2009.03.14 (Sat)
読者の方からいただいたコメントを紹介
今回の小沢秘書逮捕事件では、国民の非難は次の3点に集まると思う。
1.国家権力の不当な行使や国策捜査
-検察が小沢代表にダメージを与えるために衆院選挙前に小沢代表の秘書をいきなり逮捕し、元秘書を事情聴取し、政治的制裁を与えた。
-麻生内閣漆間官房副長官が「自民党には捜査は及ばない」と今回の小沢秘書逮捕が国策捜査であることをオフレコでマスコミに話し、実際、その通りになっている。
2.マスコミによる偏向報道と小沢バッシング
-政治資金規正法違反の立場に立てば、実際は、自民党の方が民主党よりもよっぽどひどいことをしているにもかかわらず、自民党議員の話題はスルーで、マスコミによる目に余る偏向報道と小沢バッシングが続いている。
3.政治資金規正法違反
-倫理面からすれば、企業献金は例え政治団体を通しても違法なものである。
又、上の3点以外に、ブログ上で起こっている問題として、
4・政権交代をめざす仲間による小沢バッシング
がある。
この4つのカテゴリーに分類してコメントを紹介したい。
その前に、『晴天とら日和』のとらちゃんがとても貴重な情報を週刊誌や読者の方から仕入れてくれたので、それをまず、紹介したい。
民主党Vs自民党+地検
●サンデー毎日「゛小沢首相゛を潰した七人の検事」
●検事総長:退任後の要職(天下り先)
などの情報満載。
目指そう、政権交代だーーーッつ!
この中でとらちゃんが、このブログにもよくコメントをくださるscottiさんのコメントを紹介しているんだけど、これが又すごい分析だなと感心してしまったので、転載させていただきたい。
(田中派)田中角栄 逮捕 ロッキード事件 (←東京地検特捜部)
(経世会)竹下登 失脚 リクルート事件 (←東京地検特捜部)
(経世会)金丸信 失脚逮捕 佐川急便献金・脱税 (←東京地検特捜部&国税)
(経世会)中村喜四郎 逮捕 ゼネコン汚職 (←東京地検特捜部)
(経世会)小渕恵三 (急死)(←ミステリー)
(経世会)鈴木宗男 逮捕 斡旋収賄 (←東京地検特捜部)
(経世会)橋本龍太郎 議員辞職 日歯連贈賄事件 (←東京地検特捜部)
(経世会)小沢一郎 西松不正献金事件 (←東京地検特捜部)
(経世会)二階俊博 西松不正献金事件 (←東京地検特捜部)
(清和会)岸信介 安泰
(清和会)福田赳夫 安泰
(清和会)安倍晋太郎 安泰
(清和会)森 喜朗 安泰
(清和会)三塚 博 安泰
(清和会)塩川正十郎 安泰
(清和会)小泉純一郎 安泰
(清和会)尾身幸次 安泰
実に明快に、この国の支配構造が分かります。
主権 C I A
なぜか、清和会の政治家は全く逮捕されないって話しなんだけど、メンバーを見てみると、岸信介を初めとして、CIAによって救われた犯罪者の巣屈のようなグループだよね。それでも、とらちゃんも言っているように、小沢政権になれば、「清和会」もおしまいだろうし、「清和会」の息の根を止めるには、政権交代しか残された道はないだろう。
Tags : 政治資金規正法違反 |
検察 |
国家権力 |
不当行使 |
国策捜査 |
小沢バッシング |
偏向報道 |
2009.03.10 (Tue)
小沢一郎民主党代表は続投し、国家権力と闘い抜くべき
大分合同新聞は、「47NEWS」を構成している47の地方紙の一つで、「よんなな」とは47都道府県を意味する。
ネットの大分合同新聞を見てみると、「ミニ事件簿」などがあるのも面白いと思ったけど、動画ニュースや地元のニュースなどローカルな話題も豊富だ。共同通信ニュース特集の『米新政権』のリンクもオバマ政権に関する話題が手に取るようにわかってなかなかいい。

違法献金:小沢氏、代表続投を表明…民主幹事会(毎日 3月10日)
さてさて、今日の午前中、西松建設の献金問題で小沢代表の公設第一秘書が逮捕されたことについて、小沢代表から民主党の役員会と常任幹事会で、説明があったようだ。これまでの経緯と今後の対応を説明し、「官僚政治打破のために政権交代が必要との一点で判断するので私を信頼してほしい」と続投を表明したそうだ。まあ、政権交代を実現させるためには当然の成り行きだろう。
だいいち、定額給付金のバラマキで、少しだけ支持率が上がったけど、「自民党には捜査は及ばない」と言った漆間の失態や細田の失言、二階の西松からの裏献金問題などで来週は又支持率一桁台になるであろう麻生内閣が、これだけマスコミが偏向報道を行った後だというのに、いまだに不支持率は80%で、それでも辞めないっていうのに、どうして、この偏向報道の真っ只中でも世論調査で辞任を求める声が、まだ50%しかない野党党首の小沢代表が辞めなくちゃいけないの?
小沢代表公設秘書の突然の逮捕劇は、衆議院選挙前に起きた不幸な事件であったけれども、それゆえ、民主党議員がそれぞれの本性を現したことは決して見逃してはならないと思う。政権交代後の小沢内閣を結成する際のいい参考となったことだろう。ブログ界でも同じことが言える。これまで仲間だと思っていた人が実は敵だったとわかり、これからの付き合い方などを考える上で多いに参考になる事件だった。まあ、ネットの世界では、敵、味方なんてちょっと大袈裟かもしれないが・・・・(笑)。
今回、偏向報道が行われていたので、頼れるのは、世論を反映するブログの意見ばかりという状況の中、あまりいつも取り上げないブログやメディアで、私が共感したものを紹介したいと思う。
Tags : 小沢一郎 |
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2008.06.28 (Sat)
植草一秀氏の痴漢冤罪事件
でも、ウィキペディアの情報はどうだろうか。2ちゃんねるに比べると少しは信用がおかれているような気がしないでもないが、実際は、信用できる情報とできない情報の差がかなり激しい。だから、天下のネット百科事典に書いてあることだから信用できるだろうと思ったら大間違いで、ウィキペディアを読むときこそリテラシー(読解力)が必要となってくる。
関連過去ログ:政府のウィキペディア情報操作にもっと批判の目を向けよう
1ヶ月ほど前に『情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士』のヤメ蚊さんが「カナダのメディアリテラシーに学びたい~ここまでやるか…」で、カナダのメディア・リテラシー教育についての本を紹介してくれていた。世界でもメディアリテラシー教育が初めて行われたのはカナダの小学校だった。
いわば、カナダの教育は、政府はあなたたちをだますかもしれませんよ、という教育、日本の教育は、政府は信用できますよ、という教育。どちらが、本当に市民にとって有利な政府にする意欲があるかは明白だろう。
騙されるかもしれないという認識をもって、政治に接することで、政治に対する評価は厳しくなる。そのような厳しい評価に耐えた党が政権を取る…すばらしい。
まさにその通りで、まず、カナダでは市民がメディア情報の真偽を判断できるため、政府が莫大な税金をつぎ込んでネット規制する必要もない。というかそんなことを政府がしようとしたら、反乱が起こるだろう。メディア・リテラシー教育のおかげか、カナダの政治家はカナダ市民の奉仕者、英語ではCivil Servantと呼ばれている通り、国民が住みやすい世の中にするために国家に働きかけてくれている。ところが、日本の政治家はどうだろうか。自分が市民の奉仕者であるという意識はあまり感じられず、政治家としての利権ばかりを追い求めている。この原因は日本国民にもあって、官僚や政治家による汚職が暴露されてもあまり関係ないという感じで政治に無関心だから、この国はどんどん悪くなっていくのだ。
又、日本人は国家権力というものに弱く、警察が絶対的なものと信じて疑わない人が多い。例えば、植草氏の痴漢冤罪においても、ネットでは警察からの一方的な情報が氾濫しており、証拠もないのに、まるで植草氏が本当に痴漢をしたかのように書き立てる人もいる。もし、私が植草氏を疑うときは、実際にこの目で植草氏が痴漢をしているのを見たときだけだ。本人が否定しており、決定的な証拠がない限り、無実を信じる。植草氏を犯人と決め付けて誹謗中傷するなど名誉毀損や人権侵害にもあたり、もっての他だ。私は又、日本の警察も信用していないので、警察が被告に不利な証言をしたり、被告に有利な証拠を見せなかったりすることは十分ありえると確信している。警察に都合のいいものは、なんでも「捜査において収集した証拠」として公開してしまうのも問題だ。
『らくちんランプ』のスパイラルドラゴンさんが「警官メモの証拠開示、対象を捜査全般に拡大…最高裁決定(2008年6月27日23時16分 読売新聞)」というニュースを紹介していたが、警察の証拠開示拒否などの怠慢によって判決結果に大きな違いが生じることは否定できない事実であろう。
ネットで「3回も逮捕されたのだから、絶対にクロだ」という書き込みを見るが、3回でも4回でも5回でも、その裏に大きな圧力が働いていたら、何回逮捕されたからクロだという証拠にはならないだろう。植草一秀氏のウィキペディアにもかなり怪しい書き込みがされている。何も知らない人、メディア・リテラシーの低い人は、こういった文章をも疑うことをせずに信用してしまうだろう。
植草氏には、はっきりとここに書かれていることを否定し、これまでメディアに騙されてしまった人たちを納得させていただきたい。
又、植草氏に少しでも疑念を持っている方は、まずは、下記のビデオを見ることから始めて欲しい。2004年に無実の罪で逮捕され、2005年4月に控訴を断念した理由などを本人の口から語っている。
マル激トーク・オン・ディマンド プレビュー 第210回(2005年04月09日)
命をかけて無実を訴えていきます
ゲスト:植草一秀氏(エコノミスト)
ちょうど1年前の4月8日、東京JRの品川駅で女子高生のスカートの中を手鏡でのぞき見しようとしたとして東京都迷惑防止条例違反で逮捕、起訴され、さる3月23日、「罰金50万円・手鏡一枚没収」の有罪判決を受けたエコノミストの植草一秀氏は、無実を訴え続けているにもかかわらず、控訴期限だった4月6日控訴を断念した。
植草氏は「罪を認めたわけではない。しかし、このまま裁判を続けても公正な裁判が期待できない」と控訴断念の理由を説明し、今後裁判とは別の形で無実を訴え続けていく意向を明らかにしている。冤罪を訴える植草氏が、「サッカーにたとえると、アウェーゲームだった」と主張する裁判とは、どのような裁判だったのか。一度は罪を認めたと報じられた植草氏が一転全面否認に転じた背後に、どのような経緯があったのか。果たして裁判は公正だったのか。ほとんど報じられていない植草氏の言い分を聞いた。
この人が本当に痴漢をしたように見えるだろうか。男運の悪い私が言ってもあまり説得力がないかもしれないが、3回も植草氏が痴漢をするようにはどうしても見えない。それに、もし私が犯人だったら、わざわざ自分の無罪を主張するためにネットを始めることもないだろう。自分が犯人だったら、無罪を主張するという人を騙す行為を行うことによって良心が痛むし、万一嘘がばれたときのことを考えるととてもネットで無実を主張することなどできない。嘘がばれたとき、これまで以上に信用を失くすだろう。そんな危険を冒してまで、わざわざネットをしようとは思わない。でも、自分が無実だったら、法廷の外で無罪を訴えることとして、ネットで自分の潔白を訴えるために植草氏が今行っているような行動をとると思う。
最後に植草氏にわけもなく侮辱的な言葉を浴びせる人に言いたい。不正逮捕によって、長い間拘留された人の気持ちを考えたことがあるのだろうか。自分がやったこともない無実の罪で3ヶ月間拘留され、家族とも離され、マスコミに虚偽の報道で名誉を毀損された人の気持ちを。痴漢冤罪は、満員電車に乗る人なら誰もが経験する可能性のある出来事だということを忘れてはならない。満員電車の中で隣りに立っていた高校生が憂さ晴らしのためにあなたを痴漢呼ばわりする日が来ない保障はない。そうすれば、いくらあなたが何もやっていないと主張したって、まわりは信じないかもしれない。
確実な証拠もないのに、ほんの一握りの疑念だけで植草氏を罵倒するようなまねだけはしないで欲しい。それがいくら匿名とはいえ、ネットでの大人の常識というものではないのか。植草氏を批判することがタブーとなっているのではなく、証拠がない限り批判するべきではないのだ。
植草氏の無罪を信じたいと思ったら、今日もランキングの応援お願いします。

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