2010.10.17 (Sun)
実体のない東京第5検察審査会の議決は無効

ワイナリーの紅葉
大手メディアが検察審査会の平均年齢の訂正を2度もした報道で、誰もがこの集団が審査会とは名ばかりのインチキ集団であるとの疑いを持ったことと思う。しかし、本来なら、政府を監視し、不正があったら、とことん調査し、真実を追求するのが大手メディアの役割であるのに、予想通り、政府のいいなりで、この件について批判する記事を報道する大手メディアは一つもなかった。
そもそも検察審査員の年齢や名前を非公開にするべきであるという規則がおかしい。もし、仙谷のように、内閣の実質的な権力者が、ある人物が気に食わないという理由だけで、その人物の政治生命を絶とうと思ったら、弁護士会の友人に頼んで、その目的を達成するために審査員を選んで、起訴とし、有罪に持ち込んで抹殺することも容易にできる。その審査員が誰かということは国民に全く知らされないため、実体のない幽霊審査員でもばれることはないからだ。
そんなことだから、国民から平均年齢が若すぎるという指摘が挙がれば、1人計算からはずれていたという理由で、平均年齢を若干若返らせることもできるし、それでもまだ若すぎるということになれば、審査の間に11人中7人が誕生日で年齢が増したことを忘れていたことにすれば、もう少し平均年齢を上げることができるのだ。しかし、これも、たったの半年の間に11人中7人の審査員が誕生日を迎えたというのもおかしな話である。
又、百歩譲って、第五検察審査員が実在したとしよう。審査員は半年で交代しなければならないわけだが、今回大手メディアによって発表された平均年齢は、交代前の審査員の平均年齢とほぼ一致、結果も同じ全員一致で「起訴」となったのだから、本来なければならない審査員の交代がなく、実際は、同じ者が審査員であった可能性もかなり高いことがわかる。
つまり、検察が何億という血税を使って全く証拠があがらなかったために不起訴となった事件でも、仙谷官房長官のように影で実権を握る者が強制起訴にしろと言えば、市民の名を借りた仙谷の操り人形たちで構成された検察審査会が強制起訴にできてしまうと言う恐ろしい話なのだ。
小沢氏は、告発内容を超えて犯罪事実を認定したという理由で、議決の取り消しと検察官役の弁護士の指定差し止めを求める行政訴訟を東京地裁に起こしたが、それより以前に、第五検察審査会の実体があったのかどうかを徹底的に調査するべきである。もし、その実体がなかったとしたら、「起訴」議決は間違いなく取り消しとなる。
こんなインチキ議決を受けて、小沢氏を国会招致しようなんて、キチガイ沙汰だ。そう考えるのは、私だけではないだろう。
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