2008.11.19 (Wed)
元厚生次官連続殺人事件

写真:死亡した山口剛彦元厚生事務次官
(日本年金数理人会 会報No.1より)
麻生首相、情報収集を指示=元厚生次官宅殺傷事件で(時事通信社 - 11月18日 23:01)
麻生太郎首相は18日、旧厚生省の元事務次官や家族が連続して殺傷された事件を受け、首相秘書官を通じて事件の背後関係などの情報収集を急ぐよう指示した。政府は「政治的テロであれば断固阻止しなければならない」(政府高官)として、厚生・厚労次官経験者の自宅などに対する警備を強化。同日夜には伊藤哲朗内閣危機管理監が首相官邸に入り、情報収集に当たった。
首相は同日夜、首相公邸で行われた与党幹部との懇親会の後、ホテルのバーに立ち寄る予定を取りやめ、渋谷区内の私邸に戻って秘書官から事件に関する報告を受けた。秘書官によると首相は、事件について「痛ましい」と語った。河村建夫官房長官も自宅待機を続けた。

写真:妻が刺された吉原健二元厚生年金基金連合会理事長
(日本年金数理人会 会報No.1より)
まだ、事件の全容がわからないので、なんとも言えないが、さとうしゅういちさんがとても共感できる考えをブログで表明していたので、紹介したい。
『広島瀬戸内新聞ニュース』【厚生次官経験者連続殺傷事件】平成の血盟団事件を憂う
(前略)
あまりに腐りきった現状への憤りはわからないではない。が、暴力は、連鎖を呼びます。
やがて、みな萎縮して、言論の自由も失われていきます。
人を殺すのは重い犯罪です。
だが、もし、権力者へのテロのつもりで犯人が刃物を取ったのなら、それはとりわけ強く非難せざるを得ません。
一方で、日本は一刻も早く政権交代可能な民主主義を根付かせるべきです。
そして、格差を是正し、社会から排除される人がないようにしないといけません。
政権交代もなく、格差が広がるばかりでは、絶望感が広がります。
【対テロ戦争】に協力してきた日本ですが、その間に、格差を拡大し、国内で知らない間にテロの芽を育ててきたのではないか、と反省すべきときです。
道をあやまれば、本当にとんでもないことになるような気がします。
アホウを総理大臣の椅子に据えて、経済の悪化、社会秩序の崩壊を放置する現政権を見ていれば、将来の不安が増殖して、誰でも精神的におかしくなるだろう。この事件は、そうした国民の不満から生まれたものなのか、又は、元厚生次官の口を塞ぐ為に権力側がしむけたものなのか、いまだにわからないが、年末の惨事に人々の気持ちが暗くなるのは避けられないだろう。
追記:
今回の事件に巻き込まれた元厚生次官は、二人とも小泉が厚生大臣の時の次官だったという共通点があることがわかった。
『したらば掲示板限定シリーズ三部作雑記』「【社会】厚生行政経験者に警戒を指示 - 警察庁」より
小泉純一郎:厚生大臣 1988年12月~1989年8月 竹下~宇野内閣
吉原健二(中野区 妻が重傷):厚生事務次官 1988年から1990年まで
小泉純一郎:厚生大臣 1996年11月~1998年7月 第2次橋本内閣
山口剛彦(さいたま市 夫婦とも死亡):厚生事務次官 1996年11月~1999年8月
又、 トヨタ自動車の奥田碩相談役が、12日に首相官邸で開かれた「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」で行ったテレビ批判の直後に起こった事件だけに、とても不気味なものを感じる。
【続報】殺害された山口元厚生次官、「年金制度のスペシャリスト」だったより
「あれだけ厚労省が叩かれるのはちょっと異常な話。正直言って、私はマスコミに対して 報復でもしてやろうかと。スポンサー引くとか」と発言して、ワイドショーや情報番組が年金問題を取り上げること対して、痛烈に批判した。
関連記事:
基礎年金導入時の担当幹部=2人の元厚生次官、経歴に共通点(時事通信 2008/11/19-00:20)
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