2008.07.31 (Thu)
竹島の帰属表記を韓国に米政府が変更

写真:中央日報より
ペ・ヨンジュンの日本ファン「独島は韓国領土」謝罪の手紙送る(中央日報 2008.07.29)
ペ・ヨンジュンの日本ファンが「独島(トクト、日本名・竹島)は韓国領土」という独島関連謝罪の手紙を送り、注目を集めている。
レディー京郷8月号は、日本政府の独島領有権主張に関連し、日本のペ・ヨンジュンファンが「独島の謝罪の手紙」を送ったと報道した。レディー京郷は「ペ・ヨンジュンインタビュー記事が7月号に掲載された後、日本のファンたちから10通を超えるメールが届いた。一様に丁寧に書かれた謝罪の手紙だった」と明らかにした。
日本の読者たちの手紙は皆、独島の話を慎重に言及しながら謝罪の意を書いていた。レディー京郷側は「日本のファンたちは何よりペ・ヨンジュンが今度のことで被害に遭わないか非常に敏感になっている」とし「一部のファンは“独島は韓国領土!ペ・ヨンジュン万歳!”と堂々と書いていた」と伝えた。
このほかペ・ヨンジュンの女性ファンたちが送った2通の手紙を紹介した。ある日本人は「勝手にメールを送って申し訳ありません」という文で「昔だったら(独島問題は)多分関心外だったかもしれません。しかしヨンジュン氏を知ってから、ニュースで“韓国”という単語が出てきただけでも、していた仕事の手を止めて耳を傾けます」と書いた。
また「こんなニュースが出てくれば本当に胸が張り裂けそうな気持ちです。日本のすべてが独島を自分たちの領土だと思っていません。政治家たちの代わりに謝りたいです」とし「申し訳ありません。本当に申し訳ございません」と謝っていた。
また別の日本人は「何も分からないのですが」という手紙で「日本は過去の歴史を反省して謙虚な姿勢で知恵を出しあい、韓国とともに歩んでいけたらいいと思う」と書いていた。
竹島問題、冷静対応呼び掛け=「われわれが有利」と自信-韓国大統領
(時事通信 2008/07/30)
【ソウル30日時事】韓国の李明博大統領は30日、日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)問題について、「実効的に支配しているから、われわれが有利だ」と自信を示し、冷静な対応を呼び掛けた。同日、ソウル市内で記者団に語った。
日本が新学習指導要領解説書に竹島を明記したことを機に、韓国内では日本に対する強硬姿勢をあおるムードも出ているが、李大統領は「一喜一憂していたら、(日本側が)笑うことにならないか」と述べた。
韓国では、米政府機関が竹島の帰属先を「韓国」から「主権未確定」と変更したがことが判明し、大きな問題となっている。これに関し、李大統領は長期的に日本や国際社会に働き掛け、解決を図る姿勢を強調した。
米大統領、竹島問題で対応指示か(時事通信 2008/07/31)
【ソウル30日時事】韓国の聯合ニュースは30日、米政府機関が日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)の帰属先を「韓国」から「主権未確定」と変更したことに関連し、ブッシュ米大統領が李泰植駐米韓国大使に「(竹島問題を)よく分かっている。ライス国務長官に検討するよう指示した」と語ったと報じた。駐米韓国大使館関係者の話として伝えた。
米委員会、帰属先「韓国」に戻す=ブッシュ大統領、竹島問題に介入
(時事通信 7月31日配信)
【ワシントン30日時事】米政府機関の地名委員会が竹島(韓国名・独島)の帰属先を「韓国」から「主権未定」に変更した問題で、米国家安全保障会議(NSC)のワイルダー・アジア担当上級部長は30日、「現時点では、変更には正当な根拠がない」として、帰属先を「韓国」に戻す決定が下されたことを明らかにした。
同部長によると、地名委員会による帰属先変更に関して韓国政府が「極めて高いレベル」で米政府に接触し、見直しを要求。これを受けてブッシュ大統領がライス国務長官に再検討を指示し、帰属変更が覆された。
地名委員会による帰属先変更は韓国で大きな問題となっており、韓国政府は8月5日にソウルで行われる米韓首脳会談で取り上げることも検討していた。ブッシュ大統領は訪韓を前にこの問題に介入、韓国に配慮を示した形だ。
独島:与野党、町村官房長官の発言を批判
(朝鮮日報 7月31日)
韓昇洙(ハン・スンス)首相が今月29日、独島(日本名竹島)を訪問したことに対し、日本の町村信孝官房長官が「不適切だ」と発言したのを受け、韓国の政界では30日、与野党を問わず一斉に「妄言」「内政干渉」と批判する声が上がった。
与党ハンナラ党の尹相現(ユン・サンヒョン)スポークスマンはコメントを発表し、「自国の領土を訪問したのに、何の問題があるというのか。町村長官の発言は韓国に対する挑発であり、明らかな内政干渉であって、非常に危険極まりない発言だ」と非難した。
一方、野党民主党の丁世均(チョン・セギュン)代表は同党の幹部会議で「日本が韓国の首相の独島訪問に対し、内政干渉的な発言をしている」と述べ、また金裕貞(キム・ユジョン)スポークスマンも記者会見で「自分の家の中を往来したのに、隣の家の主人が“不適切だ”と言っているようなものだ。日本の態度は座視できない」と語った。
ユン・ジョンホ記者
【竹島問題】町村長官「抗議は必要なし」 米の竹島「韓国領」表記再変更
(産経新聞 7月31日配信)
米政府機関が竹島(韓国名・独島)の帰属先を再び「韓国」に戻したことについて、町村信孝官房長官は31日午前の記者会見で日本政府としては特別のアクションを起こす考えはなく、米国の新たな判断に期待する考えを示した。
町村長官は「米政府の1機関がやることに、あまり過度に反応することはない」と言明。同時に「(米政府の)結論ではない」とした上で「(竹島問題の帰属先について)米政府は中立的な立場を強調している。今回は米国の立場の変更を意味するものとは受け止めていない」と述べた。
また「(米側は)改めて全体を精査すると(言っている)。精査する過程でとりあえず『中間的』な表記に戻したということなので(今後)どのような表現になるか、またいずれ出てくるのだろう」との見通しを語った。
一方、帰属先を韓国に戻したことがブッシュ大統領側の指示だったことを踏まえ、福田康夫首相が抗議を行う意思があるかどうかについては「ない。なぜ必要なのか」と反論した。
『朝鮮日報』【コラム】日本は「軽量級」の相手だ(上)
わたしは今、日本に赴任してから、3度目の独島(日本名:竹島)騒動を経験しているところだ。2005年、日本の一地方(島根県)が「竹島の日」を制定した波紋がまだ鎮まっていないころに赴任し、06年に日本の調査船が独島に派遣された騒動、そして今年は中学校の新学習指導要領解説書の問題が起きた。07年は独島でなく、米下院の「旧日本軍による従軍慰安婦強制動員を非難する決議案」問題があったが、これを含め韓日の歴史問題は毎年恒例の行事といえよう。
歴史認識において、日本は「全くの無知」に近い政府を持つ国だ。歴史を研究する学問的な深さは海のようだが、歴史を現実として扱う政治的な深さは小さな川のように幅が狭く、底が見えている。事実、日本が現実の政治において歴史にまで配慮する深さを持っているなら、韓国の隣には今よりももっと恐ろしく、もっと強い日本があるのかもしれない。日本が軽率に振る舞うことは「幸い」といえなくもないのでは―騒動が起きるたび、そう思う。
もちろん、日本に対する韓国の態度は、ため息が出るほど「やぼ」なことこの上ない。しかし、わずか100年前に領土を奪われた経験があり、まだ被害意識をぬぐい切れない国の国民としては仕方ないのではないかと思う。「効果がない」と知りつつも声を張り上げるしかなく、独島は言うまでもなく韓国領土であるのにもかかわらず、米国政府のたった1行の表記に動揺する気持ちが理解できるのは、わたし自身も韓国人だからだろう。
だが、やるせない思いをつかの間晴らしたとしても、正しい答えはやはりこうした方法ではない。「独島は韓国領土である」という事実を、英語を理解しない外国政府や機関に知らしめ、最終的には領土を武器で奪われない国をつくるのが正解だというのは、誰の目にも明らかだ。「強い国づくり」は難しい課題だが、韓国人はこれまでも努力を続けてきた。強国ではないが、武力で支配される弱小国でもない。日本が今、独島の武力侵攻を夢見るほど分別がつかなくなっているわけでもない。
東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員
『朝鮮日報』【コラム】日本は「軽量級」の相手だ(下)に続く
独島:李鍾祥氏、東京で独島の絵の展示ならず
ニューオータニで来月末開催の国際アートフェアで (朝鮮日報 7月31日)
韓国画家の李鍾祥(イ・ジョンサン)画伯(70)が、東京のホテルで行われる国際アートフェアで、独島(日本名竹島)を描いた作品を展示しようとしたところ、ホテル側の反対でアートフェアへの出展自体を断念する事態となった。李画伯は1977年以来、韓国と日本で数回にわたって、独島を描いた作品の展覧会を開いてきた。
李画伯は30日、本紙の電話取材に対し、「来月29日から31日まで、東京のホテルニューオータニで行われる“アジア・トップ・ギャラリー・ホテル・アートフェア2008”で独島の絵を展示する予定だったが、最近、独島の領有権問題で波紋が広がっているのを受け、ホテル側が“独島ではなく、ほかの作品を送ってほしい”と要請してきたため、出展自体を拒否した」と述べた。
今年初めて開催される「アジア・トップ・ギャラリー・ホテル・アートフェア」は、韓国の32の画廊と、日本の38の画廊が共同で、ホテルニューオータニの客室を活用して作品を展示、販売するイベントだ。
キム・スヘ記者
竹島に関する過去ログ:
竹島問題をめぐる日韓の対立:韓国では日本製コンドームの広告撤去も2008.07.16 (Wed)
竹島問題によって悪化する日韓関係 2006.04.27 (Thu)
日韓友好関係の重要性 2006.04.26 (Wed)
竹島をめぐる日韓の言い分 2006.04.25 (Tue)
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