席を獲得した。
マルルーニ首相が1988年に再選されたときに強調していたのが米国とのFTA(自由貿易協定)だった。しかし、その後5年間でマルルーニの人気は地に落ち、「進歩保守党」は崩壊した。
1980年代後半のリセッションはカナダの経済を悪化させ、失業率を急増させた。それに伴い、国家の赤字も増加した。1984年に「進歩保守党」が政権を握ったときに340.5億カナダドルだった赤字が、1993年までに400億カナダドルまでに膨らんでいた。連邦政府による赤字は5000億カナダドルにのぼり、会計年度内のバランスをとるために7%のGSTと呼ばれる消費税を新設した。このGST新設のおかげで、マルルーニは「カナダ史上最悪の首相」の名を欲しいままにしている。
その後、マルルーニから瀕死の状態で「進歩保守党」の首相を引き継いだカナダ初の女性首相、キム・キャンベルが解散、総選挙を行うと、1984年には151議席を獲得していた「進歩保守党」は、2議席しか獲得できず、キム・キャンベル自身も落選し、カナダの首相の中で最短(在任:1993年6月25日 - 1993年11月4日)のたった4ヶ月の就任日数を記録した。その後、「進歩保守党」は、同じ保守勢力の「カナダ保守党」に飲み込まれてしまい、今は姿形も無くなってしまった。
こうしてみると、小泉政権が発足したときは、異常な人気を集めていたが、小泉改革と呼ばれる単なる米国追従の悪政を行ったことで、日本の経済を悪化させ、国民の給与を下げ、失業率や自殺率を高めた後に日本史上最低の総理と呼ばれる小泉は、カナダのマルルーニの状況とそっくりだ。日本の国民は我慢強いせいか、小泉の後に3人も首相が入れ替わり立ち代りしたが、さすがに今回ばかりは、堪忍袋の尾が切れた状態だろう。恐らく、今回の衆院選で、自民党も議席を劇的に減らし、崩壊してしまうのではないか。
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ブライアン・マルルーニ |
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2009.08.09 (Sun)
自エンドまであと20日:世論調査では自民党が微妙に盛り返しているとか
その理由は、子供手当てにあるのではないかと思う。前にも書いたが、民主党のマニフェストによると、子供手当てが支給されるのは、子供が中学校卒業までの期間で、比較的若い夫婦に限られている。逆に40代や50代になると、中学生までの子供のいる人は少なくなり、扶養手当などの控除がなくなるため、増税になる。日本の将来を背負ってくれる子供たちのために余分に税金を払うのは当然と考えるべきだが、これに納得できない人も出てきたという可能性は否定できないだろう。
追加関連記事:
衆院選に問い合わせ急増、与野党公約には賛否(読売 8月9日21時30分)

Stoney Ridge Winery ローズガーデン