2007.11.27 (Tue)
防衛省問題や捕鯨問題など
まずは、民主党など野党の賛成多数でイラク復興特別措置法廃止法案が可決されたことは評価できる。この法案は、イラクに派遣されている航空自衛隊を撤退させるため、まずはその根拠法のイラク復興特措法を廃止しようというものなんだけど、残念ながら衆院では与党の反対多数で否決されちゃう可能性が高い。民主党などの野党では衆院で新テロ特措法が可決される前にイラク復興特別措置法廃止法案を可決させ、防衛省問題も解明したいところだろう。
ところが、なんとなく額賀のタヌキ親父の防衛疑惑は与党が喚問の必要性を否定しているし、このまま逃げ切りそうな雰囲気がでてきたね。でも、野党は額賀、守屋両氏の喚問実施の議決を求めているということでどうなることか。
それにしても、自民党の伊吹文明幹事長が、「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者と額賀の宴席同席問題について明らかにした党独自の調査内容というのがこれまたおそまつで全く話にならないのにはあきれるばかりだ。
(11月27日毎日新聞)民主党が宴席があったと指摘した昨年12月4日夜の額賀氏の行動について、伊吹氏は「(家族と)ホテルで夕食をし、時間の入った集合写真を撮っている。その後の勉強会のやりとりもすべてテープにとっている」と述べ、「額賀氏が(宴席に)行く余裕はないというのが我々の心証だ」と強調した。
と言っているが、家族とホテルで食事したってその後、宴席には出席できるじゃん。それに勉強会のやりとりがテープに残っているとしても、日にちと時間が宴席と重なっているってどうやって証明するの?で、伊吹が勝手に「宴席に行く余裕はない」っていくら言ったって、額賀本人じゃないんだから、そんなの全く何の意味も持たないし、証拠にならないよね。ばかじゃないの?
もし、伊吹が言っていることが本当で、それを証明できるんだったら、国会で額賀と守屋を証人喚問して、堂々と守屋が嘘ついてたってみんなの前で言ったらいいのに、それはしないんだから、そんなんじゃ国民が納得するはずもないよ。
自民党としては、次から次へと大臣が失脚したり自殺したりした安倍内閣の二の舞は踏みたくないし、そうしたら福田内閣と共に自民党政権は自滅だから、額賀を引き止めるのでもう必死なんだろう。こういう低脳で姑息な手を使っているから国民からそっぽ向かれちゃうんだよ。
いずれにせよ、自民党がいかに腐りきった政治を行っていたかを露呈する防衛省問題に今、国民は注目している。

北斎によって描かれた江戸時代の捕鯨の様子
逆に今、世界中から注目を集めているのが日本の捕鯨問題だ。このくだらない防衛省問題の影に隠れてしまっているのか、意図的に日本のマスゴミが抹殺しているのかはわからない。
昨日のエントリーで豪・労働党が11年間続いた保守連合から政権を奪ったことを書いたが、その労働党が軍隊を派遣してでも豪州近海での日本の捕鯨調査を監視すると強靭姿勢をとっているんだって。そして、世界中で日本が捕鯨を止めないなら、日本の製品の非買運動をしようという動きも出ている。
もちろん、日本の捕鯨を止めさせようと呼びかけている動画もYouTubeにアップされている。
Stop Japan Whaling
上の動画にも出てくるけど、日本政府が「調査」という名目で捕鯨してそれを市場に出しているわけだが、調査とは名ばかりで、実は一部の業者を儲けさせるための口実であることが暴露されている。そして、今月の18日に第21次南極海捕鯨捕獲調査団(母船・日新丸)が山口県の下関港から出港した翌日に、米国務省のマコーマック報道官が「捕獲以外の方法でも鯨の生息数調査に必要なほぼすべてのデータは入手可能だ」と指摘して、今年の調査捕鯨を中止するよう求めている。
又、ホエールウォッチング(鯨を観察すること)をする人にしてみたら、船に寄ってくるフレンドリーな鯨が捕鯨船に寄っていって捕獲されてしまったらそれこそ悲しいし、捕鯨によって鯨が船を恐れるようになりウォッチングボートも避けるようになったら、鯨を見られなくなって残念だという理由からも反対しているようだ。
今年は日本の捕鯨団によってクロミンククジラ850頭、ナガスクジラ50頭、ザトウクジラ50頭など計950頭が捕獲される予定で、特にナガスクジラとザトウクジラは、絶滅が危惧(きぐ)されているらしい。
リアヨロの捕鯨に関する調査結果なんかを見ても、約80%の日本人は捕鯨には賛成している。だが、しかし、これは感情論にすぎないかもしれないが、上の動画のような、ひとなつこいクジラを見てしまうと、捕鯨って残酷だなと思う。又、汚染の問題から見ても、食品安全性に問題がある鯨を食することには賛成できない。

クジラの刺身?
(ウィキペディア『捕鯨問題』より)人間・自然由来の海洋の化学物質が生態系ピラミッドの上位者であるクジラ類・イルカ類の体内に濃縮されること、特に、年齢を重ねるごとに脂溶性の物質が脂肪細胞に蓄積されることが、研究によって明らかになっている。その主たるものは、水銀および有機塩素系化合物(PCB等)であり、反捕鯨派は、鯨類の汚染が深刻であると指摘する。事実、近海捕獲のハクジラ類の皮・内臓は汚染がひどいとされ、厚生労働省は「食用に不適切な種類や部位を明らかにすべき」「(ものによっては)何らかの摂食指導が必要と考えられる」としている。アメリカ合衆国東海岸のセントローレンス川河口域では、イルカの一種であるベルーガの死体が打ち上げられた場合「産業廃棄物として処理しなければならない」とされているという(ただし、当該地域のベルーガについては、これを食用とする文化はない)。それほど海棲哺乳類の化学物質汚染はひどくなってきている。ここではクジラの問題として語られるが、生態系ピラミッドの上位である他のマグロやカジキなどの魚類(蓄積の値はクジラほどではないと言われるが)にも同様の危険がある。
魚は大きくなればなるほど身体により多くの水銀などの有害物質が含まれているので、カナダではなるべく大きな魚は食べないようにしている人は多い。でも、日本人は魚をよく食べるということもあって魚にどのくらいの有害物質が含まれているのか、政府が公表するのを控えているということもあり、あまり知らされていないのではないだろうか。学校給食でクジラがメニューにあったこともあるが、中止になったのは、水銀含有量などが高いことが判明したからではなかったか。それなのに、最近では又学校給食にクジラが復活するかのような報道が流れている。
クジラを食べることは日本で古くから伝わる貴重な食文化だというのはわかるし、鯨肉がとても美味で日本人に好まれており、鯨はヒゲに至るまで全て無駄なく使われるというのはわかる。しかしながら、日本近海で捕鯨が行われるだけだったらまだしも、どうしてわざわざ南極まで遠征して、世界中の人から反対されている絶滅寸前の鯨を殺し続け、人体に有害な水銀が多く含まれるものを食べ続けるのか、私にはさっぱりわからないのだ。
最後に命がけで鯨を日本の捕鯨船から守ろうとしているグリーンピースのボートの動画をどうぞ。銛の方向がずれちゃったら、ボートに乗っている人に当たる可能性もあり、とても危険だと思う。水しぶき攻撃は滑稽に見えるが、南極付近といったら水温もかなり低いだろうから、身体には堪えるだろう。
クジラを守るために命がけで日本の捕鯨船と闘うグリーンピースの人々
これでもあなたは調査捕鯨に賛成ですか。
参考記事:
「クジラを救え」 日本の調査捕鯨を批判 英メディア(11月20日Asahi.com)
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2007.11.15 (Thu)
ボジョレー・ヌーヴォ解禁日の影で泣く守屋武昌や宮崎元伸
ボジョレー・ヌーボー占い
診断結果
美爾依さん のテイストタイプは『ベルーガ・キャビア』です
あなたにお薦めのボジョレーは
『ジョルジュデュブッフ キュベ』です
ボージョレ地区でも特に良質な葡萄が生産される北部38の村のみで造られるボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー。日本人の嗜好性にあわせたフルーティな味わいに仕上がった逸品です。(セブン&アイオリジナル商品)
渋味が成熟した味わいを演出するゾーン
キャビア、大好きだけど、この『ジョルジュデュブッフ』という舌をかみそうな名前は聞いたことがないなと思ったら、日本人向けに日本の企業が作ったもののようだね。なんとなく、「ジョージ・W・ブッシュ」と名前が似ているところが気になるところだが・・・・(笑)。
ボジョレー・ヌーヴォ解禁日の影で泣いているのはやはり、昨日の『きっこのブログ』でも触れていた収賄罪や偽証罪での立件が濃厚になってきた守屋武昌・防衛省前事務次官(63)や業務上横領などの疑いで東京地検特捜部に逮捕された山田洋行元専務の宮崎元伸らだろう。

宮崎元専務、ゴルフ接待300回超 山田洋行社長証言(11月15日Asahi.comより )
上の写真の頭がズラのように不自然な守屋武昌の右側にいる女性が夫と一緒に山田洋行にたかっていた例の「女帝」妻だろうか。
たかり体質は、守屋氏の妻にも“感染”していた。
先の証人喚問で、守屋氏は宮崎容疑者から妻への接待について、「東京・赤坂のカラオケクラブに2、3度行ったことは聞いています」と軽く語っていたが、とてもそんな次元ではなかった。
毎日新聞によると、守屋氏の妻は東京・赤坂の高級クラブなどで、宮崎元専務から頻繁に接待を受け、主にカラオケを楽しんでいたという。さらに、妻は同省幹部の妻4、5人を連れて店を訪れることもあったが、「山田(洋行)につけておいて」と店員に伝え、自分たちで代金を支払うことはなかったという。関係者が証言した。
守屋氏の妻は、防衛省の課長級以上の夫人が集まる親睦組織「美鳩会」でも権勢を振るい「女帝」と呼ばれていたという。守屋氏の妻が車で会合場所などに到着した際は、ドアの外に夫人らがズラッと並び、深々と頭を下げて迎えたという。
守屋夫妻に対する高級クラブでの接待費は一店舗で月数十万円に上ることもあったという。
東京地検特捜部は、山田洋行から経理関連の資料を、守屋氏や妻が通っていた飲食店などから伝票類の任意提出を受けている。今後、守屋氏のゴルフ接待に関する偽証の可能性を追及するとともに、守屋氏への贈収賄容疑も視野に、守屋夫妻に対する利益提供の全容解明を進める。
(11月10日 夕刊フジより)
上の記事に出てくる「美鳩会」に関しては、とらちゃんのところでも紹介されていた AERAの記事、「美鳩会」の妻パワー(11月12日)が詳しい。
そして、山田洋行と日本ミライズと元防衛庁との関係(旧住友銀行もからんでいるようだ)については、マツナガさんのとこで紹介されていた下記のFACTAの記事が詳細にその闇を暴いている。
防衛省震撼「山田洋行」の闇
1千億円商権争奪で内紛泥沼化。次期輸送機CX利権と、旧住友銀行「西川案件」の暗部が浮かぶ。2007年6月号 [日本の武器商人]
この事件の闇はかなり深そうで、きっこのブログに書かれているように、火の手が政府に上がる前に、小泉純一郎が小池百合子を使って山田洋行と守屋武昌を防衛省から切り離したとしたら、この影で利権を一番むさぼっていたのは、実は小泉純一郎なのではないか。この件について何もしゃべりたくないせいか、マスコミの前から姿を隠しているそうだが、国会での証人喚問に小泉を呼ぶべきだと思うのは私だけだろうか。
防衛省がここまで腐敗してしまったのもそれを管轄してきた元防衛庁長官であった額賀福志郎や久間章生らが汚職まみれで腐りきっている奴らばかりだっただからだろう。
衆議院選ではこれまでの自民党政治にNOをつきつけよう!

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2007.11.07 (Wed)
小沢一郎続投を心から喜びたい
私の中では60%の確率で辞任、40%の確率で辞意撤回かなとドキドキしながら、ネットを覗いたら、ナナナナナント!あのめったに自分の意思を変えることのない強情な小沢代表が、民主党役員らに説得されて無事に辞意を撤回していた。
「ああ、よかった」とほっとして、Eカップの胸を撫で下ろしながら、自エンドにTBされたいろいろな意見やマスコミのニュースを読むと、結構小沢代表に対して批判的な意見が多かった。マスコミは自民党によって金銭で飼いならされているからしょうがないとしても、ブログの記事に的外れな小沢批判が多いのには閉口した。
まあ、詳しい事情は『晴天のとら日和』のとらちゃんが民主党のHPから準備してくださったネット中継を日本時間の5時から見てからでも遅くないので、どこが的外れなのかは後ほど書こうと思う。
小沢代表、嘘はいけません。国民の信用を取り戻すために正直に全て話してください。そして、もしアメリカから圧力がかけられているとしたら、その件も詳しく。
2007/11/07
【ネット中継】小沢代表緊急記者会見 17:00頃~
それにしても、今回の小沢辞任劇は日本では緊急ニュースとして大きく報道されていたようで、たとえそれが批判的に報道されたとしても、衆議院選挙前の民主党や小沢一郎のいい宣伝になったことは確かだ。
逆に自民党にとっては、民主と連立政権を組むことで延命しようとしていた目論見がはずれてしまった上に、小沢代表が辞任するのを指をくわえて待っていたら、急遽小沢氏は辞意撤回に転じてしまったため、二重のダメージを受け、自滅への道まっしぐら。今期の「ねじれ国会」で法案がまだ一本も成立していないこともあり、あたふたし始めた。
急遽、フクダがナベツネと作戦変更会議を開いたり、自民党御用記者を集めてエサを与えながら、小沢に不利な記事を書けと指示し始めたような感じ。自民党は今かなりあせっていると思う。なぜなら、今回の小沢辞任劇で自民党の弱さが露呈され、自エンドへの道が加速されたからだ。
ただ単に喜んでばかりいられないのは、これから、新テロ特措法がどうなるか想像もつかないことだ。自民党としては、内容を変更してでも、どうしても通したい法案だろう。
今回の小沢辞任劇で8日に予定されていた守屋武昌前防衛事務次官と防衛専門商社「山田洋行」の宮崎元伸元専務の証人喚問が15日に延期された。この証人喚問が長引けば長引くほど、守屋や宮崎はつじつまを合わせて工作しやすくなるのである。
マツナガさんによれば、今週発売される週刊ポストに守屋武昌前防衛事務次官の汚職の大スクープが載っているようなので、興味のある方は、是非読んでね。
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