2007.01.11 (Thu)
天木直人氏がブログを再開
市民社会フォーラムのMLで天木直人氏が新年からブログを再開されたことを知った。天木氏の名前を初めて知ったのは、ヤマボウシさんの防衛省についてのメッセージでだが、天木氏のプロフィールやブログの説明に書かれている彼の略歴を見てみると実に興味深い経験をしている。
まず、生まれが安倍晋三の選挙区でもある山口県下関市で、父親は朝日新聞記者であった。父親やその記者仲間を通じて影響を受けて、自らジャーナリストを目指したこともあったそうだ。このブログにある天木氏の文章には、ニュースなどの記事に書かれていることの真偽を見抜く鋭いものが多くメディアリテラシーが感じられるのはそのせいか。
1968年に外務公務員上級試験に合格した翌年には、京都大学法学部を中退し、外務省に入省している。それから3年後には、米国オハイオ州のオバリン大学で政治学士を取得し、日本の外務省に戻った後は、経済協力局企画官や外務省中近東アフリカ局アフリカ第二課長、そして内閣安全保障室審議官を歴任。その後、1990年から2001年までの10年間は、在マレーシア日本国大使館公使、在豪州日本国大使館公使、そしてなんと在カナダ日本国大使館公使、在米国ミシガン州デトロイト日本国総領事、在レバノン国特命全権大使を経験されている。
順風満帆に見えた天木氏だが、2003年8月にイラク戦争に反対し外務省から解雇処分を受けてしまった。この辺を見ても、いかに日本の外務省が米国の支配下にあるかということがよくわかる。これだけの経験を持った人をイラク戦争に反対しているということだけで、いとも簡単に解雇できるのだ。天木氏はその後現在に至るまで、作家として言論活動を続けられている。
天木氏は休筆宣言を約1年間されていたそうだが、その間にも、天木氏の意見はメディアを通して紹介されてきた。国際的な視野を持った天木氏のブログは、日本の様子を海外に発信するために作られている。だから、日本語と英語の両方で書かれており、英語を勉強している人にとって、とても参考になるのではないだろうか。又、天木氏によって読者が送ったメッセージは全て読んでいただけると言う点もこのブログのすばらしいところだと思う。
彼のブログの最近の記事を読んでも、このブログ『カナダde日本語』の読者にはとても興味深いものが多いと思う。特に面白いと思ったものをピックアップ。
2007年01月11日「閣議より外遊を優先する安倍内閣の閣僚たち」
やることやって外遊ならまだわかるが、国民に迷惑かけて、その上、税金で外遊なんて許せない。カナダのテレビでも安倍のBBCのインタビューを放映していたが、日本で主張していることとの矛盾が多く、2枚舌を発揮していた。英国で拉致問題について語って何になるんだ?
2007年01月06日「安倍の不人気と小泉の再登板」
やはり、小泉の再登板はありえないと言い切っているが、私もそう思う。自分でつくった災いの尻拭いができるほど責任感があるとは思えないし、もし、これで、再登板したとしたら、本当に恥をかくことになるからだ。
2007年01月05日「美しい基地の国ニッポン」
次から次へと増加していく米軍基地。日本国民にとってはかなり醜いが、米軍にとっては、確かに美しいかもね(笑)。
2007年01月04日「それでも政権交代はない」
天木氏に政権交代はないとはっきり断言されると、逆に国民の間に「そんなことはない!」というパワーが湧いてくるような気がする。
天木氏は自らが「国家権力の内部に実を置く官僚として官僚の実態や政治と官僚の馴れ合いを嫌と言うほど見てきた」と言われているとおり、国家権力の偉大さとその影響力を知っているため、とても現実的な視点を持って語られている。
まさに、日本が壊される時とは、私達が生きている今この時であり、国民が立ち上がるべき時が迫ってきている。国民が国が壊されるのをただ傍観するのか、それとも、立ち上がるのかは、今年の春の統一地方選や夏の参院選にかかっているのだ。今の国民をないがしろにし、政治家や官僚や大企業だけを優遇する自民党政権に疑問を抱いている人は多いと思う。国民中心の真の民主主義を取り戻すためにも統一地方選や参院選のことを真剣に考えて欲しいと思う。
おまけ:天木氏へカナダからの手紙(文の転載許可のお願い)
初めまして。『カナダde日本語』というブログを管理している美爾依(みにー)と申します。現在は、カナダの大学で日本語を教えております。
参院選前のこの絶妙なタイミングでの天木氏のブログ再開はとても喜ばしいことでございます。
当ブログの「天木直人氏がブログを再開」
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-376.html
という記事の中で、天木氏の記事から記事へのリンク及びに下記の文を引用させていただいたので、ここにお知らせします。
「小泉政治の5年半によってこの国は壊れた。日本国民が自らの手で日本を蘇らせることは難しいと思う。ならばそれをこの目で見届けようではないか。そして一人一人が自らの人生を自衛する他はない。
そして何時の日にかこの国が、政治家や官僚そしてそれを支える大企業の政治献金によって本当に壊される前に、羊のように従順で無力な国民も立ち上がることだろう。その時に備えて我々は日本の動きを監視し続けなければならないと思う。」
もし問題があれば、この部分だけ削除しますので、お知らせ願います。
これからも、政府への鋭い批判や日本の防衛、基地問題についてのすばらしい記事を期待しております。
美爾依
今年もランキングの応援よろしくお願いします。

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まず、生まれが安倍晋三の選挙区でもある山口県下関市で、父親は朝日新聞記者であった。父親やその記者仲間を通じて影響を受けて、自らジャーナリストを目指したこともあったそうだ。このブログにある天木氏の文章には、ニュースなどの記事に書かれていることの真偽を見抜く鋭いものが多くメディアリテラシーが感じられるのはそのせいか。
1968年に外務公務員上級試験に合格した翌年には、京都大学法学部を中退し、外務省に入省している。それから3年後には、米国オハイオ州のオバリン大学で政治学士を取得し、日本の外務省に戻った後は、経済協力局企画官や外務省中近東アフリカ局アフリカ第二課長、そして内閣安全保障室審議官を歴任。その後、1990年から2001年までの10年間は、在マレーシア日本国大使館公使、在豪州日本国大使館公使、そしてなんと在カナダ日本国大使館公使、在米国ミシガン州デトロイト日本国総領事、在レバノン国特命全権大使を経験されている。
順風満帆に見えた天木氏だが、2003年8月にイラク戦争に反対し外務省から解雇処分を受けてしまった。この辺を見ても、いかに日本の外務省が米国の支配下にあるかということがよくわかる。これだけの経験を持った人をイラク戦争に反対しているということだけで、いとも簡単に解雇できるのだ。天木氏はその後現在に至るまで、作家として言論活動を続けられている。
天木氏は休筆宣言を約1年間されていたそうだが、その間にも、天木氏の意見はメディアを通して紹介されてきた。国際的な視野を持った天木氏のブログは、日本の様子を海外に発信するために作られている。だから、日本語と英語の両方で書かれており、英語を勉強している人にとって、とても参考になるのではないだろうか。又、天木氏によって読者が送ったメッセージは全て読んでいただけると言う点もこのブログのすばらしいところだと思う。
彼のブログの最近の記事を読んでも、このブログ『カナダde日本語』の読者にはとても興味深いものが多いと思う。特に面白いと思ったものをピックアップ。
2007年01月11日「閣議より外遊を優先する安倍内閣の閣僚たち」
やることやって外遊ならまだわかるが、国民に迷惑かけて、その上、税金で外遊なんて許せない。カナダのテレビでも安倍のBBCのインタビューを放映していたが、日本で主張していることとの矛盾が多く、2枚舌を発揮していた。英国で拉致問題について語って何になるんだ?
2007年01月06日「安倍の不人気と小泉の再登板」
やはり、小泉の再登板はありえないと言い切っているが、私もそう思う。自分でつくった災いの尻拭いができるほど責任感があるとは思えないし、もし、これで、再登板したとしたら、本当に恥をかくことになるからだ。
2007年01月05日「美しい基地の国ニッポン」
次から次へと増加していく米軍基地。日本国民にとってはかなり醜いが、米軍にとっては、確かに美しいかもね(笑)。
2007年01月04日「それでも政権交代はない」
天木氏に政権交代はないとはっきり断言されると、逆に国民の間に「そんなことはない!」というパワーが湧いてくるような気がする。
天木氏は自らが「国家権力の内部に実を置く官僚として官僚の実態や政治と官僚の馴れ合いを嫌と言うほど見てきた」と言われているとおり、国家権力の偉大さとその影響力を知っているため、とても現実的な視点を持って語られている。
小泉政治の5年半によってこの国は壊れた。日本国民が自らの手で日本を蘇らせることは難しいと思う。ならばそれをこの目で見届けようではないか。そして一人一人が自らの人生を自衛する他はない。
そして何時の日にかこの国が、政治家や官僚そしてそれを支える大企業の政治献金によって本当に壊される前に、羊のように従順で無力な国民も立ち上がることだろう。その時に備えて我々は日本の動きを監視し続けなければならないと思う。
まさに、日本が壊される時とは、私達が生きている今この時であり、国民が立ち上がるべき時が迫ってきている。国民が国が壊されるのをただ傍観するのか、それとも、立ち上がるのかは、今年の春の統一地方選や夏の参院選にかかっているのだ。今の国民をないがしろにし、政治家や官僚や大企業だけを優遇する自民党政権に疑問を抱いている人は多いと思う。国民中心の真の民主主義を取り戻すためにも統一地方選や参院選のことを真剣に考えて欲しいと思う。
おまけ:天木氏へカナダからの手紙(文の転載許可のお願い)
初めまして。『カナダde日本語』というブログを管理している美爾依(みにー)と申します。現在は、カナダの大学で日本語を教えております。
参院選前のこの絶妙なタイミングでの天木氏のブログ再開はとても喜ばしいことでございます。
当ブログの「天木直人氏がブログを再開」
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-376.html
という記事の中で、天木氏の記事から記事へのリンク及びに下記の文を引用させていただいたので、ここにお知らせします。
「小泉政治の5年半によってこの国は壊れた。日本国民が自らの手で日本を蘇らせることは難しいと思う。ならばそれをこの目で見届けようではないか。そして一人一人が自らの人生を自衛する他はない。
そして何時の日にかこの国が、政治家や官僚そしてそれを支える大企業の政治献金によって本当に壊される前に、羊のように従順で無力な国民も立ち上がることだろう。その時に備えて我々は日本の動きを監視し続けなければならないと思う。」
もし問題があれば、この部分だけ削除しますので、お知らせ願います。
これからも、政府への鋭い批判や日本の防衛、基地問題についてのすばらしい記事を期待しております。
美爾依
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