2012.05.19 (Sat)
政府は原発再稼動よりも自然エネルギー導入に力を入れよ
『webronza』SYNODOS JOURNAL(シノドス・ジャーナル)
「原発を再稼働させる必要はない」 トーマス・コーベリエル氏(自然エネルギー財団理事長)インタビュー
2012年05月17日
今月5日に国内の原発全50基の発電が停止し、再稼働をめぐって慎重な議論が続いている。日本のエネルギー政策が抱える問題とは何なのか。東日本大震災以降、日本の復興と発展のため自然エネルギー推進に取り組んでいる、自然エネルギー財団理事長のトーマス・コーベリエル氏に伺った。(聞き手/環境エネルギー政策研究所研究員・古屋将太)
かなり、長いインタビューなので、コーベリエル氏の主張を簡単にまとめておく。
要旨:
■太陽光発電3ヶ月導入で原発10基分相当
猛暑によって10基の原発を再稼働させることが必要になったとしても、ドイツが昨年12月の1ヶ月間で達成した導入量と同じペースで太陽光発電を導入すれば、3ヶ月で原発10基分を達成できます。
■「競争力」という優れた指標
新規参入者に対して市場を開き、投資家が風力や太陽光の発電事業に投資できるようにして、それら自然エネルギーが既存の発電設備と競争することは、環境の側面からだけでなく、経済的な面でも多大なメリットが生まれます。もし現在の古く、非効率な大規模集中型の発電設備による地域独占を続けるのであれば、電力消費者は今後も高い電力価格を支払い続けることになりますが、健全な競争がなされることで、より効率的で競争力のある開発がおこなわれ、その結果として、消費者、特に産業界が公平で安い価格を享受することができるのです。
■次世代に対する責任の欠如
また、残念ながら原子力発電はいまや時代遅れであり、他の安価な電源との競争に勝つことはありません。原子力発電をおこなう電力会社は破産することになるでしょう。そして、将来の納税者は放射性廃棄物の処理費用や原子炉の廃炉費用を支払わなければなりません。また、事故が起こった際の除染費用も支払わなければなりません。
経済的に言えば、これから引退するであろう世代がこれまでおこなってきた原子力発電への取り組みは、彼らの孫世代に対してきわめて高い代償を強いることになるでしょう。
■原子力産業の歴史に残る影
歴史的には、スウェーデンもそうであるように、原子力発電の開発というのは、核兵器開発への野心に動機付けられておこなわれてきたことはよく知られています。 これが原子力発電に密室主義や不透明性の起源を与えることになり、それはいまだに原子力産業に影を落としているのです。
■意思決定と政策運営を明確にわける
そういったスウェーデンでの経験を踏まえると、日本の政治的意思決定のプロセスはスウェーデンほど透明ではないように感じます。そして、行政が政治の意思決定プロセスに多大な影響を行使している様子は、政治のリーダーシップにネガティブな影響を与えていると感じます。
また同様に、大臣が省庁の行政運営プロセスのあまりに詳細にまで影響力を行使するのも良くないと感じます。それは、本来は国会での立法で決定されるべきことです。
さらに、民主的におこなわれた政治的意思決定に行政官僚が従わない場合は、政府が一般市民と明確にコミュニケーションすることが重要です。そうすることで一般市民が起こっていることを理解できます。日本では、そういった政府と行政のコミュニケーションがあまり明確に伝えられていないように思いますし、はっきりと見えません。
■すべての世代に与えられた課題
以前、論文で読んだ記憶があるのですが、民主的な意思決定をおこなっている国々で、原子力を利用している国は、高齢世代が過半数を占める人口構成となっている傾向があるとのことです。この説に同意しない人もいますが、一般市民への世論調査を見ると、原子力利用をはじめた高齢世代がもっとも原子力推進の意見を示すことがよくあります。また、反原発の運動を展開してきた世代はいまでも強く反対していて、意見は変わっていないという結果もよくあります。
若者の方がこの問題に対する感受性が高く、彼ら・彼女らがこの問題に取り組む動機付けは強いと思います。ただ、若者にとって重要というよりは、すべての世代にとって重要な課題であると考えています。
特に、去年ドイツが1ヶ月間で太陽光発電を導入し、原発10基分の電力の供給を達成したという話には驚いた。日本でも同じペースでやれば3ヶ月で達成可能だという。今すぐ始めてもピーク時の7月には間に合わないが、8月半ばまでには導入できるだろう。
しかし、政府と結託している日本のメディアはいまだに自然エネルギーの否定的な局面しか報じず、政府も自然エネルギーの導入はやる気なしというのが今の現状だ。まったく、日本政府は何をもたもたしているのだろうか。国民は、政府のお尻をたたいてでも、自然エネルギー導入へのすみやかなエネルギー政策転換を訴え続けなければならない。同時に、自然エネルギー導入に積極的な政治家を支持しよう。
コーベリエル氏が日本とスウェーデンのエネルギー政策に関する共通点や違いなどを述べた日本記者クラブでの会見(同時通訳):
トーマス・コーベリエル 自然エネルギー財団理事長 2011.12.14
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2011.11.22 (Tue)
孫正義ソフトバンク社長と井川意高大王製紙前会長の逆転人生
約100億円以上もの大王製紙の子会社からの融資資金をカジノで使い果たした井川意高大王製紙前会長が、特別背任容疑で逮捕された。大王製紙の特別調査委員会によると、井川容疑者は直接子会社7社に電話して、井川容疑者やカジノ関連会社などの名義の口座に、計106億8千万円を振り込ませた疑いがある。大王製紙は、このうち85億8千万円分について、会社法違反の罪で特捜部に刑事告発していたという。
子供のときから甘やかされて育ち、お金には困ったことがなかったため、お金のありがたさがよくわからなかったのだろう。井川容疑者は、学生時代から高レートのマージャンを繰り返すなどギャンブル好きだったようだが、井川容疑者の金払いのよさに目をつけた六本木でナイトクラブを経営していた元俳優の男性に誘われるまま、海外のギャンブルにまで手を出すようになり、どんどんとギャンブルの深みにはまっていったそうだ。
お金にも、紳士的で整った外見にも恵まれた井川容疑者は、学歴も地位も女性も自分が望めば全てを手にいれることができた。井川氏に唯一「ノー」を突きつけたのはギャンブルだったのだ。それだけに、どんどんと深みにはまってしまったのではないだろうか。
井川容疑者とは逆に、祖父が韓国出身だったために日本で差別を受け、子供時代は貧しい生活を送りながら苦労してきた孫正義ソフトバンクグループ代表取締役社長は、フォーブスの調査による世界長者番付の2011年版で、日本一の資産家となっている。さらに、東北関東大震災においては、100億円を義捐金として寄付し話題となった。
孫氏の父親は、パチンコ業で大成功しており、「パチンコは客が必ず負けるものであるので好きではない。」と言っていることから、孫氏も父親からギャンブルとはそういうものであることを幼心に学び、いくらお金があってもギャンブルには手を出さなかったのであろう。
原発を全廃を訴え、再生エネルギーを推進する孫氏に反感を持つ原子力村勢力は多い。その一人が、経団連の米倉弘昌会長だ。原発再稼働優先の提言に異を唱えた孫氏に対し、「ちゃんとした理屈もなく反対だというのは困った発言だ」と批判している。理屈なんてわかりきったこと。ボケてんのかこの爺は。
自然エネルギーめぐり孫社長と経団連会長対立激化
100億円を日本のために寄付した孫正義ソフトバンク社長と100億円を子会社から借りて、全てをギャンブルにつぎ込んで逮捕された井川意高大王製紙前会長はどちらも日本企業のトップだが、この対照的な人生を歩む二人からは、幼い頃に苦労した人は将来大成功を収め、逆に幼い頃から何不自由なく甘やかされて育った人は、大人になってとんでもない目に遭うという教訓を学んだような気がする。そして、トップの良識によって、国民の受ける企業イメージも大きく変わってくるという一例を目の前に見た。
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2011.05.24 (Tue)
NHKが中継しない「参議院行政監視委員会」
今回は、家の外でもあり、また同じ状況にならないように、重いものは何も持たずにじっとしていた。たまたま、ワイナリーに元カイロプラクターの女性がいたので、その女性に相談し、痛む部分の腰の右側をマッサージしてもらったら、気分的にいくらかマシになった。
家に帰ったら、患部が炎症しているようにほてっているので、氷で冷やし、寝るときは患部を下にして横になって、足の間にまくらをはさんで寝るように言われた。
さらに、その日の終わりまでに喉に痛みを感じ、咳も出てきて、風邪らしい前兆もでてきたので、あわてて抗生物質を飲んで夜の9時ごろには寝てしまった。朝起きてみたら、痛みはまだあったけれども、昨日よりは腰の状態がしっかりしてきたようで、階段の上り下りがだいぶ楽になった。
そんなわけで昨日はブログを更新できなかったけれども、参議院行政監視委員会の参考人として小出教授、孫社長、後藤元東芝技術者らが国会で発言する日だったので、とても気になってしかたがなかったた。でも、パソコンの前に座ると腰に痛みが走ったので、ベッドで横になりながらiphoneで見ようとしたけど、とても気力が持たなかった。
次の朝、パソコンの前に座れるようになったので、フェイスブックをチェックしてみたら、いつも、原発事故の情報をアップしてくださっているたまちゃんが、NHKが中継しないその国会の動画をウォールにアップしてくださっていたので、ここに紹介したい。これまで、政府によって隠匿されていた原発事故で何が起き、現在どのような状態なのか、そして、これからの展望として、どのような対策がとられるべきなのかを参議院行政監視委員会の参考人のとても貴重な意見がわかる内容なので、なるべく多くの人が見られるよう、広めていただきたい。
参議院USTREAM中継 脱原発への道 1/2
http://www.ustream.tv/recorded/14906087
歴史が動いた5.23 【重要(USTREAM)動画放映中】NHKが中継しない「参議院行政監視 委員会」 行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関する調査 (原発事故と行政監視システムの在り方に関する件)
◆参院行政監視委の参考人:
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章君
芝浦工業大学非常勤講師 後藤政志君
神戸大学名誉教授 石橋克彦君
ソフトバンク株式会社代表取締役社長 孫正義
行政監視委員会理事会 午後零時五十分 第四十三理事会室
◆ユーストリーム「参議院テレビ 脱原発への道」配信 http://www.ustream.tv/channel/sangi intv その他、
服部順治のサイト めざまし政治サイト(旧落選運動) http://nvc.halsnet.com/jhattori/rak usen/
グリーン図ネットワーク(日本の新しい緑の党) http://nvc.halsnet.com/jhattori/gre en-net/
9.11の真実を求めて http://nvc.halsnet.com/jhattori/gre en-net/911terror/nyterror.htm
時代の精神 http://nvc.halsnet.com/jhattori/Zei tgeist/index.htm
Tags : 参議院行政監視委員会 |
参考人 |
小出裕章 |
後藤政志 |
石橋克彦 |
孫正義 |
文字おこし |
2011.05.20 (Fri)
日本政府の隠匿体質
しかし、今日の時事の報道によると、3月12日朝に首相が第1原発を視察する前に、長く公表されなかったSpeediの予測図を放射性物質の流れを知るために利用した可能性があるという。つまり、政府は、128億円もの税金で開発されたSpeediの放射性物質拡散予測図を、国民を放射性物質から守り、避難させるために使ったのではなく、首相の身の安全のためだけに使ったようだ。
オリーブニュースの資料によると、3月15日に2号機が爆発した後、かなり広範囲にわたって高濃度の放射線物質が拡散された様子が伺える。このとき、Speediの情報が公開されていたら、国民も事の重大さを理解して、ただちに避難できただろうが、どのくらいの放射線物質がどこまで拡散したかが政府によって隠匿されていたため、知らずに被曝した人も多くいるだろう。
政府は、福島第一原発事故後、ずっとSpeediデータをリアルタイムで持っていたにもかかわらず、国民がパニックに陥ることを恐れてこの重要な情報を隠していた。もしこれが事実なら、政府の隠匿行為は殺人と同等の犯罪である。たとえ、政府が情報を隠そうとしても、それを国民に公開させるのが、首相の役目である。そして、福島第一原発事故直後に、原子力村からの攻撃などものともせず、原発の全廃を明確に宣言するのが、国民から信頼、尊敬される首相というものである。
菅首相は、どうか。政府の原発事故情報の隠匿に手を貸し、国民の安全は無視して自分の安全のことだけを考える。本来なら、国民から石を投げられて当然の人物が、いまだに首相の地位にしがみつき、のうのうと暮らしている。日本国民はどこまでお人よしなのか。政治家でも、菅首相に面と向かって早期退陣を求めているのは、小沢一郎氏と西岡武夫参院議長くらいしかいないというのもまたなさけない。野党も腰抜けばかりで、指をくわえてみているだけ。こんなことだから、日本の政治家は国民から信用されないのだ。
そんな中で、京大原子炉実験所の小出裕章教授が、5月23日(月)に参議院の行政監視委員会に、孫正義氏、後藤政志氏、石橋克彦氏と共に招かれているという。政府のこれまでの隠匿体質を批判し、ぜひ、真実を追究していただきたい。
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2011.04.23 (Sat)
孫正義氏講演:原発問題の解決策としての自然エネルギーの普及
そして、現在は、震災と原発推進派企業、御用学者、官僚、政治家たちの人災によって悪化している原発問題を自分の手でいろいろと掘り下げて調査し、その解決策を冗談を交えながら面白おかしく私たちにわかりやすく講演で提案してくれる。本当に孫氏は、日本にとってすばらしい人材だと思う。在日韓国人3世として生まれ、差別を受けながらも、日本が大好きで、日本国籍を取得し、さらに日本が災難に陥ると、日本を見捨てないで財力と知恵を振り絞って日本を救おうとしてくださっている。まさに尊敬に値する人物だと思う。
孫氏が21日と22日に2つの講演と記者会見をしてくださったので、内容が重複する部分もあるが、両方紹介したい。昨日の自由報道協会主催の講演は、ソフトバンクのUstreamの視聴者が73万615人ということですでにご覧になった方がほとんどかもしれない。
自由報道協会主催 孫 正義 記者会見
「原発問題に口を挟むひまがあったら、本業の携帯電話の電波が繋がるように努力しろ」という原発推進派のものと思われるような批判にもめげず、原発問題の建設的な解決策としての自然エネルギーの普及の可能性についてお話くださった。
孫氏からお話があった時点では、Twitterのアンケートによると、原発縮小・全廃が96%で維持・推進がたったの4%だったそうだ。現在の数字を見てみると、投票数が10,155人、維持・推進は490人、縮小・全廃は9665人となり、95%vs5%となっている。これまでのメディアの発表では、維持・推進派の方がとは大違いだ。
その他の孫氏の講演の主な内容は、次の通り。
-原子炉の寿命(平均の寿命は、22年で廃炉だが、福島第一原発の場合は、50年近くになるまで使われていた。)
-世界の原発建設ラッシュは、1985年で、ピークをとっくの昔に過ぎていた。
-原発よりも効率のいい自然エネルギーがあるなら、原発大好きな原発推進派も納得できるのではないか。
-原発の安全基準を高めることが大切。
-2010年の『エネルギー白書』によると、原発が一番安いことになっているが、現実は追加コストがあるため、原価が5~6円というのは昔の話で、今は15円前後となっているのではないか。検証が必要。フランスによると、事故保険を含めると、3倍になる。参照
-小学生の笑い話で、「ほあんいんぜんいんあほ」が流行っている(笑)。
-小学生すら放射線濃度の日本の計量方式に疑問を持っている。IAEAと日本の計量方式に大きな差がある。
-原発と太陽光発電のコストは、去年逆転した。
-小学校で子供の年間20ミリシーベルトというのは、大人と全く同じで許せない。国会で1度しゃべらせろ。
-2011年の3.11はエネルギー政策の転換の日であり、国民全員が安心して住んでいける国土を取り戻すために自然エネルギー財団を作る決意をした。とりあえず、10億円を寄附。すでに震災者の方たちに100億円と自身のソフトバンク役員の全報酬を寄附している。議論のきっかけとして、世界中のトップの科学者たちの研究を集めて日本政府に提案する。
-電力の消費量が一番高いピークの時間に太陽光発電でまかなったらどうか。太陽の出ていない夜や雨、曇りの日は、石油、石炭、水、火力発電などを使ったらどうか。
-日本の太陽電池メーカーは世界でもトップ4に入っていたが、今は日本の最高が世界で4位と落ちぶれてしまった。
-海外では、太陽発電によって作られた電力を政府が買い取ったので、太陽発電が促進されていった。日本でも、偶然にも大震災が起こった日の午前中の閣議で、太陽電力を1キロワット40円で買い取ることが決められたという。
-被災して使えなくなった農地などに世界最大のソーラーパネルを設置して太陽光発電を行う「東日本ソーラーベルト構想」を提案。さらに、そこに風力発電や地熱発電などの発電を設置することによって雇用を促すことを復興プロジェクトとしてやったらどうか。
-国難のときこそ、政府が率先して自然エネルギーを原発の代替エネルギーとして使うべき。
-日本の一ヶ月の電気料の平均は8000円だが、自然エネルギーに変わった当初は、一時的に500円ほど電気料が上がるかもしれないが、将来的にはコストダウンするはずなので、国民は1回分だけ値上がりを覚悟しなければならない。
その後、記者や一般参加者からの質疑応答となった。「小沢一郎議員を支援する会」世話人だった山崎康彦氏(4月23日午後6時30分付で当会を脱会)もこの記者会見に出席され、孫社長に小沢氏との連携の可能性などについて直接意見・質問をした。
孫氏は物腰が低く、冗談を交えながらとても参考になる話を全ての人にわかりやすく説明してくださったので、とても聞きやすかった。その中にも斬新なアイディアが光っていた。特に、その土地で農業を営むのは長い間難しい福島の農民たちにとって、そこに世界最大のソーラーパネルを設置して太陽光発電を行う「東日本ソーラーベルト構想」は、雇用を創るという面でもすばらしいアイディアだと思う。
できれば、孫氏には、企業家よりも政治家になってもらい、国会で発言したり、政府との交渉を直接やってもらいたい。そして、そのリーダーシップ、資金力、発言力、交渉力、創造力、コミュニケーション力を生かして、国民に希望と活力を与え、1日も早く日本が復興できるよう導いて欲しい。
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東日本ソーラーベルト構想 |
忌野清志郎 |
2011.04.21 (Thu)
東電の工程表は、七夕の短冊
東電が先日発表した工程表は、七夕の短冊と同じで単にこうなればいいなという願いを書いたものにすぎないという岩上氏の厳しい発言から始まった。
Live Videos by Ustream
みずほタンと田中優氏の対談も、とても参考になったので、どうぞ。
2011.04.05 (Tue)
孫正義氏の生い立ち
「孫」という苗字からして、国籍は、日本人ではないだろうと思っていたが、ネットでは、在日朝鮮人、在日台湾人、在日韓国人3世などと伝える情報もある。しかし、実際は、彼が34歳のときに、すでに日本人の国籍を取得しているのだから、現在は、れっきとした日本人であり、ルーツを正確に伝えたい場合だけ、韓国系日本人とした方がいいのではないか。
孫氏が家族に反対されたままに、米国に渡ることを断念していたとしたら、おそらく、実業家としての芽はついばまれていただろう。米国に行って、日本以外では、韓国人だからと差別されていないことを知ったからこそ、自分に自信を持ち、苗字も日本名の「安本」から「孫」に変えたのであろう。
いずれにせよ、国籍なんていうものは、二の次で、一番大切なのは、個人の資質である。国籍なんかに囚われるほうがおかしいのだ。日本では、特に右翼系の人々が朝鮮人、韓国人、中国人と日本人以外のアジア近隣諸国の人々の差別を行っているようだが、それは、日本の昔の栄光にすがって生きている右翼が多い。日本の現状を全くわかっていない。そしてそういう人たちがなぜか日本の社会のトップに胡坐をかいている状態なのだ。
だから、これまでも多くの人種差別、女性差別発言をしてきた極右の老害、石原チン太郎が今年も都知事に選出されるようなことになるのである。日本は、このような頭脳が化石化した人々を社会のトップから排除しないと、新しく生まれ変わることはできない。私たちが今、日本のトップに求めているのは、孫氏のように、実体験から、貧しい人々や日本で差別を受けてきた人々の気持ちが手に取るようにわかる人ではないか。そして、私欲まみれの今の政治家と違って、自分の財産をなげうってでも被災者に貢献しようとする暖かい気持ちをもったごく普通の心を持った人なのだ。
今すぐ馬菅と交代して、日本の指揮をとってもらいたい人が、孫正義氏だ。その生い立ちを知れば知るほど、孫氏への尊敬の念が深くなる。
孫正義氏 生い立ちを語る 2010年6月25日
2010年6月25日 株主総会後に開かれた 『ソフトバンク 新30年ビジョン発表会』
そこで語られた孫さんの生い立ち。
Ustremeにアーカイブがあります。
http://www.ustream.tv/recorded/7882795 (1時間47分のところ)
Kinmiya's Scrapbook
孫正義の生い立ち
孫正義が泣いた。 96年2月。毎日新聞社が前の年に活躍した経営者に贈る「毎日経済人賞」を受賞したときのことだ。 その授賞式のスピーチで彼はこう話したという。 「幼いときにリヤカーに座っていました。 ぬるぬるして気持ちが悪かったんです。 今は亡き祖母がリヤカーを引っ張っていました。 近所から残飯を集めて豚の餌にするんです。 ぬるぬるして・・気持ち悪かった。 がんばっていたのです・・・・。私もがんばって・・・。」 孫は声を詰まらせ涙ぐんだ。 彼が公の席で、こうした顔を見せるのは初めてのことだった。 同時に受賞したジャスコ会長の岡田卓也は、その時の様子をこう話してくれた。 「皆、シンとしましたよ。そんなことがあったんか、ということを初めて知ったわけですからね。報道されるのは華やかな孫さんの買収の話ばかりだからね」岡田は本当に驚いたと繰り返した。 私が孫に初めて会ったのは、・・・・・
http://kinmiyatw.posterous.com/12614695
この生い立ちを語る孫氏を見て、涙が止まらなくなった。さっそく、孫氏のTwitterをフォロー。すでに百万人以上の人にフォローされている。
孫正義
@masason
孫正義です。 Twitterで多くの皆さんと時空を超えて、心の繋がりが広がっていく事に感動しています。初めてInternetに出会った時以来の感動です。世界が平和でより多くの人々が、幸福になれる事を心から願っています。
http://www.softbank.co.jp/
2011.04.04 (Mon)
被災者支援ランチに行ってきた
ソフトバンクの孫正義氏が東日本大震災での被災者支援のため、個人資産から100億円寄付するというすばらしいニュースを読んだ。私たちにとっては100億円の寄附というと、「わぁ~!すごいっ!」って感じだけど、米経済誌フォーブスの今年の長者番付によると、孫氏の個人資産額は約6800億円だそうだから、かれにとっての100億円なんて、私たちにとっての10万円くらいのものだろう。孫氏の寄附によって、義援金の合計額は、なんと!830億円を超えた。義援金がすみやかに被災者へ渡されるよう祈りたい。
それにしても、日本に孫氏のような在日韓国人の実業家が活躍していることを心から誇りの思う。幼少時、とても貧しい家庭で育った孫氏は、被災者の心の痛みがよくわかるのだろう。これからの孫氏のご活躍を期待したい。
孫氏も出演されている「CNIC_JAPAN 田原総一朗x孫正義x田中三彦x後藤政志 緊急対談~東日本大震災について~」は、必見だ。
今日は、孫氏を見習って、私も被災者支援のため、ナイアガラの滝の近くにある日本レストラン「水車ガーデン」の、日本被災者支援ランチ「日本文化の味」に行ってきた。この地域に住む日本人の方たちのほとんどがボランティアで参加し、お寿司、焼きそば、照り焼きチキン、カレーライスなどを作り、一皿5ドルで、売った。お寿司は、私の大好きな日本食レストラン「みちのく」のシェフ、岡部さんがその場で握ってくれたので、とてもおいしく、大人気であっという間になくなってしまった。しばらくご無沙汰していた友人たちにも会えて、久しぶりの日本料理も食べられて、素敵な1日となった。

レストランのまわりの車の数で、予想できたけど、
入り口を入ると、すごい人であふれていた。