2009.11.06 (Fri)
共産党はきれいごとばかり
共産党支持者の特徴として、あまりにも理想論ばかりを並べ立てるので、現実離れしずぎるきらいがある。この件は、先日の記事にTBしてくださった
『ふじふじのフィルター』の共産党はどうしろとおっしゃるのでしょうか。
政治には、お金がかかるって言うのに…。
政党助成金を止めろだとか、個人献金を求めてもいけないだなんて。
共産党は、どうすればいいっていうのでしょうか…。
ホントに、反対しかしない政党、共産党は、日本の政治を混乱に陥れる悪魔に見えてきました。誤誘導をプロパガンダする全く確かでない野党との思いを強くしています。今、政界にまともな政党は、民主党だけですね。ま、民主党の中にも怪しい人はいますけど。
(後略)
というエントリーで、共産党のやり方をとても的確に批判されているので、特に共産党支持者の方々にはよく読んでいただきたい。もっとも、民主党の中にもいろいろな人がいるように、共産党の中にもそれこそいろいろな人がいるので共産党をひとくくりにして決め付けるのは難しいのだが・・・・。
一方、昨日の記事を受けて、vanacoral氏は下のエントリーで、朝日の的外れな記事を引用しながら、小沢幹事長や植草さんや私のダメージを図ろうとしている。
2009-11-05 アルファブロガー(笑)「美爾依」氏の個人崇拝がひどすぎる
まず、『個人崇拝』という言葉だが、崇拝というのは、ある宗教を根拠もなくただただ盲目的に信じることだろうと思われるが、こういった言葉を不用意に使うこと自体、vanacoral氏のヴォキャブラリー不足が見て取れる。私が小沢幹事長や植草さんを支持しているのは、このブログの読者ならおわかりのように、論理的な根拠があるのであり、決して盲目的に信仰しているなどということはありえないからだ。
ちなみに、vanacoral氏はこれまでも、事実とはかけ離れた、ずいぶんと乱暴なエントリーを書いたことがあって、自エンドTBPからはTB禁止処置をくらっている。
vanacoral氏が得意げに紹介しているこの朝日の記事にしても、2000年から2004年の政治資金パーティー券という今から5年から10年ほども前のことであり、このときはまだ企業団体献金禁止などは公約としてあげられていなかったはずだ。私が大脇さんに反論したのは、企業団体献金についてであり、政治資金規正法違反についてではない。話を違った話題でごまかそうという魂胆か。vanacoral氏の頭の中がいかに混乱しているかが見て取れるエントリーだった。
政治資金規正法違反について、朝日もここまで調べる能力があるなら、なぜいままで自民党のパーティ券について調べなかったのだろうか。自民党に比べたらこのくらいかわいいものだろう。
最後になってしまったが、植草さんが新政権を叩くのでなく厳しく見守る姿勢が肝要というエントリーでとても納得できることを述べられていたので紹介しよう。
鳩山政権が発足してどのような変革が実行に移されるのか。さまざまな疑念を吐露(とろ)する見解も散見される。政権公約に示された重要方針が実行されないことになれば、有権者は強い失望を禁じ得ない。この意味で、新政権の先行きを危惧する心情を私も理解できる。
しかし、ここで新政権を潰(つぶ)して、その結果としてこれまでの自民党政治=政官業外電悪徳ペンタゴン=利権複合体による政治が、ゾンビのように復活したのでは元も子もない。
政治の主役は政治家ではない。主権者である国民が政治の主役でなければならない。主権者である国民は、新政権のあらを探して新政権をつぶしに回るよりも、新政権にもし問題点があればその問題点を適切に指摘し、問題点の是正を実現する方向に政治を誘導するべきである。
共産党だって、赤旗新聞を企業に売っているとしたら、直接ではないけれども、間接的に企業から政治資金をもらっているということになるのだし、自分のことは棚にあげて他政党ばかり責めるのは辞めて欲しい。植草さんがおっしゃられるとおり、新政権のあら捜しを必死で行っている時間があったら、現実的に問題点をどのように解決できるのか、新政権にアドバイスするべきだろう。そうすれば、共産党は国民の信頼を得られるようになるに違いないと思うし、民主党へとの連合政権への道も開かれるのだ。
もっとも、頭の固い共産党支持者にはこんなことを言ったら馬鹿にされるのがオチだろうけど・・・・(笑)。