2006.10.14 (Sat)
衆議院議員補欠選挙(神奈川県第16区)の行方
笠木たかし (日本共産党)
ごとう祐一(民主党)
かめい善太郎(自民党:亀井善之元農水相の長男)
最近、政治家で苗字をひらがな表記するのが流行っているのだろうか。後藤氏も亀井氏もHPではひらがなを使っている。まあ、確かにその方が読みやすいかもしれないね。日本人で後藤とか亀井とかの姓を読めない人はいないと思うけど、中には難しくて読めない苗字ってけっこうあるからね。
上の3人の候補者のHPを見比べてみて、一番わかりやすかったのは民主党のごとう祐一氏のサイトだった。例えば、政策のページには、2001年と2005年の税額を具体的な数字を出して比較して、小泉政権によってどれだけ増税されたかわかりやすく説明している。これを継承する安倍は靖国参拝など都合の悪いことは全てうやむやにする主義なので、税額引き下げなどについては一切語っていない。このままいけば、引き下げどころかこの他消費税まで増税して国民の負担を今よりも一層増やそうとしている。このまま自民党政権が続いたら、国民の生活はまさしく苦痛を強いられることになり、国民は政府を憎いと思うだろう。経済政策と税制や福祉政策の欠如、これがまさしく安倍政権の最大の弱点だ。
つまり、自民党は国民を利用する政党で、民主党は国民のために動いてくれる政党といっても言いすぎではないだろう。ごとう氏の活動報告を見てそんな実感がわいてきた。そこには、ごとう氏がどんな活動をしていて、どんな考えを持っているのか活動の写真とともに具体的に示されており、毎日市民のために力いっぱいがんばっている姿が眩しく伝わってくる。
例えば、こんな感じ。
◆菅代表代行、浅尾参院議員と一緒に力強いお訴えをさせていただきました!
今日は朝から菅代表代行が応援に駆けつけてくれました。連休の最終日で、天気も良かったことから、多くの皆さんに「祐ちゃん、がんばって!」と激励のお言葉をいただきました。ありがとうございます。また伊勢原市から厚木市を縦断し、途中で演説会を行いました。
菅代表代行は「先日国会で、安倍さんと議論したが、言っている事が“あいまい”で、具体的な回答を頂けなかった。」と指摘しました。また「高齢者の生活を脅かす税金・保険料の負担増は小泉さんが残したもので、安倍さんはそれを引き継いでいる。皆さんの暮らしを良くする為に民主党は頑張ります。」と力強い演説をして頂きました。私、「ごとう祐一」も「政治が皆さんのために行われていない。机の上で物事は決まっている。本当の政治は皆さん一人ひとりの声を伝えなければいけない。」と集まっていただいた皆さんにお訴えさせていただきました。
『Garbagenews.com』の「民主党、「電車男」ならぬ「実現男」を神奈川補選で擁立へ」という記事によると、「新宿でごみを1000個拾う」などという目標を次々とかかげて実現しているので、実現男と呼ばれているそうだ。ぜひ、神奈川補選での当選を実現して、来年夏の参院選で政権交代の第一歩にして欲しい。
今のところ、二世議員の亀井氏が優勢だそうだが、22日までまだ日にちがあるのでどうなるかわからない。まだ誰に投票するか決めていないという人が大勢いるそうだが、そんな人はただ、亡くなられた亀井善之元農水相の長男だからかめい氏に投票するということではなく、3人のサイトをよく読み比べてみて、自分が一番信頼おけると思った候補者に投票していただきたい。この補選は来年の参院選にも影響するのは言うまでもないが、日本国民の生活にも大きな影響を与えることは間違いないので。今の生活に不安を覚えていたら、自分たちの手で変えていかなくてはならないのだ。
尚、大阪でも補選が行われる予定なので、大阪にお住まいの方は、衆議院大阪府第9区選出議員補欠選挙 - 候補者一覧(2006年10月10日告示/2006年10月22日投票)も是非、参考にしていただきたい。