2008.05.09 (Fri)
安倍晋三が光市母子殺害事件遺族を政治利用したとする文春に抗議
文春記事に抗議=安倍前首相(5月9日 時事通信)
衆院山口2区補欠選挙に関する「週刊文春」の記事で名誉を傷つけられたとして、自民党の安倍晋三前首相の事務所は9日、発行元の文芸春秋に対し、謝罪文掲載などを求める抗議文を送った。
5月8日発売の同誌は、安倍氏が補選の街頭演説で、山口県光市の母子殺害事件の遺族本村洋さんに触れ「お嬢さんを無残に殺された本村さん。そのお嬢さんの遺影を持ってわたしのところにやってきた」と発言、本村さんを「政治利用」したとする記事を掲載した。
本村氏が遺影を持って行ったのは、安倍ではなくて、小泉が首相だったときで、理由は当時裁判所に遺影を持って入るのを禁じられていたので、遺影を持って入れるように小泉に頼んだだけだ。それをまるで自分のところに来たかのように語る安倍は、本村氏を「政治利用」している以外のなにものでもないだろう。
確かに下のYouTubeを見ても、安倍が山口補選で自民党候補者だった山本氏を応援していたときも、自民党とは全く関係のない山口県光市の母子殺害事件の被害者遺族である本村洋氏を政治利用しているようだった。
衆議院山口2区 自民党山本しげたろう応援安倍晋三
今回の文春の記事に関しても、告訴ではなく、単に抗議するだけにとどめているところを見ると、体裁をつくろうためのジェスチャーであろう。安倍のように国民に不快感しか与えない政治家は今すぐ政治界を去って欲しい。しかし、これだけ不人気の政治家も前代未聞であろう。自民党の支持率をもっと下げるために廃棄処分よりもしばらく政治利用するべきかも(笑)。
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2008.04.27 (Sun)
衆院山口2区補選で民主党の平岡秀夫氏はなぜ当選できたのか

◇衆院山口2区補選(確定得票数)
当116,348平岡 秀夫=民前<4>[社]
94,404山本繁太郎=自新[公]
(右写真、投票率、投票数: 4月28日 毎日新聞 より)
mixiの民主党コミュからの情報で、有権者は何を重視したか、又、支持政党別の得票が載っていた。
●有権者は何を重視したか?
1ガソリン税 19%
2政権交代 16%
3高齢者医療 16%
4年金問題 16%
5地域活性 16%
6所属政党 12%
●平岡氏の支持政党別の得票
1民主党支持層のほとんどの支持を集めた。
2自民党の支持層の10%ほどの支持を集めた。
3無党派の70%あまりの支持を集めた。
4候補を出さなかった共産党の支持層の90%の支持を集めた。
今回の山口補欠選挙では途中まで山本氏がリードという噂もあったが、もしそれが本当だったら、それを逆転できた理由は何だったのだろうか。上の結果も考慮して考えてみたい。
まず、今回の補選では、二人の候補の政策の違いが浮き彫りにされた。平岡氏がガソリン税暫定率廃止で政府の無駄遣いを訴え、「自民党が強行採決で導入した『うば捨て山』の制度」と悪名高き後期高齢者医療制度への批判、消えた年金問題などの3点セットで国民生活に密着した制度の向上を争点としたのに対し、山本氏は、今最も問題とされているこれらのことにはほとんど触れず、地域活性化を訴えたことが一番大きな理由だろう。
又、国民に不人気の福田総理や年金問題を途中で投げ出して辞任したプッツン前総理安倍晋三の応援が逆効果だったということは言うまでもないだろう。
さらに、今回の選挙では支持政党において、民主党が一つにまとまっただけではなく、共産党が候補者を立てず民主党を全面的に応援した上、社民、国民新党や無党派層の支持をがっぽりとつかむことができたのも大きな勝因となった。野党が一つになれたことは、これまで保守政権に支配され続けてきた山口県を変えるチャンスとなるだろう。
平岡氏の人柄も温かみがあって国民のために尽くしてくれるような信頼できるイメージだった。当選直後に「当選できたのは、応援してくださったみなさまのおかげでした」と感謝の意を表明していたことはとても好印象だった。
民主党は衆院選挙に向けて、この「国民生活向上のために政府自民党の悪政を暴く路線」を守りながら、野党と共闘していくべきだと思う。
次の民主党の新たなる目標としては、ガソリン税再増税を阻止し、後期高齢者医療制度廃止をめざしていただきたい。 福田首相の問責が4月30日から5月の中旬に延期ということだが、これだけ支持率の下がった自民党を負かすのは今しかない。できるだけ早く問責を実現し、衆院解散、総選挙へと持ち込んで欲しい。
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このところ更新をさぼっていたら、3位に下がってしまいました(涙)。

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2008.04.22 (Tue)
【速報】 広島高裁が光市母子殺害事件で被告に不当な死刑判決

妻と、まな娘の遺影を手に、広島高裁に入る本村さん
(22日午前9時40分 撮影・坂田一浩 中国新聞より)
1999年、山口県光市で会社員本村洋氏の妻子が殺害された事件で、広島高裁は当時18歳で殺人などの罪に問われた被告(27)の差し戻し控訴審で、死刑の判決を言い渡した。犯行時18歳1カ月の被告に死刑を適用するかが焦点だったが、裁判長は「死刑を回避すべき理由にはならない」とした。殺意を否定した差し戻し審での元少年の新供述については「起訴後6年半にわたり黙っていたのは不自然」と指摘した。

判決言い渡しを直前に控えた広島高裁の法廷。
中央奥は楢崎裁判長(22日午前10時)=代表撮影(4月22日中国新聞より)
山口県光市の母子殺害事件で判決が言い渡されたのはこれが4度目だが、判決はこれで確定することなく、再び最高裁で争われる。
日刊ゲンダイには、山口補選では、ガソリン税よりも光市母子殺害事件の判決が争点になると書かれていた。なんでも、判決で被告に死刑を言い渡した場合、平岡秀夫候補がテレビの18歳未満への死刑を禁じている少年法の是非をめぐる討論で『悪いことをした子供たちにはそれなりの事情があったと思う』と発言したことが問題にされるからという理由だが、はたしてそうだろうか。
今回の死刑判決は確定したわけではないし、死刑判決が出たからと言って、平岡候補はごく当然のことを言ったまでで、彼の発言が山口補選に影響するようなことはないと思う。この被告が罪を犯したのは18歳と1ヶ月ということだが、たったの一ヶ月の差で18歳未満と18歳以上とを区別するのはおかしい。18歳前後の少年はまだ人格が形成されておらず、両親の影響が色濃く残っている。
このエントリーを読まれた読者の方から、この平岡氏の言葉について下記のようなコメントをいただいた。
平岡候補の言葉はごく、当然なのでしょうか?
そうとう以前からこの発言の映像はみています。
少年犯罪の被害者で、お子さんを少年に殺されたお母様が出演されていて、
そのお母様の面前で平岡氏が発した言葉であります。
私には、なんとも「優しさに欠けた冷酷な言葉」のように思いました。
確かに、少年犯罪の被害者で、お子さんを少年に殺されたお母様にとってこの言葉は犯罪者を擁護する冷酷な言葉に聞こえるかもしれない。でも、それは、少年犯罪者の背景や家庭環境を考慮せずに全て一緒くたにしているからではないだろうか。もし、普通の家庭環境で育った18歳前後の少年が罪を犯したら、それは人格的に問題があるのかもしれないし、その少年を擁護する気はさらさらない。しかしながら、この光市母子殺害事件の被告の場合は、前にも書いたとおり不幸な家庭環境で育っているということを考慮するべきだろう。もし、この少年が恵まれた環境の家庭で育っていたら、このような犯罪を犯すことはなかったかもしれない。平岡氏の『悪いことをした子供たちにはそれなりの事情があったと思う』というのは、もう少し詳しい説明が必要だったかもしれないが、そういった意味で問題にされるようなことではないと思う。
こういった被告の家庭環境を全く考慮せずに死刑を言い渡した今回の広島高裁の判決はこの点からも不当なものだったと言わざるを得ない。
参考資料:
光母子殺害、元少年に死刑(4月22日中国新聞)
【光市母子殺害】裁判はこれからどうなる(4月22日 産経ニュース)
関連記事:
『きまぐれな日々』光市母子殺害事件の差し戻し控訴審、きょう判決
『晴天とら日和』光市母子殺害差し戻し控訴審判決を前にして、………
動画:
光市母子殺害事件差し戻し審、死刑判決後の弁護団会見

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