2009.10.17 (Sat)
歯垢除去の痛み その2

一昨日の歯垢除去の話の続き。
その後、歯のレントゲンを撮ったんだけど、これが又、固い正方形の板をレントゲンのカメラに向かって水平に、つまり、縦に口の中に入れるので口内の粘膜とか歯茎とかを刺激して痛いんだよね。今回の歯垢クリーニングをする前に、レントゲンを断ろうと思えばできたんだけど、レントゲンなしでは歯茎の内部を見ることができないので、より詳しい検査をするにはやっぱりレントゲンしないといけないのではないかと思ってレントゲンもOKということにしたんだけど、やっぱりレントゲンはOKしなければよかったと思った。
ちなみに、日本ではドイツのX-rayの発明者の名前であるレントゲンという名前を使っているけど、北米ではX-rayと呼ばれている。ホッチキスも同様に発明者の名前であって、北米ではStapler(ステイプラー)と呼ばれているのは、このブログの国際的知識を備えた賢い読者の方ならご存知の通りだと思う。
話を元に戻すと、普通は歯のレントゲンは1回かせいぜい2回くらいしか撮影しないんだけど、このときはナント!横2回で右と左の後、前を上下の2回で計6回も撮ったんだよね。もう、本当にやんなっちゃった。しみじみ、最初にレントゲンを拒否するべきだと思ったよ。とにかくレントゲンが終わったときは心の底からほっとしたんだけど、本番はこれからで、もっと痛みを伴う可能性もあるのではないかとちょっぴり不安になってしまった。
そんなこっちの不安な気持ちとは裏腹に、フェリーシアさんは上機嫌のご様子で、ラジオから聞こえてくる歌にのって口づさみながら私のプロファイルを記入している。なにやら記入する箇所がたくさんあるようで、時間をかけて書いている。そのうち、時計を見て、「あら、もうこんな時間。今日は歯垢のクリーニングの時間はないわね。クリーニングは又今度ね。」だって。
え?1度で終わると思っていたのに、又、来なくちゃいけないの?もう、いやだぁ。
でも、2時間もフェリーシアさんと一緒にいたら、なんかとても疲れてきたので、又今度でいいやという気になってきたのも事実なので、又、来週あたり予約がとれるんならそれでOKだぜと思って次の予約日を聞いてみたら、ナント!2ヶ月先だったというオチつき。いくらなんでも2ヶ月先はないだろとゴネたら、なんとか1ヶ月後の他の人の予約日を私に回してくれた。
もちろん、次回が本番で、今回はその準備ということで、料金は35ドル払うだけでOKということはしっかりと確認しておいた。もし、これで、35ドルX2=70ドルだったら、いつもの歯科医院で200ドル払ってやっておいたほうがよかったと思ったに違いないし、もう、2度と来なかっただろう。
私がこれだけ苦労して歯の健康を気遣っているのも、歯や歯茎が健康で初めてヘルシーな食生活が送れるし、体の健康も食生活に伴うものだから。日本ではあまり歯垢を掃除することは勧められていないけれども、北米では虫歯の治療よりも大切だと言われている。例えば、歯垢が歯茎の内側に入り込むと、そこから細菌が侵食して、歯槽膿漏の原因になったり、歯茎をどんどん下がらせたりする。そうするとそのうち、細菌が歯の骨について、骨を溶かしてしまい、歯が使えなくなってしまうのだ。だから、6ヶ月に1度の歯垢除去は、健康を保つ上でとても大切になってくる。日本では歯にも健康保険が効くので、めんどうくさがらないでぜひ歯垢のクリーニングに行かれることをお勧めする。
ちなみにフェリーシアさんの歯は本当に歯並びがよくて真っ白。どうしたら、こんなに白い歯が保てるのか伺ってみたら、コーヒーも紅茶もワインも歯の色を変えるので、ストローで飲むといいというご教示をいただいた。そうすれば、ストローが直接喉に飲み物を運ぶので、歯の色を変えずに過ごせるというわけだ。又、ワインは歯のエナメル質を溶かすので、チーズと一緒に飲むといいそうだ。
そんなわけで、のりぴーが短く切ったストローをいつもたくさん持ち運んでいたように、これからは私もコーヒーや紅茶やワインを飲むときのために、短く切ったストローを持ち運ぼうと思うのだった(笑)。
次回の歯垢除去(11月半ば)のときは必ずカナダの歯科衛生士見習いの星、フェリーシアさんの写真をゲットして、みなさまにお見せしたいと思うので、お楽しみにね。
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