2008.02.29 (Fri)
海上自衛隊イージス艦事故:石破の辞任まだ?
しかし、野党 (民主、社民、国民新)は今回のイージス艦衝突事故に関して石破茂防衛相の辞任か罷免を要求していく方針で一致したそうだ。もちろん、これまで、防衛省汚職問題にずっと取り組んできた共産党がこれに加わるのは時間の問題だろう。

厳しい表情で参院外交防衛委にのぞむ石破茂防衛相=国会内で
2008年2月28日午後1時19分、藤井太郎撮影(毎日.jp)
石破の進退問題関連の最新ニュースをとらちゃんが集めてくれたので、ご参考まで。
『晴天とら日和』「石破防衛相を辞めさせれば、フクダの支持率はさらに下がるのでないか」と言う。こうして民意を見誤って支持率を下げていくのはお見事なぐらいの自民党の体質だと思う。
しかし、福田首相を初めとした自民党議員らも石破の擁護に必死だな。石破を辞任させたら、自民党の支持率が下がるから辞任させないなんて。「石破防衛相が抜本的な組織改革に着手していて、ほかに代わりが見当たらない」というのは、単なる言い訳だろう。石破がいる限り、防衛省の隠ぺい・情報操作体質は変わらないよ。
そんな腐りきった体質を持った防衛省側のイージス艦事故に関する発表が二転三転している。イージス艦事故:海保「けが人移送」も否定 虚偽上塗りかという毎日の記事によると、今度は増田好平事務次官が「海保に救助活動で救命艇を下ろす際に負傷した乗組員1人と、部隊連絡のための幹部1人をヘリで搬送すると事前に連絡した」と言ったのが、実は海保は連絡を受けていないことがわかった。
説明の食い違う点:
増田好平防衛省事務次官の説明
事故当日の19日午前、横須賀地方総監部から横須賀海上保安部に対し「救助活動で救命艇を下ろす際に負傷した乗組員1人と、部隊連絡のための幹部1人をヘリで搬送する」という連絡を行い、けが人は横須賀市へ、幹部は海幕へ、別のヘリで運んだ。
海幕(防衛省)の説明
東京の医療施設に運ぶけが人の付き添いで航海長が同乗した。
海保(国土交通省の外局)の説明
19日午後、幹部1人(航海長)を搬送したとする事後説明については、海上保安庁が連絡を受けたことを認めたが、けが人の報告があったことは否定している。
増田事務次官と海幕は、同じ防衛省だったら発表する前に口裏を合わせるのが普通なのだが、最初の段階で話しが食い違っている。増田事務次官は2つのヘリで幹部と負傷者を別々に運んだといい、又運び先も、「けが人は横須賀市へ、幹部は海幕へ」といっているのに対し、海幕では、負傷者と航海長は同じヘリで運ばれ、負傷者は東京の医療施設に運ばれたといっている。
又、増田事務次官は二人を搬送する前の午前中に海保に電話で連絡をとったといい、海保は事後である午後に連絡を受けたが、負傷者の運搬については何も聞いていないと言っている。
なぜこのような食い違いが起こったのか。
まず、防衛省が海上保安庁の承諾なしにイージス艦「あたご」の航海長から事情聴取していたというのは、石破が間違いだったと自白したので、増田事務次官が事前に海保に連絡したといったのは嘘だったということが判明している。
上述の毎日新聞で防衛幹部が言っている通り、「航海長を船から離れさせたことが露呈した当初、海幕は『航海長はけが人の付き添いだった』と正当化しようとした。実際には、けが人と航海長が別々のヘリだったため、報道された『同乗』という説明と矛盾が生じ、会見で増田次官が、けが人を運ぶ連絡もしたと主張せざるをえなかった」のである。

JunPlanningより
ついでに知能は大人でもベッドでは子供の迷探偵ミニャ~ロック・ホームズの推理によると、これだけの食い違いが生じたのは、世間には絶対に洩らせないことを隠蔽するためである。負傷者というのは、実は救助活動で救命艇を下ろす際に負傷した乗組員ではなくて、この事故で負傷した吉清親子だったのだ。世間には、この親子はいまだに行方不明ということになっている。だから、負傷者のことは、一切海保には知らせなかったのではないか。
ミニャ~ロック・ホームズ 「そうでしょ、石破君。」
石破 「いやん、ばれちゃったぁ。」

顔を覆う石破防衛相=衆院予算委分科会{時事通信社 2月27日)
石破君、それにしても、高級そうな小物を身につけているじゃないか。
この時計はローレックス、スーツはアルマーニ、ネクタイはディオール・オム、
カフスはブルガリ、髪の毛は植毛かい?(笑)
きっとこれまでやってきた防衛汚職でたくさん儲けてきたのだろうね。
参考記事:
防衛省汚職(赤旗)
防衛省汚職(朝日)
海上保安庁とは?(ウィキペディアより)
海上保安庁(かいじょうほあんちょう、英語表記:Japan Coast Guard)は、海上の安全及び治安の確保を図ることを任務とする行政機関であり、国土交通省の外局となっている。主に、海難救助・交通安全・防災及び環境保全・治安維持が任務の内訳となるが、現実には海洋権益の保全(領海警備・海洋調査)をも任務としている。
海幕とは?(ウィキペディアより)
海上幕僚監部(かいじょうばくりょうかんぶ、JMSDF Maritime Staff Office: MSO)とは、海上自衛隊の防衛及び警備に関する計画の立案に関する事務等を掌ることを任務とする、防衛省に置かれる特別の機関である。略称は海幕である。海上幕僚監部の長は海上幕僚長である。
海上幕僚監部は軍政(旧軍では海軍省が担当)・軍令(旧軍では軍令部が担当)事項双方を職掌としている。主に海上自衛官によって構成され、いわゆる背広組(事務官)中心の防衛省内部部局(内局)とともに、専門的知見に基づき防衛大臣を補佐する役割を担う。
防衛省に置かれる特別の機関?なんじゃそりゃ?こうして読んでみると、海幕って海上自衛隊の不利な情報を有利に変える情報捏造部隊みたい・・・・。
Defense Ministry suspected of more lies over fishing boat accident(Mainichi Daily News February 28, 2008)
追記
関連記事:
『保坂展人のどこどこ日記』 「事故当日、イージス艦「あたご」に降り立った3機のヘリの謎」(2月28日)
この重大事故の直後、海上自衛隊幹部による隠蔽工作、口裏合わせが行われた可能性が日に日に濃くなってきている。この日、自衛隊のヘリポートから3機のヘリが飛び立った。この3機に誰が乗って、何のために飛んだかが問題だ。防衛省事務次官の発言と防衛省のヒアリングから時系列的にまとめてみよう。
驚いたことに一機目のヘリは、横須賀の護衛艦隊司令部幕僚長他何名かを乗せて午前8時5分に飛び立ち、「あたご」に向った。午前8時半乗船すると9時間も滞在して、「艦長を補佐した。防衛省の組織として事態を把握して、イロイロな情報を市ヶ谷(防衛省)に入れた」(防衛省)という。
もう一機のヘリは・・・・。続きをよむ
え?ヘリは2機じゃなくて、3機だったの?こりゃ、いよいよ怪しいぞ!
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Tags : 増田好平 |
2007.08.17 (Fri)
同じ負け犬同士:安倍晋三と横綱朝青龍
<防衛次官>生え抜き増田氏昇格 小池防衛相が人事案断念(毎日新聞 2007年8月17日)

【略歴】増田好平氏(ますだ・こうへい)75年東大法卒、防衛庁入庁。広報課長、防衛参事官を経て06年8月から人事教育局長。東京都出身、56歳。(毎日新聞 2007年8月17日より)
上の毎日の記事に書かれているけど、今回の混乱で、塩崎恭久官房長官とマダム寿司の確執や防衛大臣とは名前ばかりで防衛省で人事の執行権も認めてもらえず孤立したマダム寿司の姿が浮き彫りにされた。
又、それ以前の問題で、参院選前の宣伝効果だけを期待して、全く存在価値のない閣僚を防衛大臣に指名した安倍の任命責任や安倍内閣の危機管理能力の欠如が改めて問われることになった。
これに関して民主党の渡部最高顧問が「既に今の内閣は死に体だ」と的確なコメントをしていた。
防衛次官人事、「内閣は死に体」=民主・渡部最高顧問
(時事通信社 - 08月17日 21:01)
民主党の渡部恒三最高顧問は17日午後のTBSの番組収録で、防衛省の事務次官人事が混乱の末に決着したことについて「既に今の内閣は死に体だ」と厳しく批判した。渡部氏は「閣僚の電話に事務次官が出ないことは常識的にあり得ない。(電話に出ないことで)国民の平和が守れない場合だってある」と指摘した。
又、渡部氏は安倍と横綱朝青龍を重ねて鋭く批判している。
首相と横綱「値打ちなし」=民主・渡部氏
(時事通信社 - 08月17日 21:01)
「首相と横綱の値打ちがなくなった。本当に日本は悲しい」。民主党の渡部恒三最高顧問は17日、TBSの番組収録で、参院選での自民党大敗後も続投を決めた安倍晋三首相を、謹慎中の大相撲の横綱朝青龍に重ね、こう嘆いた。
渡部氏は「わたしが子どものころ、吉田茂首相と横綱双葉山は尊敬の的だった」と振り返った。「ところが、横綱は国民の信頼がなくなった。この問題が報道されるたびに思い出すのが安倍君だ」と、角界と政界のトップをそれぞれ厳しく批判していた。
横綱朝青龍の場合は、メディアにこてんぱんに叩かれて、何もそこまで言わなくてもとかなり気の毒な気がしないではないが、安倍晋三に関しては全くそんな気は起こらない。国民の税金で食って暮らしているくせに悪政を行い、「醜い国づくり」を実践しようとしている安倍には同情できるわけがない。首相に留まることを決心したからには、これまでのツケがすべて回ってきたと思い、しっかりとこの状況に耐えるしかないだろう。これからはもっと悲惨な状況になると思うけど・・・・。
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