2012.06.24 (Sun)
安保闘争の再来:原発再稼動反対から野田政権倒閣運動へ
タクシーで1周しながら撮った首相官邸周辺デモの状況(2012.6.22 19:00-19:10)
下は、歩いて首相官邸を1周しながら撮影された抗議集会の状況。こうしてみると、子供を連れたお母さんや若者、中高年の方まで全ての世代の人たちが原発の再稼動に反対していることが伝わってくる。
徒歩で1周しながら撮った首相官邸デモの状況(2012.6.22 18:50-19:00)
本当に心ある多くの方たちが集結して、「再稼動反対!」と訴えるその姿には、感動した。これだけ多くの人の思いを無視して再稼動に突き進もうとしている日本政府は恥を知れ。

下の写真は、安保闘争(ウィキペディア)から借りてきたもの。来週の金曜日と日曜日の大飯原発再稼動抗議集会は、このくらいの人々が集まるとインパクトが強いと思う。安保闘争デモに参加した人は主催者発表で計33万人、警視庁発表で約13万人という規模だったそうだ。やはり、当時の警察も参加者の過小評価にやっきになっていたのだろう。

国会を取り囲んだデモ隊(1960年6月18日)
このウィキペディアの安保闘争の記事を読むと、日本にも暗い過去があったのがよくわかった。
きいちゃん 「ねえ、ねえ。安保闘争ってなあに?」
ミタさん「安保闘争とは、1959年(昭和34年)から1960年(昭和35年)、1970年(昭和45年)の2度にわたり、日本で展開された日米安全保障条約(安保条約)に反対する労働者や学生、市民が参加した日本史上で空前の規模の反政府、反米運動とそれに伴う政治闘争のことです。単なる政治闘争ではなく、火炎瓶や鉄パイプで暴力を振るう暴動・紛争という側面も持っていました。」
それにしても、米国と自民党がズブズブの関係で、自民党が日本で50年も政権を握ってこられたのは、米国CIAから多額の寄付金をもらっていて、それを選挙のために使っていたからだったということは誰もが知っていることだけど、国民によるデモに対抗するために、全国から右翼やヤクザを集めて、政府のお金(国民の税金)で雇っていたとは、知らなかった。自民党って本当にひどいことばかりやってきたんだね。中には、ほんのわずか良心的な議員もいるけれども、大多数がヤクザや右翼と仲良しのチンピラ議員ばかり。
原発をこの狭い日本全国に54基も建設した後は、ヤクザに原発作業員を斡旋させては多額の斡旋料を支払ってきた、ほとんど日本政府と呼んでも何の違和感も無い東電。こうしてみると、日本は、北朝鮮どころの騒ぎでないほど、政治も政府も暗黒の世界の中にあったんだね。
安保闘争も最初は、日米安保条約に反対していた左翼系政党や国民によって始まったのに、最後には、あまりにも米国のいいなりで、暴力を使ってでも国民に言うことをきかせようとした安倍晋三の祖父、岸内閣を倒閣させる運動に変わっていったそうだ。
今の反原発デモや集会も全く同じだ。最初は、原発の再稼動に反対するのが目的だったのが、民主国家なのに、国民の声を100%無視する、いまのど~しょうもないドジョウ内閣打倒運動に変わってきている。60年代に比べては平和的な時代なので、いまのところ、けが人がでることもなく、平和な闘争が続いている。まさか民主党の野田政権が自民党のように暴力団や右翼を使っての暴力沙汰はないだろうとは思うが、集会に参加される方は、くれぐれもお気をつけください。
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2009.06.15 (Mon)
千葉市長選で民主党推薦の熊谷氏が初当選した理由を考えてみた

投票率は43.50%で、前回を37.20%上回り、当日有権者数は74万1913人だったそうだ。それだけ千葉市民が今回の選挙に興味があったといえるだろう。それにしても、50%から60%くらい投票率があってもよかったとは思うけど・・・・。
民主党はこれで、名古屋、さいたまの両市に続き、政令指定市長選で3連勝したことになる。民主党には、この後、7月の静岡県知事選、都議会選と5連勝目指してがんばって欲しい。
写真:千葉市長選、民主推薦・熊谷氏の初当選 全国最年少
(朝日 6月14日)
千葉市長選確定得票数
当 170629 熊谷 俊人=無新[民]
117560 林 孝二郎=無新[自][公]
30933 結城 房江=共新
それでは、なぜ、新人の熊谷氏がベテランの林氏に勝利できたのか、私なりの考えを述べてみたい。
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2007.01.10 (Wed)
政治ランキングいろいろ
それにしても、同じ政治ブログランキングでも、右翼がトップを占拠しているブログランキングの政治カテゴリーもあるんだけど、そういったランキングに私のようなブログが登録するのは、飛んで火にいる夏の虫って感じで、かなりの危険をともなうので私にはできない。絶対に上位には入れない上に、万一上位になったとしても、そのランキングに参加している右翼からのバッシングがあるに違いないからだ。
日本には「鯛のしっぽより鰯の頭」という諺があって、メジャーな舞台で脇役よりも、マイナーな舞台で主人公になった方がいいというような意味なのは、日本人だったら誰でもご存知だと思う。日本のようにシチュエーションによっては、例えば、「大学で何を学ぶか」よりも「どの大学に入るか」を重視している場合は逆もありえるのだが、ランキングの場合は、目立ってアクセスをアップさせることが目的なのだから、この諺に従った方が得策なのではないかと思う。又、そんなランキングで上位になりたいがために、そして、バッシングされたくないがために右翼寄りの記事を書いてしまいかねないという心配もある。だから、どこのブログランキングのどのカテゴリーに登録するべきかというのは、そこに参加している他のブログをよく見て慎重に判断しなければならない。いまでは新しいランキングがたくさんできているので、まずはそういったところに登録して、トップを狙った方が多くの読者を獲得する上でも、アクセス数を増やす上でもいいのではないだろうか。
ただ、クリック式のランキングの場合、今では無料のPROXY acountがたくさんあって、そういったものを利用すれば、違うパソコンからアクセスされたと認知されて、自分でクリックして順位をあげることもできるため、ランキング上位のブログが必ずしも人気ブログであるというわけではない。ただ、いくらなんでも、アクセス数を増やそうとして、自分でクリックしてランキングをあげるという行為はあまりにもみじめであり、そういったことに時間を取られて、記事の内容がないブログに成り下がってしまう場合が多いので、それだけは避けたいと思う。
このブログで目指しているのは、日本の中にいたらなかなか気づかないようなことや、日本の政治のおかしい点を海外からの視点で書くこと。最近、いくつかのML(メーリングリスト)に参加することになったんだけど、海外と日本の関係も含めて、裏の政治情報がすごい!ただ、裏の情報というのは、信用性の点でブログに書けるものを注意深く選ばなくてはならないと思うんだけど、基本的にニュースをもとに真実を書くことを目的としているこのブログでも、たまには、そういった裏話を噂話として紹介するのもいいかもしれない。
そういった裏の記事で最近特に私がアンテナを張っているのは、安倍晋三辞任及び政権交代に直接つながるような記事、例えば、安倍晋三の北朝鮮拉致問題への関与の記事や、安倍内閣閣僚による汚職問題、日米で目を見張るような勢力をのばしている統一教会に関する記事,日米防衛問題などだ。去年、国連事務総長に指名された潘基文がムーニー(統一教会信者)であることや、ポスト安倍候補である麻生太郎が統一教会と組んで、日韓海底トンネルの建設計画を立てているとかはかなりスキャンダラスな記事だと思うが、いまやカルト集団である統一教会が米国や日本の政治に深くかかわり、影響を与えるようになってきたことにかなり危惧を覚える。これから参院選にかけて、面白い裏ニュースが目白押しかもしれない。
新学期の準備とディスカスの世話で2日間も記事を更新できなかったんだけど、それにもかかわらず、いつも応援してくださっているみなさま、ありがとうございます。これからもみなさまの期待に答えられるような記事を書き続けたいと思うので、引き続き宜しくお願いします。
今年もランキングの応援よろしくお願いします。

現在第1位- 政治ランキング

現在第1位-社会・経済、海外生活、ダイエット
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http://member.blogpeople.net/tback/06610
2006.08.18 (Fri)
小泉の靖国参拝アフォーマンス その後
昨日、8月18日の『きっこのブログ』は、「お墓参り」について書いたものだが、すごくよかった。涙をさそった。その中でいろいろな事情があって、きっこちゃんやお母様がおばあさまのお墓に立派な墓石を買ってあげられないことを嘆いているのに心が痛んだのだが、きっこちゃんもその記事の中で言っているように、お墓が立派ということよりも、どれだけ心をこめてお墓参りをしているかという方が重要なので、墓石のことはそれほど気にしなくてもいいのではないだろうか?そんなことよりも、天国できっこちゃんがおばあさまのことを今でもとても大切に思っていらっしゃるのをを読んで、さぞお喜びのことと思う。お墓の形よりも亡くなられた方の思い出や感謝の気持ちを出来るだけ長く忘れないで心に抱き続けたり、それを人に伝えることが大切なのだ。

上の写真は戦争で亡くなったカナダ兵士のお墓。カナダでもいろいろな墓石があるが、小さな名前を彫った墓石を地面に埋めてあるようなお墓が結構目立つ。墓石の費用も小さいものでは、3万円くらいでかなり安上がりになっている。私が死んだ時は、お墓は入らないので、海に遺灰を巻いて欲しいと思う。
そんなことを考えていると、遺灰が存在せず、紙の上に招き寄せられた人霊が紙の上から座に移って神霊になるという靖国のインチキくさい不思議さが蘇ってくる。これから戦争にニート代表の女兵士(笑)として駆り出されて、戦死したとしても、あんなインチキ神社の靖国だけには、合祀されたくない。だって、まず、行きたくもない侵略戦争に赤紙一枚で無理やり行かされて、戦死したとしたら、国を怨みながら死んでいくと思うし、そんな国が、兵士を集める口実にした靖国なんかにインチキな方法で合祀されたくない。戦死した後は、英霊として靖国に祀られるからと言って、遺族の悲しみを喜びに変えるための感情の錬金術であった靖国に合祀されたって、死んだ本人にとってはちっとも嬉しいことでも名誉なことでもないからだ。無理やり日本軍に召集されて、近隣諸国への恐ろしい侵略に手を貸して死ぬことが名誉なことなら、この世に不名誉なことなんてなくなってしまう。
それに、靖国に合祀されているのは、戦死した軍人がほとんどで、広島や長崎の原爆被害者や東京や沖縄の大空襲で亡くなった方々や日本軍によって殺された人々や慰安婦などその他戦争の本当の被害者とされる一般人は靖国には祀られていない。
靖国参拝を正当化するために書かれた小泉のメルマガの「戦没者の慰霊」の中で小泉は(政府によって書かれたものだろうが)、
日本は、戦後一度も戦争に参加せず、また巻き込まれることもなく、平和を維持してきました。日本の今日の平和と繁栄は、戦争で命を落とした方々の尊い犠牲の上に築かれています。私は、戦没者の方々に対して、敬意と感謝の思いを込めて、哀悼の誠を捧げております。
戦争で亡くなった方々を追悼するというのは、どこの国でも誰であっても、自然なことだと思います。
と言っているが、国をあげて憲法を変え、再び戦争が始まってもおかしくない状況にある現在にこんなばかなことを言っても逆効果なだけだ。今の日本の平和はいつまでも続くとは限らず、「戦争で命を落とした方々の尊い犠牲の上に築かれて」いるはずだった平和が崩れ去ろうとしている今、これらの尊い犠牲が無駄になってしまうのも時間の問題だ。
又、「日本の今日の平和と繁栄が戦争で命を落とした方々の尊い犠牲の上に築かれています」と言ったって、靖国には兵士だけが合祀されているのであり、広島、長崎、東京、沖縄で原爆や空襲で被害に合った一般被害者は合祀されていない。戦争の犠牲者全てが合祀された場所を参拝するなら誰も文句を言わないだろうけど、終戦記念日に兵士だけが合祀されており、遊就館のような軍国主義の歴史を美化し、正当化するようなものを持つ靖国だけを参拝することに何の意味があるのだろうか?どうして、批判をあびているのかというのがカマキリのように小さな脳みそしかない小泉にはいまだに理解できてないようだ。
「戦争で亡くなった方々を追悼するというのは、どこの国でも誰であっても、自然なことだ」にしても、小泉はアーリントン国立墓地のことを言っているのだろうが、アメリカのアーリントン国立墓地を靖国神社と一緒にするのは稚拙すぎる。軍の、それもA級戦犯を含む、特定の人のみが合祀されている宗教法人である靖国を一国の首相が参拝したら、そこに祀られていない戦争犠牲者の遺族及び外国にはどう映るかということもよく考えないで、ぬけぬけと全く理論の通らないことを言っている小泉だが、さらに低脳な安倍は小泉の靖国参拝についてのインタビュ-で、これをよく説明したと褒めているんだから、今の日本の官僚の知能の低さを現わしていて、国民にとってこれ以上恥ずかしいことはない。
ritterさんに教えていただいた「靖国「A級戦犯合祀」問題をどう解決するか (2)」を読むと、こんなインチキ神社に低脳首相が参拝することで国中だけではなく、近隣諸国までも巻き込んで騒いでいるのが本当にばかばかしくなってくる。靖国はいまのままではさまざまな論争を導き、やがては滅びるだろう。分祀を希望するものは分祀し、戦争被害者全てを無名で合祀するなど、早急に新しい道を探さねばならない。これ以上血税を使って新たに国立追悼施設をつくるなんていうのももってのほかであり、首相が参拝してもおかしくないように靖国を変えるか、首相の参拝を一切禁じるのが一番の方法ではないだろうか?
最後に森田実氏も「森田実の言わねばならぬ[280] あまりに愚かな感情むき出しの理性を失った小泉首相の言動――正常な判断力を失った小泉首相を支持し支援してきた自民党・公明党とマスコミの責任を問う」で言っているようにマスコミの報道にも問題がありそうだ。「戦争擁護の世論を高めようと画策しているものがマスコミにはいる」そうで、そういった人たちが無能な小泉や安倍を煽っているのだろう。『ヘンリー・オーツの独り言』の「靖国参拝反対連続キャンドル行動の報告」でこんなに大がかりな首相参拝反対活動があったというのを始めて知ったのだが、マスコミでは報道されたのだろうか?靖国参拝反対の行進中、右翼の妨害にあっても、警察は全く無反応だったり、首相の靖国参拝に反対を唱えていた政治家の家が右翼に放火されても、いくら夏休み中だといっても首相から何のコメントもなかったり、まるで、右翼が日本の政治を操っているようだ。自民党政権が続き、このまま右翼の力がどんどん強くなり、日本が言論の自由を暴力で蝕む世の中になっていくことだけは避けなければならない。