2010.10.28 (Thu)
小泉進次郎、蓮舫大臣に仕分けられる
蓮舫行政刷新担当相
「小泉さんが人気があるのが非常にわかるくらい、的確な質問をいただいております。ただ1つだけ、人を指さすのは、やめた方がいいのかなぁと。」
小泉進次郎議員
「蓮舫さんが、なぜ人気があるのかがわかりませんね。全然、はっきりしないんですよ。」
小泉進次郎議員
「小沢氏の証人喚問を避けているのは民主党だ。企業団体献金禁止の方針も翻すなど、マニフェストを破る民主党政権は信用できない。」
小泉進次郎議員
「4日間で年金特会の年金保険料流用問題に決着をつけるのか。」
蓮舫行政刷新担当相
「全力でがんばるが、4日間で決着はつかない。ただある程度の方向性はでる。」
最初に進次郎が仙谷に質問したとき、仙谷の答えは遅くてとても歯切れが悪かったが、その後、質問を蓮舫に向けると、蓮舫は全ての進次郎の質問にとても素早く歯切れよく答えていたので、あくびをする間もなく、あっという間に1時間が過ぎてしまった。進次郎の質問は、まだ新人議員ということもあり、必要な答えを引き出すにはあまりにも漠然としていたが、その辺は、蓮舫がうまく進次郎の質問の仕分けをして、答えられる質問には納得できる回答を与えていた。
進次郎の質問にもあったが、野党はなんとしても小沢氏の証人喚問を国会で行おうとしているようだが、小沢氏の裁判は現在進行中であり、裁判に影響を与えるようなことは極力避けねばならない。小沢氏は証人喚問を受けて立つ必要は全くないのである。
上の衆院内閣委のビデオの中のハイライトが下の動画で見ることができる。
2010.08.24 (Tue)
推定無罪を政治倫理の問題にすりかえる岡田外相

写真:『Rolland 's Public Gallery』より
植草さんが、ブログの対米隷属悪徳8人衆を糾弾する原口総務相正論というエントリーに、これまでの経緯を詳しく書かれているが、
ところが、今度は、岡田外相が、原口総務相の反論に対し、これまた、反論とはとても呼べないような床屋談義のようなコメントをだした。
「推定無罪は法律の問題。政治倫理の問題としてどうなのかと言った。次元の違う話で、普通の人なら分かること」と述べたのだ。
この原口総務相を普通の人ではないように扱い、馬鹿にしたようなトンチンカンなコメントを読んで、これでも本当に東大法学部出身大臣なのかと首をかしげてしまった人は多いと思う。推定無罪の意味が全くわかっていないのである。小沢氏の秘書が逮捕された政治資金問題は、まだ審議が続いており、まだ、判決が出ていない。
民主主義の下では、推定無罪と言って、国際人権規約B規約14条2項等により、有罪判決が確定するまでは何人も犯罪者として取り扱われない権利を有することを意味するのに、岡田外相は、まるで、小沢一郎を犯罪人のように扱っているのだ。原口氏に向かっても異常な人であるかのような扱いである。全くもって人権侵害である。推定無罪を次元が違うと言って政治倫理の問題にすりかえ、人権侵害発言を平気で行う岡田外相は、一国の大臣として、又、1人の人間として、あまりにも未熟である。
もちろん、岡田外相は、東大法学部出身なのだから、全てを知りながら、わざと知らないふりをしてこういった小沢バッシングを行っているのだ。小沢がいては、目の上のタンコブであり、従米派の岡田の思うとおりに米国と交渉がいかない。だから、小沢を閣外、できれば党外に追い込むために、これまでは、自民党議員が同じことをやってもなんら問題にならなかったような小さな記帳ミスを、政治倫理(政治とカネ)の問題として大問題のように扱っているのだ。その上、推定無罪は無視。
mixiのニュースにコメントされていた意見の中で、私とは違った角度から解説、反論されている。とても参考になると思われるそのご意見を紹介させていただきたい。
Mixiの『kazu(Guevarista)さんの日記』より
法律を知らずに政治倫理を語るオバカ外相
売国CIA新聞ヨミウリの記事ゆえ信憑性が疑わしいが、民主代表選への小沢出馬を批判した岡田外相の「論理」を批判した原口総務相を岡田氏が反批判したと言う。
以下ヨミウリの記事引用
>審査中の小沢一郎前幹事長が出馬することの是非について「推定無罪は法律の問題だ。政治倫理の問題でどうなのか、次元の違う話だ」と述べ、望ましくないとの考えを改めて強調した。
訪問先のバンコクで記者団に語った。小沢氏の出馬を巡っては、原口総務相が「推定無罪の原則が民主主義の鉄則だ」と、問題にならないとの考えを示している。・・・以上引用終わり
その辺りの三文記者やネトウヨ程度なら兎も角、東大卒の元官僚がこんな程度のことを言うとは信じ難いのだが、一応は解説と反論を。
小沢問題は政治資金規正法違反の虚偽記載「容疑」である、「推定無罪」は「容疑」段階であるから当然のことなのだが、この小沢問題は「容疑」そのものに問題があるのだ。
その前提に立つ前の話としても検察に「秘書が」検挙・起訴されたから法ではなくて政治倫理の問題だと語るなら、政治倫理の決定権は一行政機関たる検察にゆだねることになるのか?だとしたらそれは立法府の議員として同時に行政府の長たる内閣の一員として自殺行為である。
この虚偽記載事件は西松建設事件に顕著であるがあまりに公平性を欠き、また容疑そのものが根拠薄弱である、検察特捜が前例や実態を無視し新解釈によって容疑を規定しているのであり、既に西松建設事件などは公判が維持できなくなっているのは常識である。
何より憲法で定められた罪形法定主義に基づかない政治資金規正法の虚偽記載では検察の自由裁量で犯罪容疑となることが問題なのであり、法律の不備として問題化されなければならないのだ。
法で容疑を規定できない、しかも政治資金規正法の虚偽記載で「法律の問題ではなく政治倫理の問題だ」と言うのなら、その政治倫理の問題とは「法以外の」何なのかを指し示さなければならないであろう。
まさか規範は検察だなどとは言わないと思うが。
法を知る者として常識だと思うがそんなことも解らぬ大臣だとは思えないし、思いたくないのだが。
■岡田外相、原口総務相の「推定無罪」発言に反論
(読売新聞 - 08月23日 23:18)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1318212&media_id=20
岡田外相の場合は、全てを知りながらわざとこんな馬鹿なことを言っているのだろう。なぜなら、推定無罪を認めてしまうと、小沢氏の代表選の出馬を牽制する理由がなくなってしまう。岡田外相を初めとした対米隷属悪徳8人衆にとって、「政治とカネ」の問題を訴え続けること以外に、小沢氏を失脚させる方法はないのである。
ついでに、産経が「首相をコロコロ変えるのはよくない」という菅内閣の閣僚の意見への反論を発表していたので紹介したい。
(産経 2010.8.23 08:27)
一石四鳥(岡田、野田、菅、レンホー)のとても胸のすっきりする論説である。
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2009.11.23 (Mon)
Twitterで「事業仕分け」を検索:9割が評価、内閣支持率アップ
「Twitter」は、2年ほど前に始めたんだけど、パスワードと登録したメルアドがわからなくなってしまい、今日までほとんど使わなかった。それを再開することになったきっかけは、Skypeをダウンロードした直後に、『市民社会フォーラム』の主催者である岡林さんがSkypeで電話してきてくださったことだった。岡林さんとはこれまでにもメールでやりとりをしたことがあって、Skypeのコンタクトリストに名前を追加させていただいたので、そのお知らせが届いたということでご連絡をいただいたのだ。
ちなみにSkypeは登録者同士なら世界中どこでもパソコンを通して無料で電話がかけられるサービスで、海外の友達や家族によく電話する人にはぜひお勧めしたい。
岡林さんとの会話の中で、岡林さんが「Twitter」をやっていることを知り、Followerになるためにログインしなくてはならないので、適当にいくつかのパスワードを入力したら、10回目くらいにやっとログインできたのだった。だから、岡林さんには感謝。新しいアカウントを開設することもできたんだけど、「Canadadenihongo」というTwitter名がどうしても欲しくて、ひたすら、パスワードを探し続けていたのだった。
この「Twitter」、自分の近況をつぶやく以外にも、ESQさんの「政権交代を実感 ― 民主党議員を近く感じる」というエントリーで知った検索機能もあって、ある項目について知りたいときに情報を集めるのにとても便利なのだ。
今日は「事業仕分け」についてブログに書こうと思っていたので、さっそく「Twitter」で「事業仕分け」を検索してみると、実にいろいろな意見があるのがわかる。
Real-time results for 事業仕分け
その中で紹介されていた産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22両日に実施した合同世論調査によると、約90%の人が事業仕分けを「行政の無駄の洗い出しに役立つ」「毎年行うべきだ」と評価しており、内閣支持率もアップしたそうだ。
そして、この検索結果を保存してリストに加えることもできるので、いつでも読み返すことができる。又、新しい意見が分刻みで入ってくる。
事業仕分けについては、次ページの関連記事にもあるとおり、いろいろと議論されており、さまざまな評価があるようだが、私としては、これまで行政機関による無駄遣いを放置し、一方で庶民の生活を圧迫してきた自民党に比べたら、約9割の国民が評価していることからもわかるように、無駄をなくすという民主党の公約を実現するためによくがんばっていると思う。
麻生政権時代に河村官房長官によって引き出された官房機密費(内閣官房報償費)2億5000万円が記者クラブなどのメディア関係者に流れているのかどうかわからないけど、とにかくマスコミは民主党のやることなすこと全てを批判する態勢に入っているようだ。
あまりにもなさけない日本のメディアも、警察と一緒に総入れ替えする必要があるだろう。とらちゃんが、NYタイムズの記者クラブ制度を批判した記事を紹介してくださっているので、興味のある方はぜひお読みいただきたい。
『お~い、とらちゃん出番だよ!』 ニューヨーク・タイムズ紙が、日本の記者クラブ制度問題について亀井大臣の記者会見を詳細にレポート。