2008.02.11 (Mon)
岩国市長選:唖然!1782票という僅差で福田良彦氏が当選
井原氏が福田氏に負けたという事実よりも、その差がたったの1782票しかなかったということに驚いた。
投票率: 76.26%
投票数合計:92380
福田良彦 47081(50.96%)
井原勝介 45299(49.04%)
美爾依が悔しがっているのをネトウヨがウヨウヨと見に来たせいか、アクセス数があがっている。ネトウヨが喜んでいるのがよくわかるし、ブウヨから下のようなコメントまでもらった。こいつはみんなにコピペの似たようなコメントを残しているようで、こんなことして何になるんだ、馬鹿だね。
当確出ましたね\(^o^)/
福田氏が当確!
日米同盟は日本外交の生命線ですから、国益優先の当然の結果ですね
大阪府知事選挙に続き、ブサヨまた涙目wwwwざまぁ見やがれwwww
別に涙目なんかになってねえよ。アホ!(笑)日米同盟は日本外交の生命線、岩国市民の生活よりも国益優先という考え方は日本政府そのものの考え方であり、きっとこのブウヨは日本政府の回し者だろう。日本にこういった考えをする人が増えているとしたら、危機感を感じる。
岩国市民が決めたことならそれでいいんだけど、今回の市長選には米軍と政府自公のあくどいやり方に騙された市民がいたという見方もあるだけにとても心配だ。井原氏に不満を抱いていたという市民もいたのが事実だけに今回の結果が意味するものは、岩国市民の約半数の意見と素直に受け取るべきなのか。
投票率が76.26%というのは、すごく高い投票率であり、いかに今回の市長選に岩国市民たちが注目していたか、又は、自公が米軍のためや自分たちの利権のためにお金をばら撒いて票を買ったかが伺いしれる。特に、年金問題をほっぽり投げてまで総理の座を辞したのに、新テロ特措法の採決の際には、病み上がりの体にムチ打ってまで必死で投票した安倍晋三が、米軍再編のために自分の政治生命を賭けて(お金をばら撒いて)必死で働きかけたのであろう。
普通、これだけわずかな差だと、五分五分ということで、井原氏は、もう一度、選挙のやり直しを求めるべきではないだろうか。この結果からすると、岩国市民の約半分が井原氏に投票したということであり、後の半分はどういったいきさつでこれだけの票が福田氏に集まったのか知る必要がある。たまたま井原氏に投票しようとしていた2000名弱の市民が例のギョーザを食べて、お腹をこわし、投票できなかったということもアリエールし・・・・(笑)。逆に言うと、岩国市民の半数は福田氏が知事になること、つまり、米軍基地の移転に反対しているということであり、それをそのまま無視して米軍再編を進めた場合、政府は市民からかなりの反発を得るということになるであろう。
これからどんなことになるのか、その動きが注目される岩国市である。
追記:
『志村建世のブログ』の「岩国は負けたが」というエントリーでとても同感できる意見が書いてあったので、ここに一部紹介したい。
(前略)
この選挙結果を見て、政府は満足したでしょう。早速補助金の凍結解除を口にしています。アメリカ追従を進める政府の方針に賛成なら金を出す、反対なら金はやらないという政策がはっきりしました。それを地方自治に対する暴政だと非難しても、聞く耳は持たないでしょう。金の使い方を決めるのは政権与党の権限なのですから。これでますます、現政権を倒さないかぎり日本の政治は変えられないことが明らかになりました。
政治を変えるのは怖いでしょうか。かつては革命政党と呼ばれる勢力が強くて、あんな連中に政権を渡したら大変なことになると、心配になったような時代もありました。しかし今の世界情勢の中では、そんな極端な政治の変化はありえません。私がイメージするのは、アメリカ追従の外交は、強化するのではなくて薄める方向へ向かう、アメリカ軍基地は順次に縮小する、軍備の拡充を抑制する、そして予算はより多く格差の是正や福祉・医療・教育の充実に使う、ということです。
私の判断では、アメリカ軍基地がなくなっても、日本の国は平和でいられます。憲法9条を改定しないままでアメリカとの軍事同盟を解消しても、日本の国は滅びません。人類の存続のために、大規模な戦争が必要不可欠という条件は、20世紀で終ってしまったからです。
(後略)
志村建世氏は、元NHKテレビディレクターというだけあってさすがに世界や日本の政治のしくみについて鋭い観察眼をしていらっしゃる。今回の岩国市長選は大阪府知事選と違って、決して政府が満足するような勝ち方ではなかった。しかしながら、過去の岩国の政局を考えると、よくここまで新人の福田氏が得票できたものだというのが私の感想だ。
いくら政府のやり方を非難したところで、志村建世氏が主張しているように、現政権を倒さない限り、今の日本の政治を変えることはできないということが国民はわかっただろう。現政権を倒すことによってのみ、日本国民の生活の向上が期待できるのである。
政権を倒すといっても、それほど難しいことではない。上の転載させていただいた文にはないが、略した部分の最後に志村建世氏が書かれたように、「政権倒すに 刃物は要らぬ 紙に名前を 書けばよい」のだ。次期衆議院選挙にはこのことを肝に銘じて投票に臨みたい。
本日も、自エンドめざしてランキングの応援よろしくお願いします。

FC2政治ランキング1位
ついに1位に返り咲くことができました。応援してくださったみなさま、ありがとうございます♪

にほんブログ村 政治ブログ
現在9位

BlogPeopleランキング
「政治」部門3位
『自民党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
と
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445/9w2tguyw8nnr
にトラックバックしています。
この記事へのトラックバックURL:
http://minnie111.blog40.fc2.com/tb.php/771-33066e69

2008.02.04 (Mon)
岩国市長選:橋下徹次期大阪府知事のトンデモ発言
カテゴリー岩国
このカテゴリーの中で宮城さんは岩国市長選に関する新聞記事や自分の意見、関連ブログ、集会のお知らせなどを紹介していて、とても参考になるので、興味のある方は是非訪問してみていただきたい。
岩国市長選が2月10日に迫っているそんな中で、2,3日前に橋下腐知事が岩国市長選の件でとんでも発言をしたというのを匿名でいただいたコメントから知った。そのとんでも発言のいきさつを2月3日付けの朝日新聞 「橋下節に疑問の声「あんたこそ憲法学べ」 岩国住民投票」から拾ってみた。
橋下氏の発言が飛び出したのは1月31日。3日告示の岩国市長選で艦載機移転容認派が推す前自民党衆院議員の福田良彦氏を応援するビデオ撮影に応じた後、「防衛政策に自治体が異議を差し挟むべきではない」「間接代表制をとる日本の法制度上、直接民主制の住民投票の対象には制限がある」と持論を展開。井原氏が「国民が国政にものを言うのは当然」と反論すると、1日に「憲法を全く勉強していない」などと再反論した。
いやあ、こいつ、弁護士のくせに何言ってんだろうね~。頭の中空っぽっていうか官僚政治や独裁政治に毒されすぎっていうのが証明されちゃったみたいだけど、こんな奴が大阪府知事で本当に大丈夫か?この発言が大阪府知事選の前だったらもっとよかったんだが、府知事に当選したから気が大きくなって発言したところもありそうだから、当選前だったらこんなこと言わなかったかもね。
この橋下君のとんでも発言への3人の政治学や憲法を専門とする教授の反応は?同じく2月3日付けの朝日新聞より転載。
橋下氏の発言に対し、小林良彰・慶大教授(政治学)は「この種の住民投票には法的拘束力がない。住民の意思の確認・表明なのだから、それを憲法が制限することはあり得ない」と指摘。「防衛は国の専権事項だが、基地問題は地元住民にとって生活問題だから、意見を言う資格がある。それは憲法が認めた言論の自由だ」と述べ、「橋下さんこそ憲法を勉強した方がいいんじゃないか」と皮肉った。
小林節・慶大教授(憲法)は「橋下さんは憲法を紋切り型に解釈しているのではないか」と首をひねる。「地域の問題について住民の声を直接聞いて、その結果を地方自治体の意向として国に示して実現を図っていい、というのが憲法の考え方だ」と言う。
奥平康弘・東大名誉教授(憲法)は「法的拘束力のない住民投票の是非について、わざわざ憲法を引き合いに出すこと自体が論外」と突き放した。「弁護士が『憲法』と言えば、いかにも説得力があるように聞こえるが、政治家として政治的な発言をしたまでのこと。人びとの注目を集め、目的は達成したんじゃないのかな」と冷ややかに語った。
このまま黙って引き下がればよかったのに、橋下は「机の上の憲法論しか知らない憲法学者に、とやかく言われたくない」と猛反発(2月4日 西日本新聞)したっていうんだから笑っちゃう。
その上、改めて市町村が実施する住民投票で国防の在り方が問われることについて否定的な見解を表したそうで、その言い訳が、
という理想論をぶちかましただけっていうんだから、本当にあきれて開いた口がふさがらなくなっちゃう。「間接代表制というのは、住民のあらゆる意見をくみ取ったうえで、政治家が最適な施策を選択し政治を行っていくものだ」
考えてもみてよ。「住民のあらゆる意見をくみ取ったうえで、政治家が最適な施策を選択し政治を行っていくもの」っていうけどさ、まず、住民の意見を汲み取ることのできる政治家がどのくらいいるか。たとえ、いくら住民の意見を理解したとしても、住民のことよりも米軍や自分の方を重視する政治家がどれほど多いか。政治家が米軍や自分の利益のために最適な施策を選択しちゃう場合の方が多いから、こうやって岩国市長選はもめてるんじゃないの。こんなこともわからない奴が大阪府知事だなんて、やっぱり日本は狂ってるね。
まあ、橋下は勝手にほざいてろよという感じで、肝心な出直し岩国市長選の状況だが、元はと言えば、2006年の住民投票で神奈川県の米軍厚木基地から山口県の岩国基地へ空母艦載機部隊を移すことへの賛否が問われたときに、住民が圧倒的な「反対」の意思表示をしたにもかかわらず、その後も国は着々と移転計画を進めていることに端を発し、しまいには、移転を認めないならば、庁舎建設の補助金を打ち切られることになってしまった。これに疑問を感じた井原勝介前知事(57)がいったん辞任を表明し、民意を問い直すために再び岩国市長選に立候補したという背景がある。これに対して、対抗馬には前自民党衆院議員の新人および小泉チルドレンの福田良彦氏(37)が移転容認派によって擁立された。その風貌が誰かに似てるなと思ったら、かの絆創膏de辞任になったという前代未聞の農水相お坊ちゃまだった(笑)。
Yahoo!Japanみんなの政治
による福田良彦の評価を読んでみると、福田氏に対する評価は5点満点中たったの1.5点だ。そのうち、投稿されたみんなの評価5件を詳しく読んでみると、一人を除いて、福田氏に対してはとても否定的だった。その批判の中で最も印象的だったのが、:sfydp810さんの下の評価だった。
いよいよ岩国市長選立候補「正式出馬表明」に踏み切りましたね。
あなたの「政策」を見ようと思いましたが、残念ながら「みんなの政治」にはリンクされておりません。よって独自に調べましたら、「維新の気概のごとく」(おそらく「明治維新」に掛けた?)あるじゃないですか。この時点で情報公開1点。
さて、主張ですが、
岩国基地沖合移設事業の早期完成と岩国基地民間空港の速やかな再開
岩国大竹道路・周南道路をはじめとした高規格な道路網整備
徳山下松港・岩国港等の港湾整備など、社会資本の整備充実
子育て支援・教育改革を推進し、専業主婦や働く母親が安心して子育てのできる環境を整備するとともに、学校教育だけでなく地域が一体となった青少年の育成を進めていきたい。 また、お年寄りや障害者にやさしい福祉政策の整備促進と社会参加の促進にも取り組んでいきます。
利益誘導、典型的な自民党議員。岩国市の「民意」などお構いなし。よって政治姿勢も1点。子育て等聞こえは良いが全く逆の方向に進んでいると思われる。実行力も1点。
公約も1点。
何でも庁舎建設の「理由」は「地震による耐震強度の補完」が目的だとか。国の承認事業であり、今になって米軍再編と「一括りにして」庁舎建設の補助金まで打ち切るのは行政としていかがなものか。 活動内容も1点。
あら、全部1点ですね。お許しください。
「無所属」で立候補することに何か意味があるのか?
どうせ政府与党が大挙して応援に駆けつけるだろう。地元山口県。安倍前首相・高村外相など、名前は強力だが、受け入れられるものだろうか?
最後に、あなたが「議員辞職」することにより「補選」が実施される。4月になるそうだ。「福田政権初の国政選挙」である。自民党系の2連敗もあり得るであろう。
今後、岩国・山口県は要注目である。
ちなみに、159人中150人がこの評価を支持している。
次に福田氏を応援する評価だが、コレを支持するのは102人中たったの4人。
岩国再生に向けてがんばって!
議員を辞めてまで、ふるさと・岩国再生の為に市長選立候補!必ずや当選して、今の岩国を変えてください。あえて評価は、あなたに期待を賭けてすべて評価を5にしています。22日には、国会から胸を張って岩国に帰ってきてください。市民はあなたを待っています。がんばれ福田良彦!!今後の岩国を注目していきたいですね。皆さん・・・。
う~ん、これは、きっと自公工作議員によって書かれたものだろう。でも支持者がたったの4人というところがすばらしい(爆)♪
そもそも、神奈川県の米軍厚木基地から山口県の岩国基地へ空母艦載機部隊を移転させるという案は、汚職事件で逮捕された防衛省前次官の守屋武昌被告のアイディアだそうで、きっと裏に利権がからんでいたのではないかと思う。又、軍需産業の発展に重きを置いてきたブッシュ政権も今年末で終わりを迎えるにあたり、経済状況の悪化を無視してまで、米軍基地の移転に莫大な費用をかける必要もなかろう。世界はどんどん平和の方向に流れていっているというのに、日本だけが戦争の方向に逆流してもしょうがないか。もう、軍事にお金をかけるのやめようよ。自公の新しいスローガンって、国民生活重視だったよね。この岩国基地に新たな騒音や公害をもたらすことが、国民生活を重視することに繋がるとしたら、どんな点なのか説明して欲しい。
最後に、ネットでは井原勝介前知事が優勢な感じがするけど、小泉チルドレンというからには、福田良彦氏には小泉などの強力なバックがついているだろうから、油断は全くできない状態なのだ。
どうか、岩国市民のみなさま、自公の圧力に負けることなく、自分たちの主張を最後まであきらめずに押し通しましょう。みなさまの平安な生活が悪化されないよう心より祈っています。
オススメ関連記事:(日付の新しい順)
『thethe』 岩国でAbEND(2月6日)
『天木直人のブログ』 岩国市長選挙とこの国の行方ーメディアよもっと報道してほしい(2月4日)
『vanacoralの日記』 難儀やなあ、福田良彦さんも(苦笑)(2月4日)
『晴天とら日和』今日は節分+岩国出直し市長選告示日。(2月3日)
『反戦な家づくり』 橋下のおかげで井原さんのすごさがクローズアップ・岩国市長選(2月3日)
『花・髪切と思考の浮游空間』 橋下徹知事に問う-憲法は誰が学ぶべきか。(2月2日)
本日も、ランキングの応援よろしくお願いします。

FC2政治ランキング2位
総合61位

にほんブログ村 政治ブログ
現在11位

BlogPeopleランキング
「政治」部門1位
『自民党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
と
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445/9w2tguyw8nnr
にトラックバックしています。
この記事へのトラックバックURL:
http://minnie111.blog40.fc2.com/tb.php/761-b8c690d3

Tags : 岩国市長選 |
井原勝介 |
福田良彦 |
米軍 |
岩国基地 |
厚木基地 |
守屋武昌 |
小泉チルドレン |
安倍晋三 |
高村外相 |