2009.10.03 (Sat)
2016年五輪:東京落選の責任をとって、石原は辞任すべき

Photo from: flickr "Tokyo Candidate City"
2016年夏季オリンピックの開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)の総会が2日、デンマーク・コペンハーゲンで開かれたが、候補に残った東京、アメリカ・シカゴ、スペイン・マドリード、ブラジル・リオデジャネイロによるプレゼンテーションの結果、開催地はブラジルのリオデジャネイロに決定した。
IOC委員による最終決定までの投票は3回行われ、結果は次の通り。まず第1回めの投票では、シカゴが最下位となった。シカゴを除く3都市での2回目の投票では、東京が最下位となった。
ラウンド 1 - マドリッド: 28 票 リオデジャネイロ: 26 票 東京: 22 票 シカゴ: 18 票
ラウンド 2 - 東京: 20 票 リオデジャネイロ: 46 票 マドリッド: 29 票
ラウンド 3 - リオデジャネイロ: 66 票 マドリッド: 32 票
東京からは、鳩山首相、石原知事、室伏広治選手、小谷実可子選手らがプレゼンテーションを行ったが、鳩山首相のプレゼンは、かなり緊張が見られ、肩に力が入りすぎていた。まるで、喧嘩を売っているか、何かに怒りを感じているかのごとく語られており、あまりいただけなかった。
しかし、日本語なまりが強い英語であったにもかかわらず、プレゼンター全員が英語でプレゼンを行っていたのは好印象で受け入れられたのではないかと思う。特に、室伏広治選手の英語は、母親がルーマニア人であったせいか、それとも、海外遠征の機会が多かったせいか、非常に聞きやすかった。
各国のプレゼンテーションやその後のQ&Aセッションは、ELECTIONS FOR THE 2016 GAMESで全内容が見ることができる。
きっこちゃんも五輪惨敗で石原都知事の責任重大というエントリーで落選結果について、
石原都知事は、高齢者や障害者、難病患者に対する福祉予算を次々と削減する一方で、有識者や都民の声を無視し、新銀行東京の事業を強引に推し進めて来た。新銀行東京は、今年3月期の決算で1016億円もの累積赤字を出しているため、今回のオリンピック招致活動にも批判が集中することは避けられないだろう。都民の血税をまるで自分のものであるかのように好き勝手に使いまくって来た石原都知事は、いったいどのように責任を取るつもりなのであろうか。
と石原チン太郎の責任を問うているが、東京がオリンピック開催地に選ばれなかったら辞職すると言っていたはずのチン太郎は、自分の言っていたことを忘れたのか、「辞職は絶対にない。経験を還元する。」「続けることが私の責任」などと意味不明なことを強気にも言い放っている。
辞職することこそが本当の責任の取り方だと思うのは、私だけではないだろう。
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2009.10.02 (Fri)
2016夏季オリンピック開催地が明日決定

2007年5月16日に始まったオリンピック招致レースも、ついに明日、10月2日(日本時間では10月3日)にコペンハーゲンで開催されるIOC総会で2016年の夏のオリンピック開催地が発表され幕を閉じる。これまでの選考過程は以下の通り。
- 2007年9月13日にバク(アゼルバイジャン共和国)、シカゴ(米国)、ドーハ(カタール)、マドリード(スペイン)、プラグ(チェコ共和国)、リオデジャネイロ(ブラジル)、東京(日本)の7つの都市が選ばれた。
- 2008年6月4日にシカゴ(米国)、マドリード(スペイン)、リオデジャネイロ(ブラジル)、東京(日本)の4つの都市がIOCの幹部によって選ばれた。
- 2009年2月12日に4つの候補地がIOCの17項目に渡る候補者への質問を元にプロフィールを提出した。
- 2009年6月17-18日にIOC会員はローザンヌでの2日間のミーティングに参加し、各候補地がプレゼンテーションを発表した。
そして、いよいよ明日、シカゴ(米国)、マドリード(スペイン)、リオデジャネイロ(ブラジル)、東京(日本)の4都市の中から、約100名の委員の投票で過半数を獲得した都市が選ばれるということだけど、25%ずつ分かれたらどうなるんだろう(笑)。
IOC総会に出席する直前に石原チン太郎からやり直しをくらったPRビデオを初め、各候補地のPRビデオのトレーラーが下のサイトで見られる。東京はやっぱりいまひとつって感じ。

写真:Tokyo: Tokyo Bay Zone (IOC HPより)
すでに評価報告書のリンクは切れてイしまっているんだけど、郷好文の“うふふ”マーケティング:なぜ東京オリンピック招致は盛り上がらないのか? (1/3)によると、評価報告書ではブラジルのリオが高得点だったとか。東京は国民の支持が低いこともあり、やはり無理だろう。
下の各候補地の公式ウェブサイトを見ても、東京はいまひとつ信用ならない。特にQ4 お金についての質問とQ5の交通の混雑と環境問題の項目は全く説明になっていない。
シカゴ:http://www.chicago2016.org/
東京:http://www.tokyo2016.or.jp/
リオ:http://www.rio2016.org.br/
マドリッド:http://www.madrid2016.es/
いずれにせよ、鳩山夫妻も無事コペンハーゲンに到着されたようで、負けるとわかっていても、どんなプレゼンを行うのか楽しみだ。
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