2010.01.11 (Mon)
日本鯨類研究所も事業仕分けの対象に

農林水産省、日本鯨類研究所の皆さん、裏工作、本当にご苦労さまです。ここまでくると、この先、どこまで「ノー」の数が増えるのか楽しみになってきたぞ~(爆)。まあ、南極海での調査捕鯨ができなくなったら、日本鯨類研究所の農林水産省からの天下りで年収何千万ともらっている理事長を初めとした役人たちも収入がなくなるわけだし、そりゃあ、必死になるよね。
『不条理日記』税金を食い潰す「調査捕鯨」によれば、鯨肉の販売収入は2004年度(04年10月~05年9月)をピークにして、04年度が71億円、05年度が67億円、06年度が54億円と減収傾向にあるにもかかわらず、05年度に捕鯨頭数を440頭から850頭に拡大したそうだ。
それにもかかわらず減収となってしまったのは、日本人で鯨を食べる人が減少したことに加え、鯨肉が売れないからそれをさばくために平均20%の値下げをしたのも一因であろう。しかも船舶数が増えたためコストは10%上昇し、日本鯨類研究所の資金繰りが悪化し、国への依存が強まったようだ。
日本鯨類研究所は、農水省の所管の海外漁業協力財団から、01年度から06年度までの間に合計154億円を無利子で借りているが、同研究所はそれでも予算が不足したため、農林水産省から億単位で補助金を受けとっているとか。
水産会社が儲からないからと言って撤退した捕鯨を、この日本の財政が苦しいときに、国が湯水のごとく血税を使ってやっているのはいかがなことかと思う。民主党には、「調査捕鯨」とは名ばかりで、実際は商業捕鯨を違法に行っている日本鯨類研究所が本当に今の日本に必要であるかのかどうか、ぜひ、仕分け作業に入れてもらいたい。
下の動画は、BBCの 'Nature's Great Events'からのクリップで、知的なザトウ鯨(英語ではhumpback whales)がニシンをチームワークによって大量に捕獲するところ。鯨だけではなく、海底からはペンギンが、そして水面からはカモメがアタックするところも見ごたえがある。
The Ingenious Feeding Habit of the Humpback Whales - Click here for more amazing videos
参考記事:
■『不条理日記』税金を食い潰す「調査捕鯨」
■『馬上行動 山田冬樹の部屋』 農水省の天下りのために 捕鯨を残すべきではない 豪州では日本捕鯨船への対応で与野党対立
関連記事:
■『クジラ・クリッピング』日本にとって国際捕鯨取締条約8条は人の命より重いのか/マスコミが伝えようとしない調査捕鯨の「負の側面」(続)
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