2008.09.26 (Fri)
小泉引退のニュースで交差する喜びや怒り

写真:小泉元首相が引退、次期衆院選に出馬せず
神奈川県横須賀市の事務所を後にする小泉純一郎元首相(25日午後7時30分ごろ)=狩野洋平撮影(読売新聞)
<小泉元首相>存在感・神通力薄れ 小池氏も総裁選惨敗(毎日新聞 09月26日)
小泉純一郎元首相の引退表明は、小泉改革路線の見直しを鮮明にする麻生太郎新首相の始動の日と重なった。01年に首相に就任して以来7年余り、小泉氏の動向は常に政界の関心事だったが、自民党総裁選で「小泉路線」の小池百合子元防衛相が敗北したことは、自らの存在感が希薄になったと悟る引き金になったようだ。
「小泉氏は(サプライズを生む)魔法のつえをなくしてしまった。次期衆院選で小泉氏が応援しても小泉チルドレンは負けるだろう」
長く秘書として仕えた飯島勲元首相秘書官は、引退の報を聞くと周辺にこう語った。
今回の総裁選で小泉氏は完全に「蚊帳の外」に置かれた。自らの後継者に指名した安倍晋三元首相は「小泉路線」の見直しを目指す麻生氏を率先して支持。麻生氏も小泉政権時代、政調会長、総務相、外相と重用した経緯があるだけに、かつての部下たちの裏切りは「屈辱」だったとみられる。小泉政権の防衛庁長官で総裁候補の一人だった石破茂農相は25日、記者団に「麻生政権の使命は小泉改革の負の部分を検証することだ」と強調した。
小泉氏は総裁選さなかの12日、小池氏支持の武部勤元幹事長らに「自民党は大変な危機なのに、危機感がまだ足りない」と指摘し、いら立ちを示したが、得票率は麻生氏66.9%に対し、小池氏8.8%。しかも、小池氏は地方票がゼロ。01年の総裁選で地方票が小泉氏で雪崩を打ったのと好対照だった。
これでは、衆院選前後に新党を結成し、キャスチ(ティ?)ングボートを握るのは難しい。05年の郵政選挙大勝で膨れ上がった自民党の議席も、次期衆院選で大幅減は必至。小池氏や中川秀直元幹事長らの「浸透力」の弱さを目の当たりにし、「小泉時代の栄光」が雲散霧消する前に、身を引いたという感が強い。
中川氏は25日、「小泉政権、小泉改革がなければ90年代の失われた10年は終わらなかった」と語ったが、「反麻生」で反転攻勢に出るための後ろ盾が失われるショックは隠せなかった。【中川佳昭】
注:赤字は美爾依が追加したもの。
自民党にしては、地方で悪評の高い小泉に衆院選前に引退してもらった方が選挙には有利だから、今頃大喜びしているだろうね。小泉チルドレンなんて問題ばかり起こすだけで、もともと何の役にもたたないカスのようなものだから、全員いなくなった方が自民党にとってもせいせいするだろうし。
それにしても、小泉派、小池が地方で全く票を取れなかった事がよほどショックだったのだろう。小池も麻生内閣に入閣することを辞退したことだし、これから、二人で結婚するかどうかはわからないけど、ゆったりした引退生活を送ったらよろしい。小泉は、引退するけれども、政治は続けるといっているが、もう人前に出てくるな。
天木直人氏が、小泉引退をいち早くブログで報告し、これでブログを続ける意味がなくなったとおっしゃられているのが気になるが、天木氏には、少なくとも政権交代まで続けていただきたいと思う。
小泉元首相の引退声明とともに私のブログも役割を終える(2008年09月25日)
そして、小泉に痴漢冤罪で3ヶ月以上も拘留されてしまった植草一秀氏にしても、小泉の引退を複雑な心境で見守っていらっしゃるのではないか。
「小泉改革」の評価
それから、小泉政権を辞めさせるために「STOP (THE) KOIZUMI」を立ち上げたのはいいが、主催者のあまりものスタンドプレーと信用を欠く言動に仲間はみんな幻滅し、このキャンペーンはいつのまにか立ち消えし、肝心の小泉在任中に小泉政権をSTOPさせるという目的は達成されなかったテサロニケ大魔神。
右にも左にも上にも下にも何にでも化けるテサロニケ大魔神だが、今回の小泉引退のニュースを聞いて、又、いつもの不可解な長文を書いていると思いきや、なぜか英語で短く反応している。
「STK STK - WITH A FULL OF MY DEEP EMOTION - STK STK」というエントリーで、
YES, KOIZUMI STOPPED.
そして、まだ全てが解決されたわけではないとの趣旨の英語も書かれ、竹中平蔵の写真が追加されている。
これを見る限り、まるで、自分のSTKキャンペーンが小泉をストップさせたかのように勘違いされているようだが、それは違うだろう。AbEndが安倍を一年で辞任に追い込んだAbEndキャンペーンとは違い、又、福田を一年で辞任に追い込んだ自エンドキャンペーンとも違い、小泉の内閣総理大臣の在任期間は1,980日と、戦後の内閣総理大臣としては佐藤栄作、吉田茂に次ぐ第3位の長期政権となり、中曽根康弘以来、初めて辞任せずに自由民主党総裁としての任期を全うした男だ(笑)。
そして、まず、その記事のタイトルだが、文法的に、"EMOTION"(感情)は数えられない名詞なので、その前に"A FULL OF"を使うのは間違い。"EMOTION"の前に”MY”も入れるべきではない。正確には、"With deep emotion(s)"だけでいい。"EMOTION"が複数形になるのは、感情の中には、1つの感情だけではなく、いろいろと入り乱れているため。テサロニケ大魔神は、「STOP (THE) KOIZUMI」からして、"THE"は文法上誤りだと助言したのにもかかわらず、いまだにそのまま使って恥をさらしている。この人も又、馬に念仏である。
そもそも、大魔神がなぜAbEndキャンペーン成功後に、突然自民党支持者に化けたのかいまだに不可解である。で、この大先生、やたらと変なカタカナ語を文中に使うことが多いんだけど、その使い方がいつもおかしいのが非常に気になる。名詞を動詞として使ったり、動詞を形容詞として使ったり、とにかくめちゃくちゃなのだ。
まあ、「馬に念仏」な大魔神を批判しても、時間の無駄なので、この辺でやめておくが、とにかく、小泉が引退したことが、少なからずも与党に衝撃を与えたことは確かだろう。ただ、政権交代に有利になったのかどうかは、わからないが、小泉の後を継ぐ予定の次男進次郎(27)氏は、自分の父親がぶっ壊した日本を立て直すためにも、小泉とは正反対の政治家になって欲しい。まあ、「カエルの子はカエル」で無理かもしれないけど・・・・。
しかし、『パタリ』の「小泉、逃がさんぞ!罪は償わせよう!!」というエントリーにも書いてあるとおり、多くの人から職を奪い、給与を下げ、生活費の負担を増やすなど国民を虐待した小泉の罪は決して許せない。政権交代でぜひ小泉の悪事を全て暴き、白昼にその罪をさらそうではないか。
参考記事:
小泉発言録
戦後最悪の首相 小泉純一郎を断罪する!
小泉純一郎(ウィキペディア)
『保坂展人のどこどこ日記』小泉元総理、政界引退、自民党政治の終わりの始まり。
ジュリーの『我が窮状』がYouTubeにアップされたので、最後に、ブッシュに言われるままにイラク戦争に加担したり、靖国参拝を繰り返しては、戦争や英霊を美化しようとした小泉に捧げたい。
我が窮状
小泉は、自分に状況が悪くなってきたからトンズラするつもりだろうが、引退する前にこれまで自分が不幸にしてきた国民に土下座して謝れと思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

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2007.11.06 (Tue)
解散、総選挙まで、あともう一歩。政権交代めざしがんばれ小沢一郎!
昨日追記で紹介させていただいた下記の記事を読んでみると、福田総理と小沢代表の密談は、まんまとネコナベじゃなくて、ナベツネ(渡邊恒夫氏)にはめられたというのが私の感想だ。2人だけの密談であるはずなのに、そこには連立政権を唱えてきた一介の讀賣新聞会長であるネベツネが参加し、この密談の内容をリークしている。これには、辞任記者会見で小沢代表が怒るのももっともである。
ここに再び『らくちんランプ』と『ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報』の記事を紹介させていただきたい。
1.らくちんランプのスパイラルドラゴンさんのとこで転載されていた副島隆彦氏の記事
2.『ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報』から
11月4日の記事:
デヴィッド・ロックフェラーが来日し、小沢が辞任した・・・・。
大連立:「山里会」の情報操作の敗北だろう
11月5日の記事:
それでは、日本はいかに「国際協力」するか?
シティグループの新CEOはあのルービン
そして、5日には時事通信で福田康夫首相と小沢一郎民主党代表の党首会談で話し合われた内容をめぐり、双方の言い分の食い違いが指摘されている。
小沢氏は、首相が連立政権樹立と引き換えに新テロ対策特別措置法案にこだわらない考えを示したと主張するが、首相はこれに真っ向から反論。自衛隊海外派遣の原則をめぐっても2人の説明はかみ合っておらず、「密室」会談の真相は依然として不明なままだ。
【ネット中継】小沢代表緊急記者会見(民主党HPより)
やはり、こういった事情からも、今回の連立政権問題は、政権交代を実現しかねない小沢代表を陥れるためにナベツネ(渡邊恒夫)、ナカソネ(中曽根康弘)、フクダ(福田康夫)がグルになって仕組んだ罠と見た方がいいだろ。
『ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報』のアルルの男・ヒロシ(笑)も書いていたが、健康問題を抱えた小沢代表が政権交代で総理大臣になる野望を持っているとは思えない。しかし、政権交代を実現した男として終生その業績はたたえられることになるだろう。だから、今辞任してはいけない。小沢一郎には、政権交代を実現するまで、戦って欲しいのである。
毎日新聞の「<小沢代表辞意>すがる執行部 揺れる小沢氏」という記事が民主党がなぜ小沢氏を必要としているのか書かれているので、ご一読をお勧めしたい。
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