2010.09.04 (Sat)
民主代表選:小沢氏が一歩リード (毎日調査)
毎日の代表選支持調査によると、議員票では、小沢氏が菅氏を一歩しかリードしていないとのこと。もっと差がついていると思ったけど、やっぱり、一国の総理である菅直人の支持を得るために、仙谷が議員に官房機密費を配って歩いている可能性もあるから、お金でなびくような議員もでてきたのかもしれない。

民主代表選:小沢氏が一歩リード 毎日新聞支持動向調査
2010年9月4日 2時30分 更新:9月4日 2時40分
毎日新聞は、民主党代表選(14日投開票)の序盤情勢を探るため、党所属国会議員412人の支持動向を調査した。3日現在、小沢一郎前幹事長が180人超、菅直人首相が160人超の支持を得ている。国会議員票では小沢氏が一歩リードし、菅首相が猛追している。投票先を決めかねている議員が60人以上いるほか、世論動向などにより投票態度を変える議員もいるとみられ、両陣営の争奪戦は激しさを増しそうだ。
2010.09.04 (Sat)
菅首相と小沢前幹事長のどちらが代表にふさわしいかのアンケート
「菅首相と小沢前幹事長のどちらが代表にふさわしいか」
との質問で、「菅首相」と答えた人が72.0%で、「小沢氏」の16.1%だったという。又、不思議なことに菅内閣の支持率は、円高など日本の経済政策に対して何の対策もないままなのに、先月よりも12.4ポイント上昇し55.2%になったとか。ここまでくると、捏造であることがありありとわかり、あまりにも馬鹿らしくなる。
「菅氏が民主党代表にふさわしい」72%
民主党代表選挙が告示されてから3日までの3日間、NNNは緊急世論調査を行った。「菅首相と小沢前幹事長のどちらが代表にふさわしいか」との質問では、「菅首相」と答えた人が72.0%で、「小沢氏」の16.1%を大きく上回った。
菅首相が代表にふさわしい理由については、「短期間で首相を代えることは良くないから」が55.8%に上った。一方、小沢氏が代表にふさわしい理由は「政策を実現できる力がありそうだから」が47.8%となっている。
また、小沢氏が幹事長を辞任してから約3か月で代表選に立候補したことについては、82.0%の人が「納得しない」と答えた。「納得する」と答えた人は12.4%にとどまっている。
今回の代表選で最も議論してほしいテーマとしては、49.0%の人が「医療や年金などの社会保障制度」と答え、続いて「円高や景気対策」(45.5%)、「消費税と財政再建」(35.5%)の順となっている。
また、菅内閣の支持率は55.2%と、先月より12.4ポイント上昇した。
NNN電話世論調査
【1~3日に調査】
【全国有権者】1004人
【回答率】57.0%
http://www.ntv.co.jp/yoron/
政治に興味がある政治家や民主党のサポーターで、共同会見や公開討論を見た人なら、小沢氏の方が代表にふさわしいと思う人は圧倒的に多いであろう。
そこで、共同会見や公開討論を見たこのブログの読者を対象に同じアンケートを行ってみたいと思う。投票締め切り日は、代表選投票日の前日、9月13日。特に、民主党議員やサポーター方のご協力をお願いしたい。
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2010.09.02 (Thu)
民主党代表選:小沢一郎総決起集会の挨拶に感動
2年前の政権交代は、私利私欲に満ちた政・官・業の癒着によって、国民生活が虐げられたあげく、自民党政権に国民が愛想をつかし、実現した。又、同時に自民党の公約とは対極する「国民の生活が第一」と掲げた民主党のマニフェストに国民が賛同した結果である。
それが、菅政権に変わってから、政権交代時の民主党のマニフェストはおざなりにされ、かつて国民から憎悪された自民党政権をそのままそっくりコピーしたような政治に戻ってしまった。これでは、国民を裏切ったことになると小沢氏は心から憂慮し、今回、「国民の生活が第一」を実現させるために代表選に立候補することになったのである。
最後の方では涙をぬぐう場面もちらっと見られ、小沢氏が自分の演説で感極まっているのがわかる。この演説を聴いて、小沢氏が自分の政治生命をかけて国民の生活を悪徳ペンタゴンから守ろうとしているのが見て取れる。とても感動的な挨拶だった。
民主党代表選!小沢一郎総決起集会[ノーカット版、2010年9月1日]
2010年9月1日、議員会館会議室でおこなわれた、民主党代表選に向けての「小沢一郎総決起集会」での小沢前幹事長の挨拶(ノーカット版)です。
小沢一郎と菅直人、それぞれの決起集会に参加した議員は次のとおり。
2010.09.01 (Wed)
小沢一郎vs菅直人代表選への出馬表明(動画あり)
民主代表選:“菅VS小沢激突”2氏が届け出
(毎日 2010年9月1日 10時31分 更新:9月1日 12時21分)
首相と小沢氏は1日午前、党を通じて政見を発表。首相は消費税を含む税制改革について「徹底した議論により国民の理解と納得をいただく」との考えを示した。小沢氏は米軍普天間飛行場の移設問題について「沖縄県民と米国政府がともに理解し、納得し得る解決策を目指して、沖縄県、米政府と改めて話し合いを行う」と明記した。また小沢氏は子ども手当について、11年度に現行の月額1万3000円から2万円に引き上げ、12年度から満額の2万6000円を支給するとした。両氏は同日午後4時から、東京都内のホテルで共同記者会見し、政見を正式に発表する。
2010.08.31 (Tue)
小沢氏が今日午後、代表選出馬表明へ

大手メディアの多くが小沢一郎が代表選出馬を見送るという希望的観測でニュースを報道をしたが、今日の昼過ぎに、民主党代表選をめぐって、小沢、鳩山、輿石の3者会談が永田町の衆院第1議員会館内で行われ、その結果、小沢一郎は代表選出馬を決意した模様だ。
首相と会う予定はない=民主・小沢氏
(2010/08/31-14:01)
民主党の小沢一郎前幹事長は31日午後、鳩山由紀夫前首相、輿石東参院議員会長との会談後、記者団の「首相と会う予定はあるか」との質問に対し、「ありません」と答えた。
注:その後の報道によると、結局小沢氏は、菅氏と15分から20分の短い会談を持ったようだ。下記のANNの動画によると、「まだない。」と言ったとか。
これを受けて、小沢グループの山岡賢次副代表、奥村展三総務委員長、松木謙公国対副委員長らは、今日の夕方に開かれる予定の小沢氏代表選出馬記者会見の準備に入った。
小沢氏の代表選への出馬が民主党を分裂させることになってもかまわないと思う。そもそも全く違った思想や政策を持つ議員が一つの党にいること自体がおかしいのだ。
小沢氏が勝利した暁には、対米隷属悪徳8人衆の菅直人、渡部恒三、仙谷由人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、玄葉光一郎他、レンホーや小宮山洋子を民主党から追放するべきだ。
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2010.08.31 (Tue)
小沢一郎は大手メディアの世論調査など気にせず党代表選に出馬せよ
参院選で国民から「NO」をつきつけられた菅総理がそのまま居残るというこはどうしても理解に苦しむ。仙谷や枝野と一緒に菅も自ら首相を辞任するべきだ。今晩、小沢、菅、鳩山、輿石の4人で会談が行われるそうだが、その際、菅の辞任を強く求めるべきではないか。もし、菅がそれを呑めないならば、やはり、小沢一郎は代表選に出馬して、菅と一騎打ちをするべきだ。菅は代表選で党の一兵卒の議員に破れて総理を辞職する歴代2番目の総理として、後々までその名を残すだろう。
小沢氏が代表選を見送る理由には、党の挙党体制を重んじる鳩山氏の顔を立てるためのほかに、民主党の組織対策費使途データ暴露や仙谷の政治資金問題のリークなど、小沢vs仙谷の情報合戦で、党内の闘争がこれ以上激しくなることは好ましくないと判断したからであろう。さすがに、小宮山洋子財務委員長による小沢氏が代表、幹事長だった頃の組織対策費使途データの暴露はひどい裏切り行為であり、それについては、枝野幹事長が、「民主党の昨年までの経理は、適正、適法だった」と昨日の記者会見で述べている。
又、小沢氏が、大手メディアによる世論調査を捏造してのバッシングにほどほど疲れきったということもあるのではないか。代表選が近づくにつれて、予想した通り、世論調査を捏造してまでの大手メディアによる小沢一郎バッシングがいっそう加熱している。これではまさに、「政治とカネ」問題でバッシングされた悪夢が甦るというものだ。
「毎日新聞世論調査:「首相にふさわしい人」 菅氏78%、小沢氏17%」
(毎日新聞2010年8月30日)
毎日新聞は28、29日、来月1日告示、同14日投開票の民主党代表選を前に、全国世論調査を実施した。菅直人首相(党代表)と小沢一郎前幹事長のどちらが首相にふさわしいかを尋ねたところ、菅氏が78%で、小沢氏の17%を大きく上回った。民主支持層でも78%が「菅氏がふさわしい」と回答した。
「首相にふさわしい」菅氏60.1%、小沢氏16.4% 産経新聞FNN合同世論調査」
(産経新聞2010年8月30日)
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は28、29の両日、合同世論調査を行った。民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)への立候補を予定している菅直人首相と小沢一郎前幹事長のどちらが首相にふさわしいか聞いたところ、菅氏と答えた人が60.1%で、小沢氏の16.4%を大きく上回った。菅内閣の支持率は46.0%で参院選直後の前回調査(7月17、18日実施)より5.7ポイント上昇、逆に支持しないと答えた人は5.9ポイント下がって39.9%だった。
「【2001調査】「次期首相ふさわしい」菅首相63%、小沢氏は16%」(産経新聞2010年8月30日)
29日放送のフジテレビ系「新報道2001」の首都圏世論調査(26日調査)で、9月14日投開票の民主党代表選をめぐり、出馬表明している菅直人首相と小沢一郎前幹事長の「どちらが次期首相にふさわしいか」を質問したところ、首相を選んだ人は63%、小沢氏は16・6%だった。
「菅総理 小沢氏に“大差”」(動画あり)
(テレビ東京&日経2010年8月30日)
テレビ東京と日本経済新聞が週末に実施した世論調査で、民主党代表選に立候補を予定している菅総理大臣と小沢前幹事長のどちらが総理大臣にふさわしいか聞いたところ、菅氏が73%で、小沢氏の17%を大きく上回りました。この調査は、全国の20歳以上の人に対して無作為に電話をかけて行い、940人から有効回答を得ました。菅氏を支持する人は「小沢氏を支持できない」という理由が最も多く、逆に小沢氏を支持する人は、「指導力がある」ことを最も評価しています。また内閣支持率は54%で先月の調査から9ポイント上昇しました。支持率の上昇は菅内閣発足後初めてです。
「代表ふさわしいのは?菅氏67%・小沢氏14%」
(読売新聞2010年8月29日)
民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)で、菅首相と小沢一郎前幹事長が対決する見通しとなったことを受け、読売新聞社は28~29日、電話による緊急全国世論調査を実施した。
菅氏と小沢氏のどちらが次の代表にふさわしいと思うかを聞いたところ、菅氏と答えた人は67%、小沢氏は14%だった。民主支持層に限ってみると、菅氏は77%で、小沢氏17%に大差をつけた。
「69%、小沢氏15% 民主代表選で緊急世論調査」
(47NEWS2010年8月28日 )
共同通信社が27、28両日実施した9月1日告示の民主党代表選に関する全国緊急電話世論調査で、代表になってほしい候補者に菅直人首相(党代表)を挙げたのは69・9%で、15・6%の小沢一郎前幹事長を大きく上回った。民主支持層では菅氏支持は82・0%に上った。
「菅首相続投を56%、交代を27% 朝日新聞世論調査」
(朝日新聞2010年8月9日)
朝日新聞社が7、8の両日実施した全国世論調査(電話)によると、9月の民主党代表選で「菅直人氏が再選され首相を続けた方がよい」とする人が56%で、「首相交代がよい」の27%を上回った。
こうして見ると、世論は、首相にふさわしいのは菅で、小沢は不適切であるという結果になっている。それも、菅を支持する人は、約60~80%いて、小沢を支持する人は10~20%しかいないという。これらの結果は、「全く逆の結果を示す世論調査の怪」というエントリーで書いた通り、ネットの世論調査結果と大きく異なり、又、官房機密費の関係なども考えられ、操作されていると見るのが正しいだろう。
そもそも、新聞・テレビについての1千人アンケート(5.民主党代表選編)というサイトを見れば、多くの国民が大手新聞やテレビの報道に疑問を持っているということがよくわかる。

それに加え、記者クラブのオープン化を目指す小沢氏を大手新聞社が嫌っているということも代表選に関する世論調査でこれだけ小沢氏に不利な結果がでている理由と言えよう。
それ故、小沢氏は、大手メディアの世論調査の結果など全く考慮する必要はなく、堂々と民主党の代表選で現首相である菅氏を打ち負かし、首相の座を手に入れるべきであると多くの国民は思っているのである。世論調査がいかにデタラメであるかを証明するためにも、小沢氏を支持する国民は、地元の民主党議員に自分が小沢氏を支持していることを伝え、代表選では小沢氏を支持するようお願いするのも一つの手だと思う。
最後に、民主党議員必読のブログエントリーがある。
『永田町異聞』大メディアの精神的貧困
経営が困難になりつつある大手メディアの幹部や新聞記者の方たちにも必読のエントリーだ。
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2010.08.26 (Thu)
小沢一郎がついに代表選出馬へ♪
やはり、昨日見た夢は逆夢だったようだ(笑)。小沢一郎がついに、代表選への出馬を決心して下さった。小沢氏の代表選出馬へのニュースが、日本の今日の政治ニュースのトップを飾っている。それだけ、多くの人の関心が小沢一郎に集まっているということだろう。
小沢氏が出馬を決心した直接のいきさつは、次の通り。菅首相が、「脱小沢」路線から転換する見通しがなく、仙谷由人官房長官と枝野幸男幹事長の更迭などを求めた人事にも難色を示し、挙党態勢を目指した鳩山由紀夫前首相の仲介が不調に終わった。菅を説得できなかった鳩山氏は、自分と同じ挙党体勢を目指す小沢氏を支援することを表明、それを受けて小沢氏が出馬を決めた。
確か、菅は、新人議員との懇談会では、「小沢氏のおかげで政権交代ができた。代表戦後は、小沢氏も鳩山氏もこれならみんなで一緒にやっていけると思うような挙党一致でがんばりたい。」なんて言っていたはずだが、やはり閣僚たちに反対されて、撤回したのだろう。こんなにブレまくっていたら、新人からも見放されるのは当然だ。
又、「小沢一郎の代表選への出馬は困難」などとの見出しで、小沢一郎氏が出馬するのを阻止しようとした読売、時事、東京新聞の信用も落ちるとこまで落ちた。
今回の出馬に関して、小沢氏の中でもさまざまな葛藤はあっただろう。しかし、ブログや日本一新の会ML,『小沢一郎ウェブサイト』の掲示板を通じて、小沢総理誕生を熱望した私たち国民の心が小沢さんに通じたものと思われる。
党代表選では、サポーター票も投じられる。サポーターの一人ひとりの票の分配はわずかだが、結果にかなりの影響を与えることになる。ブログで、小沢一郎氏への支持を表明し、国民主権国家の第一歩となるように、小沢一郎を日本の総理大臣にしようではないか。
日本一新の会代表の平野貞夫氏から小沢氏の出馬に関して、大切なメッセージがあるので、紹介したい。
2010.08.25 (Wed)
小沢出馬断念の夢を見たが・・・・逆夢でありますように

写真:『Rolland 's Public Gallery』より
こんなことを言うと、おかしくなったんじゃないかと思われるかもしれないが、私には少しだけ予知能力がある。特に子供の頃は見た夢が実際に起こったりしたこともある。本当にたわいもない夢なんだけど、音楽の時間に当時好きだった男の子の隣りに座ることになった夢だ。夢を見たその日の音楽の時間、たまたま私のオルガンが壊れていて、好きな男の子の隣りの人も欠席をしていた。それで、先生が、その男の子の隣りに移りなさいと言って、夢が現実になったのだ。
さすがに大人になってからは、正夢を見ることは少なくなったが、それでも、その人の人相を見ただけで、だいたいその人がどんな人なのかわかるし、何を考えているのかもだいたい察しがつくのだ。その察しが正しいかどうかはともかく、「理論的」の対義語が「直感的」だとすると、私はまさしく、「直感的」だと思う。
そんな私が今朝の夢で見たのが、「小沢氏出馬断念」という新聞記事の見出しだ。この夢を見てから、もしかしたら、小沢氏は出馬を断念するのではないかという気がしてきたのだ。
今でも小沢氏には、ぜひ代表選に出馬して菅直人に勝利し、日本の総理大臣になっていただきたいという想いは変わらない。『小沢一郎ウェブサイト』の掲示板投稿を見ても、小沢氏にぜひ総理大臣になってもらいたいという人がかなりの数にのぼっている。小沢氏は、メディアがなんと言おうが、小沢支持者の期待に答え、ぜひ代表選に出馬するべきだ。
しかし、小沢氏が代表選に出馬することによって、民主党の挙党一致態勢は崩れ、民主党が二つに分裂してしまうことになる。党の挙党体制を目指す小沢氏は、それは望まないだろう。ただ、同時に今の菅政権にも強い不安や反感を抱いていることは間違いない。党の分裂については、植草さんが「鳩山前首相日本的玉虫色仲裁は重大禍根残す」という最新のエントリーの中で次のように述べられている。
いずれ、民主党は分裂することになる。他の政党も、対米隷属と主権者国民派の区分により二分され、政界全体が再編されることが望ましい。本質的な対立があるのに、表面だけまとめることに意味はない。鳩山由紀夫氏の人柄が良いのは分かるが、政治の本筋をはずれた中途半端な仲介をするのは百害あって一利なしである。
確かにその通りだ。表面だけまとめていても、本質的な対立がある場合、つまり、今の民主党では、官僚の言うなりに「対米隷属」を推進するグループと「国民主権政治」を主張し、「官僚政治」から脱却しようとするグループとなるが、この本質的な対立を抱える限り、表面だけ一つに装っているのは不自然である。民主党は大きくなりすぎてしまったのであり、この辺で、二つに分裂したほうがいいのではないか。
ただ、鳩山氏が自分の意志で仲介役をつとめているのかわからない。恐らく、小沢氏は、政権交代時に作ったマニフェストの原点に戻ることや普天間問題の解決を考慮して、鳩山氏を通して、代表選後に想定される党役員・閣僚人事での処遇を条件に、出馬を断念してもいいことを菅首相に伝えるつもりだろう。つまり、現幹事長の仙谷を初めとした、対米隷属悪徳8人衆の渡部恒三、仙谷由人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、玄葉光一郎、蓮舫(菅の代わりに蓮舫を追加)を要職からはずし、小沢氏や鳩山氏らを要職につけるという条件で、出馬を断念する意向を示すのかもしれない。
この条件を呑むか呑まないかで、菅直人の命運は分かれる。すでに、新人議員との懇談会での発言内容から、菅氏がこれまでの小沢排除方針から挙党体制へと変わっていることを考えれば、菅氏が小沢氏の条件を呑む可能性は高いだろう。
しかしながら、これに、小沢一郎排除を主張する対米隷属悪徳8人衆から反発が起こって、菅氏が従えば、物別れに終わる可能性もある。その場合、小沢氏はどう判断するのか。党を割って新党を結成するのか、それとも、そのまま民主党に残るのか。私としては、ぜひ、小沢氏に代表選に出馬して、勝った場合は、民主党そのものをリフォームしていただきたいと思う。負けた場合は、新党を結成していただきたい。
ただ、今の日本が小沢総理を受け入れる準備ができているかといえば、疑問だ。日本の官僚政治がいかに日本をダメにしているかに気付いている国民はまだほんの一部である。多くの国民は政治に全く興味を持たず、官僚に支配されていることすら気付いていない。そんな今の日本で、小沢氏が総理になる覚悟ができているのかどうか。
小沢氏は、一両日中に出馬を判断するという。どうか、今朝見た夢が逆夢でありますように。
2010.08.24 (Tue)
推定無罪を政治倫理の問題にすりかえる岡田外相

写真:『Rolland 's Public Gallery』より
植草さんが、ブログの対米隷属悪徳8人衆を糾弾する原口総務相正論というエントリーに、これまでの経緯を詳しく書かれているが、
ところが、今度は、岡田外相が、原口総務相の反論に対し、これまた、反論とはとても呼べないような床屋談義のようなコメントをだした。
「推定無罪は法律の問題。政治倫理の問題としてどうなのかと言った。次元の違う話で、普通の人なら分かること」と述べたのだ。
この原口総務相を普通の人ではないように扱い、馬鹿にしたようなトンチンカンなコメントを読んで、これでも本当に東大法学部出身大臣なのかと首をかしげてしまった人は多いと思う。推定無罪の意味が全くわかっていないのである。小沢氏の秘書が逮捕された政治資金問題は、まだ審議が続いており、まだ、判決が出ていない。
民主主義の下では、推定無罪と言って、国際人権規約B規約14条2項等により、有罪判決が確定するまでは何人も犯罪者として取り扱われない権利を有することを意味するのに、岡田外相は、まるで、小沢一郎を犯罪人のように扱っているのだ。原口氏に向かっても異常な人であるかのような扱いである。全くもって人権侵害である。推定無罪を次元が違うと言って政治倫理の問題にすりかえ、人権侵害発言を平気で行う岡田外相は、一国の大臣として、又、1人の人間として、あまりにも未熟である。
もちろん、岡田外相は、東大法学部出身なのだから、全てを知りながら、わざと知らないふりをしてこういった小沢バッシングを行っているのだ。小沢がいては、目の上のタンコブであり、従米派の岡田の思うとおりに米国と交渉がいかない。だから、小沢を閣外、できれば党外に追い込むために、これまでは、自民党議員が同じことをやってもなんら問題にならなかったような小さな記帳ミスを、政治倫理(政治とカネ)の問題として大問題のように扱っているのだ。その上、推定無罪は無視。
mixiのニュースにコメントされていた意見の中で、私とは違った角度から解説、反論されている。とても参考になると思われるそのご意見を紹介させていただきたい。
Mixiの『kazu(Guevarista)さんの日記』より
法律を知らずに政治倫理を語るオバカ外相
売国CIA新聞ヨミウリの記事ゆえ信憑性が疑わしいが、民主代表選への小沢出馬を批判した岡田外相の「論理」を批判した原口総務相を岡田氏が反批判したと言う。
以下ヨミウリの記事引用
>審査中の小沢一郎前幹事長が出馬することの是非について「推定無罪は法律の問題だ。政治倫理の問題でどうなのか、次元の違う話だ」と述べ、望ましくないとの考えを改めて強調した。
訪問先のバンコクで記者団に語った。小沢氏の出馬を巡っては、原口総務相が「推定無罪の原則が民主主義の鉄則だ」と、問題にならないとの考えを示している。・・・以上引用終わり
その辺りの三文記者やネトウヨ程度なら兎も角、東大卒の元官僚がこんな程度のことを言うとは信じ難いのだが、一応は解説と反論を。
小沢問題は政治資金規正法違反の虚偽記載「容疑」である、「推定無罪」は「容疑」段階であるから当然のことなのだが、この小沢問題は「容疑」そのものに問題があるのだ。
その前提に立つ前の話としても検察に「秘書が」検挙・起訴されたから法ではなくて政治倫理の問題だと語るなら、政治倫理の決定権は一行政機関たる検察にゆだねることになるのか?だとしたらそれは立法府の議員として同時に行政府の長たる内閣の一員として自殺行為である。
この虚偽記載事件は西松建設事件に顕著であるがあまりに公平性を欠き、また容疑そのものが根拠薄弱である、検察特捜が前例や実態を無視し新解釈によって容疑を規定しているのであり、既に西松建設事件などは公判が維持できなくなっているのは常識である。
何より憲法で定められた罪形法定主義に基づかない政治資金規正法の虚偽記載では検察の自由裁量で犯罪容疑となることが問題なのであり、法律の不備として問題化されなければならないのだ。
法で容疑を規定できない、しかも政治資金規正法の虚偽記載で「法律の問題ではなく政治倫理の問題だ」と言うのなら、その政治倫理の問題とは「法以外の」何なのかを指し示さなければならないであろう。
まさか規範は検察だなどとは言わないと思うが。
法を知る者として常識だと思うがそんなことも解らぬ大臣だとは思えないし、思いたくないのだが。
■岡田外相、原口総務相の「推定無罪」発言に反論
(読売新聞 - 08月23日 23:18)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1318212&media_id=20
岡田外相の場合は、全てを知りながらわざとこんな馬鹿なことを言っているのだろう。なぜなら、推定無罪を認めてしまうと、小沢氏の代表選の出馬を牽制する理由がなくなってしまう。岡田外相を初めとした対米隷属悪徳8人衆にとって、「政治とカネ」の問題を訴え続けること以外に、小沢氏を失脚させる方法はないのである。
ついでに、産経が「首相をコロコロ変えるのはよくない」という菅内閣の閣僚の意見への反論を発表していたので紹介したい。
(産経 2010.8.23 08:27)
一石四鳥(岡田、野田、菅、レンホー)のとても胸のすっきりする論説である。
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蓮舫 |
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2010.08.22 (Sun)
菅再選派が「首相が代わったら衆院解散」を主張するのは、衆議院議員の票集めのため
ネットで植草さんのような理路騒然とした文章を書く方と同じ考えを共有できるということは、とても幸せなことだ。植草さんは、なかなか複雑で読者に伝えにくいことも、わかりやすく、一つ一つ整理して解説してくださるので、とても参考になる。代表選前にメディアによって官房機密費争奪戦が行われている現在では、間違った情報をより早く仕分けし、批判して下さるので、間違った方向に世論を誘導しようとするメディアにとっては脅威的な存在であろう。
植草さんの言う対米隷属悪徳8人衆の1人である渡部恒三が、「小沢氏は出馬すべきではない」とこれまた不愉快なコメントを発表した。オッサンといえども、いまどき、こんな牛乳瓶の底のようなめがねをかけたオッサンを見るのは珍しい。脳に損傷を負ったような目つき、むしずが走るような声を聞くたびに気分が悪くなる。美意識の高いこのブログ(笑)でコイツを登場させるのはためらわれたが、馬鹿を晒すためにあえて1ページ目に載せる。
この女子アナウンサーもあまりにも話すテンポが遅すぎて、イラ菅じゃないけど、イライラしちゃうし、とても聞きずらい。きっとなまりが強いか、口がまわらないのだろう。少しばかりかわいいからと言って、素質がないのに採用するNNNも、企業としてどうなの?外見じゃなく、実力のある女子アナを探せ。
来月の民主党代表選挙をめぐり、出馬を検討している小沢一郎前幹事長について渡部恒三元衆議院副議長は21日、「小沢氏は出馬すべきではない」との考えを示した。
代表選について、渡部氏は「首相がコロコロと代われば世界から日本が信頼されなくなる。菅首相が頑張ることが日本のためだ」として、菅首相を支持する考えを示した。また、出馬を検討している小沢氏について、渡部氏は「小沢氏は諸悪の元凶だ。政治とカネの疑惑を持たれている中で出馬すれば、疑惑隠しと見られる」として、出馬すべきではないとの考えを示した。
一方、小沢氏に近い山岡賢次副代表は「菅首相には参議院議員選挙でノーという結果が出た。今のままではとても国会が運営できない」と述べ、来週中に小沢氏に代表選への立候補を要請したいとの考えを示した。(08/21 16:04)
誰も「しばらく休んでろ」なんて言ってないっつーの。「しばらく静かにしてろ」と言っただけだ。それも国民じゃなくて、ドン菅が。「コロコロ首相が代わると、世界の信用をなくす」だって?首相が代わることと、世界からの信用を失くすことってどういう関係があるのだろうか。首相がコロコロ代わると、信頼されなくなるとしたら、すでに自民党時代から首相がコロコロ代わってるんだから、とっくの昔に日本は世界の信用を失くしてしまっているわけだ。
何度も言うように、権力に溺れているだけで、首相になる素質のない者を長期間、首相にしておいて日本の国益を損なうよりも、より有能な首相に変えて日本を立て直す方がいいにきまっているじゃないか。
この渡部って、小沢パッシングの発言するたびに、仙谷由人官房長官からいったいいくらくらいの機密費をもらっているのだろうか。見るからに、私利私欲に塗り固められた人相をしている。諸悪の元凶とはコイツのことだ。
現閣僚たちが、総理が代わったら、衆院解散と煽っているのは、衆議院議員の得票を集めるためだろう。せっかく議員になったのに、又選挙となると、衆議院議員の方たちにとって大きな負担がかかる。もし、菅再選派が、小沢一郎が総理になったら、総選挙やるぞと脅しておけば、それを避けたいばかりに菅直人氏に投票する人も少なからずいるだろう。
しかしながら、山岡賢次副代表は解散はないと断言しているので、衆議院議員の方たちは、解散の心配をせずに済みそうだ。ただ、代表選前に負けが確実になると、ドン菅が、ブチキレて、代表選前に解散する可能性があるばかりでなく、「9月14日投開票の代表選終了後、直ちに臨時国会を召集して、冒頭解散」する可能性もありえるそうなので、その覚悟も必要となるだろう。
代表選の行方から目が話せない。
最後に、あまりにも恥知らずな悪の眼鏡(笑)を多くのブロガーたちが批判しているので、ここに紹介したい。
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