2012.01.19 (Thu)
放射能汚染は福島だけの問題ではなくなっている深刻な状態なのに大飯原発を強引に再稼動させようとしている原子力村
キョウコさんは、東京在住の女性だが、の日記に去年11月30日に検査によって体内からウランが見つかったことを記述されている。
彼女のコメント欄を読むといかに多くの国民が被曝に関して不安を覚え、心配しているか、そして、被曝検査を希望しているかが見てとれる。キョウコさんによると、辻クリニックという小さなクリニックで「爪ミネラル検査」をされたようだ。自分の爪と記入した問診票を送って、2,3週間で結果が送られてくるという。ただ、今はかなり混み合っているようなので、結果はもう少し先になるかもしれない。
放射能汚染が福島だけではなく、全国また全世界に広まり、国民が恐怖のどん底にいる中、冷血ロボット集団の日本政府は事態の深刻さを理解できていないのか、すでに原発再稼動に向けて動き出した。昨日も、大飯原発再稼動ありきのストレステスト会議が開かれたとき、日本政府はメディアとタッグを組んで、「反原発団体が乱入」などと嘘の報道を流し、まるで反原発を訴える人々が犯罪でも犯したような報道をした。ここまで日本のメディアが嘘で固められるとは、本当になさけない限りだ。
ストレステスト会議「反原発派乱入」報道について。- 2012.01.19
Uploaded by zxucvjdos on Jan 18, 2012
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/7bb83ce1d4783e94ba4f19b2377baad6
反原発団体が乱入 保安院の協議が一時中断(東京都)(日テレNEWS24)
原発「ストレステスト」 審査結果を示す予定の会場に市民団体などが乱入、大混乱に(FNN)
保安院の協議に反原発団体乱入 警察が出動(東京都)(日テレNEWS24)
再稼働反対派が詰めかけ、会議始まらず(TBS News)
大飯原発の評価「妥当」、会議は混乱(TBS News)
委員2人が欠席 「傍聴認めず」に抗議 大飯原発ストレステスト
大飯原発「安全性を確認」 保安院が初判断(中日新聞)
「密室」判断に憤り=反原発派「逃げるな」-傍聴求め怒号も・意見聴取会(時事通信)
"妥当"評価も原発再開不透明(NHK)
耐性評価だけでは不十分=「妥当」判断に県幹部-福井(時事通信)
大飯原発:「見切り発車」批判続出...3、4号機安全評価(毎日新聞)
大飯原発:3、4号機の安全評価「妥当」 保安院が初判断(毎日新聞)
大飯原発、安全評価は妥当 保安院が初判断(共同通信)
このストレステスト会議の模様をMiki Shunjiさんが傍聴された坂上武さんから入手され、We think about Fukushima Daiichi.「福島第一原発を考えます」にアップされていたので紹介させていただきたい。
[ARCHIVE: A participant's testimony concerning public hearing about re-start of plants 2012.1.18]
By Miki Shunji in We think about Fukushima Daiichi.「福島第一原発を考えます」 · Edit Doc
2012年1月18日に経産省で行われた原発再稼動公聴会、傍聴された阪上武さん(福島老朽原発を考える会)の報告をアーカイヴします。ぜひご一読ください。
.......................................原文まま...................................
本日のストレステスト意見聴取会についてのご報告です。
保安院は本日、関西電力大飯原発3・4号機のストレステスト結果を「妥当」 とした結論をまとめ、意見聴取会に提出しました。しかしその意見聴取会は、市 民を締め出し、直接の傍聴もモニタを通じた傍聴もない、密室審議でした。保案院は市民を完全に閉め出した状況でストレステストを妥当とする評価を出すという暴挙に出たのです。井野さんと後藤さんの2名の委員は、傍聴のない審議には応じられないとし、その会議には参加していません。意見聴取は十分行われたと はいえず、今日の会議は無効にすべきです。
会議場には、杉原さんら市民20名余りが入りました。私は4時すぎに、少し 遅れて郡山の方と10階のモニター別室ではなく、11階のリアル会議が行われている部屋に向かいました。テレビは「市民団体乱入」などと伝えていましたが、すんなりと部屋の中に入れました。乱入でも何でもありません。20名くらいの市民が、傍聴者を締め出しての審議を批判し、傍聴者を入れての審議と利益供与を受けている委員の辞任を求めました。いっしょに入った郡山の方は、福島の深刻な状況を伝えていました。こんな状況でなぜ再稼動について議論できるのかと。さらに委員に「福島の事故は本当に収束したのですか?」と問いかけていました。答えた委員は誰もいませんでした。みなうつむいて市民側の訴えに反応しまいとしていました。
会議は開始1時間以上たっても始められず、警官が廊下に並び、私服がうろつくという異様な状況でした。とても議論ができる状況ではなく、普通なら流会、後日仕切りなおしでしょう。
しかし保安院は、流会の宣言をせず、今日の対応について協議すると言って、委員を外に連れ出しました。井野さんと後藤さんは応じられないと残りました。
5時半から枝野大臣が、部屋に入った市民を批判する会見を開きました。その後、保安院は、関電とJNESの説明者も連れ出しました。何が何でも今日中に決めるということでしょう。こちらは、流会にせよ、もし今日やりたければ講堂を確保して傍聴希望者全員を入れることと、利益供与を受けた委員を出席させないことを条件に出しました。
しかし7時20分になって、保安院は、会合を別の会場で再開する、会場にはマスコミを入れるが傍聴者は入れないと宣言、部屋には、井野さんと後藤さん、それにマスコミと市民が残っていましたが、一体どういうつもりかと保安院を取り囲んで聞いていました。
その後、保安院の別の担当者が、井野さんと後藤さんに、別室での会合に参加して欲しい、さもなくば欠席扱いにするぞと、お二人は、市民の傍聴が前提、傍聴ができない密室審議は審議そのものが認められないと抵抗しました。保安院が出て行くと、その場は自然と市民側の記者会見場になりました。その後、会場を後にし、別館の前で続いていた屋外の市民集会に合流しました。
すぐそばで傍聴を希望する市民の意思よりも、IAEAが来る前に手土産を優先するという許されない暴挙だと思います。しかし、みなさんの力により、傍聴完全 排除という形式でしか審議をさせなかったことは成果だと思います。
IAEAの調査、4大臣の承認、そして地元の了解と、まだハードルがあります。さらにハードルを儲けようと、国会の事故調が徹底した原因究明を行うまで再稼動の判断をしないよう求める文面の議員署名を集めます(19日14時参議院 議員会館ロビー集合)さらに26日には、再処理問題と原発運転再開問題に焦点を当てた政府交渉を準備しています。26日13時参議院議員会館ロビー集合です。こちらにも是非足を運んでください。集会デモも予定されています。がんばりましょう。
阪上 武(福島老朽原発を考える会)
以下、!JAPAN知恵袋より自分や子供の体調異常を訴え、被曝検査機関を求めるQ&Aを紹介したい。
Tags : 被曝検査機関 |
大飯原発再稼動ありき |
ストレステスト会議 |
低線量被ばくの初期症状 |
内部被曝 |
2011.12.08 (Thu)
福島の除染は「白い象」byニューヨーク・タイムズ
福島第一原発事故後の除染を「白い象」に喩えているのが、「Japan Split on Hope for Vast Radiation Cleanup(広域にわたる放射能除染に対して日本が賛成派と反対派に分裂)」と題された12月6日付けのオンライン『New York Times』だ。マーティン・ファクラー氏は、記事の中では、福島第一原発事故後の除染作業をめぐる日本での議論を紹介しながら、除染は、「日本再生」を暗示するには違いないが、一方で、除染には莫大な費用がかかるため、これからの20年間、日本は、除染による浪費によって経済成長を停滞させ、津波・大地震の災難後、もうひとつの経済的大災難を迎えるだろうと予測している。
この記事の冒頭では、現代のゴースト・タウン化した双葉町を描写しているがそれが実に生々しい。
「災害に向けて螺旋状に始まった双葉町の境にある原子炉から逃げた住民によって3月に放置されてから、伝統的な木の家がたるみ、崩れ始めた。地震によってダメージを受けた屋根には雨が入り込み、内部から家を浸食し腐り始めている。
空虚な町への入り口への道路のアーチ型の看板が愚弄して見える。そこには、
「原発エネルギー:正しい理解が生活を繁栄させる。」と書かれていた。」
以下、記事前半を和訳。
双葉町から避難した住民は、福島第一原子力発電所が、セシウムやヨウ素を放出したとき、原発から20キロ以内、そして汚染された北西の地域に住んでいた9万人の人々の一部だ。
今、日本は、避難者を家に戻すために、莫大で前例のない除染を計画している。もし、試験的な除染が効果的であった場合は、将来の日本を勝ち取るために、その地域に人々を戻すかどうかの議論が活発に交わされている。除染支持者たちは、その地域を復興させることは、日本の恐るべき決意と優れた技術を世界にしらしめるいい機会であり、又、同時に、日本はいまだに巨大な力をもっていることの証となると見ている。
除染支持者にとって、除染は、「日本再生」の暗示なのだ。
これに対し、除染反対派は、福島県除染の努力は、恐らく日本史上最大の浪費公共事業プロジェクトに終わる可能性があり、これからの20年間、日本は、除染による浪費によって経済成長を停滞させ、津波・大地震の災難後、もうひとつの経済的大災難の例となるであろうと批判している。
原発事故以来、今のところ、日本政府は、時期尚早に危険を見逃し、大惨事の影響を過小評価している。すでに試験的除染は始まっている。政府は地域の住民が汚染された庭や野原から何トンという土壌を保管するのをいやがることを予想できなかった。
町の近郊地域の除染の結果を検査した放射線専門技師は、長期の居住では、国際安全基準を超えて被曝することを明らかにした。
地域復興の能弁な支持者でさえ、政府が住民の苦境をどこまで理解しているかわからないと言う。
「(除染によって)福島を救うのは可能だと思う。しかし、避難住民は、それが生きているうちに叶うと思ってはいけない。」と東京大学のアイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授は語った。
専門家は、莫大なスケールの除染からすると、数千の建物から放射性物質が洗浄され、米国のコネティカット州並みの広さの地域で多くの表土を交換された後、住民は初めて自分の家に戻ることができるとみていると説明した。
山々の森林も樹木を切断するなどして、除染する必要がある。
旧ソビエト連邦では、福島よりも大きい唯一の災害であった1986年のチェルノブイリ原発事故の後、そこまで大規模な除染はされなかった。その代わり、旧ソビエトは、30万人の人々を移動させ、広大な農地を放棄させた。
多くの日本政府関係者は、そんな贅沢はできないと信じている。放射能汚染地域は、人口密度の高い日本国土の3%を占めている。
「私たちはチェルノブイリとは違う。私たちは、家に帰ることを決定された。日本には住民を帰らせる意志と技術がある。」と大熊町の渡辺利綱町長(64歳)は語った。
家族が19世代も大熊町に住んでいるという渡辺氏のように、地方に住む日本人は家に深い執着があるという点も、(住民を帰宅させるという)解決法に反映されている。彼らの心からの家に帰りたいという切望は、日本中から多くの同情を集めており、彼らの(家に戻りたいという)願いに反対するのは難しい。

写真:Ko Sasaki for The New York Times
池田みつえさんは、福島の家には絶対に帰りたくないと言った。特に、医療検査で、彼女の8歳になる息子、ゆうま君がセシウムで内部被曝してしまったことがわかった後は。
Tags : 福島第一原発事故 |
除染 |
白い象 |
ニューヨーク・タイムズ |
和訳 |
セシウム |
内部被曝 |
2011.12.01 (Thu)
田中優氏の『希望の食を学ぶ』講演
意外だったのが、講演で田中氏が、汚染されている食物は意外と少なく、普通の水道水ならまず心配はいらないとかなり楽観的に語っていたこと。これが本当なら、食品の放射能汚染に不安を抱いている国民はどれだけ救われることか。
耳に心地よい声と語り口、やさしい言葉、日本の未来に肯定的な田中氏の発言を聞いて、安心される方も多いと思う。この講演のタイトルにあるように、希望を持てる放射能汚染されていない食品を選ぶのに役立つだろう。問題は、田中氏をどこまで信じていいのかということだ。田中氏を信じてここで言われている安全な野菜を選んだとしても、病気になったときは、田中氏を訴えることはできない。やはり、食品の放射能汚染度を自分でチェックするなど、自分の健康は、自分で守るしかない。
2011希望の食を学ぶ 第1部
以下、『Walking Shoes』というブログが、田中氏の講演の内容をまとめられていたので、転載させていただく。
Tags : 田中優 |
希望の食を学ぶ |
講演 |
YouTube |
外部被曝 |
内部被曝 |
武田邦彦 |
放射能測定表示 |
ナショナル麻生 |
閉店 |
2011.09.27 (Tue)
日本政府が高放射能汚染されたがれきを全国で燃やす理由
下の動画で、バスビー博士によって鋭く指摘されているように、高放射能汚染されたがれきを全国で燃やす裏には、癌の患者を全国に広めて、政府が提訴されたときに福島の発癌率を他の地域と比較できないようにするのが目的ではないかというバズビー博士の推察がほぼ正しいのではないか。その他に全国に放射能汚染を広める理由があったら知りたい。
福島の子供達を守れ!Dr.バズビー,日本NPO法人CBFCF設立9/19(字幕)
汚染されたがれきは移動させず、全て福島第一原発内で処理するべきだ。
最近バズビー博士が積極的に日本の子供たちを救おうとしているのを煙たがっている原発推進派は、バズビー博士が被曝した子供たちのためのサプリメントを販売し始めるやいなや、商売のために日本人の被曝者を利用しているなどと批判しているが、自分たちは電力会社からお金をもらうために嘘をつきながら、日本中が放射能汚染されるのを指を銜えてみているだけなのに対して、バズビー博士は、少なくとも日本人を被曝から救い、将来訴訟になったときに備えて、情報を提供しようとしているのだ。個人的には、バズビー博士だって生活があるのだから、全てを無料でやるわけにはいかないだろう。
少し前にも福島の人たちと政府との会議が終わった後に、福島の住民が霞ヶ関からやってきた官僚に、子供たちの尿検査をして欲しいので、サンプルを厚生労働省に渡して欲しいと懇願するのを、その官僚は完全に振り切って行ってしまった動画を紹介した。今の日本人は、自分や子供たちが、どれだけ被曝しているのか、また、食品がどれだけ放射能汚染されているのかわからずに、とても不安な日々をすごしている。
バズビー博士は、今、日本国民がもっとも知りたいのに、政府が真実の数字を教えてくれない食品の汚染度だけでなく、子供たちの毛髪検査、尿検査、内部被曝、妊婦の羊水検査もしてくれるそうだ。また、全国で土壌調査をしてくれる人も緊急募集している。日本政府が信用できない今、真実の検査結果を知るためには、海外の検査機関に頼るしかない。
武田邦彦氏の今日のブログ「福島のものは移動してはいけないの?」読者からのご質問にもある通り、国内では違法に高濃度の放射性物質を移動させているにもかかわらず、「「光るキーホルダー」として、規制値を超す放射性物質「トリチウム」が入った製品を無許可で販売したとして、千葉県警が今年4月に放射線障害防止法違反の疑いで、県内に住む中学生の14歳の少年を書類送検した。」というのは、あまりにもばかげた話だ。
これは、親が自分はいつもテレビを見ながら物を食べているのに、子供がテレビを見ながら物を食べるのをみつけた途端、激怒するのと変わらない。
CBFCFのMission
CBFCFは、2011年09月01日、ECRR(欧州放射線リスク委員会)科学議長のクリストファー・バズビー博士の『すべての子供達には健康に生きる権利がある!』という言葉から設立される事が決定しました。
子供達が健康に生きるためには、何をするべきか、どうあるべきかを真剣に考え、そして、躊躇することなく実行する。
『子供達の生きる権利を守る!』という共通の目的を持ち、一人では不可能な事であっても、すべてのものが助け合い、利害や利益を追求せずに、子供たちの未来・地球の未来を考え、新しい波をつくることを目的としています。
設立趣意書
注意:バズビー博士の承諾を得ずにバズビー博士の名前・写真を使用した募金や 寄付活動等を行っている、バズビー博士支援基金 http://busby.harmonicslife.net/ は、バズビー博士とは、全く、関係のない基金だとのこと。お気をつけください。
尚、バズビー博士は、放射性汚染がれき処理法撤回訴訟の賛同者を募集しているので、放射能汚染されたがれきを全国にばら撒かれたくない人は、ぜひ賛同していただきたい。
Tags : クリストファー・バズビー博士 |
放射能汚染がれき処理法 |
撤回訴訟 |
食品検査 |
毛髪検査 |
土壌検査 |
尿検査 |
内部被曝 |
2011.08.07 (Sun)
クリストファー・バズビー博士「福島はタイタニック号と同じ」
バズビー博士によると、今の日本政府は、昔の戦争犯罪と同じようにいずれは裁判にかけられ、長期にわたって刑務所に入れられるだろうと述べている。情報を隠匿し、福島の人々、特に子供たちを被災地域から避難させずに被曝させる罪は大きい。菅直人がなかなか総理をやめようとしないのも、裏にこのような事情があるのかもしれない。首相でいるうちは逮捕されることはないからだ。
Fukushima Like the TITANIC (Christopher Busby) p1 of 2
Fukushima Like the TITANIC (Christopher Busby) p2 of 2
Tags : クリストファー・バズビー |
内部被曝 |
松本千枝 |