2011.03.20 (Sun)
福島1号機原発事故:消防援助隊の決死の努力が無駄にならないように
「捕鯨船を使って海から水をかけることはできないのだろうか。海から原子炉までは遠すぎて届かない場合は、民間会社から、コンクリートを注ぐトラックを貸したいとの申し出があったそうなので、そのトラックに捕鯨船から海水を放射して注水してもいいのではないだろうか。」
現在は、送水車で水を海からくみ上げ、約800メートルのホースを連結して内陸側に供給する遠距離大量放水システム「スーパーポンパー」の水圧で、放水しており、そこから生コン圧送機に水を送れば、無人で放水することができるという。しかし、いまだに東京電力は、長さ50メートル超のアームを持つドイツ社製の生コン圧送機の使用も検討中だそうだ。民間企業から生コン圧送機を貸し出したいという提案はかなり前にあったのに、いまだに検討中だというのは、あまりにも遅すぎる。このまま東京電力に指揮を任していては、日本の将来は危急に晒されかねない。
そんな折、福島第一原子力発電所3号機の原子炉格納容器の圧力が再び上昇を始めたそうだ。本日、格納容器内の蒸気を外部に放出して圧力を下げる操作を再度行うという。この蒸気の放出により、外部に出る放射性物質の量が増えることは疑う余地もないが、今晩から明日にかけて雨が降るそうなので、この放射性物質がすぐに広範囲に広がるということはないだろう。しかし、東京やその近県で、すでに空気中に放射性物質が検出されているため、念のため、雨には濡れないよう気をつけたほうがいい。
現在の3号機は炉心溶解中で、プールの水も少なくなっている。昨日の放水作業がどこまで功をなしたかは正式な発表がないので、まだわからない。前回のように格納容器内の圧力が高まった後、爆発のおそれがあるが、特に3号機には、プルトニウムという猛毒が含まれているので、注意が必要だ。
3号機の使用済み核燃料の一時貯蔵プールに放水を行った東京消防庁の緊急消防援助隊の総隊長ら3人の決死の努力が無駄にならないよう、祈るばかりだ。
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2007.11.17 (Sat)
ふふだ総理の訪米日記
『きっこのブログ』新しい文明の夜明け
でも書かれている通り、安倍晋三が訪米した時と同じくらい意味のない訪米で、せっかく米国まで行ったにもかかわらず、こちらの要求は全く無視され、あちらの要求ばかり押し付けられたという印象が強かった。
拉致家族会から、首相に失望の声があがっているのも当然のごとく、ホワイトハウスの日米首脳会談後の共同記者会見では、拉致問題について、ブッシュが「この問題を決して忘れることはない」と述べたのみ。

朝日の記事
日米首脳共同会見 福田首相の発言全文(Asahi.com)
は、下記のホワイトハウスでの日米共同声明(英語)を元に書かれたものだと思われるが、日米共同声明ではまず最初にブッシュ大統領がふふだ総理と話し合ったことをアメリカ国民向けに発表し、その次にふふだ総理が日本の見解を述べるようになっている。上述の朝日の記事はブッシュ大統領が述べたことには触れず、ふふだ総理の発言のみ載せている。
President Bush and Prime Minister Yasuo Fukuda of Japan in Joint Statements
Cross Hall
たとえば、前述の朝日の記事では、
福田総理談: 特に拉致問題については、ブッシュ大統領から「この問題を決して忘れることはない」ということを述べていただいたうえで、日本政府に対する変わらぬ支持を確約をして下さるということを改めて表明された。
と書かれているが、ブッシュが述べた部分を英語を訳してみると、
ブッシュ大統領談: 北朝鮮による日本人拉致問題についても話し合った。北朝鮮に拉致された少女の母親が私を訪問した時が私の大統領就任中、最も感動した瞬間だったと福田総理に告げた。彼女に言ったように、日本の国民の皆様にもう一度言う。私達はこの問題を決して忘れないと。
福田総理、日本人にとってこの問題がいかに大切かわかっている。そして、私達は拉致された日本人やその家族を決して忘れない。
We also discussed the issue of Japanese citizens abducted by North Korea. I reminded the Prime Minister of one of the most moving moments of my presidency, when the mother of a young girl who had been abducted by the North Koreans came to visit me. I told her, and I'm going to tell the Japanese people once again, we will not forget this issue.
I understand, Mr. Prime Minister, how important the issue is to the Japanese people, and we will not forget the Japanese abductees, nor their families.
朝日の「日本政府に対する変わらぬ支持を確約をして下さるということを改めて表明された。」という部分は、日本政府によって原稿に書かれていたことをふふだ総理が述べたにすぎない。ブッシュも否定しないだろうが、米国側としては具体的に何をするということは何も言ってないし、かなり消極的な態度を示している。それにしても、横田めぐみさんのお母様が訪問したことが就任中で一番感動したことだったら、めぐみさんの名前くらい覚えていてくれてもいいものなのにね。>ブッシュ
そりゃ、軍需産業を発展させるために、イラクやアフガンで市民を毎日のように殺しまくっている張本人のブッシュが拉致被害者やその家族の気持ちなんかわかるはずないだろう。日本がいくら北朝鮮による日本人拉致問題の悲惨さをブッシュなんかに訴えたって、豚に真珠じゃなくて、猫に小判じゃなくて、馬の耳に念仏だろう。北朝鮮を「テロ支援国」の指定から解除しようとしている米国に北朝鮮の拉致問題を解決してももらおうということからして検討違いなのだ。この問題は日本と北朝鮮の2国間での問題であり、2国間で解決するべきだと思う。
そして、この会談の後、ふふだ総理はアメリカ牛を食べさせられたようで、だから、ブッシュと握手している上の写真もかなり緊張して写っていたのかもしれない(笑)。ブッシュは、アメリカの牛肉や牛肉製品を日本でもっと売りさばいてくれと宣伝に余念はなかった。まあ、ふふだ総理はこのアメリカ牛の輸入に関しては、科学的調査が必要だと一応乗り気でないところを見せたのはよかったと思う。
そして、話は変わるけど、職業柄、ふふだ総理が米国の日本専門家育成に2億5千万を援助するニュースがとても気になった。
首相、米大学などへ資金援助提案 細る日米交流に危機感 (11月17日Asahi.com)
福田首相は16日の日米首脳会談で、両国の人材交流を進めるための支援策を提案した。米国のシンクタンクや大学の関心が成長著しい中国の研究に傾くなか、日本の存在感の回復をねらった試みだ。首相は日米交流にかかわる関係者らとの会合に出席し、「日米の人的交流を立て直したい」と語った。
米有力シンクタンクに対し、来年度から3年間で日本専門家育成などのために総額1億5000万円を支援するほか、日本研究の拠点大学など10機関に研究費などとして2年間で1億円を提供する。小中学校の日本語クラスの減少を止めるため日本語教員育成も支援する。
国際交流基金の調べでは、95年から05年にかけて、米国で日本研究の拠点となる大学やシンクタンクは247カ所から184カ所に、研究者は1552人から1285人に減ったという。
でも、これって、米国だけでしょ?米国はカナダに比べてもうすでに奨学金にしてもかなり多いのに、これ以上又差をつけるってわけ?どうして、米国だけなの?カナダに住んでいて「自エンド」「自エンド」ってうるさい美爾依へのあてつけか(笑)?ふふふってせせら笑うふふだ総理の不気味な笑い声が聞こえるようだよ。
どうせなら、米国だけじゃなくて、世界中の日本研究に貢献して欲しい。
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