2009.07.16 (Thu)
児童ポルノ禁止法改正案が廃案へ
母親が2歳の娘の裸の写真をネットで販売してたとか、児童売春とか、悲惨な事件もあるから、児童ポルノに一定の規制は必要なんだろうけど、宮沢りえちゃんが17歳のときに撮影した写真集の『サンタフェ』を所持していたら逮捕とか、ジャニーズの上半身裸は禁止!とかまで強制するような法律が果たして必要なのかどうかと言えば、必要ないというのがほとんどの人の意見だろうと思う。
深刻化する児童ポルノ被害を食い止めようと、画像を所持することへの規制強化に向け、児童買春・児童ポルノ禁止法改正案の国会審議が続いていたことはみなさまもご存知だと思うけど、ユニセフの参考人として召致されたアグネス・チャンの発言なんか聞いてみると、タイのチェンマイでビルマから売られてきた子どもたちの惨状を感情的に訴えていた。もちろん、こういった児童買春は絶対にやめさせなくてはならないとは思うが、日本国内の「児童ポルノ禁止法改正案」について議論されている時に、こういった例を出すのは適切ではないだろう。
ネットでも、この改正案について反対の意見が多く見られたようだ。特に創価の広告塔と言われているアグネス・チャンの意見には、多くの批判が集中した。結局、衆院が21日にも解散されることで、児童買春・児童ポルノ禁止法改正案は、廃案の見通しとなった。
この件について、保坂展人議員がとても明快な論評をされているので、紹介したい。
『保坂展人のどこどこ日記』 『Santa Fe』を1年間で処分すべしとする与党案に驚く
保坂氏は、「私たちは今、危ないところにいる。児童ポルノの禁止という誰もがうなづく「当たり前」のことの影に、表現の自由を大幅に脅かす危険が宿っている。それが「単純所持規制」だと、論点が明確になった。」と結んでいるが、全くその通りだと思う。
カナダでもたまにタイの児童買春についてのドキュメンタリーがテレビで放映されているが、見るたびに子供たちがかわいそうでたまらなくなると同時にこういったことを強制させる大人たちの非常識さに怒りを覚える。だから、アグネス・チャンが感情的になるのもわからないではないが、保坂氏も国会やブログで主張されている通り、論点がずれていると思う。アグネスは、「児童ポルノ」という言葉を利用して、「芸術」の表現を規制しようとしている与党に加担しているようだ。
深刻化する児童ポルノ被害を食い止めようと、画像を所持することへの規制強化に向け、児童買春・児童ポルノ禁止法改正案の国会審議が続いていたことはみなさまもご存知だと思うけど、ユニセフの参考人として召致されたアグネス・チャンの発言なんか聞いてみると、タイのチェンマイでビルマから売られてきた子どもたちの惨状を感情的に訴えていた。もちろん、こういった児童買春は絶対にやめさせなくてはならないとは思うが、日本国内の「児童ポルノ禁止法改正案」について議論されている時に、こういった例を出すのは適切ではないだろう。
ネットでも、この改正案について反対の意見が多く見られたようだ。特に創価の広告塔と言われているアグネス・チャンの意見には、多くの批判が集中した。結局、衆院が21日にも解散されることで、児童買春・児童ポルノ禁止法改正案は、廃案の見通しとなった。
この件について、保坂展人議員がとても明快な論評をされているので、紹介したい。
保坂氏は、「私たちは今、危ないところにいる。児童ポルノの禁止という誰もがうなづく「当たり前」のことの影に、表現の自由を大幅に脅かす危険が宿っている。それが「単純所持規制」だと、論点が明確になった。」と結んでいるが、全くその通りだと思う。
カナダでもたまにタイの児童買春についてのドキュメンタリーがテレビで放映されているが、見るたびに子供たちがかわいそうでたまらなくなると同時にこういったことを強制させる大人たちの非常識さに怒りを覚える。だから、アグネス・チャンが感情的になるのもわからないではないが、保坂氏も国会やブログで主張されている通り、論点がずれていると思う。アグネスは、「児童ポルノ」という言葉を利用して、「芸術」の表現を規制しようとしている与党に加担しているようだ。
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