2008.11.05 (Wed)
米国大統領選:オバマ優位の情勢

写真右:米大統領選の投票用紙(CNN.jpより)
オバマ氏優位で米大統領選の投票開始、歴史に残る選挙戦に(CNN.jp 11月5日)


写真右:アリゾナでシンディ夫人と投票をするマケイン(CNN)。
選挙管理委員会によると、3日までに期日前投票などを済ませた人は2400万人を超え、過去最高となった。有権者登録(特に黒人)が記録的に伸び、投票率もこれまでで最高投票率が予想されている。過去の最高記録は、フランクリン・ルーズベルト(民主党)が再選された1940年の65.2%。前回2004年にブッシュ大統領とジョン・ケリー上院議員が争った時の投票率は60.7%だった。
CNNが3日まとめた世論調査の集計結果では、支持率はオバマが51%で、44%のマケインをリード。総数538人の選挙人による投票のうち、勝利に必要な投票数は270人となっている。"The Huffington Post"では、オバマが364人、マケインが174人を獲得することを予測している。
大統領選の結果は、有権者の投票数ではなく、選挙人の数で決まる。選挙人とは何かというと、各州に振り分けられた【連邦議会下院議員又は代表者】+【上院議員】で、上院議員は各州に2人だが、下院議員はその州の人口に比例して増えたり減ったりしているため、各州で選挙人の数が変わってくる。そして、その州の勝利者が選挙人の投票を全て獲得できることになる。
各州の選挙人の投票数(Electoral Votes)が書かれた地図。

米国でもっとも選挙人の数が多いのがカリフォルニアで、55人となっているが、カリフォルニアでは、すでにオバマの勝利が予想されている。その他、選挙人の数が多い州で、オバマ勝利が予測されている州は、ニューヨーク(31)、オバマのホームタウンであるイリノイ(21)、ミシガン(17)、ニュー・ジャージー(15)、マサチューセッツ(12)ワシントン(12)、メリーランド(10)などがある。
マケイン優勢で選挙人の多い州は、ブッシュのホームタウンであるテキサス(34)、マケインのホームタウンのアリゾナ(10)、テネシー(11)、アラバマ(9)、ケンタッキー(8)、サウス・カロライナ(8)、オクラホマ(7)、ミシシッピ(6)、カンザス(6)などがある。
投票結果は下のサイトで見られる。
過去5回の大統領選における選挙人獲得結果(Nov. 4th, Toronto Star 紙面より):
(青=民主党;赤=共和党)
2004 Bush/Cheney 286 Kerry/Edwards 251
2000 Bush/Cheney 271 Gore/Lieberman 266
1996 Clinton/Gore 379 Dole/Kemp 159
1992 Clinton/Gore 370 Bush Sr./Quayle 168
1988 Bush Sr./Quayle 426 Dukakis/Bentsen 111
オバマは大統領選のキャンペーンの中で、ワシントン政治の「変革」、イラク駐留米軍の早期撤退、年収が2000万円以下の中間層の減税などを前面に掲げ、8年にわたったブッシュ政権への失望が深まる若者層中心に支持を拡大した。一方のマケイン氏はブッシュとは違う中道派的な政策やイラク戦争勝利までの米軍駐留などを強調した。
選挙戦終盤で、マケインが副大統領候補として任命したサラ・ペイリンのインタビューでの発言が問題となってマケインの足をひっぱり始め、米国が金融危機に直面すると、マケインの優柔不断な態度に不満を持った国民が、オバマの臨機応変な対応策を支持し、それまでもオバマの支持率はマケインよりもわずかに高かったが、その後、両者の支持率の差はどんどん開いて行った。
これまでの世論調査で優位を保つオバマ氏が勝利すれば、8年ぶりの民主党政権の誕生となる。オバマが勝利したところで、経済危機の中、正常な状態に戻るまで時間がかかるだろうが、これからがオバマの腕のみせどころだ。オバマ政権によって米国が変わったとき、米国にもっとも近いカナダやアメリカの同盟国である日本が影響を受けるのは当然であり、それゆえに、私たちは、米国大統領選の行方を固唾をのんで見守っている。
米国大統領選に関する過去ログ:カテゴリー「米大統領選挙」
参考記事:
オバマ氏優位で米大統領選の投票開始、歴史に残る選挙戦に(CNN.co.jp)
米国大統領選が日本の政治にも大きな影響を与えるだろうと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

【政権交代】を目指すブログリスト
Tags : 米大統領選挙 |
バラック・オバマ |
ジョー・バイデン |
ジョン・マケイン |
サラ・ペイリン |
民主党 |
共和党 |
選挙人 |
上院議員 |
下院議員 |
2008.10.31 (Fri)
米国大統領選:アメリカン・アイドルを越える視聴率を記録したオバマのキャンペーン用30分番組
米カリフォルニアで、ハロウィン用の飾り付けとして、今月の初めから、サラ・ペイリンの等身大「首つり」人形が道路に面した住宅の屋根からつり下げられていたそうだ。これと共に、屋根の煙突には、ジョン・マケインらしき人形が赤い紙で作られた炎で燃やされていたらしい。これに近隣の住民からの苦情が1000通以上も市に殺到し、市長がこれらの人形を設置したチャド・マイケル・モリセットさんに撤去を求め、チャドさんは撤去することにしたそうだ。

ペイリン氏の「首つり人形」、市長が撤去説得 カリフォルニア
2008.10.30 Web posted at: 20:27 JST Updated - CNN/AP
いくらハロウィンが子供を怖がらせる日と言っても、これはちょっとやり過ぎだろう。あまりにも悪趣味すぎる。特に等身大ということだから、遠くからみたら、本物に見えるかもしれないし。近所から苦情が殺到するのも当然だ。
ハロウィン前夜の昨晩、9時から30分間、「全米が泣いた」オバマ氏の大統領選挙用キャンペーン番組が放映された。米国の中間層に属する人々の日常生活を追いながら、彼らが直面する経済問題や雇用問題や医療保険問題などについて、オバマが彼の政策を説明するという設定で、さまざまな市民の話を熱心に聞いて、ざっくばらんに市民と話し合うオバマの姿がとても感動的だった。この番組を見た視聴者のほとんどが、オバマが大統領になれば、米国は必ず変わるだろうと確信したに違いない。
ニールセン・メディア・リサーチの発表によると、オバマ氏の番組は、NBCとCBS、FOX、ユニビジョンなどの主要ネットワークやケーブル局など、合計7局で放送され、3350万人以上が視聴したそうだ。今回の番組を放映した費用は、5億円と言われている。
北米で最も人気の高いテレビ番組であるアメリカン・アイドルの昨シーズンの週間視聴者数が、平均2800万人超だったということだから、それを上回る視聴率だったことになる。
英語がわからなくても、気持ちは伝わると思うので、みなさまにもぜひご覧いただきたいと思う。

米大統領選、オバマ氏の番組を3350万人が視聴 (ロイター)
埋め込みできないが、下のリンクが動画へのリンクとなっている。
アメリカの物語、アメリカの解決法:30分スペシャル
特に日本の政治家の方々に、人種問題というハンディキャップを乗り越えて、オバマがどのように米国民の心を掴んだのか、見ていただけたらと思う。
最後にオバマはこの動画の中で、省エネの車をこれまでは輸入していたが、これからは、アメリカ国内で作って行きたいと言っていた。これは、日本の自動車産業にとって悪いニュースで、これより先、北米市場は期待薄かもしれない。
逆に、オバマは戦争に嫌悪感を持つ平和派なので、日本での米軍キャンプの撤退や縮小などは訴えようによれば、可能かもしれない。
日本にとっては、いい面も悪い面も両方あるだろうが、とにかく、オバマが大統領になれば、米国は劇的に変わるだろう。
米国のように日本の政治も劇的に変えたいと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

【政権交代】を目指すブログリスト
Tags : ハロウィン |
米国大統領選 |
バラック・オバマ |
AmericanStoriesAmricanSolutions |
アメリカン・アイドル |
サラ・ペイリン |
首つり人形 |
ジョン・マケイン |
中間層 |
2008.10.30 (Thu)
米大統領キャンペーン・ネイルアートはいかが?

フロリダのネイプルに「the Before and After Salon 」というネイルサロンを持つクリスティアン・ローソンさんは、ホワイトハウスのネイルアートで2008年大統領選レースの話題を振りまいている。
「ついにやったわ。多くの人にとても人気があるのよ。楽しんでやっているわ。」とローソンさん。

キャラクターは、ジョー・バイデン、バラック・オバマ、ジョン・マケイン、サラ・ペイリンから選べるようになっている。
ローソンさんは、これまで何人の女性が大統領キャンペーンのネイルアートをリクエストしたかは記録していないのでわからないが、みんなが選ぶは同じ人。
「サラ・ペイリンよ。みんなサラ・ペイリンが大好きで、ペイリンになりたがっているみたい。最初は彼女の眼鏡が流行ったけど、今度はネイルよ。」とローソンさん。
マケインとオバマも人気があるけど、バイデンはこれまでリクエストがないそうだ。もっとも、このネイルアートを見てみると、バイデンに全然似てない!それがリクエストのない理由だろうね。決してバイデンの人気がないからということではないと思うよ。
30分で25ドル。それだけで、大統領選挙で誰に投票するかみせびらかすことが出来るなんて素敵じゃない?日本でも流行ったりして。このネイルアートのイラストは、いまいちへたくそなところがかえって受けているのかもしれないけど、日本のネイルアーチストだったら、もっと上手に描くだろうね。
Campaign Nail Art
注)残念ながら、上の動画は、もしかしたら日本では見られないかもしれない。
ネイルアートで大統領選に手を貸すなんて、なかなか面白いじゃんと思ったら、
今日もランキングの応援宜しくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

【政権交代】を目指すブログリスト
Tags : 米大統領キャンペーン |
ネイルアート |
ジョー・バイデン |
バラック・オバマ |
ジョン・マケイン |
サラ・ペイリン |
2008.10.08 (Wed)
オバマvsマケイン第2回大統領候補討論会の勝敗は?
2nd Presidential Debate 10/7 McCain Vs Obama Part 1
第一回大統領候補討論会は、オバマもマケインも引き分けのように見えた。支持率もオバマが微妙にリードしていたが、それほど目立った差はなかった。しかし、その後、民主党に有利な風が吹き始めた。まずは、米国は経済危機に見舞われた。これまでの共和党政権が行って来た経済政策のツケが回ったためと考える国民は多かった。その上、経済危機に対して、マケインは、有効な解決法を打ち出すことができず、あたふたとしているところに、副大統領候補のサラ・ペイリンがインタビューでマヌケな答えを連発し、マケインの副大統領にサラ・ペイリンを選んだ任命責任が問われる事となった。そして、10月2日の副大統領討論会では、サラ・ペイリンがジョー・バイデンに負け、オバマとマケインの支持率の差はますます開くばかりだ。
オバマ氏、マケイン氏とのリード広げる 世論調査 (CNN.co.jp 10月7日)
テネシー州ナッシュビル(CNN) 米大統領選の民主党候補のバラク・オバマ上院議員の支持率が、共和党候補のジョン・マケイン上院議員とのリードを広げていることが、CNN/オピニオン・リサーチ社による最新の世論調査で6日分かった。
調査は3─5日、有権者1006人を対象に電話で行われた(誤差±3.5%)。その結果、オバマ氏の支持率は53%、マケイン氏の支持率は45%。オバマ氏のリードは8%と、9月中旬の前回調査の4%から倍増した。
また、ギャラップ社やホットラインによる世論調査結果との平均では、オバマ氏が49%、マケイン氏が43%で、差は6%となった。
CNN調査によると、現職ブッシュ大統領の支持率は24%。ニクソン大統領の辞任直前(1974年)と並んだうえ、トルーマン大統領が持つ歴代最低記録(52年2月)と2%差まで落ち込んだ。
また、マケイン氏の政策がブッシュ大統領と同じとの意見は56%と、前回調査の50%から上昇。一方、オバマ氏に金融危機への対応能力があるとの回答は68%を占め、マケイン氏を18%、ブッシュ大統領を42%それぞれ上回った。
さらに、共和党の副大統領候補であるサラ・ペイリン・アラスカ州知事への厳しい見方は40%と、約1カ月前の27%、8月下旬の21%から急増。これもオバマ氏の支持率を押し上げたとみられている。専門家は、万が一必要性が出てきた場合、ペイリン氏が大統領代行を務めるのは難しいと考える米国民が大多数だと指摘した。
来月の本選でオバマ氏の勝利を予想している有権者は、10人中6人を占めた。
マケインがそんな状態を打破できるかどうかがかかった今日の第2回目の大統領討論会は、テネシー州ナッシュビルのベルモント大で開かれた。
両候補は会場やインターネットからの質問に応じるタウンホール・ミーティング(市民集会)方式で、90分間にわたり論戦を交わした。司会はNBCテレビのトム・ブロコウ氏が務めた。
だが、討論後の世論調査によれば、オバマがマケインに勝利したとする投票の方が多く、
この討論会でマケインが、支持率を回復させることは難しいだろう。
"The huffington post" Presidential Debate: Video, Highlights, Analysis(英語和訳)
11:04 - Nico Pitney: CBS 世論調査: オバマがディベートで勝利
第一回大統領討論会や副大統領対決のように、より多くの無党派有権者は、民主党候補者が討論会で勝利したと言う。(正確な数字はより多くの回答者が調査に答えたとき、変わる可能性あり。)
バラック・オバマが勝利 39%
ジョン・マケインが勝利 27%
引き分け 35%
討論前には、54%の無党派層の有権者は、経済についてオバマが正しい判断を下すだろうと思い、討論後は、68%に上がった。一方、討論前は、経済についてマケインが正しい判断を下すだろうと思った41%の票は、討論後、49%とわずかだけ上がった。
討論前は、オバマは有権者の要求や問題を理解しているとしていた60%の票は、討論後は80%と、20%も大幅に上がった。一方、討論前は、マケインが有権者の要求や問題を理解しているとしていた35%の票は、討論後も46%と11%しか上がらなかった。
テレビを見ていても、オバマは自信に満ちあふれているように見えたが、マケインはちょっぴり自信がなさそうに見えた。討論も、オバマは細かく、具体的に質問に答えていたのに対して、マケインは具体性に欠けていた。
11月4日(日本時間では5日)の一般投票を前に、最後の第三回大統領候補者討論会は10月15日にニューヨーク州で開催される。
討論の要点は、『CNN.co.jp』の「米大統領選で候補者討論会、市民集会方式で激しい応酬」(2008.10.08)がわかりやすい。
それにしても、第一回目の討論会では、オバマと目を合わせなかったマケインだが、今回は、オバマをアイツ、英語では、"that one"と呼んだことが話題になり、リベラル系のテレビ局では、その場面が何度も放映され、コメンテーターたちがマケインを罵っていた。通常英語で、"that one"と呼ぶときは、その人を責めることが多い。例えば、親戚の子供が集まった時、お母さんが台所で割れたお皿を発見し、「誰が割ったの?」と聞くと、誰かが犯人を指さしながら、「あいつ。"that one"」と言ったりする。普通は子供や犯罪者以外はめったに「人」に使ったりせず、「どれが欲しい?」と聞かれて「あれ。"that one"」と「物」を指す時に使うことが多い。
こういった下品な言葉を公の大統領討論会で使うマケインは礼儀が全くなっていない、もしくは、オバマに対して前回同様、見下した態度をとっていると言われてもしょうがないだろう。マケインが白人でオバマが白人と黒人の混血であることもあり、こういった言葉が人種差別としてとらわれる可能性が高いことをマケインは考慮するべきだった。マケインのこういった態度も支持率を下げる結果となってしまったようだ。
McCain Calls Obama "That One"
『ROOM to the WORLD.(Culture Essay)』の「Game is Almost Over.(オバマ、マケイン、第二回・ディベート)」が第2回大統領候補討論会について詳しくレポートしてくれている。
米国大統領には、きっとオバマがなるだろうと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位
このエントリーは、
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
衆院選で東京8区(杉並)から出馬予定の保坂展人氏を応援しています。

Tags : バラック・オバマ |
ジョン・マケイン |
第二回大統領 |
討論会 |
CNN |
ブッシュ |
ニクソン |
トルーマン |
サラ・ペイリン |
2008.09.08 (Mon)
サラ・ビッチ・ペイリンをアメリカ副大統領にしてはならない
ネットを見ると、彼女への批判が目立つ。例えば、自分の17歳の娘の性教育もろくすぽできない奴がどうして、アメリカをよくすることができるだろうかと下のYouTube動画は訴えている。全くその通りで、性交のときに、男性にコンドームを必ずつけさせる、又は事前に避妊ピルを女性が飲むなど、妊娠は簡単なことで避けられたはず。そんな簡単な性教育もできない女にアメリカの副大統領の職を任せるべきではないと言っている。
Don't let this bitch become a vice president of USA
そして、今度は、共和党が使用許可なしで、米有名バンド『ハート(Heart)』の 1977年に全米ビルボード11位になった大ヒット曲「バラクーダ (Barracuda)」をサラ・ペイリン副大統領候補の非公式なテーマソングに使用したとしてバンドメンバーのウィルソン姉妹が憤りを訴えている。
米国出身の『ハート』は、バンドの男性メンバーが1970年代前半にベトナム戦争に徴兵されるのを避けてカナダのバンクーバに移ったが、1973年に共和党のニクソン大統領がベトナム戦争の終結を発表(しかしその後も4年間戦争は続いた)し、1977年に民主党の大統領にジミー・カーターが選出された時、ベトナム戦争の徴兵を避けて海外に逃亡した人々を罰しないことを宣言したため米国に戻った。民主党のケネディ大統領がベトナム戦争を悪化させたということは考慮すべきだろうが、『ハート』のメンバーを救ったのは民主党の大統領ということもあり、彼らは民主党支持者なのではないだろうか。
リップ・スティックを塗ったピットブルのサラ・ペイリンは、高校時代にもバスケットボール・コートで攻撃的であったことから、別名「サラ・バラクーダ」と呼ばれていた。この高校時代のあだ名から、3日のセントポールでの共和党大会でハートの「バラクーダ」を使用した。

Barracuda (Wikipedia英語)(日本語:カマス )
これに対し、『Heart』のアン・ウィルソンとナンシー・ウィルソンは、「共和党は曲の使用許可を求めなかったし、許可は与えられていない」と、共和党に曲の使用停止を求めた。二人がメディアに送ったメールは次の通り。
Exclusive: Heart's Nancy Wilson responds to McCain campaign's use of 'Barracuda' at Republican convention (EW.com Sept. 5)より
サラ・ペイリンの意見や価値観はアメリカ人女性としての私たちの意見を代表していません。彼女のイメージを促進するために私達の歌「バラクーダ」を使わないで欲しいです。「バラクーダ」は特に女性に非情な音楽界を厳しく非難するために70年代に書いたものです(バラクーダとは、ビジネスを意味します)。『ハート』が共和党大会での曲の使用を許可していないのにもかかわらず、使われてしまったことに、皮肉を感じます。
一方、共和党側は、マケイン・キャンペーンは知的所有権を尊重しているので、前もって曲の使用許可は取ったとしている。でも、曲の使用権を保持している本人が許可しないと言っているんだから、おかしいよね。
「バラクーダ」の共同ライターの一人で、元『ハート』のギタリスト、ロジャー・フィッシャーは、この曲が共和党大会で使われたのを知ったとき興奮したそうだが、彼は民主党支持者なので、曲の使用料が支払われたら、オバマに献金するそうだ。つまり、共和党が曲の使用料を払う事で、オバマを支援することになると述べた。
最後に『Heart』の「Barracuda 」を。今見ても、かなりかっこいいウィルソン姉妹にしびれちゃう。
Heart - Barracuda (Remastered) (HQ)
30年前のアン(左)とナンシー(右)ウィルソン姉妹。

でも、さすがに30年たつと、ナンシーは当時の面影があるけど、
アンはおデブさんになっちゃったりして、ちょっぴり残念。

参考記事:
Heart sisters' Palin song anger(BBC 7 September 2008 16:03 UK)
Heart (band) Wikipedia(英語)
Barracuda (song) Wikipedia(英語)
米バンド「ハート」、ヒット曲の無断使用で共和党にクレーム(ロイター 9月7日)
Jimmy Carter (wikipedia 英語)
関連記事:
『Black Cherry』人の曲を勝手に使うな
『カナダde日本語』過去ログ:
9月7日 オバマを酷評するサラ・ペイリン
9月4日 サラ・ペイリンのヌードや水着写真など
9月3日 米国大統領選:サラ・ペイリンのスキャンダル
次期副大統領は、サラ・バラクーダじゃなくて、次期大統領はバラックだ!と思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
このエントリーは、
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/tb_entry85445.html
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
Tags : ハート |
バラクーダ |
米国大統領選 |
副大統領候補 |
sarahPalin |
サラ・ペイリン |
米国大統領候補 |
BarackObama |
バラック・オバマ |
2008.09.07 (Sun)
オバマを酷評するサラ・ペイリン
Sarah Palin Slams Obama at the Republican Convention
(共和党大会でオバマを酷評するサラ・ペイリン)
3日の共和党大会では当然、盛り上がりを見せていたサラ・ペイリンのスピーチだが、かなり長くて、アラスカ訛りの下品な米語が耳障りだったため、途中で見るのをやめてしまった。毎週土曜日に発信されるJMMの冷泉 彰彦氏のfrom 911/USAレポート のMLを購読している方はそのMLをお読みになられたことだろうと思うが、冷泉 彰彦氏がサラ・ペイリンのスピーチの内容やその時の様子を詳細に報告していたので、MLを購読していないけど興味のある方はぜひ来週の月曜日にバックナンバーが追加されたら、読んで欲しい。
サラ・ペイリンのスピーチの大まかな内容は次の通り。(『from 911/USAレポート』第372回「二つのハリケーン、グスタフとペイリン」MLより)
(1)マケインへの賛辞
(2)オバマへの批判、とりわけ自分の行政官としての実績を強調してオバマの「経験のなさ」を攻撃
(3)アラスカの石油掘削推進
(4)州政府でのリストラ、石油産業との対決など「改革者」としての自分のアピール
(5)家族一人一人と、自分の来歴の紹介
冷泉 彰彦氏によれば、このスピーチは、スピーチライターが練った原稿だったため、一部、いわゆる「保守レトリック」の部分で、明らかに文字上の語勢と喋りがズレた部分があり「自分の言葉ではない」のが分かってしまっていたそうだ。ちなみに、オバマは彼のスピーチは必ず自分で書いている。
(2)のオバマへの批判では、彼女はかなりいやらしい皮肉を込めてオバマを批判していた。その1つに「相手は、私の経験不足を批判しているけど、アラスカ州知事になる前に小さな町の市長だった私だって、いわゆる(オバマと同じように)「コミュニティー・オーガナイザー」だった。違いは、私の市長としての仕事の方が責任が重かったということ。」とコミュニティー・オーガナイザーの仕事を侮辱している。
このスピーチを聞いて、サラ・ペイリンを批判するためにYouTubeやネットに意見をアップした人々も多い。その1つ、Obama Community Organizer:What Is A Community Organizer?(オバマ コミュニティ・オーガナイザー:コミュニティ・オーガナイザーって何?)を紹介しよう。
コミュニティ・オーガナイザーとは、オバマ氏がシカゴの貧しい通りで働いていた社会的に恵まれない人々を向上させる仕事です。サラ・ペイリンはこの偉大なる国で、コミュニティ・オーガナイザーとして働く全ての人を侮辱しました。コミュニティ・オーガナイザーは、小さな町から大きな都市までさまざまな場所から来た人々を助ける仕事です。コミュニティ・オーガナイザーは、失業したり家を失ったり、倒産したり、社会の不公平に直面している人々を支援します。コミュニティ・オーガナイザーは、あくどい大家、不公平な政治、人種差別、米国の貧困層を黙らせようとする人々と闘うために存在します。コミュニティ・オーガナイザーは、非営利組織で働いているから、これらの助けが必要な人々のために闘えるのです。コミュニティ・オーガナイザーは、政治的な提携は何もなく、ただ単に人々を援助します。
しかし、2008年の大統領選挙に、オバマという元コミュニティ・オーガナイザーが出馬しました。彼がシカゴで貧しく助けが必要な人々のために闘ったように、アメリカ人のために闘って欲しいです。
もちろん、オバマ自身もサラ・ペイリンがコミュニティ・オーガナイザーを侮辱したことについてコミュニティ・オーガナイザーは大統領の役割と関連した立派な仕事と反論している。
Barack Obama on Community Organizing
おまけ:
サラ・ペイリンの演説中にダウン症の弟トリグ君を抱きながら彼の髪の毛をつばをつけてととのえる7歳の三女パイパーちゃんが注目をあびた。
Little Palin Puts a Spit Shine on Brother Trig's Head CNN Sarah Palin RNC 09.03.08
関連記事:
『vanacoralの日記』 「恥辱の殿堂」こもりんがまたもや捏造を
『カナダde日本語』過去ログ:
9月3日 米国大統領選:サラ・ペイリンのスキャンダル
9月4日 サラ・ペイリンのヌードや水着写真など


サラ・ペイリンは口紅をつけたピットブルそのものだと思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
このエントリーは、
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/tb_entry85445.html
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
Tags : 米国大統領選 |
共和党大会 |
スピーチ |
副大統領候補 |
サラ・ペイリン |
民主党 |
大統領候補 |
バラック・オバマ |
口紅 |
ピットブル |
2008.08.24 (Sun)
ジョー・バイデン氏がオバマの副大統領候補に起用される

写真右:ジョー・バイデン (ウィキペディアより)
ウィキペディアよりジョー・バイデンの経歴を拾ってみた。
経歴
少年・学生時代
1942年11月20日、ペンシルヴェニア州スクラントンで、父ジョセフ・バイデン・シニアと母キャスリーンの間に、4人兄弟の長男として生まれた。兄弟は弟が2人(ジェームズ、フランシス)と妹が1人(バレリー)がいる。10歳の時にデラウェア州クレイモントに引っ越し、その後は父が車のセールスマンをしていたデラウェア州ニューキャッスル郡郊外で育つ。このころ、フルートを愛好していたことから、"fleet flutin joe"というあだ名が付いていたという。
1961年にカトリック系の学校、アーキメア・アカデミーを卒業後、1965年にニューアークにあるデラウェア大学に進学し、歴史学と政治学を学ぶ。さらにはシラキューズ大学のロースクールに進学、1968年に卒業し、翌1969年にはデラウェア州弁護士会へ加入した。
ロースクール在学中の1966年、彼は最初の妻であるネイリア・ハンターと出会い、結婚する。ネイリアとの間には2男1女(ジョセフ3世、ロバート、ナオミ)を設けた。 1972年に29歳で連邦上院議員に初当選後、6期連続当選(任期6年、解散なし)。当選直後、妻と長女ナオミを交通事故で失う。
1988年、2008年に民主党大統領予備選挙に出馬するが、途中敗退。
今日テレビで彼のスピーチを見たのだが、65歳とは思えないほど若々しく、とても説得力のあるスピーチに感銘を受けた。子供の頃はどもりで、人前に出て話すのが大の苦手だったとはとても信じられない。
Joe Biden - Barack Obama OFFICIAL VP choice VICE PRESIDENT
上のニュースでは、ジョー・バイデン氏を副大統領に起用したことが"interesting choice"「面白い選択」、又は「意外な選択」とされているが、バイデン氏を副大統領に起用したことが、オバマ氏の支持率をわずかにあげたようだ。
少し前には、ブリトニー・スピアーズやパリス・ヒルトンと同類項にして「オバマはセレブ」と呼んだCM(下の動画)を作ってオバマを馬鹿にしたセレブの王様マケインがオバマをリードしていたが、下記の時事通信によると、今はオバマがマケインをリードしている。マケインが一時オバマの支持率をリードしたのは、オバマが夏休み休暇中で、メディアから姿を消して活動していなかったからとも言われている。
"Celebrities" ad: Barack Obama, Britney Spears, & Paris Hilton !
副大統領候補発表前の世論調査によると、75%の米国民は、バイデン氏がオバマ支持率に与える影響はないだろうと答えている。
バイデン氏起用、75%「影響せず」=オバマ氏6ポイントリード-米世論調査
(時事通信社 - 08月24日 19:01)
【ワシントン24日時事】24日発表されたワシントン・ポスト紙とABCテレビの合同世論調査結果によると、米大統領選の民主党候補に確定したオバマ上院議員によるバイデン上院外交委員長の副大統領候補起用について、75%が「投票には影響しない」と回答した。ただ、調査は副大統領候補発表前の19~22日、全米約900人を対象に実施された。
調査によると、バイデン氏を起用した場合、オバマ氏に投票する気持ちが「強まる」と回答したのは13%、「弱まる」は10%だった。また、近く開催される民主・共和両党の大会について、55%が「投票する候補者を決める上で重要」と答えた。
支持率は、オバマ氏が49%で、共和党候補のマケイン上院議員に6ポイントの差をつけてリード。7月の前回調査ではオバマ氏が8ポイントリードしていた。
やはり、「Change」を目指すオバマ氏には、上流階級出身のヒラリーを副大統領候補者にするという考えはもともと全くなかったようだ。下層母子家庭で育ったオバマが中流労働者層出身のジョー・バイデンを副大統領候補に決めたのは納得できる選択だと思う。ジョー・バイデンは金銭欲がなく、いまだに電車通勤している。多分、車の事故で妻と娘を失ったことで、車に乗りたくないのかもしれないが、それでも、飲み食いに3500万円も費やすどこかの政治家とはえらい違いであり、そういった金銭感覚が庶民的な政治家を副大統領候補に選んだオバマを福田総理にも多いに見習って欲しいと心から思う。
Joe Biden Introduction
関連記事:
『木霊の宿る町』倍伝副大統領(2008.08.24 Sunday)
『vanacoralの日記』「オバマはセレブ」。じゃあマケインは何なのさ?(2008-08-22)
今日もランキングの応援宜しくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 2 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
このエントリーは、
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/tb_entry85445.html
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
Tags : Barack |
Obama |
Joe |
Biden |
Vice-President |
Candidate |
バラック・オバマ |
ジョー・バイデン |
副大統領候補 |
2008.08.10 (Sun)
ダークナイト(The Dark Knight): オバマもマケインもバットマンが好き

TM&(C) DC Comics (C) 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
ロイター(英語)によると、米国大統領候補者のジョン・マケイン(71)とバラック・オバマ(47)の好きなスーパーヒーローは、マケインがバットマンで、オバマがスパイダーマンとバットマンだそうだ。理由は、オバマはスパイダーマンは精神的な動揺を引き起こすから、そして、マケインは、バットマンは乗り越えがたい難局に立ち向かいながら、正義を追求する静かなヒーローだからと述べた。
両者が選んだヒーローであるバットマンの新作、「ダークナイト("The Dark Knight")」は7月18日に全米で公開され、北米ですでに400億円を超える史上最高の興行収入を得ている話題作だが、日本では、8月9日に丸の内プラゼールなど全国で公開された。

「ダークナイト」はこれまでのシリーズで最高の出来と言う声が高く、その中でもヒース・レジャーのジョーカー役は世界中で絶賛されている。もしかしたらアカデミー賞を受賞する可能性もあるそうだ。日本ではあまり知られていないかもしれないので、ウィキペディアから彼の経歴やエピソードを引用しよう。

生涯
1979年4月4日、西オーストラリア州パースにて、アイルランド及びスコットランド系の両親の間に生まれる。ファーストネームのヒースはエミリー・ブロンテの小説『嵐が丘』の主人公ヒースクリフに由来する。ヒースが11歳の時に両親は離婚。兄弟は実姉と異父妹が2人、義妹が1人いる。
幼い頃から劇団に所属し、1997年公開のオーストラリア映画『ブラックロック』で映画初出演を果たす。
1999年公開の『恋のからさわぎ』でハリウッドに進出。翌年公開の『パトリオット』や2001年公開の『ROCK YOU!』でハリウッドスターの仲間入りをする。2005年公開の『ブロークバック・マウンテン』ではアカデミー主演男優賞にノミネートされ、ハリウッド期待の若手実力派俳優となる。私生活ではヘザー・グラハム、ナオミ・ワッツなど、年上の女性と交際することが多かった。『ブロークバック・マウンテン』で共演した女優ミシェル・ウィリアムズ(写真右)と2005年に婚約。同年の秋に女児マチルダ・ローズをもうけたが、2007年に婚約解消。その後はヘレナ・クリステンセン、ジェマ・ワード、メアリー=ケイト・オルセンとも交際の噂があった。
2008年1月22日、マンハッタンの自宅アパートで遺体で発見された。28歳没。前年11月頃から不眠症となり、「とても疲れているのに二時間程しか眠れない」と映画『ダークナイト』出演に際してのインタビューでは睡眠薬服用を公言している。婚約解消と別居に重なる時期でもあった。以来不眠症、神経不安などを解消するために6種類の処方薬を服用していたとみられる。当時はインフルエンザにもかかっており、薬の併用・過剰摂取による急性薬物中毒による事故死だった。
死亡時、テリー・ギリアム監督作『パルナッサス博士の想像力』の撮影途中であったため、ジョーカーを演じた『ダークナイト』が遺作になるものとみられていたが、コリン・ファレル、ジュード・ロウ、ジョニー・デップが代役に立てられたことで『パルナッサス博士』の製作が続行可能になったと報じられている。なお、本作でのヒースの演技はカット・加工されることなく予定通り使用される模様。
[編集]
エピソード
1989年制作『バットマン』のジョーカー役であるジャック・ニコルソンは、映画PRの為に訪れていたロンドンでヒースの死を知らされ、集まったパパラッチにコメントを求められると「俺は彼に警告したんだ」と答えた。この意味深な一言は注目を集め、翌日に行われた記者会見で質問されると、自分も以前、薬物(睡眠薬)を摂取しており、死にかけた事があるとヒースに話していた事を明らかにした。
映画「ダークナイト」について
ストーリー
バットマンシリーズはアメリカのマンガ本『バットマン』を原作として作られ映画化された作品で、『ダークナイト』は、2005年の映画『バットマン ビギンズ』の続編となる映画化8作目。子供の頃に両親を目の前で殺されたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)は、悪を心から憎むようになる。悪のはびこるゴッサムシティを舞台に、怒りが頂点に達したブルース・ウェインは、屋敷の地下に隠されたボディスーツを纏い、バットマンに変身する。ジム・ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)やハーベイ・デント地方検事(アーロン・エッカート)の協力のもと、バットマンは街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。
スタッフ
監督・原案・脚本: クリストファー・ノーラン
原案: デヴィッド・S・ゴイヤー
脚本: ジョナサン・ノーラン
撮影: ウォーリー・フィスター
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード / ハンス・ジマー
キャスト
Bruce Wayne / Batman: クリスチャン・ベイル
Alfred: マイケル・ケイン
The Joker: ヒース・レジャー
Rachel Dawes: マギー・ギレンホール
Gordon: ゲイリー・オールドマン
Lucius Fox: モーガン・フリーマン
Salvatore Maroni: エリック・ロバーツ
Dist. Atty. Harvey Dent / Two-Face: アーロン・エッカート
Mayor Anthony Garcia: ネスター・カーボネル
他
1989年の『バットマン』のジャック・ニコルソンのジョーカー役もかなり好評で、ヒース・レジャーも彼の影響をかなり受けていたようだ。それ故、独自のジョーカーの役作りには想像を絶するような努力があったのであろう。下の動画では、ジャック・ニコルソンとヒース・レジャーのジョーカーを見比べることができる。
Joker vs Joker (Jack Nicholson vs Heath Ledger)
こうしてみると、ヒース・レジャーのジョーカー、かなり怖そうだ。やはり、役にはまりすぎて亡くなってしまったという逸話がこの映画を興味深いものに仕上げているような気がする。
この映画は、他にもバットマン役のクリスチャン・ベイルがつい最近、自分の母親と姉に暴力をふるった疑いで警察に逮捕されている。悪を憎むヒーローが家族に暴力をふるっちゃいけないよね。でもそれだけ、暴力的なこの映画が俳優に与えた影響が大きいということだろうか。この映画の話題はつきないようだ。私も近いうちに是非見に行こうと思う。
追記:
Mizumizuさんが、ヒースの死の直接的な原因をめぐって、ニューヨーク市のヘルス&メンタル衛生局の主任監察医の所見をブログで紹介している。
速報 ヒース・レジャーは「事故死」 (2008年02月07日)
2008年2月6日
ヒース・レジャーの死因について
ヒース・レジャーは、オキシコドン、ヒドロコドン、ジアゼパム、テマゼパム、アルプラゾラム、ドキシラミンの複合作用による急性中毒により死亡した。我々は、これが処方薬乱用による事故死であるとの結論に達した。
DEPARTMENT OF HEALTH & MENTAL HYGIENE
OFFICE OF CHIEF MEDICAL EXAMINER
CHARLES S. HIRSCH, M.D. CHIEF MEDICAL EXAMINER
February 6, 2008
HEATH LEDGER
CAUSE OF DEATH
Mr. Heath Ledger died as the result of acute intoxication by the combined effects of oxycodone, hydrocodone, diazepam, temazepam, alprazolam, and doxylamine.
We have concluded that the manner of death is accident, resulting from the abuse of prescription medications.
違法ドラックのせいでないこと、睡眠薬による自殺ではないことがはっきりしました。
確かに直接自殺をしようとしたのではないかもしれないが、精神的に異常をきたしていたために多くの種類の薬を飲用していたというのは、確かであり、自暴自棄になっていたことから、間接的な自殺だったとも言えよう。
又、Mizumizuさんは、報道関係のエントリーで、安直に睡眠薬での自殺と決め付けてる日本のマスコミ批判もされている。
ヒース・レジャーの死を「過剰」にしたがる日本のメディア
参考記事:
Obama, McCain reveal pop culture favorites(ロイター Fri Aug 8, 2008)
ダークナイト公式サイト
ヒース・レジャー(ウィキペディア)
『CIA☆こちら映画中央情報局です』 (2008年01月23日)
自殺?!、バットマン最新作のジョーカー役、ヒース・レジャーが急死!!
『シネマトゥデイ』より
ダークナイト
クリスチャン・ベイル逮捕!母と姉に暴力!『ダークナイト』プレミア後に自首
暑い夏に少しでもゾクゾクっとしたら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
このエントリーは、
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
Tags : ジョン・マケイン |
バラック・オバマ |
バットマン |
ダークナイト |
ジョーカー |
ヒース・レジャー |
死亡 |
自殺 |
ジャック・ニコルソン |
クリスチャン・ベイル |
2008.06.08 (Sun)
ヒラリー・クリントンがついに大統領選撤退とオバマ支持を宣言(YouTube動画)スピーチ概要訳追記
6月3日にバラク・オバマが特別代議員の圧倒的な支持を得て統一候補として必要な代議員数に到達して勝利宣言したのは読者のみなさまはすでにご存知だと思う。その後すぐにヒラリーが敗北宣言するかと思ったら、その晩のスピーチではまだ決心がつかなかったようで、本人の口から直接大統領レースから降りるとの公式発表はなかった。
5日の晩、ヒラリーとオバマは民主党で最も尊敬される長老であり、カリフォルニア上院議員のダイアン・フェインステイン(Diane Feinstein)のワシントン宅で、今後の方針を話し合ったそうだ。冷泉彰彦氏のメルマガによると、この会談を仲介したのはCNNのベテラン政治記者のキャンディ・クロエ女史で、クロエ女史は、ヒラリーの取材を長い間担当してきており、人情の機微を理解した大人というような人物だそうで、何らかの合意に持っていったのではないかと憶測されているようだ。
巷では6日の金曜日にヒラリーが大統領選のためのキャンペーンの終結を発表すると言われていたが、結局は今日、7日の土曜日に行ったワシントンDCでの集会で、選挙活動から撤退し、オバマを米国大統領にするために全面的に支持することを正式に表明した。米国史上まれにみる米大統領選のための民主党候補指名争いオバマvsヒラリーはここに終結した。
Hillary Speaks in Washington, DC June 7
CBCニュースのClinton drops out of U.S. presidential raceに今日のスピーチの重要な部分の概要が載っていたので、上のスピーチを参考にしながら適当に翻訳してみた。
クリントン米国大統領レース から撤退
ヒラリー・クリントンは大統領選から撤退することを支援者達に挨拶した。
「ホワイトハウスへの道は、厳しい闘いでした。オバマと私は、最初は別々にスタートしたけれども、民主党はファミリーであり、今や、ひとつになるためにつながりを復元する時がやって来ました。」と、彼女は、ワシントンのナショナル・ビルディング・ミュージアムで、彼女を応援する支援者達に伝えた。
「私がキャンペーンの中断を決意した今日、非常に困難なレースでバラック・オバマが勝利したことを心より祝福申し上げます。そして、これからは、影ながら全面的に彼を支援することを誓います。だから、みなさんもこれまで私を熱心にに応援してくださったように、これからはバラック・オバマを応援してくださるようお願いします。」とヒラリーは言った。
彼女は、このレースで、ヒラリーとオバマが22回の討論をした際にオバマを 間近で見ながら、大統領候補者として「彼の決断力、彼の洗練された態度、そして彼の強さ」が備わっていることを確認したと語った。
彼女の母、ドロシー・ローダム、娘のチェルシー、元の米国大統領の夫、ビル・クリントンが見守る中、 ニューヨーク上院議員のヒラリー・クリントンは、党の代議員票を獲得するためのホワイトハウスのレースを、16ヶ月後に正式に終えた。
オバマ (イリノイ)上院議員が、 民主党の大統領指名を獲得するために十分な 代議員の数、合計で2,118を確保してから1週内に、ヒラリー・クリントンによる公式発表が行われた。
元ファーストレディを約3700万人の民主党員が投票し、1800万人が支援した。
「私達は、今回、その最も高く、最も硬いガラスの天井を粉砕することができなかったけれども、みなさんのおかげで、ガラスの天井に約1800万のひびが入り、その隙間から光が通って、かつてないほど輝いています。」とヒラリー・クリントンは 最初の女性の米国大統領になる探求を正式に終えたとき言った。
ちょうどテレビでヒラリーが大統領選から撤退することを発表するスピーチを見たのだが、これまで支援してきてくれた民衆に感謝した後、これからはオバマを応援して欲しいと呼びかける姿はとてもプロフェッショナルな印象が強かった。これだけ激しく闘ってきたのに、全く気を落とした様子が見えなかったことから、オバマが大統領になった際には、副大統領として就任することが合意にいたったのではないかというのが私の直感だ。
ブッシュ政権でのチェイニー副大統領のように、副大統領が大統領に与える影響は大きい。ヒラリーはきっと副大統領としてオバマを影で支えるといいつつ、影の実力者になろうと企んでいるのではないか(笑)。しかし、ヒラリー陣営の報道官によると、ヒラリーの支援者たちはオバマにヒラリーを副大統領に使命するようにプレッシャーをかけているけれども、ヒラリー自身は頼まれればもちろんいやとは言わないが、副大統領になることを求めてはいないと言う事だ。
それにしても、ここまでの選挙はヒラリー、オバマ、マケインの3候補がそれぞれ女性という性的、黒人という人種的、高齢という年齢的なハンディを背負った上で白熱した闘いを繰り広げて来たが、まずは女性候補が撤退したことで、女性が活躍している米国でも政治の世界では女性であることのハンディはまだまだ大きいことがわかった。又、これは、ヒラリーが副大統領になった場合でも、米国史上では初の女性副大統領になるということからも、明らかだろう。
米国での人種差別はいまだに解決の糸口が見えていない。オバマが米大統領になったとしたら、これも又、黒人系では初の大統領就任となる。白人米国人は黒人が米大統領になる事に対して、かなり抵抗があると聞いている。オバマが半分白人で、ハーバードのロースクール卒のエリートであってもだ。例えば、韓国人の妻がいる韓国人と日本人のハーフの男性が日本で総理大臣になるのと同じで、日本ではかなり難しい状況になるように、米国でもオバマを大統領として受け入れるのが困難な白人層は多いだろう。それでも、今の日本や米国のように国家が最悪の状況にあったとしたら、人種の壁を越えて、セカンド・ジェネレーションの候補者を救世主として迎える準備はできているのかもしれない。
参考記事:
Clinton drops out of U.S. presidential race (CBC June 7, 2008)
Obama, Clinton meet face-to-face (CBC June 6, 2008)
JMM 『from 911/USAレポート』第359回
「アフガンという罠」冷泉彰彦
政権 Changeをめざして、今日もランキングの応援を宜しくお願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 1 位
みなさまの熱い応援に感謝いたします♪

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445
にトラックバックしています。
Tags : 米国 |
大統領選挙 |
ヒラリー・クリントン |
バラック・オバマ |
2008.05.31 (Sat)
マクレラン元報道官のブッシュ政権暴露本は米大統領選に影響するか

Photo from WashingtonPost
このところ北米のテレビで連日話題に上っているのが、ホワイト・ハウスで2年9ヶ月の間、ブッシュ政権で報道官として働いてきたスコット・マクレラン元報道官がブッシュ政権についての手厳しい暴露本を書いたことだ。マクレラン氏はブッシュ大統領がテキサス州知事だったころから報道官を務めてきており、ブッシュ大統領とはかなり長い付き合いとなる。
本来は6月2日に発売される予定だったその著書“What Happened: Inside the Bush White House and Washington's Culture of Deception”が、ひと足早く店頭に並ぶと、いきなり
![]() | What Happened: Inside the Bush White House and Washington's Culture of Deception (2008/06/02) Scott Mcclellan 商品詳細を見る |
米大統領の元報道官が暴露本、ブッシュ政権を厳しく批判(AFP 5月29日)
2003-06年にジョージ・ブッシュ(George W. Bush)大統領の報道官を務めたスコット・マクレラン(Scott McClellan)氏が、6月に発売される新著の中で、イラク戦争について「不必要なもので、欺まんに満ちたプロパガンダによって国民に売り込まれた」などと厳しく批判していることが明らかになった。米メディアが28日報じた。
マクレラン元報道官は、341ページにわたる回想録「What Happened: Inside the Bush White House and Washington's Culture of Deception(何が起こったのか――ブッシュ政権の内幕とワシントンの欺まんの文化)」の中でブッシュ政権を痛烈に批判している。
政治関連の記事を扱うウェブサイト「ポリティコ(Politico.com)」によれば、マクレラン氏はイラク戦争について「不必要な戦争」「戦略上の大失敗」と述べ、大統領の側近らが不都合な真実に目をつぶって戦争に突き進んだと非難。今でもブッシュ大統領を尊敬しているとしつつ、「大統領と側近たちは、イラク戦争をめぐって国民の支持を取りつけ、維持するために欠かせない率直さと誠実さを、政治的プロパガンダと混同した」として、国家安全保障分野の側近たちの過失を指摘しているという。
マクレラン氏は報道官時代、記者会見などでブッシュ政権の政策を擁護する立場を取っていた。
マクレラン氏はまた、2005年のハリケーン「カトリーナ(Katrina)」で甚大な被害が出たことについても、側近たちが「最初の1週間の見ぬふりで過ごした」と糾弾。「米史上最悪の自然災害が、ブッシュ大統領の最悪の大失策になってしまった。大統領がそれ以前に行った決定、特にイラク問題で率直になろうとせず、戦後に備えることもないまま誤った計画に基づいて戦争に走ったことが、カトリーナの大惨事の受け取られ方をさらに悪くした」と述べている。
また、コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)国務長官について「どれほど事態が悪化しても決して自分の手を汚さなかった」「問題を察知した上で順応し、気の滅入るような問題は避け、自分をスターのように見せる方法を熟知している」などと、ディック・チェイニー(Dick Cheney)副大統領については、まったく痕跡を残さず裏で糸を引く「手品師」などと批判的に評しているという。(c)AFP
今この時期に出版されたこのブッシュ政権暴露本が米大統領選にどのような影響を与えるのかが注目されている。意見はさまざまだが、毎日新聞の米国:ブッシュ大統領元報道官が暴露本 「イラク開戦は大失敗」という記事に、米大統領選で、「イラク政策で現政権との類似性が指摘される共和党のマケイン上院議員陣営に、マイナスの影響を及ぼしそうだ」と書かれている通り、この本がブッシュからイラク戦争を継承することを宣言したマケイン氏を不利な状況に導くのではないかという見方が多い。
一方、米大統領選について毎週詳細にわたってレポートしてくれている冷泉彰彦氏の『from 911/USAレポート』第358回 「ヒーロー像は戻ってくるのか?」によれば、この暴露本は必ずしもマケイン氏にとってマイナスの影響があるとは限らないと書かれている。以下、同氏の『from 911/USAレポート』より転載。
(前略)正確に言えば「今このタイミング」がベストかは分からないのですが、いずれにしても早晩マケインとしては「脱ブッシュ」をしてゆかねばならないわけで、こうした「ブッシュ批判本」が話題になるというのは、それを可能にする追い風でこそあれ、マケインへの逆風とはならない、いやしてはならないのだと思います。そうした独自色を出してゆくタイミングとしては、恐らく副大統領指名という問題が一つの契機になるように思われます。今現在は、例えば元民主党の副大統領候補で、現在は中間派の上院議員であるユダヤ系のジョセフ・リーバーマンなどの名前も取り沙汰されるなど、相当のサプライズを含む検討がされているようですが、とにかくそうした人選を含めて、マケインが本気を出してゆけば選挙戦のムードは一変するでしょう。(後略)

一方、米民主党の大統領候補指名争いは、いよいよ最終段階で、オバマ上院議員とヒラリー・クリントン上院議員の陣営が、すでに非公式協議に入っており、来週初めには決着がつきそうだ。
最近のヒラリーの問題発言も指名争いの決着をつける手助けをしたようだ。
前述の冷泉彰彦氏の『from 911/USAレポート』第358回 「ヒーロー像は戻ってくるのか?」から一部引用させていただく。
先週から今週にかけては、ヒラリーの「暗殺」発言が全米を駆け回りました。問題になっているのは、次のような箇所です。文脈としては、もういい加減に運動から撤退しないのか、という問いへの「ノー」を言うという流れでの発言です。
“My husband did not wrap up the nomination in 1992 until he won the California primary somewhere in the middle of June, right? We all remember Bobby Kennedy was assassinated in June in California. I don’t understand it,”
(訳)私の夫は1992年にカリフォルニア予備選が六月中旬に行われるまで選挙運動を止めなかったでしょ。それに私たちみんなはボビー・ケネディがカリフォルニアで暗殺されたのも六月だったことを覚えているわ。だから、(ここで止めるなんていうことは)私には理解できないんです。
この「失言」に関しては、特にMSNBCのキース・オルバーマンというキャスターが番組の中で、6分以上にわたって「上院議員(ヒラリーのこと)、あなたは一体どうしたんですか? 黒人本格候補と、ガラスの天井を打ち破った女性候補による歴史的な予備選は、あなたの『暗殺』という一言で完全に汚されてしまったんですよ」と激しい調子で糾弾し、それが「ユーチューブ」などで広まる中でたいへんなインパクトを持ってしまいました。このために、もう民主党では「オバマ=クリントン」の正副の組み合わせは不可能になったのでは、とも言われています。
このままでいくと、オバマ氏が優勢だが、ヒラリーの方もまだ完全にさじを投げたわけではない。最後の最後まであきらめずに闘う姿に打たれ、ヒラリーを応援する人もいるそうだが、ヒラリーもヒラリーで、共和党のマケイン氏に勝てるのは、オバマ氏よりも私なのよと強気で訴えている。
ヒラリーの最後まで強気に闘う姿には失言などもあったが、女の清さのようなものも感じられた。米国初の女性大統領にはなれそうもないけど、ここまで闘える女は全米広しと言えどもヒラリーしかいなかっただろう。さて、オバマはヒラリーを副大統領として迎えない理由はないなどと少し前に発言していたが、果たして、ヒラリーの失言によって考えが本当に変わってしまったのだろうか。又、ヒラリーも副大統領の地位を与えられたら、引き受けるかどうか気になるところだ。
その他の参考記事:
『Variety Japan』イラク戦争のために世論操作!?元側近によるブッシュ暴露本にワシントン紛糾 (2008/05/30)
"WashingtonPost" Culture of Deception By Jonathan Yardley (Thursday, May 29, 2008)
from 911/USAレポート / 冷泉 彰彦バックナンバー
今日もランキングの応援お願いします。

にほんブログ村 政治ブログ 現在 5 位

BlogPeopleランキング
「政治」部門 現在 1 位

FC2政治ランキング 現在 1 位
『自エンド - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09077
ブログ村トラコミュ『自エンド』
http://politics.blogmura.com/rpc/trackback/85445/9w2tguyw8nnr
にトラックバックしています。
Tags : スコット・マクレラン |
ブッシュ政権 |
暴露本 |
バラック・オバマ |
ヒラリー・クリントン |
暗殺 |
失言 |
ボビー・ケネディ |
ジョン・マケイン |
ジョージ・ブッシュ |