2009.06.11 (Thu)
第三者委員会が報告書で検察に説明責任を求める

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先日の党首討論で鳩山代表が触れていた「政治資金問題を巡る政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会」(飯尾潤(座長) 政策研究大学院大学教授、郷原信郎(座長代理) 名城大学教授、弁護士、櫻井敬子 学習院大学教授、服部孝章 立教大学教授)の報告書、本篇(623kb)と資料篇(2,228kb)が10日に民主党へ提出された。検察に説明責任を求め、偏向報道を批判し、民主党の危機管理や党としてのあり方を提案する内容だ。覚書としてその内容のまとめとこれに関するニュース記事などを紹介する。
(追記 2010年1月18日:残念ながら「政治資金問題を巡る政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会」へのリンクは切れてしまったようだ。恐らく、現在の見解と違ってきたからかもしれない。)
本篇(623kb):
政治資金問題を巡る 政治・検察・報道のあり方に関する 第三者委員会 報告書
2009 年 6 月10 日(pdf ファイル)
資料篇(2,228kb):
政治資金問題を巡る政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会 報告書
資料編
2009 年 6 月10 日(pdf ファイル)
本篇は、48ページ、資料篇は148ページと膨大な数に及んでいるが、郷原氏のテレビや論文での主張がかなり反映されている報告書となっているので、彼の意見を熟知している人なら、あっという間にすんなりと読めると思う。
内容を一言でいうのは難しいが、大雑把に言えば、東京地検の谷川恒太次席検事が、政治資金規正法違反の起訴を行った3 月24 日に述べた下記の意見を元に、その言葉の真偽を検証することが発端となっている。
谷川氏は、「ダミーの政治団体の名義を利用するという巧妙な方法により、多額の寄附を受けてきた事実を隠すため、という本件犯行の動機、犯行に至る経緯、犯行態様についての事情も考え合わせると、政治資金規正法に照らして看過しえない重大かつ悪質な事案と判断した」と述べた。
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